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アメリカ、アジアにおいて中国に新たな挑戦(1)

2012-07-04 | ラジオ
アジア太平洋地域でアメリカ軍基地を抱える国々にタイが仲間入りする。アメリカ国防総省はタイ王国海軍のウタパオ航空基地に目をつけたのだ。
その基地は70年代初め、ベトナム、ラオス、カンボジアの爆撃のためにアメリカ軍によって使用されたこともある。
ウタパオはリゾート地であるパタヤから40キロの地点にある。同時にそれはロシアやCIS諸国、欧州諸国からの観光チャーター便を主に受け入れる民間空港としての役割も果たしている。

NASAは地域の気象観測のための基地として、ウタパオを使いたいと考えている。そのような計画についてアメリカのパネッタ国防長官は、シンガポールでの地域安全保障会議で明らかにした。
そのなかでパネッタ長官は、2020年までにアメリカ軍所属の艦船の60%がアジア太平洋地域に配属されることも表明した。観測筋はすぐさま、これが中国の抑止に向けられたものであるとの見方を示した。

もちろんウタパオ基地がアメリカにとって、気象観測だけの目的で使われるとは限らない。
タイ王国参謀本部アカデミーの匿名情報筋が明らかにしたところによると、タイの飛行場から飛び立ったアメリカ軍機が、東南アジアを飛行することに対する中国の反応には気を使わざるを得ないということだ。
中国はアメリカによる気象観測を偵察、諜報活動であると疑うこともできるからだ。

アメリカ、アジアにおいて中国に新たな挑戦(2)へ続く

「中国が目論む世界支配」の正体
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扶桑社


6月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル