約4年ぶりの衆院選で国民は、と括っていいか分からないが、結果的に自公の連立政権継続を選択したことになる。
岸田首相は公約を打ち出しただけで実績はない。だから、今回の結果は9年近く続いた安倍、菅両政権、特に安倍政権への審判と言えるだろう。そんな中、自民は苦戦を制して与党による衆院の議席過半数を維持した。
自民への風向きの厳しさは、秋田県でも明らかになった。秋田県では野党連合によって小選挙3区はいずれも自民候補と野党候補の一騎打ちとなった。2区では立憲の候補が自民元法相を破った。
野党は共闘により全国で候補者一本化を推進。今回構築した共闘を国会でも堅持し、岸田政権と対峙する、と言う。来年は参院選がある。
昨年以降のCOVID-19感染拡大では政府の対応が病床逼迫を招き、自宅療養中に亡くなる事例などが発生。政治が国民生活の生活、いのちに直結していることが実感された。
それだけではない。自民の苦戦は、「官邸主導の強権政治」、「政治とカネ」の問題などによる政治不信の表れともみられる。
その一つが自民の甘利幹事長の小選挙区の落選に表れている。
安倍政権下で経済再生担当相だった甘利氏は2016年、建設会社側からの現金授受を巡る問題で辞任、暫く蟄居していたが岸田総裁の下で表舞台、党幹事長に就任すると問題が再燃した。当然である。私は今回の党人事に呆れた。国民をバカにしてはならない。これまで自身が十分説明責任を果たしたとは言い難いし、就任直後にNHK午前に放送された日曜討論では私は不遜な、若手を見下すような態度を感じ取った。
岸田首相の発言が総裁選出馬表明以降、大きく後退した。「政治とカネ」に向き合おうとしない。甘利氏の件、河井案里氏に党が投入した1.5億円についても説明を避け続けている。森友学園問題を巡る公文書改ざん、菅政権下での日本学術会議任命拒否問題などにも後ろ向きなまま。
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ところで、ベテラン議員のかなりが小選挙区で落選、比例当選となった。私は世代交代のために喜んだが、最終結果を見てがっかりした。甘利氏も同様であるが、秋田選挙区では元法相と当選5回の前議員が小選挙区で落選し比例区で返り咲いた。
私は小選挙区制は若手や新人にとっては厳しい制度と思っている。小選挙区、比例の双方に立候補出来る制度はやめるべき、と考える。
議員にとっての制度で国民のための制度ではない。
岸田首相は公約を打ち出しただけで実績はない。だから、今回の結果は9年近く続いた安倍、菅両政権、特に安倍政権への審判と言えるだろう。そんな中、自民は苦戦を制して与党による衆院の議席過半数を維持した。
自民への風向きの厳しさは、秋田県でも明らかになった。秋田県では野党連合によって小選挙3区はいずれも自民候補と野党候補の一騎打ちとなった。2区では立憲の候補が自民元法相を破った。
野党は共闘により全国で候補者一本化を推進。今回構築した共闘を国会でも堅持し、岸田政権と対峙する、と言う。来年は参院選がある。
昨年以降のCOVID-19感染拡大では政府の対応が病床逼迫を招き、自宅療養中に亡くなる事例などが発生。政治が国民生活の生活、いのちに直結していることが実感された。
それだけではない。自民の苦戦は、「官邸主導の強権政治」、「政治とカネ」の問題などによる政治不信の表れともみられる。
その一つが自民の甘利幹事長の小選挙区の落選に表れている。
安倍政権下で経済再生担当相だった甘利氏は2016年、建設会社側からの現金授受を巡る問題で辞任、暫く蟄居していたが岸田総裁の下で表舞台、党幹事長に就任すると問題が再燃した。当然である。私は今回の党人事に呆れた。国民をバカにしてはならない。これまで自身が十分説明責任を果たしたとは言い難いし、就任直後にNHK午前に放送された日曜討論では私は不遜な、若手を見下すような態度を感じ取った。
岸田首相の発言が総裁選出馬表明以降、大きく後退した。「政治とカネ」に向き合おうとしない。甘利氏の件、河井案里氏に党が投入した1.5億円についても説明を避け続けている。森友学園問題を巡る公文書改ざん、菅政権下での日本学術会議任命拒否問題などにも後ろ向きなまま。
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ところで、ベテラン議員のかなりが小選挙区で落選、比例当選となった。私は世代交代のために喜んだが、最終結果を見てがっかりした。甘利氏も同様であるが、秋田選挙区では元法相と当選5回の前議員が小選挙区で落選し比例区で返り咲いた。
私は小選挙区制は若手や新人にとっては厳しい制度と思っている。小選挙区、比例の双方に立候補出来る制度はやめるべき、と考える。
議員にとっての制度で国民のための制度ではない。