ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

予想以上の出来、北海道マラソン

2014-08-31 | 日本でランニング


北海道マラソン、予想以上の出来、3時間28分24秒。ネットでは、3時間25分36秒、こんなタイムはめったに出ない(今年に入っての単年度ベストは香港マラソンの3時間26分45秒)、スタートロスが悔やまれます。
 
腰痛を抱えて7月中は走れず、8月に捻挫&練習中断というアクシデント、その状態でよく走れました。最近のマラソン、「走ってみないとわからない」みたいな出来事が多いです。自分でもびっくりするぐらい、体が動いて走れました。自分の思ったような練習が出来ていなかったのに、不思議。こんなことがあるから、マラソンは面白い&ムツカシイ。
 
さて、レースでは自分のナンバーカードの通り、きちんとFゾーンからスタートして、想定以上にスムーズに進みました。前半の課題は雑踏になるべくストレスを感じずに走ること、それでも前のランナーをするすると交わして身体は動いているみたい。1キロあたり5分を切るペースは今の私には速すぎるはず。ちょっと抑えなければ。
 
8キロ手前で腕時計が故障、わけのわからない数字の羅列に。これで完全にペース感覚だけで走らざるを得ない状況に。それでもどんどん前のランナーを追い越しているみたい、速過ぎるに違いない、どこまで持つかな。大切な友人がリオパラ目指して走っている、私も頑張らなければ。
 
このレースでは、リオ・パラリンピック強化女子選手が指定レースとして走っているのを聞いていたので、もし追いつけたらぜったいに声を掛けたいと思っていました。みんな、頑張っていました。私が逆に力をもらえる瞬間です。
 
途中で何度か、男子ランナーに並走される数キロがあったけれど、次々に置き去りにしてきたみたい。レースの中盤戦は、アスファルトの上で日射をさえぎるもののない直線コース、身体は楽ではなかったけれど、脚は動きました。いつまで持つかな、このままゴールまで突っ走れるとは思えない。 
 
・・・35キロを過ぎていよいよ脚がつってきました。夏場のマラソンにかかわらず、ここまで来ると、誰だって脚に来るもの。腕もしびれてきた、ラスト5キロからはカウントダウン表示、そしてラスト3キロを過ぎて、もう脚も動きそうにない。でも、いったん立ち止まったら痙攣が来て、完全に脚が止まってしまうに違いないから、手足を動かし続けフィニッシュに。
 
視界が真っ暗になり倒れこんでしまいました。まったく動けない、これは想定内。こうなりそうな覚悟はありました。夏場のレースで水分不足により熱中症(熱痙攣)になるのは3度目。病院送りになったこともあるので、身体の状態はよく判っています。
 
担架に乗せられ、救護班のお世話になりました。腹部の痙攣までおこり、ちょっと時間がかかったけれど、1時間余り休んでいるとそれなりに復活。熱痙攣ぐらいで良かった、身体の限界は身体が知っていてそれ以上無理をしないように出来ているみたいです。
 
しかしながら、救護所で経口補給水を大量に飲んだため、お腹がたっぷんたっぷんになり楽しみにしていたビールは飲めませんでした、夜になってからワインでゆっくりと~♪

*原因は水分・塩分不足
スタート後最初の給水所ともう1箇所を除く全給水所で、水やスポーツドリンクを摂っていました。が、コップいっぱいの水などとても飲み干せない、二口か三口ぐらい。

さらに特に汗を多くかく夏場のレースで給水とともに大事なのが、水分を胃袋に留まらせ、身体に吸収されるようにすること~そのためには、エナジージェルなどの液体物ではなく固形物でエネルギーを補給すること。

体験上知っているので、エナジー系の固形物もポケットに持っていました。が、水分を一生懸命摂りすぎて、固形物を胃が欲しなくなり、それを食べなかったのです。私は夏の暑さが苦にならないタイプ、だから自己過信してしまうのが、ミスにつながります。

そして、夏場は特に、サプリメントでマグネシウムを補給すべき、けいれん対策になります。レース前だけに摂取するのではなく、日常的に補給が良いかも。

夏のレースが好き、私にとっては寒い冬のレースのほうが、ずっとずっと過酷です。

*湿度の低い土地でのフルマラソン
北海道は、湿度が低くて、汗をかいているのをほとんど感じませんでした。汗をかいていないように感じても、それは肌の上からすぐに乾燥していくから。もちろん、ルーマニアも同じように乾燥しているので、この状態は周知のこと。つまり身体はちゃんと汗をかいて体温調節しているので、水を飲まなければならないのは知っています=。


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