ひと月前の9/7日私は鼠径ヘルニアの手術を受けた。ちょうど本日で1ヶ月経過した。
当初は腹腔鏡による手術を施行したが、今までの病歴からそれは困難ということで従来の術式で全身麻酔下で受けた。
傷そのものは、感染の徴も出血の徴もなく自発痛や圧迫痛はないが、もっとも処理に難渋したと思われる鼠径靭帯部分は1.5x4cm程度のしこりが触れ、その部分は押せばそれなりに痛い。手術は通常のコースより1時間ほど長くかかった、と説明を受けたが、テニスボールほどに広がったヘルニア孔の処理に手間取ったのだろう。
私の受けた術式は、ヘルニア嚢を切除後に、開いた筋肉の穴に手術用立体メッシュを用いて栓をするMesh-Plug hernioplastyと言われるものだろうと思う。私は外科的知識、特に個別の術式などは知らないので詳細は記述できない。
しかし、立体的なメッシュは手術後硬い塊となるため、痛みの原因となったり、再発を起こすといった問題が指摘されている。症状から見ればまさに今の状態の一部がこれに相当する。
今後のことを考えて鼠径ヘルニア手術の合併症をまとめてみた。
手術は無事終了した、と説明受けたが、手術の成否はこれらの合併症の恐れがなくなった時期に判断されなければならない。
■感染、化膿:稀であるが、術後数ヶ月で発症する場合もある。頻度は1.5%ほど。
■創部の腫脹、硬結:多くは2週間から1ヶ月ほどで改善するが、半年から1年程かかる場合も。
■違和感:一般的に数ヶ月で軽快。
■術後疼痛、知覚異常、神経痛様疼痛の痛み:数ヶ月から半年ほど。
■再発:全ての患者のうち、約2-5%に生じる。
■漿液腫:自然に吸収されて消えることが多い。1.5%。
■術後の慢性疼痛:術後3ヶ月以上続く慢性疼痛が10-40%の患者に認められたといった報告が見られるが、術後60日から1年を過ぎる間に軽快。
まあ、私の場合はまだ1ヶ月であるが、現在のところ順調な術後経過を辿っているといえよう。
今回の治療も、振り返って見れば、私の勝手な自己判断で治療時期を遅らせてしまったようだ。反省を要する。
術後再開した外来で、私が外科の主治医に紹介した鼠径ヘルニア患者のうち2名が私と同じ日に手術を受けていた。2名とも経過良好なようである。
当初は腹腔鏡による手術を施行したが、今までの病歴からそれは困難ということで従来の術式で全身麻酔下で受けた。
傷そのものは、感染の徴も出血の徴もなく自発痛や圧迫痛はないが、もっとも処理に難渋したと思われる鼠径靭帯部分は1.5x4cm程度のしこりが触れ、その部分は押せばそれなりに痛い。手術は通常のコースより1時間ほど長くかかった、と説明を受けたが、テニスボールほどに広がったヘルニア孔の処理に手間取ったのだろう。
私の受けた術式は、ヘルニア嚢を切除後に、開いた筋肉の穴に手術用立体メッシュを用いて栓をするMesh-Plug hernioplastyと言われるものだろうと思う。私は外科的知識、特に個別の術式などは知らないので詳細は記述できない。
しかし、立体的なメッシュは手術後硬い塊となるため、痛みの原因となったり、再発を起こすといった問題が指摘されている。症状から見ればまさに今の状態の一部がこれに相当する。
今後のことを考えて鼠径ヘルニア手術の合併症をまとめてみた。
手術は無事終了した、と説明受けたが、手術の成否はこれらの合併症の恐れがなくなった時期に判断されなければならない。
■感染、化膿:稀であるが、術後数ヶ月で発症する場合もある。頻度は1.5%ほど。
■創部の腫脹、硬結:多くは2週間から1ヶ月ほどで改善するが、半年から1年程かかる場合も。
■違和感:一般的に数ヶ月で軽快。
■術後疼痛、知覚異常、神経痛様疼痛の痛み:数ヶ月から半年ほど。
■再発:全ての患者のうち、約2-5%に生じる。
■漿液腫:自然に吸収されて消えることが多い。1.5%。
■術後の慢性疼痛:術後3ヶ月以上続く慢性疼痛が10-40%の患者に認められたといった報告が見られるが、術後60日から1年を過ぎる間に軽快。
まあ、私の場合はまだ1ヶ月であるが、現在のところ順調な術後経過を辿っているといえよう。
今回の治療も、振り返って見れば、私の勝手な自己判断で治療時期を遅らせてしまったようだ。反省を要する。
術後再開した外来で、私が外科の主治医に紹介した鼠径ヘルニア患者のうち2名が私と同じ日に手術を受けていた。2名とも経過良好なようである。