備忘録

森美術館

2012-01-04 23:03:22 | 港・品川・大田区
どこでしょう?

ここは六本木ヒルズ森タワーの下。
何とこのタワーの53階に美術館があるのです。

招待券をいただいた(+T氏の高評を伺った)ので、やって来ました。

こちらが森美術館、東京シティビューへの専用入口。

途中でこの券に引換え、エレベーターで52階へ。

上がった所が、360°ガラス張りの絶景を見られる“東京シティビュー”。
エスカレーターで53階へ上がると“森美術館”。

「メタボリズム」って何?
お腹周りが太い「メタボ」と何か関係があるのかしら?
と、全く展示内容を理解しないままやって来た『メタボリズムの未来都市展』。
T氏の高評通り面白く、3時間強も滞在してしまいました。
『メタボリズム』とは、1960年代の日本で、未来の都市像を夢見て新しい思想を展開した建築運動の名称なのだそう。
生物学用語で「新陳代謝」を意味し、環境にすばやく適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく建築や都市のイメージに結びつけ、そう呼ぶようにしたとの事。
広島ピースセンターや大阪万博を手掛けた建築界の巨人“丹下健三”に強い影響を受けた“黒川紀章”“磯崎新”“菊竹清訓”“槇文彦”を中心に展開された『メタボリズム』の“誕生”“変遷”“未来”を、“完成”“進行中”のものから“実現しなかったアイデア・都市デザイン”まで紹介しています。
アニメの未来都市に登場しそうなデザイン案に「ひょぇ~」、実現した建築物に「都会ならいいけど田舎にはなぁ~」と思ったり、進行中のプランに「中国ならきっと完成させるに違いない」と思ったり。
解説ビデオや模型がたくさんあって愉しく、あッと言う間に何時間も経っていました

美術館の後は、52階の“東京シティビュー”をぐるッと1周。

360°

夜景が広がります。

このフロアにはカフェやバー、レストランもあり、お茶や食事と一緒に夜景を楽しむこともできます。
ちなみに、森美術館の営業時間は展覧会会期中10:00〜22:00(火曜日だけ10:00〜17:00)。
東京シティビューは平日・休日は10:00~23:00、金・土・休前日は10:00~25:00。
さすが、眠らない街“六本木”です。
  (2012.01.04)

※メタボリック・シンドローム=代謝症候群
 →内臓脂肪型肥満(内臓肥満/腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態

後日、六本木ヒルズ・クロスポイント前に特別展示中の“中銀カプセルタワービル”住宅カプセル実物を見学。

“中銀カプセルタワービル”とは、黒川紀章が設計したメタボリズムの代表的な作品で、鳥の巣箱を凸凹に重ねたようなユニークな外観の建物です。

世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅(マンション/140室)で、1972年、銀座8丁目・首都高速道路脇に竣工しました。

ビジネスマンのセカンドハウスとして活用するため、約10m²の室内には、TV・ラジオ・デスク・ユニットバスなどを設置。
完成から40年が経過した現在でも実際に使用されている住居があるそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。