コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

COIN-OPのリストア・プロジェクト~その3

2017-06-25 23:05:22 | プロジェクト
前回は左側を製作しましたので、その続き。




右側のパネルの製作に取り掛かります。

資料を見る限り、オリジナルの部品の素材は金属製のようです。

まあ、外観上を優先し、コスト面を考慮して、厚手ペーパーとプラスティック素材を利用して製作することに決定。




最初は、左側パネルと同様にPC上にてデザインから開始。



最終的に仕上げを丁寧に行うので、色味はなんとなく感じがつかめる程度に。




同様にプレビューしながら、サイズとレイアウトを調整して印刷。




カットして土台用の素材に張り付けカット。





ここからは、オリジナルの金属製の素材感と経年の風合い(錆などの劣化)、そして立体感を再現するため、メタリック系のアクリル絵の具を準備し着色して行きます。

ほぼリアリズム作品制作のような根気のいる作業(笑)

色味を最終形にもって行き、立体感を出すため、盛り上げの技法を駆使しながら、時間をかけて作業を継続。

途中、乾燥を何度も何度も挟むので、一日で進む作業に限界がありますが、なんとか完成。



最後の実機のねじ穴に合わせたサイズに調整して、実機にねじ止めして完成。





両端に残っているパネルは当時のオリジナルのもの。

それほど違和感を感じない程度のレベルに落ち着いたのでは・・・と思います、個人的には♪



このまま倉庫に寝かせておけば、自然といい感じになるのかな・・・。


以上で、COIN-OPのリストア・プロジェクトは終了。


お付き合いいただきましてありがとうございました!






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COIN-OPのリストア・プロジェクト~その2

2017-06-24 15:03:37 | プロジェクト
前回からの続きです。



入手した資料を基に、実際に制作に入ります。

製作に、といってもまずどのように進めるか・・・を考えるんですね。

お手本がないので試行錯誤。

この準備段階を丁寧にしておくことが肝心でしょう。



さて、クラシックカーと違い実際の使用を前提としていないので「すべて当時のとおりに再現するのではなく、外観を優先」するという方針に。

そして方針に従い、資料を見ながら、文言に使用されているフォントを検索して入手。


入手したフォントをPCにインストール。



エクセルを使用して実際の文言を入力してからプレビュー画面にて、予定の実寸と合わせるためにサイズとレイアウトを調整。

かなり事務作業的ですが、嫌いじゃありません。






手間のかかる作業で、根気がいります(笑)

次に、経年の風合いを出すために時代を経過した少々ヤケなどもある材料用紙を入手し、印刷。

その後、カットして実際の木製パネルにはめ込んで、実機に取り付けます。






以上で、左側のパネルの製作が完了です。



つづき・・・。




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COIN-OPのリストア・プロジェクト~その1

2017-06-23 23:15:52 | プロジェクト
海外のニュースを見ていますとアメリカ、特に西部では、熱波で大変なようです。

現地では華氏(摂氏ではない)ので100度とかを越していてもピンと来ないかもしれませんが、摂氏でも40度超え、下手すると50度超えなんていう日も。アリゾナのフェニックスやカリフォルニアのデスバレー(通称死の谷と呼ばれる)などは常軌を逸した高温のようです。

もっともデスバレーはそういった過酷な環境こそが観光を促す側面を持っているので観光客も訪れているようですが、はっきり言って危険です。

車で数十キロも走らないと何もないような場所でオーバーヒートして立ち行かなくなったりしたら・・・想像するだけで恐ろしい。

冗談ではなく、死と隣り合わせです。


さて、テレビで放映されていたディスカバリーチャンネルで、アメリカ製旧車のリストア&カスタムを専門に請け負う会社のプロジェクトを録画していたのを見ました。


良く知られているメカニックや塗装といった分野の作業に加えて、旧車のリストアで課題となるのが、そもそも各部のパーツが欠品していたり、錆びたりしていてそのまま使えなかったりするので、そういったものを一点ずつ設計して作り出していくことなど。


また、リストア・プロジェクトごとに対象となる車種も異なるため、必要となる部品や作業も異なるということ。

一言でいうとアイデアと技術を駆使して、日常の使用に支障がないよう、オーナーの意向を受けて最終の仕上げまで手掛ける仕事。

1時間ほどの番組を見てちょっと影響を受けてしまいました(笑)




さて、今回はちょっとした『リストアもどき』プロジェクトのはなし。

こちらは随分と以前にアメリカで買い付けたマシン。

1930年代にアメリカのラスベガス市内のホテルで使われていた(と思われる)ゲーム機です。

簡単言うと占いマシンで、大くくりにはアーケード(日本でいうゲームセンター)に設置されていたアミューズメント機。

レベニューを稼ぐ目的で設置された、硬貨を入れて楽しむ機械なので、『コインオペ(COIN-OP:コインを入れて操作される)』と総称されているアンティーク分野のアイテム。


このマシンですが、買い付けた当時より一部のパーツが欠品しており、合間を見て取り掛かろうと思っていた作業なのです。

現状、気になる点は全面のパネルが欠品。





側面のパネル2枚と前面のガラス製メイン・パネルは当時の部品が保持されていますが、その下の部分のパネルが2か所欠品状態。

ということで、まずは当時のオリジナルの状態を知るための資料集めです。



そもそも市販用ではなく業務用機器ということもあって、すべからくマイナーな分野のアイテム集めとなりますが、まずはオリジナルのブローシャーを発見し取り寄せ。



ブローシャーやフライヤー、当時の部品など関連の類のモノ自体がアンティーク・アイテムとして売買されることが稀にあります。


あとは、詳細部分の資料を集めるためインターネットで画像検索。

既に、当時のブローシャーを入手しているので、製造元会社名や機種名等々のデータを特定しており、インターネット検索もピンポイントで可能です。





つづき・・・。




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『古くて新しい』アンティーク・ガラスのペンダント・ランプ

2012-01-27 15:06:30 | プロジェクト
*****お知らせ*****

『ジャクソン・ポロック展』(東京国立近代美術館で2月10日から開催)のチラシと割引引換券を店頭にて配布しています。




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久々のプロジェクトです。

昨年末から店頭に吊るしてあったのですが、ご紹介が遅くなりました。


1800年代後半から1940年代までアメリカで実際に使われていた、アンティーク・ガラスのインシュレーター(絶縁体)を特別にリメイクした、『古くて新しい』感じのコージーアンティーク・オリジナルのペンダント・ランプです。

ガラス自体は気泡を含んだり、多少のくすみもあるアンティークガラスですが、その他の電気部品は日本製です♪





『リメイク』物を目にする事もありますが、正確を期すとすれば、こちらは『Re-purposed』モノ。
アンティーク・インシュレーターの本来の目的とは異なる、照明に生まれ変わった訳です。

最近は、再生可能エネルギーだとか地球に優しいエコだとか言われますけど、別に地球に優しい事をしようと思った訳ではなく・・・
綺麗だし、個性的だからいいかな(笑)

アンティーク・ガラスの優しい色合いが特徴で、組み合わせてご使用になりますと、個性的でムードのある癒し空間が出来上がり♪





ソケットタイプE17形状の25W以下の市販の電球を1つ使用するタイプで、クリア球や白球などを使い分けてもその表情を変えることが出来ます。

また、シーリングソケットが付属しますので、特別な工事はご不要ですが、ランプ本体には、スイッチは付属致しませんので、壁のスイッチでオン・オフ可能な場所でご使用となります。





夜寝る前にリラックスするようなご自の宅スペースや、ビル・エバンス・トリオのジャズが流れる、暗めの落ち着いたバーとか・・・いかがでしょうか?

そういえば、学生の頃は週3で通ってたジャズ喫茶にも最近は言ってないなぁ・・・。

ご興味のある方はこちらから・・・。


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アーケードゲーム #8 ピンボール・ゲームの修復 <最終回>

2009-07-14 23:24:58 | プロジェクト
とうとう、ピンボール・ゲームの修復『最終回』を迎える事となりました。

寂しいです!!(ザブングル風♪)


思えば、修復を開始したのが今年1月の寒い時期。もともとゲーム機は去年からお店に佇んでいたんですけどね・・・『早く綺麗にして』って(笑)


さて、サクサク進めましょう!!


穴を開けた扉の板に、鍵の本体を通します。



裏側から軸受けを取り付けます。ガシッと木にめり込むタイプです。




鍵の本体を表から通し、裏側からナットで固定。



鍵のシリンダーを表から通します。



鍵のパーツを取り付けて



ネジでしっかり固定。鍵の閉まる(動く)ところが窪んでいるので、キチンと位置を確認。



実際にキーを入れて、動作確認。



最後に、ゲーム機本体に取り付けて完成♪バッチリ、ゲームが楽しめます。





思えば、入荷当初はパーツの欠品や埃まみれで、可愛そうな状態。



今では、元気になりました!!




パーツの調達や資料調査と合間を見ながらの作業で、結構時間がかかってしまいました。ほんとに『手探り』で進めてきたのですが、なんとかなるもんです(笑)


今まで楽しみにご覧になってきた読者のみなさま、ありがとうございました!!


また、新たなプロジェクトが立ち上がりましたら、お知らせしますのでご期待くださいませ♪

本当は、このゲーム機の修理中に、別のアーケード・ゲーム機が入荷し、そちらの修理を済ませた事もあったのですが・・・。そのスロットマシン・ゲーム機は機械式で、ちょっと地味な調整だけでしたので、画像がとりにくかったのです(笑)




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アーケードゲーム #7 ヴィンテージ・ピンボール・ゲームの修復

2009-07-12 17:18:03 | プロジェクト

さて、アーケードゲームのピンボール修理もいよいよ大詰め。


前回、お知らせした通り、あとはコインスロットの扉に鍵を取り付ければ完成です。

早速、鍵穴パーツ一式を調達しました・・・それもオリジナルの鍵付きです♪



もちろん、鍵修理屋さんではないので、なにわともあれ『分解』作業から始めます(笑)



比較的部品点数も少なく、仕掛けもシンプルなので、問題なさそうです。



ちゃんと部品の取り付け順序を覚えておかないといけないので、デジカメは『メモ』代わりにも活躍。



次に、コインスロットの扉に、鍵穴の加工。

一番重要なのが、穴をあける位置決めです。

いろいろなピンボールの資料やピンボールコレクターのコミュニティなどから、オリジナルのゲーム機の鍵穴の位置を検索し、そして、扉の板に位置決めします。



電動ドリルが活躍する場面。電動ドリル用の替刃はサイズ違い・対象の材料違いで15種類ほど持っているのですが、残念ながら一発でサイズのある直径2センチ以上の替え刃はありませんので、ある物を駆使して出来るように『作戦』を練ってから開始(笑)




何とか穴あけ完了。実際に鍵穴を通してみて、微調整を施します。

若干不恰好で、厳密な円にはなっていませんが(笑)、まあ鍵を組み込んでしまうと隠れてしまう部分なので、気にしないで進めることに♪

次回は、ラストスパートです!!



このプロジェクトは進捗により不定期でお送りする予定です。


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アーケードゲーム #6 ヴィンテージ・ピンボール・ゲームの修復

2009-06-29 16:31:03 | プロジェクト
*****ご連絡*****

6/30(火)~7/3(金):お休みさせて頂きます。
7/4(土)~通常通り営業
7/17(金)~7/19(日):骨董ジャンボリー@東京国際展示場東京ビッグサイトに参加の為、お店はお休みさせて頂きます。

ご来店予定の方はお気をつけ下さいませ♪

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さて、一昨日からの続きです。

実際に切断して大きさを整えた扉用の板をゲーム機本体の筐体に仮止めしてみます。



なんと、問題発生!!!(汗)


まあ問題と言っても、よくあることなので気にはしませんが(笑)

留め金を使って設置してみると、扉が開かない・・・。そういえば、留め金の位置は扉板の外側でなく内側だった・・・。

普通、一般的に扉の外側に留め金をつけた方が簡単ですが、そうすると見栄えが悪くなってしまうし、元の留め金の形跡を見ても内側についていたのは明白。更に、ゲームマニアの情報サイト(こんなものもあるんです♪)を尋ねて同じゲーム機種を参考にしたところ、やっぱり内側。


ということで、内側に取り付けて尚且つ外側に扉が開くように、扉用の板を研磨して加工する事に。



画像の上側に扉が開くようにしました。


そして、ゲーム機本体の内側の段差の角のRに合わせて、扉板を丸く加工。





だいたい出来ました♪



表側は、こんな感じ。



で、裏側はこんな感じです。





綺麗に磨いたばかりのコインスロットをあらかじめ扉用の板に取り付けます。



基本的にお金を扱う部品ですので、表側に留め金やコインスロットのネジ穴が見えていると物騒ですよね。

という訳で、表側からはネジ穴が見えないように、コインスロットも裏側(内側)から取り付け。




ゲーム機本体に取り付けた様子です♪



さすがに木の種類や年代も異なるので、木目も違いますが、まあまあいい感じでしょうか。。。



扉を開けるとこんな感じ。


だいぶ終わりが見えてきました・・・嬉しいような、寂しいような・・・。


さてと、あとは・・・そう!!扉に鍵をつけないといけません。


さて、部品をどうする?

・・・続きは次号で♪



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アーケードゲーム #5

2009-06-27 17:18:46 | プロジェクト

長期間に渡りお送りしております『プロジェクト』シリーズの第5回目です。
今までの経緯を読みたい方はこちらから。。。


部品の調達の関係や技術調査(⇒大袈裟!!)、一番大きいのが他の作業時間との兼ね合いですが(笑)、なんとかやっております。決して、ギブアップした訳ではありませんので、ご安心を♪

さて、今回は扉をつけるところからです。

扉とひと口にいっても、そもそも『図面』などと言うものは一切無いので、全てが万事、測量から始まり、最終的な『現場処理?』で微調整を施す、という流れになりますので、非常に効率が悪い(笑)



作業前の風景です。スッポリと扉が無い。

ただ、見慣れてしまうと、違和感もなくなってきますので、そのあたりが作業を遅くする理由かもしれません。


まず、材料を準備してラフにカット。今回のピンボールは古いものです。1960年代以降のゲームになると、筐体にも金属の利用率が増えてくるのですが、それ以前は圧倒的に木製。

当然、今回も木製にこだわりたい、それも古い味わいのある木材。と言う事で、ありあわせの店内にありました『古い和箪笥』の引出しの材料を使う事に決定。と言っても、年代はこの和箪笥のものの方が古いのですが。きっと大正時代末期頃のもの?

あと、基本的に西洋の家具に比べて、和ものの家具の材料は軽くて薄いので、加工は楽です。



筐体に取り付けるのですが、取り付け部分に段差がありますので、一枚板の扉側もあわせて加工。



こんな具合に、糸ノコでゆっくりと。



とりあえず、扉裏面の四方に段差が完成。




次に、扉の板に、コインスロットを取り付けるための穴をあけます。

ここでは、ちょっと丁寧に位置を探ります。

というのも、コインスロットのバーを押し込んだ時に、ゲーム本体の盤のトリガーに上手くヒットしなければ遊べないので。


寸法を測りマーキング。

4隅に電動ドリルで穴を開けてから、糸ノコを穴に通してゆっくりと切り進めます。

開け口は、最終的にコインスロットをかぶせた時に隠れてしまうので、あまり神経質になる必要は無いのですが(笑)



さて、ここまで出来たところで、取り付けるコインスロットを綺麗にしましょう♪

錆びサビで、このような状態。



でも、根気良く、丁寧に、そして怪我しないように、錆び取りして、磨いてあげると・・・



綺麗になりました・・・50年近くの錆びや汚れですから、年季が入ってます!!


つづく。。。

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アーケード・ゲーム#4

2009-06-04 18:11:28 | プロジェクト
骨折をして以来1週間経ちましたが、今朝、仕事前に病院へ。

もう、松葉杖無しで歩けるしね・・・ということで、レンタル中だった松葉杖を返すのと、その後の経過を見てもらおうと。


わたしの勝手な判断でしたが、骨は1週間くらいでくっつきはじめるのかと楽天的に考えてましたが(笑)、先生いわく

『大人だからねぇ・・・、完全にくっつくには、3ヶ月以上かかるよ・・・』

との事。(驚)



どうしよう。。。





さて、忘れた頃に連載しております、『プロジェクト』のシリーズですが、そう、暇を見てアーケード・ゲームを修理。

まあ、こんなゲームを買おう!!なんてお客様は、滅多にいらっしゃらないですし・・・急ぐ事もないかと。

それでも、一応、ゲームは楽しめるので、子供連れのお客様が来店した際など、結構ゲームで遊ばせてあげると、盛り上がったり♪

さて、コイン・スロットの部品を入手。



当然、アメリカの業者から仕入れる訳ですが、『蛇の道は蛇』。

アーケード・ゲームにも専門の業者がいますし、それらのパーツだけを扱う業者がいます。



古い5セント用のスロットで、錆びが出ていますので、これから磨いたりしないといけません。あんまり、磨きすぎるとピッカピカになって、『味わい』がなくなってしまうので、度が過ぎると大変なことになってしまいますが。



よく見るとパテントの日付が刻印されており、これは1936年頃のものだとわかります。



メーカーは、『ABT』という会社のもの。このゲーム業界では、有名どころ。まあ、とっても『ニッチ』な業界でしょうけど、結構シェアを持っているのかもしれません。


これからは、めちゃくちゃ『ニッチ』だけど、シェアを持ってる会社がいいのかな・・・とふと考えます。







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アーケード・ゲーム #3

2009-03-28 19:48:16 | プロジェクト

やっと開梱が8割ほど終わりました・・・やっと峠を越えたあたり・・・。
クリーニング程度ですぐに店頭に並べられるものも多いので、このブログも徐々に加速できればと思っています♪



さて、久しぶりのアーケード・ゲーム『Williams Manufacturing Company製Jolly Joker』プロジェクトの3回目。

終わっていませんよ・・・まだ、レストアも終わっていませんから・・・笑。



今回は、主に電気系統。といっても、そもそも、このマシンは、コンピュータも入っていませんし、非常にシンプルな作り。という事で、主に消耗品の電球交換と配線チェックで済みました。



まずは、部品の調達。

使われているパイロットランプは、なかなか市販されていませんでした。で、結局、型番BA9S G14 6V-3Wという電球を、兵庫県の三木電機商会さんから取り寄せ。(社長には大変お世話になりました!!)




届いたランプはこんな感じで納まっていました・・・もちろん、箱買い。




ちょっと分かりづらいですね・・・電球が切れていたり、弱っていたり・・・。

まず、前面のガラスパネルを外します。



切れているところもあるし、



電球が弱っているところもあります。



違いが分かりますよね♪


で、一つ一つ確認しながら、全て新品に交換します。




うーん、気持ちがいい!!


マシン背面からの作業が必要な個所もありますので、パネルを取り外します。



切れていたり、弱っているのが分かりますか?



違う形状の電球がささっているので、きっと昔に誰かが交換したんでしょうね・・・不思議な感覚に襲われます(笑)




無事に付け替え完了♪






ボールを全ての穴に手動で入れながら、キチンと点灯するか確認します。接点復活剤なども使って、接触不良個所も直してゆきます。



結構後ろに回ったり、前に回ったりで大変。

で、前面パネルと背面パネルなど全てを取り付け。




うーん、綺麗になりました。無事終了♪♪






***次回予告***

以前の画像でお気ずきになられた方も多いでしょうが、このマシンには前面パネルがありません。つまり、幾つかのパーツが紛失しています。(涙)

が、しか~し、このマシンは機構自体が大変シンプルですので、現在でもなんとかゲームを楽しむことは出来ます。でも、見た目がどうしても気になりますので、自作することに致しました。



コイン・投入スロット、キー・ロック、パネル板などできるだけヴィンテージの味わいのあるパーツで、組みなおそうとしている為、現在アメリカで捜索中。というか、現在は作ってないから、必然的に中古を捜索する羽目になりますが、結構大変です。一部、部品も到着していますが、まだ揃ってはいません・・・。(汗)

という事で、予定は未定ですが、お楽しみに・・・。




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雨上がりのすごし方・・・

2009-03-14 17:14:50 | プロジェクト





昨夜からの雨。

午後になりやっと雨上がりを迎えました。


『今日は雨だからお客様も少ないだろう・・・』


と予想して、朝から早速修理にかかります。

修理してるのは、古いアーケードゲーム・・・(笑)


店内に『お店を開いて(散らかし放題で・・・の意味)』、工具やら部品やら潤滑サビ止めスプレーやら・・・。オマケに、70年前のマシンですから、筐体の裏側を開けると埃だらけ・・・。


俗に言う『骨董屋の埃っぽい匂い』が室内に充満。



ちょっと前にお客様から、


『何かお香か何か炊いているのですか・・・?』


と質問されたことがありますが・・・違います(笑)







いろいろな発見が目白押し。

今、修理しているのは、アーケードで使われていた1940年代のスロットマシン。という事で、内容は電気系統になります。もちろん、専門家ではないですし、毎回違うマシンですから、いつも新たな気持ちで取り組みます。




そもそも部品交換ひとつとっても、筐体の分解の仕方から探っていくので、時間がかかる・・・汗。

まあ、これも楽しいんですけどね♪




マシンの5セント硬貨投入口にある部品にあった刻印です。

昔の金属パーツには、パテントなどの日付が刻まれているので、こういった部品から年代を割り出すのに役に立ちます。

この部品は、アメリカでも有名なA.B.T. MFG CO., のもので、硬貨の投入スライドなども作っています。


そういえば、やりかけのアーケードマシンの修理特集もしてたっけ・・・近日中にご報告致しますので、お楽しみに・・・♪



明日の日曜日は、11:00~18:00までの営業となります。
皆様のお越しをお待ちしております♪




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アーケード・ゲーム #2

2009-01-29 17:49:30 | プロジェクト

さて、アーケード・ゲーム『Williams Manufacturing Company製Jolly Joker』プロジェクトの2回目。

まずは、表面のガラスのお手入れから。





ガラスの手前部分に溶けてこびりついたような跡があります。ちょっと見た目がカッコ良くないので、丁寧に鋭利な工具を使っての『こそぎ落とし』にトライ。

なかなか手ごわい相手(笑)
油断して怪我などしないよう、慎重にゆっくりと・・・。


なんとか攻略できました・・・ガラスが溶けたのではなく、何か硬質のプラスティックのようなものが溶けてくっついていた模様。

基本は冷やしながら。。。なんとなくコツがつかめて、綺麗になりました♪








次に実際にボールが転がるスペース『プレイ・フィールド』を綺麗に。




ガラスを外した状態です・・・言葉を失う。




さすがの積年の汚れの蓄積です。




作業しやすいよう、分解できる限りバラして・・・ネジ山を傷めないように丁寧に分解。



ガラスや手前の木製部分のパーツを外します。

さて、『プレイ・フィールド』を綺麗にしてゆくのですが、なにぶん50年以上前のものですので、地肌のペイントのコンディションも気になります。


ということで、優しくやさしく、軽く撫でるように、車洗浄で使う綿のようなものでさすって埃やら汚れを吹き飛ばします。

割と塗装はシッカリ定着していましたので、更にきめの細かい布でゆっくり、そして何度か拭き取りを繰り返し。




さて・・・

時間を忘れて没頭すること1時間あまり。
作業を続けると・・・あーら不思議。

当時の色が蘇ってきました♪





さすがに、『プレイ・フィールド』の上部は、ガラスから直接ボールが落ちる場所なのでペイントが剥がれていますが、コレはコレで良しと!!

古きよきモノの『味わい』として許されます。(キッパリ!!)


決して、オリジナルの当時の色に合わせてペイントを足す等ということはしません・・・モッタイナイから。



経年の痛みで裂けていたラバー・リングは取り外し、現在はサッパリ。何とかして調達しないといけないのですが・・・現在捜索中♪

アメリカのパーツ屋さん、その名も『Old School Pinball』というディーラーを探しました。が、ちょっと高いので・・・(笑)

きっと、チョイ悪のオヤジがたむろしてそうな・・・。



とりあえず、部品を組み直して、外部の木製筐体には経年の味わいを残す為、表面保護のオイルで拭き上げます。

何回か繰り返すと、はい、この通り♪




清掃作業はこんなところで・・・。



そうそう、切れていた豆電球を交換する為にわざわざ神戸の業者さんから購入していたのです。形状が一般的なものと異なるので。

それも1箱100個入りのを箱買いしたのですが・・・どうやら電圧を間違った・・・?

ジワーッとしか灯りません。

という事で、早速事情を説明する為に電話して、電機商会の社長さんと長話してしまいました・・・笑。やさしい社長さんでよかった・・・サンプルをこちらから送って、適当なものを見繕って交換してくれるようです・・・こんないい人ばかりだと、世の中楽しいですネ。



ということで、しばらく部品待ちです。





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新プロジェクト~アーケード・ゲーム #1

2009-01-24 13:17:38 | プロジェクト


仕事では『プロジェクト』とか『キックオフ』『カットオーバー』などの単語を使うことがあると思いますが、アメリカでは、何でも思いつきで使います(笑)

家具の修理や自作
バックヤードの整理整頓
ゲーム・ルームを作る
ダイエット♪

などなど。




で、わたしの2009年のプロジェクトのひとつがアーケード・ゲームのリペア作業。


厳密には、『リペア』と『オーバーホール』の中間あたりでしょうか。基本路線としては、『新品状態』に戻すことではなく、『現状の味わいをできるだけ維持』です。



アーケード・ゲーム機は、通称『COIN-OP』と呼ばれるジャンルのひとつで、コインを投入して操作することからついたと思います。


アメリカには熱狂的なファンが多く、主な対象は70年代に登場したコンピュータ・ゲーム(ビデオ・ゲーム)の以前の機種。古くて状態の良いオリジナルは人気が高く、洗練されたデザインではないのですが、どこか懐かしく不特定多数の子供に遊ばれたであろう当時のアメリカの情景や風俗が偲ばれます。




昨年の入手以降は、分解しながらの『準備作業』。


内容としては、

①情報収集:メーカーや機種、年代などを調査
②機能調査:入手時に、筐体のカギや説明書などが無い場合が多く、『どんな仕組みで何が出来るのか?』を調査。
③コンディション調査:一見して古い機種なので、木製の筐体には部分的に打ち傷や擦り傷があったり、部品が不足していたり、磨耗や消耗品の交換が必要だったり・・・調査から作業内容を決定。




①情報収集

現在では、インターネットや参考書で調査可能で、メーカーやシリアル番号から機種、製造年代まで知ることが出来ます。

インターナショナル・アーケード・ミュージアム

コレクターズ・ガイド 

インターネット・ピンボール・シリアル番号データベース

インターネット・ピンボール・マシン・データベース


調べた結果、この業界では有名な『Williams Manufacturing Company』製の1955年製Jolly Jokerというゲームであることが判明しました。



1955年の発売当時のオリジナル・フライヤー『ジェリー・ジョーカー』





『Rolldown Game Flipperless』ということで、ボールを転がして行うゲームでピンボールに通常存在するフリッパー(両側から玉を弾く装置)は無く、ちょっと風変わりなゲーム機。一応、ピンボールの仲間です。




②機能調査

コンピューター・チップなどが使われる前の世代の非常にシンプルなメカニカル構造のマシンが好きなので、機能もだいたい分解してみると分かるものです♪

案の定、 このマシンの仕掛けも非常にシンプル。電飾の為だけに電気が使われていて、ゲームの動作機能の為に電気は必要ないほど・・・(笑)

5つのボールをガラスの上から転がすと、『ピンボール』のように内側に落ちてどこかのトランプの穴に落ちます。該当するランプが点灯して、最終的に『ポーカーの役が完成すればO.K.』という簡単なルール。

こんな『素朴さ』と『デザイン』も魅力のうち♪




③コンディション調査

外部の木製筐体:経年の『味わい』を残す為、オーク材の表面保護メンテナンスに留めます。
ガラスパネル部分:割れ・欠けなどの損傷は無し。
電気関係:電源コードの損傷も無く、電球も点灯します。回路や基板にも問題なさそう。漏電防止にコードは交換。


照明点灯時。電気関係は問題なしで、電球交換と接点調整のみ♪




消耗品:電球切れやゴム製のパーツ劣化があり、部品交換が必要。


埃で汚れているのに加え、ゴム製の消耗品が劣化し切れてます。
ガラスの表面も綺麗にしないと・・・。






メジャーな問題としては、コインスロット(投入口)及びその扉がありません・・・涙。
(見た感じちょっとしまりがないかもしれません。)





コイン投入のタイミングで、ゲームがリセットされ、ボールが出てくる仕組みですが、当面、手動でリセット可能なので、気長に部品を探すことに。


どのくらい時間がかかるかは、パーツの入手状況によりますが、結構かかるかも・・・♪

いずれにせよ、まずは基本の分解清掃からです(笑)




このプロジェクトは、他の作業の合間に行いますので、進捗により不定期でお送り致します♪





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