ロシアは2月21日ウクライナの一部を併合、
2月24日侵攻開始。以降激しくミサイル攻撃を繰り返している。
2月27日ウクライナ・ロシア間で停戦交渉が始まることとなった。現時点では平行線。一方、戦闘は激化している。
ロシア軍がプーチン大統領の指示を受け、戦略核の運用部隊が「特別態勢」に入ったと発表した。核による威嚇で欧米の動きを牽制するのが狙いだとしても、越えてはならない一線を越えた。核使用をちらつかせた核大国による威嚇は、キューバ危機が有名。当時のフルシチョフ書記長とケネディ大統領の時代である。
なぜいま「戦略核」強調したのだろう。短距離ミサイルによる「核」だけではなく、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの「核」を強調しているのも奇妙だ。実際の使用は想定しにくいが、プーチン氏の意図は何か??ウクライナ側につく欧米への威嚇だろう。
軍事侵攻に突き進んだプーチン氏がとれる選択肢は狭まり、切り札がなくなりつつある。
一方、ウクライナ情勢はロシア側がやりたい放題やっていても、ウクライナはNATOにも参加していないから、欧米側にとっては所詮他国の問題であり簡単には手を出せない状況にある。このまま侵攻を進めればウクライナは焦土と化す。
話題になっている核は、より小規模なものだろうが、破壊力は広島に投下された原爆をはるかに上回る。
米国はプーチン氏にどう対応するのか。バイデン氏は核戦争への懸念は「ない」と語ったが、想定外のことが起きるリスクはあり得ないことではない。ロシアが示した核戦略について日本を含め国際社会は最大限の抗議を発せねばならない。
プーチン氏は侵攻前も、「最強の核大国だ」「介入すれば経験したことのない結果を招く」と発言していた。そんなことは誰でもわかっている。武力侵略に有無を言わせないために、世界の安全を人質に取った脅しだ。
今回の核戦略をちらつかせたロシアの行動は、世界が堅持すべき核不拡散体制への重大な挑戦である。
核による脅しも他国の主権侵害も、絶対に容認されないことを国際社会は結束した行動で示す必要がある。
2月24日侵攻開始。以降激しくミサイル攻撃を繰り返している。
2月27日ウクライナ・ロシア間で停戦交渉が始まることとなった。現時点では平行線。一方、戦闘は激化している。
ロシア軍がプーチン大統領の指示を受け、戦略核の運用部隊が「特別態勢」に入ったと発表した。核による威嚇で欧米の動きを牽制するのが狙いだとしても、越えてはならない一線を越えた。核使用をちらつかせた核大国による威嚇は、キューバ危機が有名。当時のフルシチョフ書記長とケネディ大統領の時代である。
なぜいま「戦略核」強調したのだろう。短距離ミサイルによる「核」だけではなく、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの「核」を強調しているのも奇妙だ。実際の使用は想定しにくいが、プーチン氏の意図は何か??ウクライナ側につく欧米への威嚇だろう。
軍事侵攻に突き進んだプーチン氏がとれる選択肢は狭まり、切り札がなくなりつつある。
一方、ウクライナ情勢はロシア側がやりたい放題やっていても、ウクライナはNATOにも参加していないから、欧米側にとっては所詮他国の問題であり簡単には手を出せない状況にある。このまま侵攻を進めればウクライナは焦土と化す。
話題になっている核は、より小規模なものだろうが、破壊力は広島に投下された原爆をはるかに上回る。
米国はプーチン氏にどう対応するのか。バイデン氏は核戦争への懸念は「ない」と語ったが、想定外のことが起きるリスクはあり得ないことではない。ロシアが示した核戦略について日本を含め国際社会は最大限の抗議を発せねばならない。
プーチン氏は侵攻前も、「最強の核大国だ」「介入すれば経験したことのない結果を招く」と発言していた。そんなことは誰でもわかっている。武力侵略に有無を言わせないために、世界の安全を人質に取った脅しだ。
今回の核戦略をちらつかせたロシアの行動は、世界が堅持すべき核不拡散体制への重大な挑戦である。
核による脅しも他国の主権侵害も、絶対に容認されないことを国際社会は結束した行動で示す必要がある。