政府は20日の閣議で2008年度版の「高齢社会白書」を決定した。
それによると、昨年10月1日の65歳以上の高齢者の人口は2746万人で、21.5%となっている。高齢化率は既に2005年にイタリアを抜いて世界のトップに躍り出ている。この地位はしばらく崩れない。
前期高齢者は1476万人で11.6%、後期高齢者は1270万人で9.9%、後者の伸び率は前者をしのいでいる。
高齢者の要介護者数も増えており、前期が3.3%、後期が21.4%と差が著しい。この差は概念的に理解できるが、変化や実態を余り反映していない。70-75歳は元気だった方が中気にかかりやすい時期でもあるので、語呂合わせをかねて中期高齢者と言うのも作ったらどうか、と思う。
主な介護者60歳以上の老老介護は55.9%を占めている。・・・などと言っている私もまもなく高齢者になってしまう。
秋田の高齢化率は2006年11月で27.5%で、10年間で7.1%もアップしていたから今年秋に発表される統計で高齢化率は30%に届くかもしれない。
ご多分に漏れず、私が担当する外来の高齢化率は著しい。午前外来で50-65人程度、14:00-15:00頃までかかる。これが、単に人数だけならまだ良いのだが、高齢者の一般的特徴に加えて個人差が大きく、結構大変である。
かつての高齢者の通院は比較的時間的余裕があったが、最近は結構忙しいらしく、うまくこちらの予約日にはまらないことがも少なくない。
元気で外交的な老人は、近所つきあいとかカルチャーとか老年大学とかでスケジュールに余裕がない。
元気が乏しくなると自分がデイサービスに行く日を確保する必要が出てくるし、連れてきてくれる家族の都合もある。
老老介護の方の場合は、ヘルパーが来てくれる日とか、病人がデイサービスとかショートステイに出かける日とかの都合もあるし、巡回入浴車が来る日でだからダメ・・等々でなかなか決まらない。
一人暮らしの方は、その日は亡くなった連れあいの月命日でお坊さんが来るので外したい・・などという。
これら予約に都合良い日が一発で出てこないから、あだのこうだのとなかなか決まらない。
診察よりも予約や処方内容の調整や確認に時間がとられる。私は外来にでるたびに疲弊する。
それによると、昨年10月1日の65歳以上の高齢者の人口は2746万人で、21.5%となっている。高齢化率は既に2005年にイタリアを抜いて世界のトップに躍り出ている。この地位はしばらく崩れない。
前期高齢者は1476万人で11.6%、後期高齢者は1270万人で9.9%、後者の伸び率は前者をしのいでいる。
高齢者の要介護者数も増えており、前期が3.3%、後期が21.4%と差が著しい。この差は概念的に理解できるが、変化や実態を余り反映していない。70-75歳は元気だった方が中気にかかりやすい時期でもあるので、語呂合わせをかねて中期高齢者と言うのも作ったらどうか、と思う。
主な介護者60歳以上の老老介護は55.9%を占めている。・・・などと言っている私もまもなく高齢者になってしまう。
秋田の高齢化率は2006年11月で27.5%で、10年間で7.1%もアップしていたから今年秋に発表される統計で高齢化率は30%に届くかもしれない。
ご多分に漏れず、私が担当する外来の高齢化率は著しい。午前外来で50-65人程度、14:00-15:00頃までかかる。これが、単に人数だけならまだ良いのだが、高齢者の一般的特徴に加えて個人差が大きく、結構大変である。
かつての高齢者の通院は比較的時間的余裕があったが、最近は結構忙しいらしく、うまくこちらの予約日にはまらないことがも少なくない。
元気で外交的な老人は、近所つきあいとかカルチャーとか老年大学とかでスケジュールに余裕がない。
元気が乏しくなると自分がデイサービスに行く日を確保する必要が出てくるし、連れてきてくれる家族の都合もある。
老老介護の方の場合は、ヘルパーが来てくれる日とか、病人がデイサービスとかショートステイに出かける日とかの都合もあるし、巡回入浴車が来る日でだからダメ・・等々でなかなか決まらない。
一人暮らしの方は、その日は亡くなった連れあいの月命日でお坊さんが来るので外したい・・などという。
これら予約に都合良い日が一発で出てこないから、あだのこうだのとなかなか決まらない。
診察よりも予約や処方内容の調整や確認に時間がとられる。私は外来にでるたびに疲弊する。