福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

トヨタ・アクアの燃費の良さに驚く 140Km走って350円、何と、50Km/L

2012年09月30日 08時03分00秒 | 旅行・出張報告
 昨日29日から花巻を訪問、渡り温泉の『楓』に宿泊した。

 家内の立案であったが、私は飯川病院の日直だったため家内が朝にこまちで先に発った。盛岡で合流し、花巻温泉のバラ園、ぶどう園を訪れた、と言う。後者では新鮮なブドウをたらふく食べたらしい。私は日直終了と共に飛び出し、途中走って17:09のこまちに乗り、盛岡で普通列車に乗り換えた。花巻駅に降りたのは学生の時以来だから50年ぶりである。駅舎も新しく、食堂を兼ねた待合室では20人ほどの高校生が熱心に勉強していて、驚いた。

 渡り温泉『楓』で幼児2人を含む6人となった。人数的に車が一台足りないので、本日30日はトヨタ・アクアをレンタルして2台で移動した。アクアは初めて。エンジンは私のプリウスと同じ1.5Lで無段変速のCVT。内装は価格を抑えるために簡素になっているが別に問題ない。メーター類はハイブリッドらしく表示項目は多数。プリウスより一回り小形で軽いイメージ。私は車はあまり乗らないから、基本的機能さえしっかりして、AMラジオが付いていればいい。その目から見て十二分である。

 交代しながら運転したが、機能的にも問題を感じなかった。
 歳を取ると車は小型の方が良い。私はルーチェ、レガシー、プリウスと中古車を乗り継いでいるが、サイズは徐々に小さくなった。今後はアクア程度で十分である。

 で、本日は花巻・新渡戸稲造記念館を見学し、遠野市にある千葉家の古住宅を訪問して盛岡駅でアクアを返却した。走行距離140Km で、満タン返しで直前に給油したが、2.2Lで380円、何と、50Km/L以上と驚異的な数値を示した。
 確かにアクアは燃費では最高とされる。プリウスは公称値30km/L台だが、アクアは40km/Lをわずかに下回る程度で、10.15モードと新しい条件下の計測では40km/Lを上回る。私のプリウスは最高で21Km/Lだから、どうせアクアもカタログ値と大差あるだろうと思っていたが、むしろ良い。驚いた。信じ難い数値であった。

 一度の体験だから何とも言えない。間違いである可能性も否定は出来ない。盛岡での給油の満タンのレベルが甘かったのかも知れない。何れにしろ、カタログ値と実燃費の大きな差は問題だと思っている私も、今日はアクアのデータで驚いてしまった。
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書評:昭和のことば 山折哲雄監修・槇野 修著 2012  PHP文庫 629円

2012年09月29日 08時08分42秒 | 書評
 

いま、私は近代日本の歴史を勉強中である。資料は豊かであるがそれだけ煩雑、複雑、で、読むもの、見るもの、触れるものが私の中でなかなか一体化せずに、進行は遅々としている。
 そのためにも歴史的遺産、人物、記念館など機会があれば訪れて体系化の一助にしている。9月30日には花巻新渡戸記念館や遠野市にある千葉家住宅など訪れたい。

 史実は年月日やそこに至る過程など調べることによってかなり明瞭になっていく。作家の水上勉氏の言葉の中に「人は歴史的な日などを生きるものではない。人は、いつも怨憎愛楽の人事の日々の、具体を生きる。」と言うのがあって、うろ覚えながら心に引っかかっていた。何かで読んだか、あるいはラジオ深夜便で聞いたのかもしれない。勿論、上記「・・」内に記載したほどハッキリ覚えていたわけでないが、この本に収録されていて再会した。

 水上氏の言葉は真実だと思う。いくら史実を振り返ってもその頃の人は何を考えていたのか、なかなか知ることは出来ない。そんな中、副読本的に求めたのがこの本である。

 山折氏の監修というのも目にとまった。私は宗教についても関心があり、宗教学者・哲学者である氏の講演を2回聴き、何冊かの著作も読んでちょっと身近に感じている方である。講演の一度目は学会の講演で京都で、二度目はわざわざ上京して拝聴した。この時は宮沢賢治の生涯を通しての宗教観についてであった。

