****お知らせ*****
ルネ・マグリット展 René Magritte
場所:国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
会期:2015年3月25日(水)~6月29日(月)
コージーアンティークの住所・電話番号が変更になっております。
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最近読んだ「観じる民藝」という本。
著者は、日本の民芸運動の提唱者であり父、柳宗悦で有名な「日本民藝館」の主任学芸員だった尾久彰三氏。
いわば柳宗悦の唱えた民芸というものの価値観や哲学を踏襲している、柳宗悦直系の文脈に位置する方です。
「骨董品と古民芸」は違う、と民芸にかなり軸足を置かれている方で、幸田露伴(1867-1947)の「骨董というものは古い物一切」という文章を引用しています。
すごく読みやすい文章を書かれる方で、いろいろと著作を出されているのですが、過去の著作のタイトルのいずれにも含まれている「骨董」というキーワード。
タイトルが「民藝」より「骨董」の方が売りやすいという出版サイドの都合だ、というのも微笑ましい(笑)
そんな訳で、本作はタイトルに美を伴う「民藝」というキーワードを織り込むことが出来た渾身の一作と言えるかもしれません。
「骨董」と「民藝」の違いは?
このあたりの話から始まるのですが、この「観じる民藝」は、基本的に著者自らが長年個人的に集めたコレクションの写真集的意味合いが
強くなっていて、写真多め・文章少な目♪
なるほど、こういうものを集めているのか・・・とか、こういう見立てもありか・・・などと興味津々。
さて、こちらは柳宗理デザインの酒器。
日本酒を美味しく頂けそうな、ミニマルなデザイン。
だんだんと冷酒の季節も近づいてまいりますので、これから出番が増えそうです。
さて、「観じる民藝」中にて民芸の定義的な条件が述べられています。
①民衆が日々用いる工芸品である
②珍しいモノではなく、たくさん作られる
③誰もの目に触れる
④安く買えるモノ
⑤どこにでもあるモノ
こういう観点からいうと、柳宗理の作品は現在でも優等生と言えるかもしれません(笑)
柳宗悦の民芸思想に共調した作家、浜田庄司(1894-1978)や河井寛次郎(1895-1966)、芹沢介(1895-1984)、棟方志功(1903-1975)などの作品は
現在では高いからなぁー。。。当時の頒布価格はわかりませんが。
器(日本酒の盃)についてはこちらから。。。
Copyright 2006-2015 COZY CORPORATION 無断の利用・転載は固くお断りいたします。
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ルネ・マグリット展 René Magritte
場所:国立新美術館 企画展示室2E
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最近読んだ「観じる民藝」という本。
著者は、日本の民芸運動の提唱者であり父、柳宗悦で有名な「日本民藝館」の主任学芸員だった尾久彰三氏。
いわば柳宗悦の唱えた民芸というものの価値観や哲学を踏襲している、柳宗悦直系の文脈に位置する方です。
「骨董品と古民芸」は違う、と民芸にかなり軸足を置かれている方で、幸田露伴(1867-1947)の「骨董というものは古い物一切」という文章を引用しています。
すごく読みやすい文章を書かれる方で、いろいろと著作を出されているのですが、過去の著作のタイトルのいずれにも含まれている「骨董」というキーワード。
タイトルが「民藝」より「骨董」の方が売りやすいという出版サイドの都合だ、というのも微笑ましい(笑)
そんな訳で、本作はタイトルに美を伴う「民藝」というキーワードを織り込むことが出来た渾身の一作と言えるかもしれません。
「骨董」と「民藝」の違いは?
このあたりの話から始まるのですが、この「観じる民藝」は、基本的に著者自らが長年個人的に集めたコレクションの写真集的意味合いが
強くなっていて、写真多め・文章少な目♪
なるほど、こういうものを集めているのか・・・とか、こういう見立てもありか・・・などと興味津々。
さて、こちらは柳宗理デザインの酒器。
日本酒を美味しく頂けそうな、ミニマルなデザイン。
だんだんと冷酒の季節も近づいてまいりますので、これから出番が増えそうです。
さて、「観じる民藝」中にて民芸の定義的な条件が述べられています。
①民衆が日々用いる工芸品である
②珍しいモノではなく、たくさん作られる
③誰もの目に触れる
④安く買えるモノ
⑤どこにでもあるモノ
こういう観点からいうと、柳宗理の作品は現在でも優等生と言えるかもしれません(笑)
柳宗悦の民芸思想に共調した作家、浜田庄司(1894-1978)や河井寛次郎(1895-1966)、芹沢介(1895-1984)、棟方志功(1903-1975)などの作品は
現在では高いからなぁー。。。当時の頒布価格はわかりませんが。
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