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ロシアには全ての条件が整っている

2012-07-16 | ラジオ
ロシア経済に流れ込む投資額は年間100億ドルに上っている。このような成長を促しているのは経済的指標のみならず、政府の具体的な取り組みだ。
クウェート投資フォンドのバデル・モッハマド・アルサアド経営取締役は、ロシア直接投資フォンドの考えを完全に支持しており、5億ドルの投資を行うことに合意している。
欧米諸国の専門家らは、ロシアが投資環境の魅力の点で第4位にあると見ている。
ロシア経済発展省の2011年度の資料によると、ロシア経済への資本投資額は前年に比べて46.4%増加している。

会計会社のKBMGのジョンソン副代表は、ロシアは全く新しい消費市場であり、その可能性は限界を知らないと指摘している。
「私は今日のロシアの状況をかなり楽観視している。グローバルな視点から見れば世界はより大きく、発展途上市場はますます豊かになる一方で、資源は減ってきている。それゆえ、より消費財への関心が大きくなるわけだ」
副代表は、このようにコメントしている。

投資環境の改善は、最近の経済フォーラムや政府会合などで必ず主要テーマとなっている。
投資銀行であるホワイトタワーインベストメンバンカーズのサムソノフ社長は、ロシア進出を狙っている会社はすでに待ちの状態ではなく、実際に行動を起こしているとして次のように指摘している。
「ロシアには投資環境が整っていないと不平をもらす人々は、市場経済において自ら行動する能力のない人々の自己正当化に過ぎない。
ロシアには全ての条件がある。確かにそれは理想的なものではないかもしれない。しかしロシアでは市場が成長し、金を持った人々が増えてきている。銀行から自動車メーカーまで、全ての大きなプレーヤーがいるのだ」
社長は、こうコメントしている。

専門家らはロシアが世界経済の原動力と成り得ると見ている。海外の企業は電力や自動車製造など、大規模な分野に資本を投資している。
現在ロシアのビアムスクにおける金および銅の採掘のために、大手採掘企業であるBHPビートン の参加に向けた交渉が行われている。この産地の一つでは2700万トンの銅と1500トンの金が眠っている。比較のために数字をあげますと2011年に開かれた、ドイツの大きな産地における金および銅は、その10分の1に過ぎない。

また外国企業はよりリスクの高い投資についても関心を示している。イタリアのドミナホテルグループはトムスクにホテルを建設するほか、シンガポールの農業会社オラム・インターナショナルは、ペンザ州で乳製品加工施設に携わっている。
また韓国のビングラエルは、ノボシビルスク近郊のチップス製造工場に6億ルーブル以上を投資した。投資環境発展テンポに関する最新の評価によると、BRICS諸国内でロシアはすでにインドを追い抜きつつあると(???)。

(???)は若い男性アナウンサーの声が出ていないため聴こえない

7月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル