今年、年末近くになってから二つの家電製品が昇天し、交換した。
■居間のHITACHI製TV(UT32-WP770B)
居間のTVはまだ5年目であったが故障した。この機種はモニター部分と録画ハードディスク付きのテューナーが外付けとなっているタイプであった。結構気に入っていたのであるが、外付けの部分が故障した。数万円はかけるのであれば修理も不可能では無いとの事であった。
私の別の録画システムはPanasonic製のBuru-rayを中心に組んでいるが、HITACHI製TVの録画機能間に互換性がなくこの面ではかなり不便していた。TVはモニターとしては問題なく機能するので私が書斎でパソコン用のモニターとして用いれば無駄にはならないからこの際買い替えることとした。
今回はパナソニック製の液晶テレビを注文した。パナソニックはこの11月にプラズマTV業界から撤退した。もう一つ有機EL-TVも実用化困難としてSONYとの技術提携を解消した。大型TVはプラズマでしかつくれないとされ、有機EL-TVは高画質で期待され、巨額の設備投資をしたものの開発継続は困難と判断した、とのこと。今回のTV買い替えるにあたっては録画規格を統一することと、プラズマTV、有機EL-TVに夢をかけ多額の投資をしたパナソニックの技術力をたたえたいと思った。
今回購入したTV(
TH-L42FT60)はNet-TVと言っていい。インターネットにも簡単にアクセス出来る。私にはTVと思われないほどの高機能で、操作はそれなりに複雑である。私はまだTVのon off、NHK011チャンネルの選択しかできない。
故障してくれたおかげで書斎のパソコンは23インチのモニターと33インチTVのダブル画面となった。TVのモニターの方は解像度に不満があるが、大画面上で操作できる魅力はそれを凌駕する。また、私のミニシアターのモニターにもなっているので暫時切り替えて蓄積してある録画データを視聴している。
■HITACHI製洗濯機(NW-7P5)
我が家の洗濯機はHITACHI製で10年ほど前の製品である。風呂の残り湯などを吸い上げる機能があり、とても便利であった。
洗濯の進行状況は液晶で提示されるが、一月ほど前に液晶の一部が見えなくなった。古いので部品なく修理不能だろうと諦めたが、運良く部品が見つかっり交換した。費用は7000円であった。
液晶の交換から1週間、交換したばかりの液晶にバッチリと「意味不明のエラーコード」が提示され、ウントモスンとも言わなくなった。なじみの家電店に相談したところ、修理困難で、安全のためにも交換する方がいいとのことであった。家電の「長期使用製品安全表示制度」では洗濯機の標準使用期間は7年間で、補修用性能部品の保有義務の期間は製造完了後6年間となっている。ならばやむなし、と諦めた。ドラム式も考えたが高機能すぎて30万円ほどと高価すぎたので我が家には向かない。全自動洗濯機
BW-9SVにした。費用はドラム式の1/3程度ですんだ。
液晶の交換はいま振り返ってみれば「意味不明のエラーコード」を表示するためだけに交換したようなものであった。どうせなら一緒にだめになれば良かったのに、と思った。