気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

腹腔鏡手術

2009-02-10 20:40:09 | Weblog
手術の翌日、担当の先生に手術のDVDを見せていただいた。

おへその下の所からカメラを入れて撮影しているらしい。
白い嚢腫が見えた。
表面がつるつるしている。ゆでたまごのようだ。
細い電気カッターで卵巣から切除しようとしている。
煙が見える。熱で切ることが分かる。
何度か試しているので、「このカッターはどのくらいの細さですか?」と質問をした。
すると、「5mmです。」と。
イメージ的には、鉛筆のようなもので作業をしているらしい。
次に、止血用にひもでこま結びを2回していた。
職人芸だ。
切除した嚢腫をすくいだすシーンが圧巻だ。
魚とりのときの網のような形のもので嚢腫をすくおうとするが、サイズオーバーで入らない。だから、嚢腫に穴をあけて中の液体を出して、しぼませて取り出した。
体内に出た液体を吸い出し、水で洗浄する。最後に、腸にくっつかないように
癒着防止シートというのをかぶせていた。
何かガードのような。
おしまい。
腹腔鏡手術の医師は器用じゃないとだめだ。

私のお腹の中で、ひっそり、こっそり、嚢腫が取り出されたような感覚。
でも、そのあとは、膨らんだお腹と3か所の傷がちゃんとした証拠。