福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

秋大心臓血管外科忘年会のために「The Yamamoto Band」結成 

2005年11月30日 05時04分08秒 | 近況・報告
 心臓血管外科忘年会で一昨年、教授と四方山話しをしていたときに若干の音楽談議を交わした。その際、来年はお互いに一発何かやるかと言うことになった。今年は二年目。

 昨年の忘年会では三味線、シンセ演奏、私のVn、教授は学生3人を誘ってのギター弾き語り、と5本の余興が出てさながら音楽会の様相。みんな予想以上の出来で、笑いもあり充分楽しめた。私は3番手登場で若干のトークと「タイスの瞑想曲(一部)」「北の宿から」を弾き銀賞(商品券3000円)をいただいた。Vnで金銭を稼いだのは人生初めてである。

 昨年の出し物は基本的に個人プレイのレベルであったが、来年は是非合奏で「神田川」等を一緒に、ということになり秋口から時に集まって練習していた。本日が最終練習日で最初の出番は12月2日が予定となっている。

 主たるメンバーは8人。楽器はフルート、三味線、シンセ、Vn、ギター、ベース、パーカッション、サックス。それにバックコーラスも付く予定になっている。
 曲目は「夢のカリフォルニア」「悲しい色やね」「神田川」。アンコール予定曲は「津軽海峡冬景色」。

 私も結構重要な部分をソロとかユニゾンで付けるので責任は重い。一昨日、激しい坐骨神経痛で伏せっていたとき、業務、講演とこのバンドのことがとても気になったが、何とか出席出来そうだ。あとはソロ部分でこけないようにするだけ。本番が楽しみである。
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フランス人のワイン離れの影響が私にも?

2005年11月29日 05時59分22秒 | コラム、エッセイ
 2005年のボジョレヌーボーの解禁日は11月17日であった。コンビニで予約を取るほどまで日本でもボジョレはポピュラーになってきており、アルコールに全く感心がない私ですら「ボジョレ」という単語や日取り程度は知っている。しかし、ワインは古いものほど珍重される・・と私は今でも思い込んでいるが、何で新酒もこんなに話題になるのか??その点については全く解らない。

 最近では、"ボジョレ"の最大の得意先は日本、と相場が決まっており、大量の新酒が輸入されていると言う。その最大の理由はフランス人のワイン離れと日本で浸透しているワインブームの結びつきにあるらしい。しかし、本当の「ワイン通」は"ボジョレ"を好むのだろうか?これまた、私は知らない。

 ワイン王国の本家本元であるフランスの全国ワイン業者組合の調査は厳しいワイン離れを示している。それによると、2005年のフランスのワイン人口は約3200万人で、2000年に比べて100万人減、国民1人当たりのワイン消費量も1965年は160リットルであったと言うが、2005年には67リットルと大きく落ち込んだ。ワインを飲む人のうち、「毎日、あるいはほぼ毎日飲む」は2005年には21%で、うち35歳以下の若年層は殆どいない状態で、「ワイン王国フランス」の称号は実質的に瓦解しつつあるとも言われている。
 
 フランスでは一体どんなアルコールが好まれているのか?と思ってしまう。少なくともビールではあるまい。先に訪れたときのフランスビールの拙さは私でも解った位だから。

 そう言う私は最近、ワインなんてちっとも好きでもないのに、自宅で夕食を摂る際に食前酒としてワインを少しだけ飲んでいる。この前確認したら10数本が棚の上に放置されていた。すべて各方面の方々から押し戴いたもの。中にはそれなりの名品もあるらしい。せっかく戴いたのに、勿体ない、・・・が動機である。ただしマズイから葡萄ジュース、ファンタグレープとか、昨夜は蜂蜜を入れて飲んだ。小さなワイングラスに半分ほど飲んで、頻脈と動悸を感じつつ就眠、この動悸はきっとフランスのワイン離れの影響なんだよ・・・。
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中通総合病院創立50周年記念「健康フェスティバル」(3) 

2005年11月28日 06時46分02秒 | 近況・報告
公開シンポジウム「患者さんと医療機関・行政との良い関係」(2)

コ・オーディネーターから私に振られた論点について私は次のように答えた。

(1)患者さんと医療機関との良い関係を築くためにやっていること、
●個人的には私は白衣を着ません。白衣はTV出演時のみ。
●病院の理念として「いつでも、どこでも、だれでも」を背景に24時間対応。
●患者の視点に立つ対応として患者さんが話しやすい雰囲気作りを指導。挨拶、笑顔、対話を基本に、「どうなさいましたか?」で診療を始め「他に何かご希望は?」と結ぶよう指導している。
●3時間待ちの3分間診療は悪の根元と言われているほど悪いものではないが、患者さん医療者側とも苦痛であることは確か。
●外来担当医を増やすことは不可能。待ち時間への配慮は予約制拡大と他の医療機関との連携で対応する。安定した患者さんは居住区近くの診療所、病院に紹介。

(2)在宅の患者さんをどの様に支えているのか?
●秋田県・秋田市の高齢化の現状から見て秋田の医療が良いバランスを保っているとは言えない。
●その中では中通総合病院を中心とする法人組織はリハビリテーション病院、訪問看護ステーション、ヘルパーステーションなどを持ち、よりよいバランスを保っていると考える。更に関連法人のネットワークもある。
●中通総合病院には急性期医療終了後、在宅復帰のためのリハビリテーションを受け持つ療養病棟もあるが、病院は在宅医療への直接的対応は出来ない。
●日常的には法人内組織、地域の医療機関と共同して在宅医療を支援するが、急性増悪の際の医療は病院で担当する。
●一医療機関、一法人の対応には限界がある。行政には種々発言していきたい。

(3)セカンドオピニオン、医療情報の提供などについてやっていること。
●個人的には重大な病気で受診した患者には病状が判明した際に治療医療機関の選択の機会を与える。
●患者さん本人との対話を重視し、患者さんの選択を尊重する。その際のお手伝いをする。
●セカンドオピニオンの申し出については喜んで対応する。患者・医療者側共により満足出来る状況となる。デメリットはない。
●セカンドオピニオンの申し出は遠慮無く。その対応によって医師としての考え方を知ることが出来る。

(4)フロアから質問。中通総合病院の有料駐車場は何とかならないか?
●病院が患者さん方に提供している駐車場の殆どは借地であってその経費は膨大であり、大変な負担となっている。
●病院の運営上無料化は不可能であるが、患者さん方の負担を軽減する努力は今後も続けていく。
●駐車料金を負担いただいた患者さんから満足・納得いただける良い医療を提供していきたい。

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中通総合病院創立50周年記念「健康フェスティバル」(2) 

2005年11月27日 18時56分29秒 | 近況・報告
 昭和30年、中通診療所として発足した中通総合病院は、今年創立50周年を迎えた。11月26日が記念式典などの諸行事日であるが、11月25日秋田拠点センター「アルヴェ」2F多目的ホールにて市民、患者さんを対象に「健康フェスティバル」が催した。

 「健康フェスティバル」午後の部は14:00-15:50までは公開シンポジウム「患者さんと医療機関・行政との良い関係」の企画である。会場に入りきれないほどの参加者があり、急遽椅子を搬入したが、それでも立ち見の方も数10名はおられた。私の予想の数倍もの参加者で大盛況・大成功であった。患者さん、市民はこういう対話集会を望んでいるのだろう。

 出席者はコ・オーディネーターとして丸野内胡桃氏(秋田パートナーシップ理事長)、高杉静子氏(患者さん代表)、松葉谷温子氏(秋田市助役)寺田俊夫氏(秋田県医師会長)と私(中通総合病院院長)。
 先ず患者さん代表から提起された論点は以下の如くであった。
(1)患者として受診したときすでに気後れして怯んでしまい、言いたいことも言えない状況になる。その結果、コミュニケーションが不十分なまま終わる。この気持を医療機関は察して欲しい。
(2)行政は社会資源の存在、利用の仕方について、充分に後方やアピールを行い、制度や問題点を市民と共通のものにして欲しい。
(3)医療機関や医師会には患者側の思いを医師養成、日常診療の段階からバックアップして欲しいし、行政には具体的施策や助成制度等でバックアップ願いたい。

 それを受けて、コ・オーディネーターから私に振られた論点は
(1)患者さんと医療機関との良い関係を築くためにやっていること、
(2)在宅の患者さんをどの様に支えているのか、
(3)セカンドオピニオン、医療情報の提供などについてやっていること。
 会場から私宛に中通総合病院の有料駐車場は何とかならないか、と言う質問があった。(続く)
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中通総合病院創立50周年記念「健康フェスティバル」(1)ベル・ヴィエントスコンサート

2005年11月26日 06時36分24秒 | 音楽談義
 昭和30年、中通診療所として発足した中通総合病院は、今年創立50周年の大きな節目を迎えた。
 明日11月26日が、記念式典、シンポジウム、記念祝賀パーティなどの諸行事が計画されているメインの日であるが、それに先立ち本日秋田拠点センター「アルヴェ」にて11:00から17:30まで市民、患者さんを対象に「健康フェスティバル」が催された。

健康チェック相談コーナー、血圧・骨密度測定コーナー、栄養・禁煙・介護・歯科などの各種健康相談・指導コーナー、秋田市救急隊の協力を得ての救急蘇生実習コーナーなどがセットされ、フォルクローレコンサート、公開シンポジウムなどが計画された。

 11:00am、フェスティバルは私が簡単に参加者に感謝の挨拶をした後、フォルクローレコンサートで始まった。出演はベル・ヴィエントスで、秋田で活躍するフォルクローレのグループ。本日は13:00、17:00と3回登場である。1989年に結成で本日は10名ほどが出演。ギター類を中心とした弦楽器の他、歌 サンポーニャ、ケーナ、パーカッション 、踊り隊、ピアノ・・と組み合わせは多彩で各人が数種の楽器を持ち替えての熱演。

 フォルクローレ(folklore)は、アルゼンチンおよびその周辺の国々のフォークソング、民謡。民俗音楽を指すが、私はこの場で初めてフォルクローレと言うジャンルの実演に触れ、初めてこのグループの活動を知った。サンポーニャ、ケーナ等の民族楽器、決してこれは機能的な楽器でなく音量もやや小さめなのだが、独特のかすれた音が風を想わせ、癒し気分にさせてくれる。リーダーの激しい全身のエネルギーを込めてのギター演奏、顔を真っ赤にしながらサンポーニャ他を演奏したお嬢さん、バックのメンバー達、かなりの体力が必要だと想わせるダンサー達の熱演を私は十分に堪能した。
 
 ただ、シンセサイザーの巨大な音量を発するスピーカーの真ん前に座ったためにオリジナル楽器の息吹が不十分との感じもあった。13:00からは席の中央に陣取って聴いた。夜の会議のために、3回目のコンサートが聴けなかったのがかえすがえす残念である。
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