コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

ハーマンミラー社のファイバーグラス製イームズ・デザインのチェア復活

2014-05-28 11:55:23 | Charles & Ray Eames イームズ
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イームズといえばご存知ハーマンミラー社。

現在のハーマンミラー社の主力は、無論イームズのデザインではなく、コンテンポラリー・デザインの最新機能満載のラインナップだったりするのですが、ことイームズのデザインの製品に関しては、ドイツのヴィトラ社やその他メーカーも含めた、多くの最近のリプロダクションは、ポリプロピレンという材質で製造・販売されていました。


そして先月よりご本家のハーマンミラー社からファイバーグラスを用いたシェルチェアの製造・販売が復活。

そもそもイームズの思想?やら環境にやさしい?との理由で、ポリプロピレンを用いた製造に舵が切られたと記憶していました。


そして、今回は、

揮発性が少なく、モノマー(ポリマーの反意語)を含まない『ドライ バインド』処理を通じた、新たなファイバーグラス製造工程により、1950年当時のモールド・ファイバーグラスチェアを製造することが可能になりました。

また、全てのチェアは、オリジナルと同じように切望されていた表面のバリエーション(8色展開)とベースの選択も可能で、
ハーマンミラー社のの引き取りプログラムを通じてリサイクルが可能である。

と説明されています。(アメリカのハーマンミラー社のサイトより抜粋・翻訳)



製造工程の技術的な詳細に関しては、素人なので分かりませんが(笑)、良かったのかなぁ・・・となんとなく感じています♪


ファイバーグラス製のチェアの生産が終了して以降、実際に90年代から今までに製造されていたポリプロピレン製のチェアの実物を見られて方は、少々物足りなかったのではないでしょうか。







比較してみれば一目瞭然で、ポリプロピレン製のチェアは綺麗でスッキリしていますが、どうも物足りない感が否めなかったのです…特に個人的には。

今後も目が離せません。。。


詳しくは、ハーマンミラーのサイトから。。。


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ふたりのイームズとゼニス社製アーム・チェア

2013-08-09 12:59:25 | Charles & Ray Eames イームズ
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少し前に映画『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』を見に行きました。



映画自体は、チャールズ&レイ・イームズのドキュメンタリーで、膨大な資料を織り交ぜながら、多様な関係者(元イームズ・オフィスの同僚やハーマン・ミラー(イームズの主だった製品の製造販売会社)関係者、そして関連雑誌の編集長やモダン・オークションのディレクターなまで)のインタビューが織り交ぜられた構成。





イームズ後期の活動として有名なフィルム作品などが、今までは書籍などでは度々紹介されてきましたが、動く形で見られたのは貴重ですし、イームズ夫妻のより人間臭さにフォーカスしていたのには興味が持てました。


余談ですが、この映画を見に『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』の配給元でもある、渋谷区宇田川町のアップリンクという映画館に、恥ずかしながら初めて足を運んだのですが、実に興味をそそられるオーガニック系レストラン併設の映画館で、この映画館を知った事は大きな収穫でした!

上映されているものは、いわゆるロードショー系大型館の作品とは全く異なりますが、(個人的には)興味深い作品ばかりを取り揃えた、映画のセレクトで・ショップのようです。(この映画の後、既に数回訪れました♪)


さて、イームズのチェアをご紹介。



一見すると良く見かけるアームチェアですが、こちらはいわゆる初期型(1st)とよばれるコレクター向けのヴィンテージ作品で、ヨーロッパなど世界中で人気です。




年代によってディテールが異なるのですが、このチェアの特徴としては、ゼニス社とハーマンミラー社のダブルネームで販売された事です。

ゼニス・プラスティック社製のシェル(座面)は、当時高価だったプラスティックの量を減らす代わりにグラスファイバーの量を多くしており、ファイバーがより目立っています。

また、シェルの強度を上げるために、シェルの端にはロープが埋め込まれており、通称ロープエッジと呼ばれています。

こちらでは、オリジナルの回転式コントラクト・ベースが組み合わされていますが、ベース部分とシェル部分の接合部分の黒いゴム製マウントが現行品に較べて大きいというのも特徴のひとつです。(通称ラージマウント)

年々少なくなってきていますので、お好きな方は是非この機会にいかがでしょうか。

詳しくは、こちらから。。。


<お問い合わせ>
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電話:03-6808-7884
メール:info@cozyantique.com



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洗練されたモダンデザインハウス?~Eames Hause イームズハウス

2010-12-11 15:41:27 | Charles & Ray Eames イームズ
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12月の定休日:7日(火),14日(火),16日(木),21日(火)

<12月の変則営業日>
10日(金)14:00-19:00


***急にスケジュールが変更になる場合がございます。遠方よりご来店の際は、予めご連絡頂く事をお勧めいたします。



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いろいろな分野のお客様にご来店頂き、未知の専門分野の方とのおしゃべりは楽しみのひとつ。

そんな中、アメリカのミシガン州にあるクランブルック美術学院で学ばれ、現在建築のお仕事をされているお客様とお話する機会がありました。

『クランブルック美術学院』と聞いてピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんが、

そう、エーロ・サーリネン、フローレンス・ノールらを輩出した名門。

そして、チャールズ・イームズも学びました。(後に教鞭をとる。)




チャールズ・イームズ・・・という訳で、イームズ・ハウスを訪れた時の想い出を少々。

既に訪れた経験のある方はご存知でしょうが、Pacific Palisadesというロスから程近い場所にあります。

ロス市内からはハイウェイ10号線を西に向かい、海沿いを走る一般道1号線に変わる、そんなサンタモニカの外れといったロケーション。

ヒット曲にも用いられるマリブビーチをはじめとした海沿いの人気エリアですが、海と山(崖)にはさまれた限られたスペースにのみ居住可能なせいか、大変人気のある高価なエリア。

とこのような予備知識を持っていましたので、住所を調べ、実際に向かうまで楽しみにしていました。


イームズハウスは、ケーススタディハウス#8という、ケーススタディプログラムという1940年代中盤から始まったプログラムの一つ。で、このイームズハウスは1949年に建設が始まりました。(イームズハウスに関しては多くの書籍が発行されておりますので、興味のある方はそちらをご参照ください♪)

決して不思議な事ではありませんが一般的な高級住宅街の奥まった場所。

多くの富裕層の方は眺めの良い場所(できれば山の頂上のような他人を寄せ付けない場所・・・)を好みますので(笑)、そのような場所かな・・・と想像を膨らませて探してみると、結構低い場所にありました♪

それも細い路地の入り口近辺にはかなり立派な豪華な邸宅が並んでいましたので、最終的にイーム・ズハウスに到達した時の第一印象は『質素だなぁ・・・』でした(笑)



海には近いが眺めは・・・?

チャールズ・イームズの妻レイがイームズハウス建築に先立ち、ファサードの色の組み合わせなどをかなり綿密に研究・実験したり、ミース(Mies Van Der Rohe)の影響も多分に伺えたり、拡張性を考慮したりとデザイン面で見るべきところは多いのですが、基本的には鉄骨の枠組みを使ったシンプルな構造です。

『質素』という言葉はあながち的外れではないかもしれません。



ちょうど他の二人のビジター(イームズファン?建築家?)の方もいらっしゃいました。





いろいろな書籍では、イームズの代表作を取り揃えた綺麗な室内写真が紹介されていますが、現在は大き目のテーブルや多くのアルミナムチェアが並ぶ会議室と書類が散乱する作業エリアという感じで、ちょっとガッカリ(笑)



ファサードの色の組み合わせは想像していた通りですが、個人的に嬉しかったのは過去の補修によるペンキの厚塗りが施された鉄骨や素材本来の質感、そして経年劣化した風合いなどを見ることができた事。





土台にある『古くて美しいものが好き』という事を再確認した次第です♪







一方で、室内の天井もとびっきり高くて、広々としていいなぁ・・・と思わせるこの建築物も比較的温暖なロケーションだから成立するんだろうなぁ、なんて客観的に見るわたしも。

