みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

事業仕分け:第2弾 対象事業決まる/インターネットライブ中継協力事業者決定(行政刷新会議)

2010-04-21 12:03:16 | 市民運動/市民自治/政治
ひさしぶりの晴天。
朝からぽかぽかと暖かい。

故障したcaplioR7と同機種の貸出機がリコーカメラサービスセンターから届いたので、
お散歩しながら、田んぼや畑のあぜの花たちを写した。
小さな花のアップなどは、やっぱり使い慣れたデジカメが撮りやすい。

昨日は、24節季の「穀雨」(こくう) 。
「春雨降りて百穀を生化すればなり」「穀物の成長を助ける雨のこと」ということだけど、
これだけ冷たい雨が降り続くと、恵みの雨ならぬ「穀物の成長を妨げる雨」とならないか心配。
明日から週末まではまた雨らしい。

ところで、
昨日、「事業仕分け第2弾」の対象事業や仕分け人などが決まった。
今朝の毎日新聞の一面と二面にまとまった記事が載っているので紹介します。

事業仕分けは公開でおこなわれて傍聴できるということ。
仕分けの様子は、インターネットでライブ中継されます。

明後日(23日)から(26,27,28日)と急なことなので、
暇があったらwebで見ることにしましょう。

事業仕分け:第2弾は47独法 JICA、入試センターも
毎日新聞 2010年4月21日 

 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は20日、「事業仕分け第2弾」の前半で対象とする47独立行政法人の151事業を決定した。外務省所管で第1弾でも旅費の使い方などが問題になった国際協力機構(JICA)や、枝野幸男行政刷新担当相が民営化も可能とした文部科学省所管の大学入試センターなどを取り上げる。民間人も交えて公開の場で議論し、官僚OBの天下りや無駄遣いの削減を目指す。仕分け結果は6月にもまとめる独法の制度改革案に反映させる方針だ。
 首相は会議の冒頭、「あらゆる観点からしっかり見直す。類似の事業を行っているところはたくさんあり、他の独法にも及ぼすよう努力を願いたい」と述べた。
 仕分けでは、独法による事業の丸投げなど非効率につながる不適切な事業を精査し、廃止や縮減、民間委託などの判定を行う。判定結果を踏まえ、独法について▽廃止▽民営化▽アウトソーシング(外部への委託)▽国の機関に戻す▽新たな行政法人化--の五つの整理を行うよう提言する方針だ。枝野行政刷新担当相は会議後の記者会見で「制度改革につなげていきたい」と語った。
 対象法人は文科省が最も多く、「理化学研究所」の「先端的融合研究の推進事業」など14法人の53事業が選ばれた。研究開発を主要業務とする独法の「重複」を排し再編するのが狙い。次いで、国土交通省の9法人・28事業、厚生労働省の7法人・19事業。
 民間有識者の仕分け人32人も決まった。松井孝典東京大名誉教授ら昨年の仕分けに参加したメンバーが多数を占めた。国会議員の仕分け人8人とともに二つのワーキンググループに分かれて仕分けにあたる。
 仕分け作業は23日と26~28日の計4日間、東京・日本橋の民間貸し会議室「TKP東京駅日本橋ビジネスセンター」で公開で実施。五つの民間業者がインターネット中継を行う。第2弾の後半は5月下旬に公益法人を対象に行う。
 この日の会議では、首相が国の特別会計改革を進めるよう指示。来月の次回会合までに取り組み方針の基本的考え方を取りまとめることも確認した。【影山哲也】

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事業仕分け:第2弾、対象事業決まる 頼みの仕分け、効果のほどは

 <分析>
 ◇「重複」ターゲット

 独立行政法人(独法)を対象にした「事業仕分け第2弾」の対象事業が20日、決まった。受注した事業を他の独法や公益法人に丸投げする構造や、東京23区外に本部を持つ独法の「東京事務所」が多いことなどに焦点をあて、無駄・非効率をあぶり出す。ただ、民主党が掲げる政策に充てるための財源捻出(ねんしゅつ)効果は限定的。支持率低下に苦しむ鳩山由紀夫首相は政権浮揚効果を期待するが、党内には「仕分けでカバーできる時期は過ぎた」との声も出ている。【田中成之、影山哲也】

 仕分け第2弾の焦点の一つは「重複」だ。
 枝野幸男行政刷新担当相と仕分け人の尾立源幸参院議員らは20日、「国立大学財務・経営センター」(本部・千葉市)、「大学評価・学位授与機構」(本部・東京都小平市)が23区内に持つ「東京事務所」が入るビルを視察した。104の独立行政法人中、23区内に東京事務所を持つのは7法人。そもそもの必要性を現場で見るのが狙いだ。
 意見交換で同センターの豊田長康理事長が「最近特に医学論文数が低下していて由々しき問題だ。原因の一つは大学病院の機能低下。交付金が大幅に削減されている」と訴えると、枝野氏は「その思いは我々も共有しており、『ごもっとも』で終わってしまう。我々の問題意識は、建物の全フロアの平面図と、それぞれの部屋が何に使われているかということだ」と切り返した。
 職員とのやり取りでは、昨年度は「6~7割」とされた同センターの貸し会議室の稼働率が、1日1回でも利用されればその日は「100%稼働」としていたと判明。尾立氏は「粗っぽい説明だ。民間ではあり得ない」と苦言を呈した。
 枝野氏はこうした事務所について「本当に必要かどうか、という観点で、他の独法の東京事務所にも『横串(よこぐし)』を刺す(波及させる)」と意気込み、管理部門の再編統合で予算の効率的な配分を目指す。
 第1弾で批判を浴びた科学技術関連の仕分けは、今回も取り上げられる。枝野氏は研究開発を主要業務とする独法38法人のうち、13法人を仕分け対象に選定。研究分野が重複する独法を統合して「国立研究開発法人」(仮称)を新設し、5~10法人に再編する意欲を見せる。
 ただ、尾立氏が19日に理化学研究所(埼玉県和光市)を視察した際に研究テーマの重複をただすと、ノーベル化学賞受賞者の野依良治理事長が「重要な課題であれば、いろんなところで競争的に研究が行われるのは当たり前だ」と反論。野依氏はその後、記者団にも「植物の研究でも、理化学研究所は基礎的な問題、農水省の研究所では食料問題の解決により直接的にかかわる形でやっている」と説明し、単純な統合は難しいと強調した。

 ◇捻出「数百億円」 政権浮揚、限定的か
 昨秋に鳩山政権が実施した事業仕分け第1弾は、予算編成過程の一端を公開したことで国民に支持され、報道各社の世論調査でも「評価する」と答えた人が7~8割に上った。首相は第2弾を通じ、「政治とカネ」の問題や、普天間移設問題で急落した内閣支持率に歯止めをかけ、財源捻出も図る「一石二鳥」を狙うが、効果は限定的になりそうだ。
 毎日新聞が17、18日に行った世論調査で内閣支持率は33%に急落。「支持しない」も初めて半数を超え52%となった。参院議員の一人は「国民から鳩山さんが首相に不適格と見られ始めている」と指摘する。
 しかし、仕分け第2弾による歳出削減は、財務省関係者が「数百億円程度」と語るように大きな効果は見込めない。
 首相は当初、過大な期待をかけていたが、2月19日に枝野氏や蓮舫氏らと会食した際、左右に陣取った両氏から「額は出ませんから」と注意され続けた。その後、首相は仕分けと歳出削減を直結させる物言いは避け、20日の行政刷新会議でも「行政のアカをまた洗い流す」と述べる程度にとどめた。
 党内からは「今、仕分けをやっても国民からは『まず小沢、鳩山を仕分けろ』と言われるのではないか」(若手)と悲観的な声も漏れ始めた。

 ◇第2弾仕分け人
 「事業仕分け第2弾」の民間仕分け人は次の通り。
 赤井伸郎大阪大大学院准教授▽荒井英明神奈川県厚木市こども育成課長▽安念潤司中央大法科大学院教授▽市川真一クレディ・スイス証券チーフ・マーケット・ストラテジスト▽石渡進介弁護士▽上山直樹弁護士▽奥真美首都大学東京教授▽長隆東日本税理士法人代表社員▽小幡純子上智大法科大学院長▽梶川融太陽ASG有限責任監査法人総括代表社員▽川本裕子早稲田大大学院教授▽木下敏之前佐賀市長▽熊谷哲京都府議▽河野龍太郎BNPパリバ証券チーフエコノミスト▽小瀬村寿美子厚木市人権男女参画課長▽伊永隆史首都大学東京教授▽高橋進日本総合研究所副理事長▽土居丈朗慶応大教授▽富田俊基中央大教授▽中村卓元埼玉県草加市長付特命理事▽永久寿夫PHP総合研究所常務▽南淵明宏大和成和病院院長▽橋本昭アグロス胡麻郷社長▽原田泰大和総研専務理事チーフエコノミスト▽速水亨速水林業代表▽福嶋浩彦中央学院大教授▽前田敦利弁護士▽松井孝典東京大名誉教授▽松本悟一橋大大学院教員▽水上貴央弁護士▽南学横浜市立大エクステンションセンター長▽森信茂樹中央大大学院教授
(毎日新聞 2010年4月21日)



