コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

aki - おとなになってみえてくること

2017-10-22 14:46:11 | アンティークディーラーの日常
秋。

時間が経つのが早すぎ!



前回のブログを書いた後、世間ではいろいろなことが起きましたが、注目は選挙がらみのことだったり、日本を代表する神戸製鋼所の問題だったり。

い・ち・お・う、多様な読者の為の、おとなの書いているブログ・・・ですので、個別の政治的な話題については、触れないでおきます(笑)





芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・




先日、ひさしぶりに上野にある『国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo』へ行ってきました。

きっかけは、寄生虫や微生物が好きという娘(もう成人!)と。





もう記憶が遠くなるほどいってなかったようです。

上野近辺というと、いくつも美術館がありますので、渋谷や新宿といった歓楽街より年間通して訪れる回数は確実に多い。

それだけ仕事がらみの展覧会がおおかったのかもしれません。




さて、いざ行ってみますと、楽しい!!

一日では、到底回り切れない!!


こちらは、珊瑚たち。

説明からちょっと引用してみますと、

『熱帯の海底洞窟には、太古の生物の生き残り、すなわち「生きた化石」とよばれる生物が多く生息する。・・・このような外部からの栄養に富んだ浮遊物はわずかにしか流入せず、貧栄養状態にある。このような環境にうまく適応した生物は、生存競争の少ない安定した環境で、外見上はほとんど進化せずに生きのびているらしい。・・・』

自然が作りだし、今なお残る生きた化石の宝庫なんだそうです。



沖縄の離島の海に潜ってみるとわかるのですが、本当に多種多様なサンゴが生きています。

形も色もさまざま。



もちろん動物関連の展示は、巨大なものが多く壮観です。

こちらな、現在のにゃんこの先輩。



定番の人類の進化。








博物アンティークなんてジャンルがあるくらいなので、好きな方もいらっしゃるであろう、鉱物関係。

わたしも好きです。




そもそもすべての工業などで用いられている素材が、こうした天然物質から成り立っているかと思いを巡らすと・・・。

今後増えるであろうEVにおいて重要な位置にあるリチウム・イオン電池は、ニッケルや銅などからコバルトを生成したりして組み合わせてつくるみたいですし。


そういえば例年10月の上旬はノーベル賞関連がニュースに上りますね。

そういったノーベル賞にフォーカスした展示が、事細かに説明してあって、非常に興味深かったです。

今は、量子コンピュータが話題になってますね。

コンピュータの発展に欠かせないのが、コンピュータ素子。

振り返れば、真空管からトランジスタ、IC、LSIとどんどん進化していって、スマホなどの見えないところでも大活躍中。

LED照明などの中で使用されている実際の発光ダイオードの仕組みや大きさを見て、ほんとビックリしました(笑)




最後は、微生物関連。

個人的には、その形状に非常に興味を持っています。


本ブログにて『デザイン』に触れるとこも多々あるのですが、工業デザインから多様な意匠などで存在するデザインは、人間がある目標・目的・作為などをベースに生み出すのですが、自然界にあるデザインは、本当に不思議なのです。

神が作ったのか、進化なのか、環境に適合するためか。


とにかく、作為が感じられないなかの美を感じます。



機能面においても驚嘆です。

昔から自然界に存在するデザインを人類が生きる工業デザインに、そのまま持ち込んだり応用した例などは、あまりに多い。

「ミツバチの櫛(=蜂の巣)」からのハニカム構造(honeycomb structure)などもいろいろなところで見かけますね。





繰り返しになりますが、おとなでもかなり楽しめます!

次回は、年間パスポートを購入しようかと^^/



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