1月21日夜、秋田市のアトリオンホールで秋田出身のヴァイオリニスト石亀協子さんのリサイタルがあった。「大樹の雫」と銘打った初のCDの発売記念とのことである。
ピアノは中川賢一氏で、演奏曲は■ストラビンスキー「イタリア組曲」■ブラームス「ソナタ第一番」 ■ケージ「ノクターン」 ■クライスラー「愛の喜び」「美しきロスマリン」 ■ラヴェル「チガーヌ」「ソナタ第一番」 、で他にアンコールとして「浜辺の歌変奏曲」ほかを演奏した。
石亀さんは中学生頃まで秋田に住んでおられ、我が家の次男と加藤道子先生のヴァイオリン教室の同門生で、小学生の時から知っていた。そんな背景もあって数ヶ月前から楽しみにしていた会であった。
当夜、石亀さんは上記の難曲を安定した技術で、豊かに弾ききった。実に素晴らしい会であった。私は終始固唾を呑んで聴き入ってしまった。何度も聴き慣れた曲であったが、彼女の表現の中に新発見がいくつもあった。会場で家内がCD「大樹の雫」を購入した。これも素晴らしい録音である。当日演奏された曲が収録されているので当日聴けなかった方にお勧めである。
石亀さんは小学生の時から技術、表現力ともダントツで、年に一回の教室の発表会では難曲を引きこなし、将来が嘱望されていた。中学の頃に東京に移り、浜離宮朝日ホールにてデビューリサイタルを行い、桐朋女子高音楽部、ウィーン国立音楽大学、リューベック国立音大学へ進み、研鑽を積んだとのことで、現在はフリーで世界各地の音楽祭から国内のコンサートまで幅広く参加して演奏と後進指導を行っている。 仙台フィル、東京フィル、東京シティ・フィル他のオーケストラと共演したとのことである。
秋田ではソロリサイタルは今回が初めてと思うが、アトリオンオーケストラ演奏会には時折賛助出演をされていたし、秋田大学の創立記念祝賀会等でも演奏していた。2008年8月31日にはアトリオンオーケストラ第29回定期公演「秋田から世界へ 郷土が生んだ若き音楽家たちによる協奏曲の祭典(1)」で、松尾葉子指揮の下でモーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」を演奏した。この時、石亀さんは特に緩徐楽章を美しく演奏したことを思い出す。
これを機会に、今後も定期的に秋田で演奏会を催されることを望みたい。
ピアノは中川賢一氏で、演奏曲は■ストラビンスキー「イタリア組曲」■ブラームス「ソナタ第一番」 ■ケージ「ノクターン」 ■クライスラー「愛の喜び」「美しきロスマリン」 ■ラヴェル「チガーヌ」「ソナタ第一番」 、で他にアンコールとして「浜辺の歌変奏曲」ほかを演奏した。
石亀さんは中学生頃まで秋田に住んでおられ、我が家の次男と加藤道子先生のヴァイオリン教室の同門生で、小学生の時から知っていた。そんな背景もあって数ヶ月前から楽しみにしていた会であった。
当夜、石亀さんは上記の難曲を安定した技術で、豊かに弾ききった。実に素晴らしい会であった。私は終始固唾を呑んで聴き入ってしまった。何度も聴き慣れた曲であったが、彼女の表現の中に新発見がいくつもあった。会場で家内がCD「大樹の雫」を購入した。これも素晴らしい録音である。当日演奏された曲が収録されているので当日聴けなかった方にお勧めである。
石亀さんは小学生の時から技術、表現力ともダントツで、年に一回の教室の発表会では難曲を引きこなし、将来が嘱望されていた。中学の頃に東京に移り、浜離宮朝日ホールにてデビューリサイタルを行い、桐朋女子高音楽部、ウィーン国立音楽大学、リューベック国立音大学へ進み、研鑽を積んだとのことで、現在はフリーで世界各地の音楽祭から国内のコンサートまで幅広く参加して演奏と後進指導を行っている。 仙台フィル、東京フィル、東京シティ・フィル他のオーケストラと共演したとのことである。
秋田ではソロリサイタルは今回が初めてと思うが、アトリオンオーケストラ演奏会には時折賛助出演をされていたし、秋田大学の創立記念祝賀会等でも演奏していた。2008年8月31日にはアトリオンオーケストラ第29回定期公演「秋田から世界へ 郷土が生んだ若き音楽家たちによる協奏曲の祭典(1)」で、松尾葉子指揮の下でモーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」を演奏した。この時、石亀さんは特に緩徐楽章を美しく演奏したことを思い出す。
これを機会に、今後も定期的に秋田で演奏会を催されることを望みたい。