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内閣府行政刷新会議ホームページ
事業仕分け第2弾前半の開催について (一般の方へ)

行政刷新会議ワーキンググループ(事業仕分け前半)の開催について、お知らせいたします。なお、本会議は一般に公開して行います。
行政刷新会議ワーキンググループ(事業仕分け前半)の開催について、下記のとおり開催する予定ですので、お知らせいたします。なお、本会議は一般に公開して行います。


1.開催日
平成22年4月23日(金)、26日(月)、27日(火)、28日(水)


(注1) 詳細な時間は別途行政刷新会議事業仕分けのHP等で公表いたします。
(注2) 5月下旬に事業仕分け後半を開催する予定ですが、開催日時、場所等が決定した後に別途公表いたします。
2.開催場所:
TKP東京駅日本橋ビジネスセンター

アクセスマップ : http://tkptn.net/access/

住所 : 東京都中央区日本橋1-3-13 日本橋中央ビル
会議開催場所の最寄り駅 :
東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線「日本橋駅」A5出口徒歩0分(ビル直結)
JR『東京駅』八重洲北口徒歩5分
(※ 駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用下さい。)

3.議題:
独立行政法人が行う事業についての事業仕分け

(注) 2つのワーキンググループにおいて同時に独立行政法人が行う事業について事業仕分けを実施します。それぞれの開催日における対象事業の概要については別途公表いたします。
4.議事の公開:
議事は公開で行います。
また、複数の事業者によるインターネットライブ中継を予定しております。
(アドレス等については、決定次第、行政刷新会議事業仕分けのHPに掲載いたします。)

5.傍聴希望者の受付:
事前の登録は不要で入退室自由ですので、会議開催時に現地にお越し下さい。ただし、会場の都合(2会場で合計座席数250名程度)上、一定の人数に達したときには、座席が確保できず立ち見をお願いする場合や入場を制限させていただく場合がございますので、その際はご了承下さい。

なお、入室時にセキュリティチェックが行われますので、身分証明書等本人の確認ができるものを持参して下さい。

6.傍聴の際の注意点
当日の評価結果が、当該事業に対する最終判断となるものではありません。
限られた時間内で円滑に審議を進行させるため、係員の誘導・指示には従って下さい。審議の妨害になるような行為(ビラ、プラカード等の持ち込み、鉢巻、ゼッケン等の着用による示威的行為など)は、慎んで下さい。
携帯電話は、マナーモードにするか、電源をお切り下さい。
会場での録画、録音及び撮影の制限はございませんが、その使用に関しては、方法・状況等によりトラブルの原因となることもありますので、「使用者の責任」においてご活用されますようご承知おき下さい。
会議場における言論に対して賛否を表明し、また拍手をすることはできません。また、傍聴の方からのご質問はお受けいたしません。
入場の際には、必ずセキュリティチェックを受けていただきます。セキュリティチェックを受けていない方は会場にお入りいただけません。チェック後にお渡しする「証明シール」を会場内各所にて確認します。見えやすいところに貼り、紛失なさらぬようお願いします。
会場出口にて全員の「証明シール」を回収しています。再入場される方は再度セキュリティチェック及び受付をお受けいただきます。ご理解の上、ご協力をお願いします。
危険な物を持っている方、酒気を帯びている方、その他秩序維持のため必要があると認められる方の傍聴はお断りいたします。
多くの方に傍聴していただくため、来場者の状況により入場制限や途中での入替えをお願いすることがございます。ご理解の上、ご協力をお願いします。
事務局の指定した場所以外に立ち入ることは、できません。各仕分け会場への出入りは自由ですが、仕分け作業の妨げにならないようお願いいたします。
手荷物・貴重品等の管理は各自にてお願いします。
建物内でのお食事はご遠慮下さい。また、建物内は禁煙です。
※ 以上の事項に違反したときは、退場していただくことがあります。
【本件連絡先】
内閣府行政刷新会議事務局 : 唐戸、片山、石川(絵)

電 話: 03-3581-9210
FAX:03-3501-3972

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インターネットライブ中継協力事業者決定

4月8日~13日まで募集を行ったところ、多数のご応募を賜りました。お示しした応募条件を勘案し、以下の5社にご協力頂くことに決定いたしました。
4月8日~13日まで募集を行ったところ、多数のご応募を賜りました。お示しした応募条件を勘案し、以下の5社にご協力頂くことに決定いたしました。
(株)ドワンゴ 運営サイト : ニコニコ生放送
(株)E-Times Technologies 運営サイト : Stickam(スティッカム)
TVバンク(株) 運営サイト : Ustream(ユーストリーム)
(株)ビットメディア 
(株)デジタルメディアマート 運営サイト : DMM.com



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