ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

4度目のオリンポス・マラソン

2012-06-19 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


早いものでもう4度目となったオリンポス・マラソン。ギリシャ神話の神々の宿るというオリンポス山を、一気に上って駆け下りてくるトレイルラン、43.7キロ・高低差3170m。次の日曜日の開催。
 
3度目の参戦となった昨年、過去2度の経験を生かし、年代別優勝を狙っていました。涼しいめの早朝スタートで、残雪のある山頂付近では長袖がほしいくらいの冷え込み。発汗を感じなかったので給水もすっ飛ばして走り続けるというミスを犯し、標高が低くなってきた30キロ以降の暑さで完全に脱水症状。

手も脚もしびれてくる中、ほとんど四つんばいのような状態でも、気持ちは前へ、前へ。文字通りゴールへ倒れこみ、救護所で点滴を受けるというお世話に。
 
意識が戻り、「君はこのレースでどれくらい給水をしたか?」とのドクターの問診に、自分が山頂までの間(=私の足で4時間かかるところ)に持参の500mlのボトルの半分ほども飲んでいなかったことに気づいたのです。

その後、休日救急病院に行くことになり、主催者の車で送迎してもらって、無事ホテルに帰還。私の場合、完全に給水ミス=脱水状態による熱中症、体液に近い点滴を受け、水をがぶ飲みすれば回復するのです。
 


ほどなくして、マイダーリンがアフターマラソンのイベントを終え、ホテルの部屋に帰ってきました。手には花束とトロフィー。「ヒロコ、年代別優勝していたよ。」、表彰式に出ることなく、優勝トロフィーはホテルの部屋に飾られました。主催者のビッグ・ボスも私を覚えてくださっています、レース途中の給水所で、「ヒロコ!」と声をかけてくださるのです。直接、トロフィーを戴きたかった・・・。
 
何度走っても、オリンポス・マラソンはあまりにも厳しいコース。標高差もさることながら、気温差も大きい。テクニカルな部分もあるコース。もう一度走れるか、といえば、気持ちがすくんでしまうマラソン大会。

今年2月のエントリー開始直後に早々にエントリーを済ませたマイダーリンやラン仲間からの誘いを受けても、なかなか4度目のチャレンジをする気になれずにいたけれど、あまりにも多くのラン仲間が参加するので、つられて4月下旬にエントリー。それでもまだ、行くかどうか迷っていました。過去3度は、エントリーと同時に航空券も予約・購入し、走る気満々だったけれど。
 
やっぱり行くことにしました。ラン仲間の車に乗り合わせていきます、今年はバカンス中心。陸路ブルガリアを横断してギリシャ入り、ちょっと時間はかかるけれど(12時間予定)、仲間がいれば、また楽し~。今年はルーマニアから40名の参加。日の丸をつけている私もルーマニア仲間、ブラショフから参加のシンディもベルギー人だけれどルーマニアのラン仲間。あわせて総勢42名。
 


オリンポス山は海にも近く(登山口のあるリトホロから約5キロでビーチリゾート)、格好のビーチ施設があります。テントを張るのもよし、コテージを借りるのもよし。シャワーやレストランやコンビニも整っているので、長期に滞在できます。

レースが終わった後、みんなめいめいに1週間ほど滞在し、もう一度オリンプス山に登ったり、ハリキデイキなど近くの名所を観光したりする予定。基本的にコテージで自炊するので、これまためいめいに好きなものを作ります。私は自分のお国自慢、巻き寿司を披露しようかな~と、巻き簾を持っていく予定。海苔としょう油も持っていったほうが良いかな。

一番上の写真は、昨年いただいた年代別優勝のトロフィーと花束。表彰式に出られなかった私の代わりにマイダーリンが持って帰ってきてくれたもの。

2番目の写真は、ゴールで胸にかけてもらえるはずの完走メダル。倒れこんだ私はメダルももらえず、あとでダーリンがもらってきてくれました。

3番目の写真は、リトホロから見えるオリンポス山のステファニー、美しい貝の形。オリンポスの最高峰はミティカス、レースでは最高峰を通過しないので、今年はレース後にアタック!

ギリシャ遠征は6月22日~7月1日。マラソン大会は24日。

オリンポスマラソン、過去の完走記録:
2009年 7時間38分23秒(総合169位/時間内完走439名/出走507名)
2010年 7時間24分52秒(総合132位/時間内完走421名/出走481名)
2011年 7時間49分20秒(総合220位/時間内完走448名/出走518名)


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