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弟と国を売り渡した兄(1)

2012-07-25 | ラジオ
韓国の李明博大統領一族が儒教倫理に反する行為を犯した。大統領の兄である李相得前国会議員は、正直で慎ましやかに、そして全てにおいて己を自制するという儒教の教えを忘れ賄賂の誘惑に負けた。

李相得容疑者は二つの銀行から、およそ50万ドル以上の不正な資金を受け取ったとして逮捕された。
容疑者は2銀行から多額の現金を受領し、問題を抱えていたこれらの銀行が預金者や国を欺くことに手を貸した。
銀行は破綻し財産を失って激怒した国民は、裁判所に入る李相得容疑者に卵を投げつけた。
李相得容疑者は一人で悪事を働いたのではない。マフィアが関連しており少なくとも現与党議員や、李明博大統領が信頼を寄せていた人物が含まれていた。彼らは逮捕され尋問を受けている。

韓国大統領の実の兄が逮捕されたことにより、韓国大統領には汚職がつきものであることが証明された。
ロシア科学アカデミー極東研究所のサヴェリエフ専門家は、全斗煥大統領から盧武鉉大統領まで、側近たちの大きなスキャンダルから逃れた大統領は一人もいないと指摘し、ただ今回は、李相得容疑者が自分の弟である李明博大統領を、いわゆるノックアウトし、大打撃を与えたとの考えを表し次のように語っている。
「韓国の上層部では汚職が定期的に繰り返されている。ですが今回は、社会と議会が大統領の行動を積極的に非難している。大統領を支持する人々の立場が悪くなるため、恐らく大統領は自身の兄の問題に作用を及ぼすことはできないだろう」
専門家は、このような見解を示している。

弟と国を売り渡した兄(2)へ続く

韓国現代政治
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7月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル