メドヴェージェフ大統領は、BRICS諸国首脳会議出席のため中国に到着した。BRICSというのは現在、急激に経済発展を遂げている新興5ヶ国のことでブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字から取った名称で、このところ国際舞台でも、リスナーの皆さんよく聞く名前だと思われているんではないでしょうか。
今回の会議は、これまでの4ヶ国に南アフリカが加わりまして、さらに注目を集めている。
2日間にわたり中国の三亜で開かれるサミットでの基本的なテーマは投資協力、気候変動、国際舞台での協同行動といった諸問題だ。
それ以外にも新興5ヶ国BRICSの首脳達は、大地震と津波さらには原子力発電所事故に見舞われた、日本に対する援助問題を話し合う予定になっている。
またBRICS・5ヶ国の首脳達は、事実上、内戦状態にあるリビア情勢への、共通のアプローチ作りに付いても意見交換を行う予定だ。
これに付いてロシア外務省・外交アカデミー東洋学研究所所長は、ロシアの声の取材に対し次のように答えている。
「リビアは現在、世界政治における最も大きな問題だ。今回のBRICSサミットでも、リビアの国内情勢に付いての討議に、かなりの注意が割かれることになるだろう。
何故ならリビア紛争に関連して、世界に再び隠され、コントロールされない形で事実上の核兵器拡散が始まるのではないか、と言った懸念が広がっているからだ。
それ以外にカダフィ大佐と戦っている、いわゆる蜂起勢力のメンバー構成を考慮に入れるならば、この紛争の後、イスラム過激派が台頭するという可能性も、かなり高いと思う」
所長は、このように述べている。
またロシアの大統領補佐官は、これまでの4ヶ国に今回から南アフリカが加わった事の重要性を特に指摘し、次のように強調している。
「画期的な出来事だ。今やBRICSは単に地理的に拡大しつつあるだけではない。アフリカという新しい大陸が加わろうとしているのだ。
BRICSは南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、アフリカといった、4つの大陸の代表による会議となる。
私たち5ヶ国は近く行われるG20で討議される予定の基本的諸問題に付いて、今回、共通した立場を作るつもりだ。
何らかの国際問題に関する共通の立場を、BRICS諸国があらかじめ作成する場合、これまでの実績が示すように、G20の会議での決定は、より深く考え抜かれたものとなる」
大統領補佐官は、このように強調した。
4月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
今回の会議は、これまでの4ヶ国に南アフリカが加わりまして、さらに注目を集めている。
2日間にわたり中国の三亜で開かれるサミットでの基本的なテーマは投資協力、気候変動、国際舞台での協同行動といった諸問題だ。
それ以外にも新興5ヶ国BRICSの首脳達は、大地震と津波さらには原子力発電所事故に見舞われた、日本に対する援助問題を話し合う予定になっている。
またBRICS・5ヶ国の首脳達は、事実上、内戦状態にあるリビア情勢への、共通のアプローチ作りに付いても意見交換を行う予定だ。
これに付いてロシア外務省・外交アカデミー東洋学研究所所長は、ロシアの声の取材に対し次のように答えている。
「リビアは現在、世界政治における最も大きな問題だ。今回のBRICSサミットでも、リビアの国内情勢に付いての討議に、かなりの注意が割かれることになるだろう。
何故ならリビア紛争に関連して、世界に再び隠され、コントロールされない形で事実上の核兵器拡散が始まるのではないか、と言った懸念が広がっているからだ。
それ以外にカダフィ大佐と戦っている、いわゆる蜂起勢力のメンバー構成を考慮に入れるならば、この紛争の後、イスラム過激派が台頭するという可能性も、かなり高いと思う」
所長は、このように述べている。
またロシアの大統領補佐官は、これまでの4ヶ国に今回から南アフリカが加わった事の重要性を特に指摘し、次のように強調している。
「画期的な出来事だ。今やBRICSは単に地理的に拡大しつつあるだけではない。アフリカという新しい大陸が加わろうとしているのだ。
BRICSは南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、アフリカといった、4つの大陸の代表による会議となる。
私たち5ヶ国は近く行われるG20で討議される予定の基本的諸問題に付いて、今回、共通した立場を作るつもりだ。
何らかの国際問題に関する共通の立場を、BRICS諸国があらかじめ作成する場合、これまでの実績が示すように、G20の会議での決定は、より深く考え抜かれたものとなる」
大統領補佐官は、このように強調した。
4月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル