福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

ネットでの物品購入(2) 「トロイの木馬」に感染??

2017年01月31日 08時57分17秒 | 近況・報告
 病院のパソコンをアンチウイルスソフトで再度スキャンしたところ「トロイの木馬」、ほかのウイルスは検出されなかった。駆除されたと考えられる。まず現時点では安心である。
 また、問題が生じたカードの請求と決済を一年間にわたって再確認したところ決済に進んだのは一件だけで、その後の問題は生じていない。これも一安心である。

 私のウイルス関係の体験は初めてである。
 「トロイの木馬」について調べてみた。

 「トロイの木馬」はパソコン内にマルウェアを侵入させ、第三者がそのパソコンを勝手に操作できるようウイルス様のウエアで、自己増殖能はない。だから一般的なウイルスとは異なっている。

 「トロイの木馬」に感染した結果、パソコン、スマフォ、 タブレット などを通じて以下のような操作がされる可能性がある。
@ 個人情報 、クレジットカード情報、各種の ID/パスワードが盗まれる。
@ パソコン、端末内の情報を変えられる、削除される。
@ サイトにアクセスする。

 感染は、仕込まれたファイルを通じて伝播する
@ フリーソフト や アプリ、偽のアンチウイルスソフト、偽のゲームアプリ。
@ jpg 、 gif 、mp3、avi、zip ファイルなど。

 「トロイの木馬」を含んだファイルを開いた瞬間に感染する。
 これらのファイルはインターネットで配布されていたり、電子メールで送られてくる。したがって、素性のわからないファイルは開けないことが肝要。
 私も日常注意しているが、連日100本ほど届くメールを、判断する前に指先感覚で不用意に開いてしまうことは稀でない。こんな時に感染したのであろうか。

「トロイの木馬」の予防と対策
@ セキュリティソフトを導入し、最新の状態に保つ。
@ 不明メールの添付ファイルを開いたり、URLを安易にクリックしない。
@ 正規版のソフト以外を使わない。

 一般的に、Windowsと異なりMacがウイルスのターゲットになることは少ないとされている。今までは実害がなかったが、必ずしもそうとは言っておられない、ということがわかった。

 家内と私が日常的に用いているのは、Mac6台、iPhone2機種、iPad2機種であるが、アンチウイルスソフトはこのうち1機種しか入っていない。これらはDropbox、iCloudで互いに繋がっている。いま、これらに共通に使えるソフトを探している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネットでの物品購入(1) カードに不明の請求が来た ウイルス感染??

2017年01月30日 11時30分03秒 | 近況・報告
 私は基本的にカード類は嫌いで、買い物は現金払いを好む。内容が見えないから信用できない。もともと物品の購入の機会はそう多くはないが、持ち合わせがないときに緊急的にカードを用いることはある。

 ネットではカードを用いざるをえない。だから基本的には嫌である。そのために本の購入程度で、少額の買い物しかしない。

 ところが、昨年11月頃から、時に変な請求が記録されるようになった。
 全て海外での物品購入になっている。私は海外からの購入歴は一件もない。
 それに気づいたときにカード会社に電話して不明の請求の決済処理の中止を申し出てきた。カード会社では、決済に進まないようにするとともに、その度ごとにカードの再発行を勧められ、それで改善されるならと、そのようにしてきた。
 しかしながら、その後も不明請求が続き、この2ケ月の間で4回ほどカード再発行した。
 カードの再発行も徐々に煩わしくなり、請求額も徐々に増えてきたから危険でもある。

 本年になってからも海外購入の請求リストが届いたために、これ以上のカード再発行は効果なしと判断し、カードそのもの解約した。これで恐らくは新しい請求は発生しないと考えられ、一件落着となるはずである。

 私のカードの不正使用はすべて海外からのものであり、一見して異常な請求であることがわかる。私がカードで購入したことがないほど高額の請求ももあった。今までの手続きの中での中で一件のみ、6000円ほどが、決済まで進んだが、これは後ほどカード会社から戻ってくることになっている。だから実害は生じないはずである。

 カード会社の説明では
@ 私が不明の会社にカード支払に関する個人情報を入力した。
@ ウイルス感染
の二つの可能性が考えられる、とのことった。前者に関しては心当たりはない。

 ならば、ウイルス感染か??
 飯川病院のパソコンには抗ウイルスのカスペルスキーが入っている。スキャンしてみたところ「トロイの木馬」が検出され、所定の処理で駆除された、はずである。多分これが悪さをしていた可能性がある。
 居間のパソコンにはウイルスソフトが入っていない。私のパソコン、iPhonei、Padは全てDropbox、iCloudで連携されている。これらを通じてウイルスが伝播されるのかわからないが、いま対策を検討中である。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本;「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」坪田浦貴著 KADOKAWA/アスキーメディアワークス (2013)

2017年01月29日 04時08分42秒 | 書評


 映画「ビリギャル」に続いて原作を読んでみた。
 映画と本のあらすじは特に異なるところはない。高校2年まで落ちこぼれ状態にあった主人公が塾の坪田講師と出会ったのを機会に努力し、慶應大学に現役合格したというサクセスストーリーで、本はその講師の作。

 長い題名の本である。「学年ビリの」、「1年で偏差値を40上げて」、「慶應大学に現役合格」という魅力的な語彙が並ぶ。多分、藁をもすがる状況でこの本を購入したであろう、受験を控えた生徒やその保護者は読んだ結果「自分達と違うんだ・・」と、かえって落胆したのではないだろうか。私はそう思った。例えると、どんなに努力しても駄馬はサラブレットの域に達することはできない、からである。

 このサクセスストーリーには以下のような好ましい条件、その他が揃っていた。

@ 第一は、本人には学ぶための資質があった。並々ならぬ集中力もあった。坪田講師は面接時に「この子には机に集中して向かう資質がある」、「健全なコミュニケーション能力を維持している」と坪田先生は瞬時に判断している。

@ 第二は、保護者の経済力。主人公は日曜以外塾へ毎日来られる学習コースを選べたが、百数十万円を前払の必要があった。私立高校の授業料と合わせ合計で二百万円以上の費用が必要になる。

@ 第三は、親がモンスター・ペアレント的であったこと。坪田講師は、学校のカリキュラムは一切無視し、慶雁大学合格に沿った指導に特化している。学校での生活態度、学習態度が問題になり、退学の可能性も示されたが、母親が強い姿勢で臨み、停学で済むこととなる。学校から問題ある保護者と思われることで主人公を助けている。

@ 第四は、坪田講師のおだてたりすかしたりの受験テクニック指導は見事。遂行した主人公も立派。しかし、本例のような指導は受験技術に長けているだけのアンバランスな学生を生みだすことになりかねない。

@ 第五は、主人公は慶応に合格すること自体が目的で、それで何を学びたいか・・などの提示はない。ちょっと寂しい。

@ 第六は、学校での成績で目立たないなら勉強以外にエネルギーを向けるようになるのも自然。ならばギャルになって注目されたいと考えるのは、中高校生の女子の心理としてあり得るのではないだいか。結果としてゲーム依存症、非行に走る生徒も珍しくない。主人公の揺れ動く心理も描かれる。

 70歳も過ぎてから受験期の話題満載のこのような本を読むとは思っていなかったが、自分にも苦しい受験期があって共感できることも少なくなく、懐かしい気持ちで一気に読んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「ビリギャル」原作坪田浦貴 監督土井裕泰 製作年:2015年

2017年01月28日 06時21分51秒 | 映画評
 

2014年初頭、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という長い題名を持つノンフィクション本が話題になった。私は新聞の紹介記事で知り興味を持っていた。

 高校2年の時に小学生程度の学力しかなかった主人公が、塾の講師と出会い、指導で慶応大学に現役合格するまでをたどった本で、65万部を超えるヒットになった。受験を控え成績が伸び悩んでいる子供たち、子を持つ親たちが購入したものと思われる。
 有村架純を主演に「映画ビリギャル」として映像化もされた。私は映画化自体は昨日まで知らなかった。本にちょっと興味を感じていたがまだ入手していなかった。

 私のiPadには家族の配慮でアマゾンから配信される映画やTVドラマを有料で見ることができる。あまり利用していないが、昨日インデックスを見ていたところ「映画:ビリギャル」が配信されていた。見るとはなしに見始めたが、題材が教育現場であり、非行やいじめの問題に関連する内容もあり、劣等生問題でもあり一部私の経験ともオーバーラップするから次第に引き込まれた。

 あらすじは、全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた高2の主人公が母から塾に通うよう言われた。彼女は金髪パーマにピアス、厚化粧にミニスカートのへそ出しルックで渋々入塾面接に行き、坪田教師と出会う。面接で大学進学、慶應大学を目指すこととなった。
 主人公は努力家でもあった。徐々に成績を上げ、紆余曲折はあったが、希望通り慶應大学に合格した、という話。塾に入った時、主人公は、偏差値30の学年ビリの成績であった。背景には娘を信じて助けてくれる気丈の母親の存在は大きい。

 塾の費用は年間百数十万円、と高額である。塾での勉強も大事であるが、塾自体が費用を勉強してほしいものだ。これは、進学期の子供を持つ父兄の大きな希望。

 主人公は愛知県の私立中高一貫校の生徒らしい。中学受験も経験しているから能力が欠けていたわけではなかった。
 要するに、高校進学後に目標を失い、勉強せずにビリになっていたが、本人のやる気、厳しい母親、経済力、いい指導者と慶應の受験科目に特化した徹底指導が揃い、たまたま花開いたことで、可能性は少なかったであろうが、当たり前のサクセスストーリーと捉えられる。多分、藁をもすがる状況で原作を購入して読んだ読者は「自分とは遠い環境の子・・」で、あまり参考にならなかったのではないだろうか。

 主演の有村架純は表情もよく好演であった。それ以上に、高校、塾、大学と若いエキストラ達が多数登場したが、いずれも自然の姿で場面をもり立てた。教育現場、非行やいじめの問題につながる内容もあり、遊興、サボリ、ゲームに浸りやすい現代の若者世代の世相の一部を知るのに役立った。

 だた、主人公の家庭の問題などは、話の展開に必要なのであろうが、ドラマ嫌いの私にとっては興味ない話題であった。

 坪田浦貴著「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を読んでみることとした。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いじめ問題2017(3)いじめはあるものとの認知から

2017年01月27日 17時24分50秒 | 時事問題 社会問題
 いじめに対してこの数年間は「いじめ防止対策推進法」の整備を始めさまざまな対策をじているが、ほどんど成果が上がっていない。これはどうしたもの??何故なのだ??と思う。
 一般的に教育環境は新しい発想を取り入れ難い。専門的閉鎖空間での仕事であって、教育者は一般的に柔軟性は乏しい性格になる傾向がある。

 青森県の少女の自死の件しかり、原発事故で福島県から避難した子どもに対するいじめのニュースには、学校側の鈍さに呆れ、怒りからこみ上げてくる。

 何を言っても聞いてくれなかった教師。いじめの背景には子どもを守るべき教育に携わる人たちの、こうした無責任と怠慢がある。担任教師は。校長は何しているのだ??

 教師は、知識を教えるだけでなく人権や人間の尊厳を説くもの。こんな状況ではまた犠牲になる子どもを生み出す。
 加えて、加害者の親も鈍い。多くは子を擁護する場合が少なくないと聞く。

 いじめの加害者のありように、家庭が関わっていないはずはない。いじめという差別感の植え付けは家庭内の会話から培われていく。いじめを軽視する親の姿勢こそ人権軽視の教育にほかならない。この人権軽視か高じて人命軽視につながり、ときには命が失われる。

 いじめは教師と加害者の保護者の資質に関わることが大きい。教師や加害者側か痛を感じる社会にならないと、いじめは決してなくならない。いかに未成年であろうといじめ加害者が立場に応じた罪を償うのは当然のこと。関係する教師も親も本人に準じて扱われるべきだと思う。

 悲劇を繰り返さないためには、社会全体で、保護者と教師が「いじめは絶対に許さない」という意識を共有することが重要である。子どもは大人の社会を映す鏡と言われる。

 私は小中学校における「いじめ」対策は、まず学校が「いじめ」の場になる可能性が高いことの認識と周知・徹底だと思う。
 教師への訴え、不登校は重要なサインである。決して無視してはならない。原発事故の避難児はこの条件を満たしていたのに、学校現場の状況は実に情けない。

 「いじめ」は減らすことは出来ても無くすることは出来ない。集団があるところにいじめが生じるのは当たり前の現象である。
 だから、「いじめ」対策の究極の目標は、子供達が自死に至らないように防御する環境を社会をあげて作ることである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする