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ロシア極東海域は安全か

2011-04-11 | ラジオ
ロシアおよびアジア太平洋間の国々では、福島第1原子力発電所から低濃度とは言え、1万1500トンもの放射能に汚染された水が放出されたことへの不安が広がっている。
すでに韓国は、この日本政府が下さざるを得なかった決定の不満を表明した。

他の近隣諸国ロシア、中国、北朝鮮からは今のところ公式の反応はないが、これらの国々は実質上、日本からの魚介類、水産物の輸入制限に踏み切った。
ロシアは日本の242の水産加工会社からの製品輸入を禁じた。
ロシアの学者たちは太平洋の水や、ロシア極東沿岸で捕れた魚介類の放射能レベルを常時モニタリングしているが、現在の段階では放射能レベルは基準値だ。
しかしロシアの漁師たち、極東海域で捕れた魚が安心かどうかに付いて、専門家たちの間では本質的に意見が分かれている。

地質学博士によると魚に対する放射能汚染の程度に付いて、より完全な状況を把握するためには、どのような放射性物質が流れ出ているのかを先ず知る必要があり、放射性ヨウ素131であれば数日間で崩壊するが、もしストロンチウムやプルトニウムであれば用心する必要があるということだ。何故ならそれらの放射性物質は海全体に影響を与えるからだ。

一方でロシア連邦漁業庁長官は、海流の流れがロシア沿岸から離れているので、ロシアとしては今のところ海洋汚染を心配する(???)はないとの立場たとの述べ次のように続けた。
「極東で我々が捕っている魚の85%はタラ、ニシン、カレイだ。漁をしている海域は(???)、オホーツク海そして日本海で名前は日本海といっても、そこはそこはロシアの経済水域(???)。黒潮や大潮は本州沿岸を流れ太平洋(声が小さ過ぎて、ここの箇所は全く聴き取れず)。
つまりロシア領海の海水は、これらの流れとは混ざらないのだ。ただ地理的に日本に近い南クリルの海域で捕れる魚に付いては、放射性物質に汚染される心配が残る。大気圏から放射線物質を取り込む危険があるからだ。
現在ロシア極東では南クリル領を含む特別な機器を備えた(???)調査船が、海水汚染のモニタリングを定期的に行っている。専門家達は一日に4回海水、大気、魚のサンプリングを実施している」
長官は、このように発言している。

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(???)は女性アナウンサーの声が小さ過ぎて何を言ってるのか聴き取れず

4月8日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル