コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

ISAMU NOGUCHI イサムノグチのAKARI

2016-08-19 15:03:00 | イサム・ノグチ / ジョージ・ナカシマ
以前にもハーマンミラー製のテーブルをご紹介しましたが、世界的に著名な彫刻家、イサム・ノグチの照明(AKARI)です。

イサム・ノグチについては、高松市にイサム・ノグチ庭園美術館のほか、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドにもThe Noguchi Museumがありますので、すでに訪ねられた方もいらっしゃるかもしれません。

1951年、日本に戻り古くから提灯製造で知られた岐阜の市長の招きにより訪れ、初めてAKARIランタンをデザインしました。あえてブログの読者に説明は不要かと思いますが、海外では「AKARI(明かり)は日本語のイルミネーション(照明)を意味する言葉」と紹介されています。

52年には丹下健三氏の招きによる広島の平和記念公園でのモニュメントのデザインや晩年の北大路魯山人との交流など興味深い関わりも多いですね。



こちらは、ヤマギワ取り扱い以前のちょっと古い1980年代~90年代初頭あたりの(株)オゼキ製作のお品となります。



1950年代を代表するモダン・デザインのアイコンであり、日本の手作業とモダニストのフォームのブレンドととして捉えられています。

今でこそ、「和モダン」などという「お洒落」なキーワードもありますが。。。

まあ、その先駆け的なアイテムが半世紀以上前から存在していたということでしょう(笑)





Akari Light Sculptures by Isamu Noguchi are considered icons of 1950s modern design. Designed by Noguchi beginning in 1951 and handmade for a half century by the original manufacturer in Gifu, Japan, the paper lanterns are a harmonious blend of Japanese handcraft and modernist form.

The lamps are created from handmade washi paper and bamboo ribbing, supported by a metal frame. The lamp accommodates up to a 40 watt bulb (not included)


Recognizing an Original

A genuine Akari model will have a stamped red sun and half moon with Japan written under the symbol on the shade. Next to the symbol will be the signature "I. Noguchi".
The lamps age gracefully due to the quality of the paper.



イサム・ノグチ(Isamu Noguchi、日本名:野口 勇、1904年11月17日 - 1988年12月30日)は、アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれの彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家。日系アメリカ人である。


お部屋のアクセントにいかがでしょうか。

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イサム・ノグチ作 コーヒー・テーブル ミニチュアハーマンミラー Herman Miller社製

2013-06-03 12:37:12 | イサム・ノグチ / ジョージ・ナカシマ
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(毎週日曜・火曜は定休日となっております。)



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昨日の大江戸骨董市にお越し頂いたお客様、ありがとうございました!

最近は、前日の直前まで開催されるかどうか微妙な天候が続いていて、満足な準備もままならない出店なのですが。。。


本日はあまりに有名な日系アメリカ人彫刻家、イサム・ノグチの作品。



木とガラスという異なる素材をブレンドして素晴らしいフォルムを持ったオーがニックな家具を誕生させましたが、その代表作であり最も良く知られているのがこのコーヒー・テーブル。

ノグチ・コーヒー・テーブルは、彫刻的なフォルムとウォルナット無垢材から作られた、二つのカーブした脚部のバランスが素晴らしい名作で、自由形の浮いたように見えるガラス製の天板を効果的に支える、スタイリッシュなデザインを実現しています。

元来、1939年にニューヨーク近代美術館の館長A・コンガ・グッドイヤーのためにデザインしたテーブルが原型といわれ、その後、ジョージ・ネルソンが執筆した"How to Make a Table"の記事を参考に、1944年にノグチがデザインを改良しました。




こちらは、イサム・ノグチの名作ノグチ・コーヒー・テーブルを忠実に再現したミニチュアで、当時より正規品の製造をしているハーマンミラー Herman Miller社製のものとなります。

現在、ドイツのビトラ Vitra社により復刻版が製造されていますが、こちらはハーマンミラー社製のものです。

詳しくはこちらから。。。

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GEORGE NAKASHIMA ジョージ・ナカシマのこと~その2

2007-10-19 01:23:13 | イサム・ノグチ / ジョージ・ナカシマ
おはようございます!!今朝も早朝から目が覚めてしまいました…涙ちなみに朝は15度くらいでとっても寒いんです…。

さて、昨日に引き続き、ジョージ・ナカシマの話題です。

収容所では、Nakashimahaは、日本の伝統的な大工仕事を教育していたGentauro Hikogawaに出会いました。そして、Hikogawaの監督のもと、Nakashimaは伝統的な木工道具や建具の技術を習得しました。

Nakashimaの木工デザインの特徴は、スムースな表面でかつ、側面は木の素材のままの大きな木材Slabを使って製作されたテーブルなどです。(詳しくは画像を参照。)

1943年、アントニン・レイモンドは、成功裏にNakashimaのスポンサーとなり、収容所から彼を解放して、ペンシルバニア州ニュー・ホープにあるレイモンドの農場にNakashimaを招きました。

後に、NakashimaはKnollやWiddicomb-Mueller向けに家具シリーズをデザインし、彼の工房は成長してゆきました。
日本のデザインと共にアメリカや国際的なモダン・スタイルをベースにし、Nakashimaは、最高のMid-Century工房家具の名前と同義語となっています。

現在、NakashimaのオリジナルVintage作品は、オークション等では、目が飛び出るほどの高額で取引されていて、残念ながら私は写真を見るだけで満足(笑)

画像は、ジョージ・ナカシマのオークション特集から。お金の話をするのは、なんか「やらしい」感じがして、躊躇うのですが、業界紙を読んでいて驚いたので、今回は特別…。

画像の上の1964年の作品であるブラック・ウォルナットとブルーのファブリック・クッションのチェアが$16450=約200万円!!

そして、下の1989年の作品であるウォルナットのコーヒー・テーブルが、Nakashimaのコーヒー・テーブルとしては世界新記録!!ニューヨークの有名なBonhamボンハム・オークションで、予想落札価格の10倍を記録しました。

なんと、なんと最終落札価格は、$300000=約3600万円!!!!!コーヒー・テーブルひとつで、この価格・・・うーん、恐るべし…。

もちろん、20世紀を代表するモダン家具ですから当然かも知れませんが・・・。ちなみに、このNew YorkのBonhamオークションハウスで、
6月に行われたNakashima関連の6品目の最終落札合計が$6000000=約7200万円を超えたそうです!!!うわぁー、うわぁー、驚き!まさに「芸術品」。

ご存知ない方もいらっしゃると思うので、追加しますが、オークションでは、落札者がBuyer’s Premiumという手数料を落札価格にプラスして、オークション・ハウスに支払います。大体、最終落札価格の10~20%程度なんですが、この手数料だけで1000万円ほどになる計算ですよネ~。

ちなみに、金銭的に余裕のある羨ましい方がおられましたら、日本でも手に入るようです。私のお気に入りは、ベンチ天然木のテーブルです。
おひとつ投資にいかがですか?(笑)Nakashimaの作品の価格は、これからも上がるそうです…。

なんか、普段の私の生活からかけ離れた話題を書いていたので、パソコンのキーボードを打つ手に汗をかいてきました

今日のフェニックス:

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GEORGE NAKASHIMA ジョージ・ナカシマのこと~その1

2007-10-18 03:07:54 | イサム・ノグチ / ジョージ・ナカシマ
おはようございます!!ちょっと肩こりと首のこりが痛いんですけど、頑張って更新します~

George Katsutoshi Nakashimaジョージ中島 (May 24, 1905~June 15, 1990) は、20世紀の家具デザインをリードした革新者の一人であり、アメリカン・クラフト・ムーブメントをリードした日系アメリカ人の木工職人であり、デザイナー、家具メーカーでした。また、1983年には、日本政府並びに天皇陛下から勲三等瑞宝章を授与されています。

Nakashimaという名前は、日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、Mid-Centuryを代表する日系アメリカ人であるIsamu Noguchiと同等か、それ以上にアメリカでは有名になっています。

Nakashimaは1905年にワシントン州Spokaneスポケーンで生まれました。
彼は、ワシントン大学で建築を学び、1929年建築の学位を取得して卒業。1931年には、MITマサチューセッツ工科大学にて、建築の修士学位を取得。その後、彼の車を売却して、世界を回るための船のチケットを購入しました。うーん、チャレンジャーですネ!!

彼は、フランスで1年間、放浪者の生活をした後、北アフリカへ。そして、最終的には日本へ向かいました。

日本滞在中は、アメリカ人の建築家Antonin Raymondアントニン・レイモンドの下で働いていました。アントニン・レイモンドは、帝国ホテルのプロジェクトでは、かの有名な建築家Frank Lloyd Wrightフランク・ロイド・ライトと共に仕事をした経験があります。

レイモンドとの仕事を通して、Nakashimaは日本を広範囲にわたって旅をし、日本の建築及びデザインの機微を学びました。

1937年、レイモンドの会社は、インドのポンディシェリーにある(ヒンドゥー教の)僧院の寄宿舎の建設に任命され、Nakashimaは建設コンサルタントの主要なポジションでした。ここで、Nakashimaは彼の最初となる家具を製作しました。

1940年に、Nakashimaはアメリカに戻り、木工の教育を開始し、同時にワシントン州シアトルにて家具の製作を始めました。

他の日本人の祖先と同様、彼は第二次世界大戦の間、抑留され、1942年3月にはアイダホ州Huntハントにあるミニドカ収容所に送られました。
抑留時代の事については、以前のブログにも書きましたが、是非、Los Angelsのリトル・トーキョーにある全米日系人博物館を訪れてみて下さいネ。貴重な写真や常設展示がありますヨ。
ちなみに、この全米日系人博物館にて以前にNakashimaの展示が行われた事もありますので、参考まで…。
つづく・・・。
(画像は、アンティーク・オークション専門業界紙Antique West10月号のジョージ・ナカシマの特集です。)

今日のフェニックス:最高気温は28度です。だんだん朝晩は、寒くなってきました~

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