福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

高齢者の事故(1) 秋の全国交通安全週間2015

2015年09月27日 05時39分46秒 | コラム、エッセイ
 本年も9月21日(月)-30日(水)は秋の交通安全週間である。秋田市内の交差点にも先週から警察官や交通指導員の姿が増えた。

 今年の運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」で、最終日の9月30日(水)は「交通事故死ゼロを目指す日」とのことである。

 全国共通の重点項目として挙げているのは
# 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(特に,反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
 # 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
 # 飲酒運転の根絶

 至極まっとうな項目である。文言のほとんど毎年変わらないが、それだけ運動の効果も乏しいということでもある。

 県内で高齢者の交通事故死が後を絶たない。社会全体で高齢者を守る意識を高めることは勿論であるが、子供たちと同様、高齢者にも積極的に注意を呼び掛け、事故防止を図らなければならない。高齢者に対してはなかなか声をかけ難い。素直に聞いてくれず、理屈をつけて反論してくる。高齢者を甘やかしていては決して事故は減らない。

 県内の交通事故死者数は減少傾向で、死亡数も減っている。ところが、死者に占める65歳以上の高齢者の割合は12年連続で5割超である。死亡事故のほとんどは夕方から夜間に起きている。

 歩行時の事故を防ぐには、運転者の自覚は勿論のこと、高齢者自身が自ら事故の被害者になる原因を作っていることを自覚させる必要がある。

 私は自転車にも乗る。朝も歩くが夜間から夕方にかけて職場から帰る際に結構長い距離を歩くこともある。私は運転もする。その立場で歩いている高齢者を見るとやはり問題がある、と思う。
 第一は高齢者の服装が黒っぽい。これは我が国の文化なのだろう。でも発想を変えるべきある。
 第二は歩行が不安定の方がいる。自転車は多くはフラフラ運転で突然進路を変えたり、横断してくる。体力の衰え、バランス感覚が衰え、注意散漫になるからであろう。

 高齢者は明るい色調の服装をしてほしい。歩行時も自転車の場合も同様で、かつ自身の能力を自覚してほしい。

 私自身は秋から冬にかけて日照時間が短くなって暗い時には手にライトを持ち、背負うディバッグには点滅する赤い警告灯をつけている。



 この小道具はともに前に使っていたクロスバイク用の安全部品で便利である。さらに、服装は白いTシャツを、冷えてくれば白のウインドブレーカーを着用する。

 高齢者の交通事故は夕方から夜間にかけて多発している。その予防策については県警なども繰り返し発信してきているが、反射板をつけている歩行者はほとんど見ることはないように思える。

 高齢者は自分の身体的衰えをなかなか認めたがらないし、卑屈であり、子供以上に自覚が足りない。交通事故防止という面では高齢者を甘やかさず厳しい指導をすべきである。
コメント (1)
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