さて、昨日に続きパームスプリングス報告です。
ちょっと本文でも触れましたが、このパームスプリングスへ向かった理由の一つは、先月開かれました『モダニズムショー』を訪れるためです。
『モダニズム』って何???
って質問される方もいらっしゃると思います。
ちなみに、英語の『モダン』の意味を調べると、近代的とか現代的となります。
じゃ、現在製作されている全ての家具やマンションなどの建物はモダンか?
答えは、ノーでしょう。
『アールデコ』とか『アールヌーボー』といった時期やムーブメントを指すスタイルとキーワードとして『モダニズム』というものがあります。
ですので、1930年代後半に設計された建物でも『モダン』なものはあります。
最近、某大臣が、東京駅前の建物のリニューアル工事に待ったをかけましたが、あの建物もそうかもしれません。
という訳で、モダニズムショー会場へ。
パームスプリングス市内に入りますと、『モダニズム週間』と銘打って、各地で関連イベントが開かれています。
公園などでは、アーティストによる作品の展示即売会などが行われています。
そうそう、アーティストって、こういう気候の良い場所を好むんですね・・・。
場所は、コンベンションセンター。という訳で、東京国際フォーラムのようにとっても綺麗。
入場料(確か一人10何ドルだったかな・・・?)を支払い、会場内へ。
内部で、ひととおりのカタログやらフライヤーを集めて情報収集したあとに、
ブースを回ってゆきます。
画像中央のShag シャグの作品などは日本でも有名ですよね。。。
で、ブースの出展者の中には、不動産関係のブースもあります。
えっ、何故不動産??
と思われる方もいらっしゃると思いますが(笑)、モダニズムが好きな人にとってはその『箱』となる家自体にもこだわりをもたれます。
『モダニズムの建築 → 当時から残っている本物のRanchスタイルの家 → 住むならパームスプリングス』
となる訳です。
理想かも知れませんが、現実は厳しい。。。汗。
さて、大半のブースの出展者は、家具やアートなどを扱うアンティーク・ヴィンテージのディーラーです。
その業界では有名な方々が、東はニューヨークだったり、北はオレゴンだったり、もちろんロスやサン・フランシスコなどからも。
その場で本物の作品群を展示・即売しているのです。
いやぁ、目の保養になりました。。。(笑)
普段は資料だけで、実物を見たことの無いものも多い。
雑誌『ライトニング』の方も取材でいろいろ撮影していましたが、わたしも負けずにパチパチ撮影しました。(もちろん、各ブースの担当の方に許可を経て・・・親切に対応していただきました。さすがは、有名ディーラーサンたち♪)
そんな撮影したもの中から、選りすぐりでご紹介したいと思います。
(あくまでも『わたし目線』で選んで撮影していますので、偏りは否めませんが、わたしの好みと解釈して頂いても結構です♪)
本日は、その中でも一点だけ。大サービス♪
(興味の無い方はゴメンンサイ。)
初めて実物を見ました。本物です。
ジョージ・ネルソンのデザインによるハワード・クロック・カンパニーより出された『カイト・クロック(凧時計)』です。
小さいんです・・・。きっと20cmも無いんでしょうね・・・。
とっても精巧。なんか『建築模型』のよう。デザイン史の中でも『アイコン』のような存在ですから・・・もはや正確に時を刻むとか、そういったものを超越したところで価値が評価されている作品。
欲しい・・・と思いましたが・・・涙。
I will take it...とは言えなかった。。。
確か48万円位してたんでは・・・。日本で販売するとしたら50万円以上に。というか販売しないと思いますけどネ(笑)
そんな想いを心の中に封じ込めながら、真剣に撮影してました・・・何カットも(笑)
つづく。
明日は定休日の為お休み致します♪
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随時更新していますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。