入院 前章

３泊４日の入院、手術から家に戻った。
たったの４日間だったけれど、なんだか、とてもいろいろなことを体験して考えさせられた。
入院して１日目は、同じ病室に同じ日に手術をする人が、私を含めて４人いた。
年代は、見た感じ、私より年上の方という感じだ。

一緒に手術についてのオリエンテーションビデオを見たお二人は、
私とは違って開腹手術なので、入院も１週間から１０日間だそうだ。
お一人は、子宮筋腫で、１０ｃｍ大で大きいそうだ。
お二人とも帝王切開を経験しているので、お腹を切ったことはあるそうだ。

もう一人は、お部屋に来たときから、ちょっと異色だった。
つまり、常識のない人だった。
・最初に、収納用のロッカーがないことを看護師に文句を言っていた。
・病棟内を歩き回っていたらしく、看護師が連絡したくても不在だった。
・夜、消灯時間がすぎても、ビニール袋をがさごそさせて、物を出し入れしていた。
・家族ではなく「友人」という男性がしょっちゅう来ていたが、カーテン越しの二人の会話がつつぬけだった。女の人が男性に命令口調で、女王様になっていた。
・男性のことを「おっさん」と呼んでいた。
・女性が着替えているとき、欲情して、触ったらしく女性が「やめて！！」と拒否していた。おそらく部屋中に聞こえていただろう。
・その人は、手術の翌日に早くもすたすた歩いていた。腹切りをしていないのかな？


その異色の女性とは、会話をしなかった。関わりたくないから・・。

入院して１日目は、暇で、持ち込んだ本もおおかた読み終えたので、売店に行って、「源氏物語」文庫１，０００」円と雑誌「暮らしの手帳」を購入。
源氏は、ほんとに、女好きだったのだとつくづく思う。フリーセックス全開やなあって感じ。

入院して、１日と半日は、ゆとりのある休養日だった。
後日、手術と痛みは、書きます。お楽しみに・・・。