これからの寒い季節に多発するのが高齢者による入浴中の事故である。全国では年間1万7,000人ほどが入浴中に急死している。交通事故による死亡者数4500人を大きく上回る。
秋田大学が県内で行った調査では、2102-12年までの10年間で年平均174人が入浴中に死亡している。県内の最近の交通事故死者数は年間40人なので、実に5倍近い。交通事故者との比較で全国のデータよりも秋田県のデータの比率が大きいのは寒冷地であることと高齢化が関係していると考えられる。
入浴事故の実態を調査・分析した吉岡秋田大名誉教授によると、死者は70代以上が圧倒的に多く、特に寒さが厳しくなる12‐2月に多発している。死因の多くが溺死で、入浴中に一過性の脳虚血や不整脈などによって意識障害を引き起こした可能性があるが、法医解剖しても他の原因疾患が否定できるものの、はっきりとした死亡原因は分らない、という。
また、秋田市消防本部に設置されている救急救命士による「入浴事故調査研究ワーキンググループ」によると、秋田市では2009~13年の5年間に入浴事故に伴う出動は789件で、このうち231人が亡くなり、高齢者が約88%を占めた。
同本部は事故を防ぐポイントとして以下をあげている。
▪️浴室や脱衣所を暖める、▪️家族による頻繁な声掛け、▪️入浴時間はぬるめ温度で10分以内、▪️入浴前後の十分な水分補給を挙げる。
事故は冬場に多いことを考えると、居室から脱衣所、湯船の急激な温度変化が血圧の変動や循環動態の変化を生み、意識障害や不整脈、脳出血、心筋梗塞などを引き起こすと考えられる。危険性が高い人として、高齢者、高血圧、糖尿病をもっている人が挙げられる。
私は短時間ながら頻回に入浴するのが好きである。休日等は日中から、ウイークデイは午前1時頃から出勤前の6時頃までの間に、体が冷え始めた時、仕事や作業が一段落した時などに、43度以上の温度で短時間、3-4回入浴を楽しんでいる。上記の事故の分析結果からみてあまり推奨される入浴法ではない様である。それで、2シーズン前から脱衣所に速熱性のセラミックヒーターを設置している。かなり快適になっているが、厳寒期にはやや非力である。小型のオイルヒーターの設置も考えているところである。
秋田大学が県内で行った調査では、2102-12年までの10年間で年平均174人が入浴中に死亡している。県内の最近の交通事故死者数は年間40人なので、実に5倍近い。交通事故者との比較で全国のデータよりも秋田県のデータの比率が大きいのは寒冷地であることと高齢化が関係していると考えられる。
入浴事故の実態を調査・分析した吉岡秋田大名誉教授によると、死者は70代以上が圧倒的に多く、特に寒さが厳しくなる12‐2月に多発している。死因の多くが溺死で、入浴中に一過性の脳虚血や不整脈などによって意識障害を引き起こした可能性があるが、法医解剖しても他の原因疾患が否定できるものの、はっきりとした死亡原因は分らない、という。
また、秋田市消防本部に設置されている救急救命士による「入浴事故調査研究ワーキンググループ」によると、秋田市では2009~13年の5年間に入浴事故に伴う出動は789件で、このうち231人が亡くなり、高齢者が約88%を占めた。
同本部は事故を防ぐポイントとして以下をあげている。
▪️浴室や脱衣所を暖める、▪️家族による頻繁な声掛け、▪️入浴時間はぬるめ温度で10分以内、▪️入浴前後の十分な水分補給を挙げる。
事故は冬場に多いことを考えると、居室から脱衣所、湯船の急激な温度変化が血圧の変動や循環動態の変化を生み、意識障害や不整脈、脳出血、心筋梗塞などを引き起こすと考えられる。危険性が高い人として、高齢者、高血圧、糖尿病をもっている人が挙げられる。
私は短時間ながら頻回に入浴するのが好きである。休日等は日中から、ウイークデイは午前1時頃から出勤前の6時頃までの間に、体が冷え始めた時、仕事や作業が一段落した時などに、43度以上の温度で短時間、3-4回入浴を楽しんでいる。上記の事故の分析結果からみてあまり推奨される入浴法ではない様である。それで、2シーズン前から脱衣所に速熱性のセラミックヒーターを設置している。かなり快適になっているが、厳寒期にはやや非力である。小型のオイルヒーターの設置も考えているところである。