興奮覚めやらぬライブに行ってきました。場所は、昨年のジョージ・ベンソンと同じダッジ・シアター。
そのコンサートは、Return To Foreverリターン・トゥ・フォーエバー。伝説のジャズ・フュージョンのバンドです。1972年結成当時は、『クロスオーバー』なんて言葉もあった頃のようで(私も幼かったので、リアルタイムで聴いた事はありません。)フュージョンがブームから定着に向かう途中であったようです。
そんなバンドが1日でもフェニックスに来てくれるなんて、本当にありがたい・・・感謝です。
で、リターン・トゥ・フォーエバーの黄金期メンバーが、25年の時を経て今年再結成されました。(当時のアルバムは、現在もCDで入手可能です。名盤揃いです!!)
4人それぞれが、一家の大黒柱的、超有名現役ミュージシャンなのですが、一応リーダーというか発起人(笑)は、現在、ハービー・ハンコックやキース・ジャレットと並んで、人気・実力共に世界に名だたるピアニストのチック・コリア。
最新のキーボード一杯に加え、アコースティック・ピアノやローズ・ピアノももちろん熱演。
そして、当時日本でもギター少年の憧れの的であった早弾きギターリスト、アル・ディ・メオラ。1980年ごろの雑誌では、ヴァン・ヘイレンと並んで特集されていた記憶があります。この日、彼は、トレードマークの黒のギブソン・レスポールから始まり、6本のギターを持ち替えながらの熱演。
バックは、マイルス・ディビスなどの大物との競演でも知られる、ベーシストのスタンリー・クラークに、ドラムスのレニー・ホワイト。当然かも知れませんが、コンサートの中で、各メンバーの紹介はありませんでした。(笑)
スタンリー・クラークは巨人なので、アコーステックのコントラバスも楽々と引き倒していました。彼のアルコ(弓弾き)も絶品です。
とにかく楽しそうなオヤジ達の演奏。見る側の観客もかなり年齢層が高かったような・・・。きっと、日本でやったら、前のほうには、ギター少年などが詰め掛けるんだろうな・・・。
内容は、パワー溢れるエレクトリックな第一部としっとりとアコースティックな響きを紡ぐ第二部。
そして、各自15分ほど(長い!!)のソロ・パフォーマンスのあと、アンコールになりました。
途中、休憩をはさみ約3時間。恐るべしです。各自が、『超絶』(ちょっと古い形容詞ですが)技巧派なので、見ていても楽しい。1曲が15分くらいと長いのですが、その長さを感じさせません。
アンコールでは、もはや名曲というかスタンダード(昔の映画曲など・・・)に昇華した感があり、多くのミュージシャンにさえカバーされる事の多いチックの名曲『スペイン』が、チック本人とアル・ディ・メオラに演奏されるのを聞けるなんて、いまどき貴重です!!
ブログの読者の中には、今日の話題についてこられる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが(汗)、もしいらっしゃいましたら、コメントお待ちしています!!
画像は、アンコール時のバンド。チックは、ヤマハのKXを抱え、ディ・メオラはダブル・ネックのPRS(ポール・リード・スミス?)まで持ち出して熱演です。彼は、すごくダンディ(古っ・・・)に年を重ねているようでした。
私の25年後は・・・?
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