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ロシアと香港、株式市場同士の協力を検討

2011-04-27 | ラジオ
香港株式市場は実現が進んでいる、モスクワ銀行間通貨取引所をパートナーとして考えており、様々な分野での協力が可能であると考えている。
ロシアのメドヴェージェフ大統領が、香港株式市場を視察したなかでこれが明らかとなった。
香港株式市場の指導部は、世界的な株式市場の協力の流れを背景として、モスクワ市場との協力が現実的なものであると考えている。香港株式市場のアルクリ会長は、モスクワ市場がそのような国際協力の一端を担い得ると捉えている。
具体的には発展途上国の資源関連企業の株式を上場させるという、道筋が考えられている。

モスクワ国際金融センター創設のための作業部会を率いるボロシン氏は、そのような協力の考えは歓迎すべきものであるものの、当面は時期尚早であるとしている。ボロシン氏は先ず、モスクワ銀行間通貨取引所と、ロシア取引システムの統合が課題となると考えて次のように述べている。
「ロシア最大の株式市場の統合が進んでいる。統合することにより、力を合わせることができるからだ。
統一の預かりシステムを設立することに取り組んでいますし、それは完成に近づいている。また様々な計画がある。法律規制の改善や金融市場のインフラ整備、マネージメントの改善なども含まれている」
ボロシン氏は、このように発言している。

パートナーとの協力の枠内で株式交換を行うことは、モスクワ国際金融センターの立場を強化するものとなる。
それは東京株式市場をはじめ、上海市場、シンガポール市場、香港市場などだ。また香港は自らの地理的位置を考慮して、モスクワに特別の意味づけを与えている。
香港特別行政区のァン行政長官は、メドヴェージェフ大統領に対して、ロンドンと香港、という2つの国際金融センターは非常に離れており、中間点が必要であるとの考えを示した。
ドヴォルコーヴィッチ大統領補佐官は、モスクワ金融センターが、その中間点としての役割を果たすことが出来るとしている。
そのためには香港株式市場の経験を吸収し、ロシア市場に大手企業の新規株式公開・IPOを呼び込む必要がある。
このようにボロシン氏は指摘し次のように語っている。
「モスクワでは今のところ、世界的規模でのIPOが見られない。我々の課題は近いうちに、2つか3つのIPOを準備することだ。
それが実現すれば、成功と呼ぶことができましょう」
ボロシン氏は、このように発言している。
 
メドヴェージェフ大統領は、香港のパートナーに対して、ロシアがすでに成果達成までの半分の道程を乗り越えており、それは重要に非常に重要な(???)ことだと述べている。
モスクワ国際金融センターのインフラは、未だに全てが整備されているとは言えないものの、今年の夏までには海外からの投資を支援する、直接投資フォンドが設けられることとなっており、大統領はそれが、大きな前進となると確信している。

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恐らくタイトルは「ロシアと香港、株式市場同士の協力を検討」でいいと思うのだが、女性アナウンサーの不明瞭な言葉で市場が「しよう」に聴こえる。

4月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル