一年を締めくくるいつもの時期が来た。
国際的には? 日本国内では? 秋田県では? 我が家では?
何があったのだろうか。備忘録的にまとめておく。
【1位】安倍元首相撃され死亡
安倍元首相が7月8日、奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した。警察庁は現場の不手際と計画段階の不備が重なったとする警護の検証結果を公表し、要人警護の全面的な見直しが行われた。
9月27日は日本武道館で安倍氏の国葬が営まれ、4183人が参列した。岸田首相は国葬を行うことを早々に決めたが、論拠に乏しく内閣支持率下落の一因にもなった。決断力の乏しいという評価に抗したのであろうが、岸田内閣の勇み足的、ゴリ押しであった。最長政権??自分達が力不足だった事が第一の要因。
【2位】知床観光船沈没事故
北海道・知床半島の沖合を航行していた観光船が4月23日沈没し20人死亡、6人の行方不明となった。実態を見ると安全対策に重大な欠陥があり起こるべくして起こった人災と言える。
【3位】円安1ドル150円突破
日米の金利差拡大を背景に10月円相場が一時、1ドル=150円台まで下落した。9月下旬から総額で約9兆円を投じた。円安で日本経済は混乱し、物価上昇が続いている。日銀はちょっと手を加えたがいまだに強気を崩していない。
【4位】旧統一教会 政治問題化
安倍元首相の銃撃事件をきっかけに旧統一教会による高額寄付被害、人権軽視などが明らかになった。教会と政治家との接点も相次いで浮上し、所属国会議員179人との接点が判明した。内容的に、これまで問題にならなかったのが不思議である。
【5位】COVID-19 感染1日10万人
「オミクロン株」が年明けから流行、第6波のピークを迎えた7月感染者数は初めて20万人/日を超え、感染者累計が1000万人を突破した。政府は9月、「全数把握」を見直し10月には水際対策も大幅に緩和した。
【6位】辞任ドミノ、閣僚更迭相次ぐ
この2ヶ月で4人の閣僚が更迭された。政治家とはいかに「抜けた人材」が紛れ込んでいるのかが示された。清廉潔白は死語になった。閣僚として推薦する派閥にこそ問題がある。
【7位】五輪汚職、組織委元理事ら逮捕
やったことは情けないが、総じて70歳代の高齢者が関与していることに驚く。
【8位】宮城・福島で震度6強、新幹線脱線
新幹線の脆さが表出した。東北新幹線は乗客6人負傷、線路架線の被害は1000箇所以上。秋田新幹線は58日間にわたって運休減便などがあり、私も影響を受けた。さらに高速化が図られているが私は反対である。速度追求より安全対策である。
【9位】サッカーW杯日本代表16強、野球界で大谷、村上、佐々木朗希活躍
サッカーのW杯カタール大会で、日本代表はドイツ、スペインに勝利、ベスト16となった。大リーグの大谷は104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。ヤクルトの村上選手が56号を放ち、日本選手の最多本塁打を更新。佐々木朗希選手は完全試合を達成した。
【10位】藤井竜王 最年少五冠
将棋の藤井竜王が2月10代での五冠を成した。
【番外】
◉北京五輪 冬季最多メダル
◉改正民法施行、成人年齢18歳に
◉3歳女児、通園バスに取り残され死亡
◉北ミサイル発射相次ぐ
◉山口・阿武町が4630万円誤給付
◉夏の甲子園で仙台育英優勝、東北勢初
◉沖縄本土復帰50年
◉などなど多彩な年であった。