寒さの厳しい日本の北国の冬。居住性を考えずに、いかにも暖房が効かなさそうなこの家に住むのは『我慢較べ』以外の何ものでもないな、と感じてしまいます(笑)


イームズ・ハウスについて興味のある方はこちらからどうぞ。。。



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グローバル競争のなかで・・・

2010-04-19 17:38:06 | Charles & Ray Eames イームズ
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4月の定休日:6日(火),13日(火),20日(火),27日(火)

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10日ほど前、イームズの作品ばかりが集められたオークションがシカゴで行われました。

片田舎の郵便局で受付をしてくれる、お茶目なオバさまでも『イームズ』の名前くらい知っていますので世界中にファンが多い。

このミッドセンチュリーという時期の作品は、いまだに評価が確定されておらず、刻一刻と価格が上昇。そして世界中の作品が各地に散らばり、良いものは市場から姿を消し、ヴィンテージ家具ディーラーを生業としている我々も否応無くそのグローバル競争に巻き込まれてしまう・・・。

どのような職業でも苦労はつきものですが!



ちなみに、オークションハウスの大切な仕事ができるだけ多くの優良作品を掘り起こす事。

一旦、良い作品がコレクターのもとに渡るとなかなか出てきませんし、日本と違い、海外では引越し程度で、家具を手放すことなく、ずっと大切にします。



良い作品が市場に出てくるタイミングには、『D』がつくと言われていて、Divorce(離婚)やDeath(死別)の際、残された遺族が手放したりするそうです。


『葬儀社や弁護士事務所などとネットワークを組んで情報収集でも・・・?』(笑)


そう簡単でもないですよね・・・故人との別れの最中に、そんな話をしてる場合じゃありません!

何事も重要なのはタイミングですね♪



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チャールズ・イームズのダイニング・テーブル Charles Eames DTM-1

2009-08-27 14:57:01 | Charles & Ray Eames イームズ

今週月曜・火曜はお店の前はすっかりお祭り会場に早変わり。盆踊り大会や屋台も出て盛り上がりました。

そして、昨夜は地元・大塚駅前の『大塚阿波踊り』開催。

知らないうちに37回目を迎えていたそうで・・・わたしも歳を取るはず(笑)
それにしても、大塚には企業が増えました。。。


さて、すっかり『秋の気配』が漂ってますよね。


『えっ、もう夏終わり・・・?』


物悲しい・・・夏祭りもだいたい終了したし。
でも気を取り直して、頑張らねば。。。



という訳で、商品のご紹介や、メンテナンス・修理が手付かずのアメリカからの梱包したままの商品を運び込んでは、

作業しなくちゃ・・・

と自分を奮い立たせています♪



ご存知、イームズです。
久々ですネ、イームズ。

ちょっと珍しい、イームズのダイニング・テーブル。




型番はDTM-1と言いまして、

Dining Table Metal Legs Wood Top

の頭文字を取ったと記されています。

ご興味のある方は、イームズのリソースをご参照下さいませ。


1949年デザイン・製造のテーブルですが、その頃はと言うと、ちょうどEvans社(DCWやLCWなどのチェア)やゼニス社(アームシェルチェアなど)にオーダーしていたものをハーマンミラー社での製造にもってきた時期と重なるので、ハーマンミラーモノとしては結構初期に相当します。


特徴としては、



まず天板です。現在も製造されているコントラクト系のテーブルのようなメラミンではなく、高品質な厚手のウォルナット材を使用しています。



全てのパーツにおいて、大胆に木材が使用されてます。いわゆるDCWなどで使われているプライウッドを成型する際より厚い。



そして、特徴的な金属(スティール)製の脚部は、保管や移動を考慮した折りたたみ可能な優れたデザイン。



収納や移動を考慮した、マッチブックのように折りたたみが可能なFolding Table。

現在は復刻生産されていないテーブルですので、本物にこだわりのあるイームズ・ファンには特にお勧めです♪

詳しくは、こちらから。。。






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Eames Chair ヴィンテージ・イームズ

2008-11-01 18:00:25 | Charles & Ray Eames イームズ





最近、熱心な某有名企業の方がたまにお店にお見えになって世間話をするのですが、彼はとても通勤が大変なようで、片道2時間半程度かけて毎日、千葉県から上野に通っています。

東京都心に勤務の方で通勤片道2時間は、決して珍しくないとは思いますが、そのご苦労は計り知れません。

往復5時間。一週間で25時間。1年間で1300時間です!!1300時間あったら、成田~ニューヨークを50往復できますから、毎週行ける計算になります。恐るべし・・・。


ちょっと話が飛躍しましたが(笑)、で彼は営業職ですので日中は外回りの営業です。で、彼の上司が夜9時過ぎまで会社にいるので、彼の帰社後にようやく帰宅できるそうです。


上司の目が気になるのは、会社員なら経験のある方も多いでしょう。

仕方なく、彼はその時間まで外で時間をやり過ごすのだそうです。時には、同僚の方と一緒に喫茶店で。


夜10時に会社を出て、家にたどり着くのは深夜。翌朝は5時起きの日々。


大変です・・・彼の健康が気になって仕方がありません。疲弊してしまうんじゃないかと・・・。ちなみに残業代は出ないそうです。


わたしも同じような経験があります。正直ひどい話だと思ったし、嫌でした。個人的には、残業代をもらっても時間を無駄にするのは嫌なタイプなので、どうにも納得できません。




『時間』だけは、どのような人間にも神様が平等に与えてくれたものなのに・・・時間は大切にしないとダメです。過ぎてしまった時間は戻ってきませんから・・・。




今、ニュースでは、『二酸化炭素排出枠』を売買取引できるような枠組み作りの話がでますが、全く意味不明です。何でもかんでもお金で売買する世の中って・・・。



世の中には、時間が一日48時間だったら良いのに・・・って思っている人は少なくないはずです。将来、『個人の時間売買』や『他人の時間への投資』なんて思いもよらない話がビジネスになるかもしれません(笑)







さて、最近はアートばかりでしたので、家具をご紹介してゆきましょう。

ご存知、イームズ・デザインのヴィンテージ・サイドシェル・チェアです。



色は、レアなインディゴ・ブルーという深海色で、コンディションも大変良好です。



スタッキング・ベース(重ねておけるタイプ)で、4脚重ねると美しい。



いかがでしょうか?


詳細ページへはこちらから・・・。




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イームズ・ダイニング・セット

2008-08-25 17:10:12 | Charles & Ray Eames イームズ


昨日、所用で大阪へ行ってきました。
ご存知のように、雨模様のところが多く、東海道新幹線の途中駅である小田原・熱海近辺は、24時間の降水量が300ミリを越えたとのこと・・・

その為、悲しく、過酷な出来事が・・・。

帰りの『のぞみ260号』新大阪19:27発東京行きに乗り込んだわたしは、名古屋駅に到着してから、その異変に気づかされました。

いくらたっても、発車しない・・・

雨のため運転見合わせのアナウンスが・・・。

そんなわたしは、まだ脳天気に名古屋名物『松浦の味噌カツ弁当』を頂いておりました。
これは非常に美味しくて、カロリー満点(1200カロリー)・ボリューム満点でした。

しばらくして、発車したもののお隣の駅『三河安城』にてまたもや運転見合わせ。
おまけに、気象庁の発表やらを流し始めたのですが、それによると朝まで雨が降り続く模様。

電車の中で、一晩明かすの・・・?

ふと数ヶ月前のグレイハウンドバスでの出来事が脳裏によみがえってきました。


のぞみ号は、駅の通過用線路に停車しているため、ホームに下りることが出来ません。


どうしても電車から出たい・・・


衝動にかられます。

これって、もしかしてPTSD・・・?