 ■第一章は、スポーツ・芸能ジャンルから、
 ■第二章は、多くの名作が生まれた昭和時代を、芥川、西條八十氏らの作品などを通じて。
 ■第三章は、世相を表す様々な事件や出来事から。ノーベル賞受賞の湯川氏の日記、ラジオ・TV放送でのアナウンサー達の名実況や奮闘など。
 
 昭和史の中に秘められたエピソード等が3群に分けられ、50編紹介されている。あとがきに司馬遼太郎氏の風塵抄より「その生涯は、渾身でもって憲法の人でした」として昭和天皇について述べられているので、正確には51選である。この芝氏の言葉を著者が解説しているが、天皇の戦争責任について学ぶべき視点がまた一つ増えた。

 私は昭和20年生まれだから2/3は、昭和の世代を過ごしてきた。懐古的な気持ちは乏しいが、問題意識が乏しいまま忙しさに身を任せノホホンと通過してしまった昭和の時代を、いま反省を込めて触れ直している。 

 この本は部分的には三度四度と読み返した。それがこの本に対する私の評価である。
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「先生に代行入力者をつけましょうか?」 

2012年09月28日 10時46分38秒 | 近況・報告
 本日、嘱託医として働いている病院のカルテの電子化を進めている担当者が私のところに来た。「先生に代行入力者をつけましょうか?」という内容であった。

 外来診療では医師はパソコンを操作しながら診察するのであるが、「代行入力」というのは傍らに入力補助者をつけ、医師が診療に集中出来る様にするものである。パソコンが不慣れな医師や患者数が多い診療科の一部、他の医療機関から応援してくれる医師、ではそのようにされているらしい。

 私は確かに入力ミスが少なくない。医事課職員等に迷惑をかけていることは自認している。その修正作業も大変である。しかし、代行者をつける話しが私に来ることなど予想していなかったので驚いた。
 私はこの申し出があったときにはその意味が分からずに,「私は何ら不便していないから不要・・」と断った。

 ただ、何で唐突に代行入力の話しが来たのかと考えてみた。
 ■私の入力ミスが少なくない・・,のレベルでなくかなりひどいと問題になっている。知らぬが本人ばかり。
 ■医事課職員等がかなり迷惑を被っていて、何とかして欲しいと上申があった。
 ■代行案の打診が来た。
 こんなところかな。私の入力が知らぬところで話題になっているかもしれない,と考えれば些かショックである。

 私は外来の診療補助の看護師や助手が側についているのも嫌で呼ぶまで離れているよう指示している。適宜鐘を鳴らして呼ぶ。なのに代行入力者につかれたら仕事にならない。だから、外来の入力に関しては何とかミスを減らすよう注意しながらやっていかなければならない。

 私にはもっと大きな問題が控えている。入院カルテの電子化である。
 入院患者は数人と少ないが電子化に対応せざるを得ない。今のところ最小限の入力をしているが、徐々に複雑化する様である。悩みのタネである。いつ限界が来るか、の状況にある。
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自民党総裁に安倍元首相 驚いた 中国のデモと同じ主張

2012年09月27日 03時57分16秒 | 政治・経済 国際関係
 自民党総裁に安倍元首相が選出された。私はいずれ再登場の機会はあろうが、今回は出馬しないと思っていたし、出馬に賛成でなかった。立候補する以上、最悪でも次点を確保出来ないと二度と機会はないだろうと思っていたが、結果的にトップだったとは・・・。

 安倍氏についてはリーダーとしてのイメージより、5年前に突然政権を投げ出した悪しき印象の方が強い。一度貼られた悪しきレッテルを拭い去るのは大変である。前回は、最若年の首相として人気先行で首相になったが、政治的経験不足からストレス過剰で心身症になった?と私は思っているが、この5年間なめた苦渋がどう反映されるか。どちらにせよ、今回の党運営で評価されるだろう。ダメなら次はない。どちらに出るのか楽しみである。

 近いうちに解散があると考えられている。党や政策に見るべき魅力はないが、ダメ民主のあおりで自民党が再び政権を担う可能性はある。そうなると首相となる。前回の政権交代はダメ自民党が自壊して政権を手放したが、その後も自民党には大きな変容はない。このままではダメ政党間の政権たらい回しになる。

 今回の自民党選挙の主張を聞いていると、石破氏、安倍氏はほぼ共通して強い日本、領土問題での強硬路線を述べていた。折しも、尖閣問題で中国側の過大な反応と抗議活動を目の当たりにしての演説である、聞いている者の共感を得やすい状況にあった。誰だって今回の国の対応はにはふがいなさを感じているはず。尖閣は「国家管理をさらに進める」と明言している。ご両人とも歯切れ、威勢がとても良かった。溜飲をおろした人もいるはず。

 しかし、このような姿勢は危い面もある。野党の総裁選挙レベルだからまだ良い。与党のやり方に明確に対抗姿勢を打ち出すのも必要だろう。しかし、今後の安倍氏の立場を考えると強硬姿勢一辺倒でいいはずがない。対話を軸に日中両国にとって現実的な解決策を模索すべきだ。外交は軟鋼バランスが必要。特に隣国とは良好な関係が不可欠である。

 総裁になったからには頑張って欲しい。特に、震災復興、社会保障制度改革などでは与党に対して政策として優れたプランを打ち立てて欲しい。それに、次の政権を担うならば過去の自民の古い体質が日本の活力を失なわせ、政治不信を招いたことを反省し、党の内部を改革しなければならない。

 いま、選挙になったら国民は誰に投票したらいいのか分からない。維新の会?私はまだ理解できていない。
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稲川淳二の「怪談ナイト」 良く聴き取れなかったのが残念

2012年09月26日 09時36分36秒 | スポーツ、相撲、芸能など
 9/17(月)敬老の日に16:00から秋田市文化会館で開催された稲川淳二氏の「怪談ナイト」を聴いた。

 二ヶ月ほど前に何かのコンサートに行った際に貰ったパンフレットの中に全体に黒っぽくて何だか分からない一枚があった。『怪談』と言う言葉だけが記憶に残っていて、当日たまたま思い出して急遽見に行った。 私は機会があれば何でも見てみよう、聴いてみよう、と考えているがその一環である。

 出演の稲川淳治氏については私は全く知らなかったが、家族や病院のスタッフ数人に聴いた範囲では殆どが知っていた。かなり有名な方らしい。ロビーには老若男女が大勢いて熱気を感じたが、実際の座席は6割程度の入りであった。

 舞台には妖怪でも出そうな田舎の民家が一軒しつらえてあって照明効果もあって怪談話に相応しいような雰囲気は出ていた。
 この舞台上でこれから一体どんな演出で何が起こるのか、ロクロ首の美女が登場するのか鬼太郎か、と心待ちにしていたら、中年の一見さえない男が一人出てきた。会場からの盛大な拍手で、前座ではなく稲川氏本人と知った。

 彼は淡々と語りを始めた。いつまで経っても場の展開はない。そのうち私も彼の独特の語り口についつい引き込まれた。数ヶのネタについて語ったが、囁くような小声から数分かけてクレッシェンドし、絶叫にいたる話し口、語りのテクニックは確かに技術的にも優れており鬼気迫るものがあって、時に息を呑んだ。ただ、技能に感心したのであって、怖いとか不気味だと言うイメージは無かった。

 最後の30分ほどは、これは恒例になっているらしいが、稲川氏が所有している写真、ファンから送られてきた数々の心霊写真を紹介し解説したが、私はちょっと白けた。無くても良い企画と思うが、もし入れるなら中間に入れて、最後は怪談の語りで締めて欲しかったと思う。 2時間もの間の、原稿もないのに些かのよどみもなく一人で語り終えた話術には感嘆した。この様な芸の世界があることを教えて貰った。

 会場の音響のことであるが、稲川氏が早口であったことと、低音部が協調された音響設定と相まって言葉がとても聞き取り難かった。これと同じ事が県民会館、アトリオンホールでも経験した。多目的ホールの問題点と思う。私だけの問題では無いと思うが、今後はこの様な回の場合、ノイズキャンセリングヘッドフォン持参で低音をカットして聴く事とする。これだとクリアに聴き取れるはずである。
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