福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

秋田新幹線(5) スーパーこまちに乗った

2013年03月31日 15時57分38秒 | 秋田の話題
 3月16日からJR東日本のダイヤ改正があり、秋田新幹線に新型のスーパーこまちが4往復投入された。東北新幹線上では300km/h、在来線上は従来通り最高130km/hで走行する。順次こまちに置き換え、2014年春以降は東北新幹線上ではやぶさと連結して最高320km/hで走行する予定となっている。。

 私は1年前から週一回新幹線にて大曲に通勤している。大曲中通病院の外来の手伝いである。改正前は8:01発のこまち26号、帰路は15:24発の15号または16:27発こまち35号である。帰路のこまち15号は3月2日(土)に雪のために徐行運転中に脱線した号である。一日前に私も乗っていた。

 私はいつもダイヤ改正などあっても、どうせ大幅に変わっていないだろうと高をくくっていて時間表など見たこともない。3月22日に上りが一分遅くなったのには気づいたが、帰路のがどうなったのか確認もしなかった。

 3月22日は快晴で暖かかった。陽気に誘われて帰りは駅まで歩いた。かつての経験から駅までは歩いて23分である。14:58分に病院を出て、ホームで待ったが数分で来るはずの列車が来ない。若干遅れいているのかと思ったが来ない。この時点で改札口に戻り、15号はスーパーこまちで大曲駅15:16発に変更になっていたことに気づいた。やむなし、16:27発こまち35号で秋田に向かった。

 3月29日の帰路は無事スーパーこまちに乗れた。ホームに近づいてくると真紅の頭部のでかさがすごい。龍の頭部を思わせる。客車は灰色、ドア付近の小野小町をイメージしたロゴマークも新鮮である。

       (人影まばらな大曲駅11番ホームに入るスーパーこまち15号)
 普通車はいすが黄色系で背が高く、圧迫感がある。細かい変更はありそうだが、客車に収まってしまうとスーパーこまちに乗ったという実感がわかない。
 JR東海の新幹線を製造過程を追ったルポルタージュ「新幹線を作る」を読めばわかるが、安全に速度アップできるよう、見えないところではかなり改良されているのであろう。

 在来線上を試運転していたスーパーこまちを見たことがあるが、スタイルと速度がアンバランスで何となく気恥ずかしい感じがした。新幹線路を疾走するスーパーこまちは多分かなり格好いいのではないかと思った。
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看護師国家試験(2) EPA来日外国人の介護福祉士試験合格率は39.8%

2013年03月30日 03時53分32秒 | 医療、医学
 
日経新聞 社説春秋:外国人介護士を支える制度に 2013/3/29付

私はかつて法人立の看護師養成所の講師を10年以上もやっていたが、看護師に内科学の知識を無理矢理詰めむ教育に失望し、早々に退いた。ここ3年ほど臨時で講義していた。その度ごとに看護師教育の問題点を強く感じてきた。
 私に与えられた講義は、ほとんど基礎知識のない1年生に対して、広範な血液免疫の分野を3回、270分で講義、判定試験の割当は18分間であった。こんな講義は看護師にとって通過儀礼にすぎない。私にとっても何のための講義か意義を感じ取れず、苦痛のみであった。
 その割には看護師国家試験の合格率は高いが、これは教育内容を理解してというよりは試験対策の結果だと思う。

 一方、介護福祉士の場合、EPAで来日した外国人128人が国家試験に合格した。合格率は39.8%であったが、全体の合格率64.4%には及ばなかった。

 EPAに基づきインドネシアやフィリピンから来日した介護福祉士、看護師候補者は1500人に上っている。日本で働き続けるには看護師は3年以内、介護福祉士は原則4年以内に国家試験に合格しなければならない。

 看護師、介護福祉士ともに過剰な知識を詰め込もうとするカリキュラムと試験のあり方を見直すべきである。また、基礎知識を日本語の筆記試験で問う必要はない。母国語でうけさせればいい。我が国の大学入試においても外国語は英語だけでなくフランス語、ドイツ語でも受けられるではないか。もちろん現場では、日本語で働くことになるから問題はない。

 高齢化で日本の介護・福祉の現場は深刻な人手不足状態にある。厚労省は2025年に介護職が90万人以上不足すると推定している。看護職同様、介護・福祉の従事者を日本人だけで担うのは不可能である。

 厚労省は今回の試験から外国人候補者の試験時間を延長し、問題の漢字すべてに振り仮名をつける特例措置を導入した。だが、外国人候補者の合格率を見る限り、介護福祉士の場合は微増、看護師は前年より低下しており、効果があまりなかったと言わざるをえない。

 向学心があって来日した人材を追い返すような制度にしていては、候補者を送り出しているインドネシアやフィリピンをはじめ、国際社会からもそっぽを向かれる。意欲ある人材を受け入れる制度に早く見直さなければ、高齢化が進むほかの国々との人材の争奪戦に勝つこともできない。

 看護師・介護士教育のカリキュラム、国家試験の改善は我が国の国民生活の立場から見て重要な課題である。(介護福祉士に関しては日本経済新聞の記事を参考にさせていただいた)
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看護師国家試験(1) EPA来日外国人の合格者30人、合格率9.6% 

2013年03月29日 08時03分58秒 | 医療、医学
 国はEPA関連で外国人看護師候補者を5年前から受け入れている。
 第102回看護師国家試験の結果は先日公表されたが、EPA来日外国人の合格者30人、合格率9.6%であった。全体の合格率は90%であるのに比べると、極めて低水準である。昨年は47人が合格、一昨年の16人から見れば大きく増えた。しかし、今年は再度減少に転じた。

 EPAで来日した外国人候補者は3年以内に合格できないと帰国しなけれならない。しかし、2年前に特例で在留期間が1年延長され、今年から試験時間も延長、難しい日本語にかなを付けるなどの配慮も行われた。しかし、その効果は表れなかった。

 私はそんな姑息的対応ではダメだと思っている。看護師の教育と、現実の労働実態と、国家試験の内容に大きな乖離があるからである。勿論、言葉の問題もある。

 日本は世界一の少子・高齢化社会を迎え、看護現場に多くの手が必要となるが成り手は不足する。10年ほど前、日本医師会は将来の看護師数を満たすには女子高校生の6人に一人が看護師の道に進む必要がある、と試算したことがある。看護師を含む医療関係者養成に関する委員会委員を努めていたときの記憶だから定かではないが、非現実的数値がはじき出された。
 だから、外国人人材にも門戸を開き、大いに力になって貰わなければならない。EPAはその一つの解決方法である。

 ところが、外国人看護師養成がうまく進んでいない。
 EPAで来日する看護師は本国で一定以上の経験を積んだ看護師であり、向学心が旺盛な人達である。にもかかわらず、これだけ合格率が低いことは看護師の教育と、現実の労働実態と、国家試験の内容に大きな乖離があることを示す。

 勿論、言葉の問題もある。言葉の問題はことさら大きく取り上げられているが、その意義は小さい。私は看護師の教育内容全体にかかわる問題だ、と考えている。

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徒歩通勤(3)今年からバスも併用する

2013年03月28日 12時48分29秒 | 徒歩通勤 ウォーキング
 バスについての私の記憶には学生時代の新潟交通バスのことが鮮明である。市内と近郊は一律料金で、六花寮があった金衛町から新潟駅まで20円でいけた。1971年まで利用した。当時、郷里の盛岡の岩手中央バスに比較して随分安い運賃だ、と感心して利用していた。

 かつて秋田市には赤系統の塗装の秋田市交通局バスと、青系統の秋田中央交通が走っていた。秋田市は路面電車とバス事業を行っていたが、前者は1966年3月に廃止、バス事業は2006年3月に秋田中央交通へ移管が行われた。利用者の減少や市の財政難などが理由であった。
 秋田市内で私の初回の転居は将軍野であったが、この付近にはかつて市電が走っており近くの小路は電車通り、と呼ばれ市民には親しまれていた。 いまは電車通りと呼ぶ人もいなくなった。

 私の歩行による通勤のルートはバスルートとは異なり、後者の方が2Kmほど遠回りになる。天候、体調も良く時間的余裕があるときは通常の通勤ルートを歩き、ちょっと不安なときはバスルートを歩き、バスに追いつかれた時点でバスに乗る、あるいは適宜バスから降りて歩く、そんな計画を立てた。まだこれからだが準備を整えつつある。

 片道1時間余通勤にかかることになるが、この時間は録りだめていたラジオ深夜便の録音データを聴く時間に充てる。音楽プレーヤーのiPod nanoを2ヶをノイズキャンセリングヘッドフォンにセットした。これには歩数計も付いているからその機能も用いることとした。目標は一日一万歩であるが、ここ数日のデータは8-9千歩/dayとなっている。私のヘッドフォンに関しては、自動車運転時もダメ、自転車もダメと言われていたが、やっとどうどうと使える状況になった。

 私は何か計画を立てたとき、何かを始めた時には家族や病院のスタッフ等に前もって宣伝する。その方が自分の中だけで計画している時よりも実行性が高くなる。先にしゃべった以上ウソはつけない、と思うからである。ある看護師の弁、「先生は100円で乗れるから安くて良いですね・・・」と。実際は高齢者バスは満70歳以上であり、実際はあと2年もある。私はそんなに老けて見えるのかね?
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徒歩通勤(2)35年振りにバスに乗った

2013年03月27日 05時59分25秒 | 徒歩通勤 ウォーキング


 今年は自転車通勤を止め、歩くことにした。歩道の雪も融けたから3月19日徒歩通勤を始めている。往復で12Km、だから運動のためにも適当な距離と言える。

 今まで数10回徒歩通勤したが、現役の頃は片道1時間を徒歩通勤に使うのは惜しくて大部分バイクや自転車にしていた。勿論、冬期極寒降雪期は車である。私の時間帯だと片道10-15分で着いてしまうから、時間という意味では貴重であった。

 今春からメインは徒歩にする。本日の段階ではまだ歩き始めたばかりで、通勤時だけでΣ43Kmである。

 移動時間は速ければ速いほど便利だが、失うものも多い。車はあまり好きでないが、バイク、自転車は風を感じ取り、周辺を観察する余裕も若干ある。しかし、走れるルートも限られているから徒歩にはかなわない。ゆっくりと市井の生活、路傍の石、草花草木、 住宅、庭先等、時に写真など撮り、楽しみながら歩こうと思う。

 全コースを連日歩くと決めてしまうと、これもまた心理的な負荷になる。だから、今年からは一つの方法として、適宜バスも併用することとした。どのように利用できるかを考えるために一昨日から乗ってみている。

 秋田に来て40年、当初の住居は土崎港中央一丁目でJR土崎駅にもバスルートにも近かく、かつ開設当初の秋田大学付属病院は県立中央病院で秋田駅に近かったから、1ー2年ほどは車の他に両者も適宜利用した。やがて私も引っ越したし、大学病院も現在地に移転したから、それ以降はバスは一切利用したことはなかった。だから35年振りの利用となる。

 現在利用出来るバスルートは自宅からも病院からも歩いて15分ほど離れていてそんなに便利ではない。しかし、これも考えようである。往復バスに乗ったとしても最低限30分は歩くことになり、これもまたちょうど良い。

 秋田市斎場前から秋田駅近くのなかいち前までで290円!!もした。35年前はいくらだったか忘れたが、知らないでいる間にこんなに運賃が高くなっていたのか、と驚いた。
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