いてもたってもいられませんが、なんとか動きそうな様子。アナウンスが入りますが、一向に動く気配無し・・・。

『あー、名古屋で降りてれば良かった・・・』

後悔ばかりです。




名古屋から東京までは、スムーズにいっても1時間半はかかります。

『あー、もうどうせ東京に着いても、終電ないし・・・』


そのうち、曜日が月曜日に変わってしまいました。

もはや、頭も回らず、正常な判断も出来ず、いやな汗をかくばかり・・・。




車内には、多くの外国人の旅行者の方も乗っていましたが、当然アナウンスはたどたどしい日本語のみ。さぞかし、心細いでしょう・・・。




もはやのぞみ号は新幹線と呼ぶにふさわしいのか疑問なほど遅れに遅れ、約5時間半遅れで、早朝3:30過ぎに東京駅に到着。あまりに多くの人でごったがえしていました。通路やプラットホームのそこいら中で爆睡していました。


ほぼ集団ホームレス、もしくは難民キャンプの様相です。



駅には回送電車の新幹線車両が3編成ほど休憩用に朝5時まで開放されていましたが、数千人を収容するには少なすぎる・・・。

結局、始発の4:44まで起き続け、家に到着しました。
久しぶりの徹夜。40才過ぎの過労が蓄積している体にはキツイ・・・。

そんな一日でした。

教訓:雨などで運転見合わせの可能性が少しでもあると思ったら、ためらわず『こだま』号に乗り換えましょう。このような場合、のぞみ号もこだま号も全部各駅停車の運行になり、到着する時間に差はありません。そして、こだま号なら途中駅でかならず停車用プラットホームを走行するので、いざというとき安心です。途中下車も可能になるし・・・。

特急券を払い戻してもらっても、割にあわんし・・・

JRさんへのお願い。せめて見合わせの可能性が高いのなら、運転休止を宣言する勇気をもってください。天候の理由であれば、誰も責めないと思います。飛行機だって飛ばないことは珍しくないし・・・。

乗客は、駅構内で待たされたほうが、車内で何時間も放置されるより、よっぽど快適で、ストレスもありませんから・・・。車内で病人でもでたらおおごとです。



画像は、久しぶりに登場のイームズのコントラクト・テーブルに赤のナウガレザーのサイドシェル・チェア4客です。特徴としては、チェアのオリジナル・コントラクトベースがなにより頑丈!!で、座面が回転するので使い勝手が良くラクチンです♪部屋もパッと明るくなり暖かい印象になります♪アレキサンダー・ヘンリーのファブリックなどもお似合いかも・・・。

4人家族のダイニングセットをお探しの方、いかがでしょうか?

チェアは、1972年製のフル・オリジナル。赤のレザーに黒のシェル。テーブルは1980年代後半製(両方ともハーマンミラーのタグ付です。)





コージーアンティークは、8月30日(土曜日)11:00に東京・駒込にてオープンします♪


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イームズいっぱい・・・

2008-07-17 16:22:26 | Charles & Ray Eames イームズ


昨日、帰国しました!!

ドア・トゥ・ドアで19時間。成田からは遠いし、長旅で疲れました。。。


東京は、まだ梅雨明け宣言が出てないようですが、すっかり夏らしく蒸し暑い。
フェニックスと比べて、暑い、っていう感覚はないのですが、湿気のせいで歩いていると汗が吹きだしてきますが、開店準備の為、がんばらねば!!


皆様も明日一日頑張れば、3連休の方も多いのでは?

夏バテしないように、うなぎを食べてがんばりましょう♪



さて、画像は、フェニックス国際空港のユナイテッドの待合室。ちょっと離れた寂れたターミナルで、この日、Carry On Baggageが重いのに、すんごく歩かされました。

肩が悲鳴をあげながら・・・。



さて、朝、6時半に撮影したゲートです。

空港へ向かう為に、家からタクシーを呼びました。電話してから45分とか1時間くらい待たされる事もあるので、早めに電話したら、さっさと来ました・・・汗
まあ、ギリギリで、バタバタするよりいいのですが。



さて、フライトのゲートに近づくと、なんか見覚えのあるイスがズラーリ。

ハーマン・ミラー(イームズやジョージ・ネルソンの家具製造メーカー)のショールームか???と思うほど、ズラ~リと並んでいて壮観です。

もう数えるのも面倒くさいほどの数。100脚?200脚?


思わずしゃがみ込んで裏面のタグを確認・・・悪い癖ですネ。周りのお客さんは、変な目で見てました(笑)


空港ターミナル等でイームズ・デザインのタンデムチェアを見ることは多いのですが、画像は、アームシェルチェアが並んでいます。
(ちなみに画像のアームシェルの周りには、タンデムなどもたくさん並んでいました。)

近いうちにリプレースされる日も近いのかな・・・ちょっと残念。




さて、ただいまコージーアンティーク開店に向けて準備中です♪

イームズのヴィンテージ作品も多数入荷予定ですので、ご期待くださいませ。。。


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イームズ夫妻

2008-03-06 16:02:28 | Charles & Ray Eames イームズ
ここ数年間でいろいろと雑誌にて取り上げられたり、特集が組まれたりなので、
『えーーーっつ、今さらカヨッ!!(さまぁーず三村のようなツッコミで)』って、
声があちこちから聞こえてきそうで非常に心苦しいのですが、前から気になっていた事を・・・

過去のブログでは、ちょこちょこと登場していた『イームズ』。でも、『イームズ』を中心に取り上げた事は何故か無かったですよね。
特別な理由はないのですが、まあ、していえばタイミング???

まあ、随分と皆様に知られているから、まあ、いいでしょう・・・みたいな思い込みですが。


で、今日は簡単に整理です。


Charles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ:イームズ夫妻)は、皆様ご存知の通り、20世紀の最も重要なアメリカ人デザイナーです。もちろん、世界中に今なおファンが多くいます!!

彼らの革新的な貢献は、よく知られていて、それらは、建築・家具デザイン・工業デザイン・写真芸術と多岐に渡ります。

チャールズ・イームズはミズーリ州セント・ルイスにて1907年に誕生。1929年には最初の妻と結婚(1941年に離婚)し、一年後に娘ルシア誕生。時を同じくして設計事務所を始めます。

カリフォルニア州サクラメント生まれのレイ・カイザー・イームズは、ニューヨークで絵画を学び、その後MoMA(Museum of Modern Art's)の"Organic Furniture Competition."オーガニック・ファニチャー・コンペに向けてデザインの準備をするチャールズ・イームズとエーロ・サーリネンに出会います。(エーロ・サーリネンもミッドセンチュリーを語る上で、非常に重要なデザイナーのひとりなのですが、長くなりますので別の機会に・・・。)

チャールズ・イームズとエーロ・サーリネンの、複雑な曲線を実現するプライウッド成型合板によるデザインは、最初の賞を受賞しました。

チャールズとレイは1941年に結婚し、カリフォルニアへ。戦時中は、海軍と契約し、成型合板を使用したスプリントやストレッチャー(負傷した兵士の脚などにあてがう為の曲線を多用した添え木の板)の生産をしました。

1946年にエバンス社によりイームズ・デザインの成型合板のイスが生産開始され、それらのイスは、『20世紀のイス』と呼ばれました。

その後、まもなく生産は、ハーマン・ミラー社によりとって替わられました、今日まで続いています。

1949年には、彼ら自身の家をデザインし、カリフォルニアのパラセードに建築。それは、後に有名となる『ケース・スタディ・ハウス』プログラムの一部でした。

彼らは、成型合板(プライウッド:薄い木材を複数張り合わせて、曲線などを実現する為の加工が容易)を初めとして、FRP(ファイバー・グラス(繊維)により強化されたプラスティック)素材やアルミニウム等の金属、ファブリック等を組み合わせて使用して、
彼らのデザインの製品を実現させた事は、当時革新的だったと考えられます。

イームズ・オフィスに掲載中のプロフィールから、簡単に翻訳してまとめてみました。イームズ関係のRefference Bookは結構いろいろな種類が出版されているのですが、彼らのワークを網羅した本もありますので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?英語版ですが、貴重なカラー写真も多く掲載されていて、非常に興味深いですヨ

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