福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

2018年大晦日 小雪ちらほら寒い いつもと同じく「感謝」 で締めたい

2018年12月31日 16時39分26秒 | 季節の話題
 時間の経過は実に早い。2018年も大晦日を迎えた。
 淡々と過ごし得た一年であった。

 私は先に勤務していた病院の嘱託医、家内が傭われ院長している飯川病院の補助医師として診療を細々と続けている以外は外との接触・交流・対話は一切ない。今年も同様、家族とネコ、自分との対話を中心に過ごした。

 年毎の蓄積データの更新など。読書三昧、文献整理その他、文献チェックなど。新聞雑誌、文献等の活字体、録画映像、ラジオ番組の録音を通じていろいろ情報を仕入れ勉強した。無知であった自分を恥じながら新しい史実、事実を知った。

 私は、昨年は右下腹部の鼠径ヘルニアと数週毎に現れた原因不明の腹痛に悩まされたが、9月に手術を受け経過は順調である。
 この一年間は健康上のトラブルはほとんど無かったが、最近、体力・気力の衰えが顕著である。

 終活は進めた。今年は特に音楽関係、書籍関係で大幅に進んだ。
 自宅にあるCDほぼ全てをiTune化した。
 また書籍の自炊も進んだ。
 これらの作業を通じて音楽にも、読書面でも持てる財産の魅力を新発見した。音楽の再視聴と書籍の再読に明け暮れた年となった。その延長線上でこの一年間に新しく購入した関連書籍は100冊に近い。それらを自炊しながら書架に入れないように読んでいる。

 家内は基本的に元気であるが、昨年末に大腸ガンが再発し6回目の手術を受けた。新年から業務に復帰したが、腹部の血管への浸潤処理のために術後下腿の循環障害が生じ、歩行や立位維持困難など日常生活にも支障が生じたが、副血行路の発達なのか徐々に改善してきている。実に嬉しい。
 家族達は、総じて元気に過ごしている。孫5人、何れも個性豊かにすくすくと育っている。

 私自身はそろそろ引退を希望するが、家内が働いている間は補完的に、補助的に手伝わなければなるまい。

 我が家はのネコたちは今年、風除室住まいのネコから飼いネコに昇格した。彼らはとても元気、毎日笑いを提供してくれている。ただ、そのうちの1匹「しまじろう」が仲間との諍いで家出した。餌は与えているが、この寒空健康面が心配である。

 私供がこうして無事年末を迎え得たのは、やはり多くの方々のお陰である。
 私の最近よく口にする標語は「寛容」、「忍耐」、「感謝」であるが、この一年、いつもより深い「感謝」の気持ちを込めて、厳粛な気持ちで締めたい。
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2018年年末(4) 自身の行動の評価と総括  

2018年12月30日 18時20分23秒 | コラム、エッセイ
 私は自己満足観を重視し、生活を楽しんでいる。

 新年に立てた目標の達成状況をざっと自己評価した。

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■ 向上した項目あるいは計画を維持できた項目。
(1)時間を自分のために有効に使えたか——————(→)達成度7割
(2)徒然日記の連日更新―――――――――^^―――(→)達成度10割
(3)新聞3紙の記事、雑誌記事を電子化ファイリング-(→)達成度10割
(4)月収の2割以上を岩手県の復興基金に送る---------(→)達成度10割
(5)契約上の勤務達成度 ――――――――――-----―(→)達成度10割
(6)終活・身辺整理――――――――――――------―(→)達成度8割
(7)園芸・野菜作り・除雪その他の作業-----------------(↓)達成度7割
(8)隙間時間を読書に当てる-------------------------------(↑)達成度9割

————————————————————————————)————-
■ やや減退した項目。
(1)ラジオ深夜便 録音聞き直し----------------------(↓)達成度6割
(2)録画の映像、音楽映像視聴―――――――――(↓)達成度3割
(3)天候不順日をのぞく徒歩通勤----------------------(↓)達成度5割
(4)医療・医学を学ぶ姿勢、取り組み------------------(↓)達成度3割
(5)階段昇降――――――――――――--――――(↓)達成度5割
(6)健康管理面への配慮、注意、努力----------------(↓)満足度5割

———————————————————————————————-
■ 大幅に低下した項目。
(1)惰眠をむさぼらなかったか――――――—――(↓)満足度3割
(2)英語、芸術、歴史、特に近代日本史を学ぶ——(↓)満足度3割
—————————————————————————————-

 上記の判断の尺度は客観性はない。自分の心の良心と邪心を鬩ぎ合わせて適当に判断した。
 
 達成感、満足感は全般に低下傾向にある。
 最近はやたらに睡魔が襲ってくる。読書や作業を3時間ほど続けると横になって休みたくなる。午睡の時間も長くなりつつある。身体が要求するから無理せずそれには従う。21:00pmに就眠し1:00am前後に起床するという変則的な生活を今も続けていることも関係しているのかもしれない。しかし、変えるつもりはない。

 私の好きな言葉は「継続は力なり」であるが、中身より継続することが主目的となり、本末転倒だと思うこともある。

 昨年、こんな評価は今回を最後にしよう。来年からもっと無計画に、適当に生きてみることにする・・・と思ったが、今年もついやってしまった。
 期せずして「継続は力なり」になってしまったが、来年は途切れてもいい。無理せず自然体でいきたい。

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2018年年末(5) 終活(21) 宗教 心理 自死 死刑 生老病死 尊厳死・安楽死

2018年12月29日 15時41分58秒 | コラム、エッセイ
 今年はずいぶん本を読んだ。
 ジャンルとしては、オウム関連で宗教、高齢者心理と生老病死、尊厳死・安楽死問題、重要犯罪関連のドキュメンタリー、警察・検察・裁判制度・日本の司法制度など。三島由紀夫事件、西部邁の自死を中心として自死問題などである。

 自分もそろそろ死ぬ時期を迎えるだろうと考えると、死そのものに興味がわく。
 尤も、別に、何も考えなくとも死ぬときは死ぬのであってあらかじめ考えていても何にもならない。でも、自分にとっての初体験になるのだから私としては無視したくない。自身の過程を観察しながら、楽しみながら死にたい。
 
 私は自分の命は自分のものであって、自由に扱っていいと考える立場である。

 だから、私は自死も容認できる。疾患や衰弱での死亡に際しては過剰な延命治療の是非が問題になっていて、そのこと自体は良い方向性だと思うが、基本的には死に行く本人から自由を奪った状態で、生命が朽ち果てるのをひたすら待っているだけ。社会は実に残酷だ、と思う。極論であるが、本人の希望が確固たるものがあれば、安楽死を認めてもいいと思う。
 「死ぬ権利」を認めようとしないから患者の一部は飛び降りたり、飲食を拒み、死を早めようとする。しかし、死までの過程は長く辛い。だから、死に関しては引力とか、温熱とかの他の力が必要となる。絶食死は興味があるが、その完遂は身体的苦痛を伴う。一般的にはほぼ不可能である。

 今の医療の中では患者や家族から強い要望があつても、医師が自らの手で致死量の薬剤を役与して患者を死に導いた場合、法で裁かれる可能性がある。
 自死するほど元気なら自死を選べるが、その体力が残っていない患者は飲み食いをやめる自由、栄養補給をやめる自由しかない。

 心身ともに末期の状態になっても患者にこのような苦しみを口にさせる。医療はこれでいいのだろうか。
 
 延命医療を中止する「尊厳死」の権利を法で定めるべきか否か。欧米ははぽ全ての国が尊厳死を法的に定め、近年、韓国や台湾でも法律ができた。日本では法整備の動きは鈍い。ましてや安楽死などまだまだ遠い話である。国として決めるにはまだハードルが高い。

 私の場合には私の命の価値は豆粒一つでしかない。だから、「好きにさせてよ!!」、私はそう願う。
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2018年年末(3) 医学界の出来事

2018年12月28日 05時13分41秒 | 医療、医学
 今年も残すところ数日となった。
 2018年は医学界にとってどんな年だったのか?
 私の医療面での情報収集能は明らかのに低下してしまったので、昨年に引き続きm3.comの年末記事を引用しながら振り返ってみた。
 医師会員の開業医501人、勤務医526人の計1027人が回答した(一部改変)。

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(1)本庶京大特別教授にノーベル医学生理学賞
(2)東京医大女性差別など不正入試
(3)医師の働き方改革議論進む
(4)AI、医療分野で実用化検討
(5)複数の大学で不正入試 文科省中間報告
(6)順天堂大学女性差別など不正入試
(7)大学病院など労働基準監督署の指導相次ぐ
(8)東京医大、44人を追加合格
(9)ゲノム医療、再生医療など最先端医療の推進
(10)医師の地域偏在、診療科偏在対策の動き

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 東京医大の不正入試問題。前理事長と前学長が、前文科省局長の息子を不正に合格させた事に端を発し、長年にわたって女性や多浪の受験生を不利に扱っていた。計10大学で女性・多浪差別などの「不適切」な事例があったことが明るみに出た。

参考
●2017年医療界の主な出来事(医療維新による)。
――――――――――――――――――――――――――――

(1)2018年開始の専門医制度を巡る動き 
(2)医師の働き方改革への動き
(3)2018年診療・介護報酬同時改定を巡る動き
(4)日野原氏105歳で死去
(5)小林麻央さん死去
(6)千葉大医学部学生に有罪、集団乱暴事件
(7)医師の地域偏在、診療科偏在を巡る動き
(8)京都医大、虚偽診断諸問題
(9)NHK糖尿病治療に睡眠薬推奨
(10)2018年薬価制度改革を巡る動き
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●医療界2016医療界の主な出来事(医療維新による)。
(1)オプジーポを対象に緊急薬価改定実施 薬価の毎年改定導入
(2)大隅氏がノーベル医学・生理学賞受賞
(3)全国がん登録がスタート
(4)新専門医制度の2018年度開始に
(5)診療報酬改定で多剤投与の見直し
(6)国際医療福祉大の医学部設認可
(7)HPVワクチン接種を巡る混乱
(8)過労死等防止対策白書が初めて公表
(9)B型肝炎ワクテンか定期接種化
(10)世界医師会総会で横倉日医会長が次期会長に
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2018年年末(2) 国内外の出来事

2018年12月27日 04時06分51秒 | 政治・経済 国際関係
 今年も残すところ数日となった。
 2018年はどんな年だったのか、朝日新聞のランキング記事を引用しながら振り返ってみた(一部改変した)。
 一つ一つは緊迫した出来事だったのにもう忘却されかかっている項目も少なくない。
 私にとってこのような形で記録しておかなければ無に化してしまう。

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2018年国内10大ニュース

(1)西日本豪雨で死者220人超、台風、猛暑も
(2)森友問題で公文書改ざん発覚、佐川氏辞任
(3)日産ゴーン会長を逮捕、報酬過少記載の容疑
(4)オーム真理教事件で教祖ら13人に死刑執行
(5)北海遊地震で41人死亡、初のブラックアウト
(6)自民党総裁に安倍首相3選、改憲に強い意欲
(7)障害者の雇用水増し、国と地方で7000人超
(8)辺野古埋め立て承認撤回、国は土砂投入強行
(9)本庶佑氏にノーベル賞、がん新薬開発に道
(10)スポーツ界でパワハラ、選手らが相次ぎ訴え
(11)平昌五輪でフィギア男子の羽生が連覇

 2018年も災害が頻発した。日本列島は災害列島と化した。北海道の地震は初のブラックアウトが生じ、電化社会のもろさが露呈した。
 森友問題は、公文書改ざんを認める展開。障害者肩用では目に余る水増し。官の信輯は地に落ちた。
 一連のオウム真理教事件は教祖らの死刑が執行され一つの節目を迎えた。
 がんの新たな免疫療法を可能にした本庶氏にノーベル賞の栄誉。


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2018年国際10大ニュース

(1)初の米朝首脳会談、非核化と関係改善で声明
(2)米中が報復関税で応酬、貿易摩擦の収拾難航
(3)南北が3回の首脳会談、平和共存へ共同宣言
(4)元徴用工訴訟、日本企業に相次ぎ賠償命じる
(5)米がイラン核合意を離脱、禁輸など制裁再開
(6)中国で国家主席3選禁止規定撒廃、習氏1強
(7)サウジの著名記者、トルコの総領事館で殺害
(8)米中間選挙で民主党が下院奪還、ねじれ議会
(9)米を除くTPPが年内発効、保護主義に対抗
(10)米がINF廃棄条約の破棄を表明、ロシアを非難
(11)メルケル独首相か党首退任表明、求心力低下

 2018年は、トランプ、習近平、プーチン、金正恩の動きに連動してせめぎ合つた。
 その過程でグローバリゼーションは機能不全に陥り、従来の秩序や規範は瓦解した。

 6月に実現した初の米朝首脳会談は、平和体制を構築する流れを生み出したかに見えたが、非核化と交渉は難航、南北関係と共に失速した。慰安婦、元徴用工をめぐる日韓関係の悪化は、先が見えない。

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