慰安婦問題や昭和天皇などを題材にした作品が物議を醸し、企画展「表現の不自由展・その後」が8月4日、開幕3日で中止に追い込まれた。
中止の理由として、抗議と脅迫、政治家の介入などなどが取りざされている。この展示会をめぐる混乱は、憲法に保障されている表現の自由に深く関連している。
中止になった最大の理由は、匿名の脅迫、すなわち、スタッフや入場者の生命に危害が及ぶかもしれないような内容も含まれていた、ことだった。最初の3日間は現場での抗議活動や妨害がなかった、とされる。攻撃の内容には最近の日韓関係の悪化、歴史認識、表現の自由の是非に関する激しい攻撃があったとされる。
「表現の不自由展・その後」が再開に向けて動き出した様である。
来場者から歓迎の声が聞かれた一方、愛知県が立ち上げた検証委員会が示した条件に関係者からは「現状で再開すべき。当初の意図と異なる形での再開は介入であり、検閲である」との反発もあり、また物議を醸している。
展覧会などは、社会の問題を芸術的視点から可視化するためにある。だから、企画展そのものは問題なかった。
県の検証委員会が25日にまとめた中間報告は、
■企画展をすみやかに再開すべき
■再開にあたっては、展示方法や解脱書、プログラムの改善、追加などを条件とする。
要するに、中止理由が匿名の不当な攻撃だつたのに、検証委員会の意見は安全確保の面よりも「不自由展の展示内容や方法に対する問題点」に向けられている。
結局、原点に戻って安全で安心な展覧会として準備の上で再開だろう。しかしながら、会の安全確保は準備から費用の面からも大きな困難をともなう。
ところが、文化庁は9月26日、この芸術祭に対して、既に内定していた補助金約7800万円を不交付にする、と発表した。愛知県が補助金を申請した際、審査に必要な情報が文化庁に申告されず手続きに不備があつたため、という。手続きに不備があれば訂正させた上で判断すべきであるが、その検討はされていない。文化庁の判断に批判が広がる可能性もある。
名古屋市長は少女像などの展示中止を要請し、一部の保守的議員もこの展示に批判的だった。
この少女像にどんな意味があるのか?
この少女像から何を受け取るかは人それぞれでいいが、私は、韓国側が慰安婦の象徴として思いを込め過ぎている人形にすぎない、とむしろ滑稽さを感じている。この像に対して同じ様な感覚で我々が韓国に対峙する必要はない。無視すればいいのだ。
中止の理由として、抗議と脅迫、政治家の介入などなどが取りざされている。この展示会をめぐる混乱は、憲法に保障されている表現の自由に深く関連している。
中止になった最大の理由は、匿名の脅迫、すなわち、スタッフや入場者の生命に危害が及ぶかもしれないような内容も含まれていた、ことだった。最初の3日間は現場での抗議活動や妨害がなかった、とされる。攻撃の内容には最近の日韓関係の悪化、歴史認識、表現の自由の是非に関する激しい攻撃があったとされる。
「表現の不自由展・その後」が再開に向けて動き出した様である。
来場者から歓迎の声が聞かれた一方、愛知県が立ち上げた検証委員会が示した条件に関係者からは「現状で再開すべき。当初の意図と異なる形での再開は介入であり、検閲である」との反発もあり、また物議を醸している。
展覧会などは、社会の問題を芸術的視点から可視化するためにある。だから、企画展そのものは問題なかった。
県の検証委員会が25日にまとめた中間報告は、
■企画展をすみやかに再開すべき
■再開にあたっては、展示方法や解脱書、プログラムの改善、追加などを条件とする。
要するに、中止理由が匿名の不当な攻撃だつたのに、検証委員会の意見は安全確保の面よりも「不自由展の展示内容や方法に対する問題点」に向けられている。
結局、原点に戻って安全で安心な展覧会として準備の上で再開だろう。しかしながら、会の安全確保は準備から費用の面からも大きな困難をともなう。
ところが、文化庁は9月26日、この芸術祭に対して、既に内定していた補助金約7800万円を不交付にする、と発表した。愛知県が補助金を申請した際、審査に必要な情報が文化庁に申告されず手続きに不備があつたため、という。手続きに不備があれば訂正させた上で判断すべきであるが、その検討はされていない。文化庁の判断に批判が広がる可能性もある。
名古屋市長は少女像などの展示中止を要請し、一部の保守的議員もこの展示に批判的だった。
この少女像にどんな意味があるのか?
この少女像から何を受け取るかは人それぞれでいいが、私は、韓国側が慰安婦の象徴として思いを込め過ぎている人形にすぎない、とむしろ滑稽さを感じている。この像に対して同じ様な感覚で我々が韓国に対峙する必要はない。無視すればいいのだ。