針谷みきおの一言 集まり処「はんの木」情報 

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女性ファッション誌『VERY』-「お母さんこそ、改憲の前に知憲!」

2014-03-20 22:49:34 | 平和・9条

いつの間にか、わが子が戦場に行かなければならないことが決まっていたら…。主婦やママたちがもっと憲法を知り、語ってほしい。子育て世代の女性ファッション誌『VERY』が今月号でそんな特集を組んでいます

▼題して「お母さんこそ、改憲の前に知憲!」。日常生活の中で縁遠いと思われている憲法。しかし家事や育児をはじめ、身近な問題のすべてにかかわるのが憲法なんだということを、同世代同士が対談形式で考えています

▼きっかけは、好きな芸能人が憲法について話していたからでもいい。まず身近な問題での「違和感」を大切に―。親は子どもにとって最大のメディアだから、自分の言葉できちんと説明してあげたいという2児の母も

▼話題は秘密保護法や自民党の憲法改正草案まで。「日本の憲法はすごくいい。世界に誇れるものだと思う」という意見もありました。そして、こうした議論を通して自分が当事者としてどうすべきかを考えるようになる、と

▼安倍政権が改憲に執念を燃やすほど、市民の間に知憲の場がひろがっていきます。集団的自衛権をかわいく知ってもらおうと、若手弁護士らがつくったカラフルなイラスト入り冊子「2分で分かる! 集団的自衛権ほぼAtoZ」も注文が相次ぎます

▼権力を縛る鎖であるはずの憲法を、国民を縛る鎖にしてはなりません。私たち一人ひとりの人権を守り、自由を勝ち取ってきた人類の歴史を次の世代に引き継ぐためにも、いま改めて問わなければ。憲法は誰のもの?(しんぶん赤旗「潮流」より)


3・11文学館からのメッセージ―天災地変と文学

2014-03-19 22:54:51 | Weblog

 東日本大震災から3年のこの春、全国文学館協議会に加盟する各地の36文学館が「3・11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」と題した展示を一斉に開催しています

▼多くの被災者がいまだ生活再建に踏み出せず、原発事故も収束が見えない中で、文学館にできることは何か。同協議会は、今ここにある問題として震災を考え、記憶を風化させないために、震災後に生み出された数多くの作品を知らせることが文学館の責務ではないか、といいます

▼東京・駒場の日本近代文学館では、俳人、歌人、詩人らが自ら揮毫(きごう)した作品を展示。被災地から寄せられた作品からは、底知れない苦悩と悲しみ、そして未来への決意が伝わってきます

▼〈始めより我らは棄民青やませ〉〈夏草や影となりても生きるべし〉高野ムツオ(宮城県多賀城市)、〈喪(うしな)へばうしなふほどに降る雪よ〉〈春の星こんなに人が死んだのか〉照井翠(岩手県釜石市)、〈この街を出てゆくといふ、をさなごをかばんのやうに脇にかかへて〉〈深くふかく目を瞑(つむ)るなり本当に吾らが見るべきものを見るため〉高木佳子(福島県いわき市)

▼広島県福山市のふくやま文学館は、被爆からの復興を取り上げています。被爆体験を軸とした原民喜の『廃墟(はいきょ)から』、被爆8年後の広島を描いた大田洋子『夕凪(ゆうなぎ)の街と人と』などを展示し、原爆と原発が地続きであることを示唆します

▼作品がすくいとった被災者や死者の声。惨禍を繰り返さないために、その嘆きを聴き続けることを始めたい。しんぶん赤旗「潮流」

全国文学館協議会 第2回共同展

◆2013年3月、全国文学館協議会では、「文学と天災地変」という共通のテーマによる共同展示を開催いたしました。2011年3月11日の東日本大震災により被災された方々への私たち文学館活動に携わる者の心情と連帯感をお示しするために企画したもので、こうした共通のテーマによる共同展示は全国文学館協議会としてはじめての試みでしたが、全国の41の文学館が参加し、大きな話題となりました。

◆その後、6月の総会において企画の継続が全会一致で決定され、今年度は「3.11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」のテーマのもとに共同展を開催することにいたしました。震災から3年が経とうとしていますが、いまだ困難な状況にある多くの被災者の方々があり、また原発の問題も終息が見えないままです。そのような中で、この共同展では、いまそこにある問題として震災を考え、その記憶を風化させないために、本年度は全国36の文学館が参加し、上記のテーマにおいてそれぞれに展示を開催いたします。

 

【参加館と企画一覧】

 ・井上靖記念館「井上靖と天災地変」 2月22日(土)~4月20日(日)

 ・函館市文学館「熊谷達也の『烈風のレクイエム』に描かれた“昭和の函館三大災害”」 2月14日(金)~3月12日(水)

 ・青森県近代文学館「三浦哲郎『ユタとふしぎな仲間たち』のもつ力」 3月1日(土)~3月30日(日)

 ・日本現代詩歌文学館 ①「明日から吹いてくる風ー2011.3.11と詩歌、その後」(2013年度常設展) ②「未来につなぐ想い―2011.3.11と詩歌、そして…(2014年度常設展)」 ①2013年3月12日(水)~2014年3月16日(日) ②2014年3月18日(火)~2015年3月15日(日)

 ・仙台文学館 特集展「文学にみる震災」 2月28日(金)~4月20日(日)

 ・郡山市こおりやま文学の森資料館「共同展示 3.11 文学館からのメッセージ」 3月8日(土)~4月13日(日)

 ・いわき市立草野心平記念文学館「3.11といわきの詩人、歌人」 3月1日(土)~3月30日(日)

 ・田山花袋記念文学館「『東京震災記』―花袋の見た大震災― 」 3月1日(土)~4月13日(日)

 ・荒川区日暮里図書館2階 吉村昭コーナー「作家 吉村昭と災害の記録」 2月21日(土)~6月18日(水)

 ・文京区森鴎外記念館「観潮楼と震災」 3月8日(土)~5月7日(水)

 ・林芙美子記念館「林芙美子が見た関東大震災」 3月4日(火)~4月30日(水)

 ・日本近代文学館「3.11 文学館からのメッセージ-天災地変と文学」 3月1日(土)~3月29日(土)

 ・武者小路実篤記念館 コーナー展示「進め、進め」(春季展「実篤の眼「人間を描く」~愛蔵品と作品から」のうち) 3月8日(土)~4月13日(日)

 ・吉川英治記念館 「関東大震災から作家へ」 3月1日(土)~6月1日(日)

 ・神奈川近代文学館 特別コーナー「黒岩重吾と阪神淡路大震災」(収蔵コレクション展13・企画展「生誕90年 黒岩重吾展」のうち)        2月1日(土)~3月30日(日)

 ・大佛次郎記念館 大佛次郎没後40年記念 テーマ展示Ⅱ 「『鞍馬天狗』誕生90年」 11月20日(水)~3月16日(日)

 ・鎌倉文学館「吾妻鏡にみる災害」 3月8日(土)~4月20日(日)

 ・浜松文芸館「震災と文学-鷹野つぎが見た震災」 3月1日(土)~3月23日(日)

 ・山梨県立文学館「芥川龍之介が見た関東大震災」 1月30日(木)~3月16日(日)

 ・軽井沢高原文庫「浅間火山と文学」 3月1日(土)~4月20日(日)

 ・隠し文学館花ざかりの森 「『美しい星』と人類救済の試み」 3月1日(土)~3月23日(日)

 ・石川近代文学館「石川県ゆかりの作家と天災」 3月1日(土)~3月30日(日)

 ・泉鏡花記念館「中川学描き下ろしイラスト『朱日記』―災厄のきざし」 3月1日(土)~3月31日(月)

 ・司馬遼太郎記念館「司馬遼太郎と阪神淡路大震災」 1月15日(水)~3月23日(日)

 ・田辺聖子文学館「田辺聖子が描いた生きるチカラⅡ」 3月1日(土)~4月12日(土)

 ・与謝野晶子文芸館「晶子と大震災②」 3月4日(火)~4月6日(日)

 ・芦屋市谷崎潤一郎記念館「特設展示「『細雪』と日本の戦後復興」(通常展『谷崎潤一郎・人と作品」のうち) 12月14日(土)~3月23日(日)

 ・佐藤春夫記念館「特別コーナー「佐藤春夫と地域の災害」 3月11日(火)~6月15日(日)

 ・姫路文学館「文人たちの震災-衝撃から生まれた思想と物語」 3月1日(土)~3月30日(日)

 ・森鷗外記念館「森鷗外文学に見る天変地異」 3月4日(火)~3月30日(日)

・吉備路文学館「文学と天災地変 漱石と岡山」 3月1日(土)~3月16日(日)

 ・勝央美術文学館「震災の中の作家たち」 3月1日(土)~4月28日(月)

 ・ふくやま文学館「復興と文学ーヒロシマ」 3月7日(金)~3月30日(日)

 ・中原中也記念館「関東大震災と中原中也」 3月11日(火)~3月30日(日)

 ・高知県立文学館 ①「寺田寅彦と地震Ⅰ」 ②「寺田寅彦と地震Ⅱ」 ①~3月30日(日) ②4月1日(火)~翌3月30日(月)

 ・北九州市立文学館「東日本大震災3.11以降の全出版記録 『本の力』展」 3月11日(火)~3月30日(日)

 


俳優「宇津井(うつい)健(けん)さん」を偲ぶ

2014-03-18 23:37:45 | 文化・芸術・映画

いまの世の中、ときにまじめさや実直さが軽んじられたり、からかわれる風潮があります。そんな生き方は損だとばかりに。しかし実際に社会をつくり、支えているのは、多くの人びとのまじめな生活です

▼亡くなった宇津井(うつい)健(けん)さんは、その誠実な生き方が役柄からもにじみ出ていた俳優でした。1970年代のテレビドラマ「たんぽぽ」や「赤い」シリーズでは、厳しくも優しい兄や父を熱演。背筋を伸ばし、正義や道理を説く姿を懐かしく思い出します

▼本紙にもたびたび登場。90年代に車椅子の弁護士を体当たりで演じたときには、役を通して障害者の大変さをわかってもらえれば、と語っていました。そして「役者には現在あるのみ、過去の栄光はない。最近の作品は、そのつど最新の『遺書』のつもりで」と

▼昨年放映された「渡る世間は鬼ばかり」が遺作になりました。5人の娘の良き相談相手となる小料理屋の主人、2代目岡倉大吉役。板前について勉強し、懐の深い演技を見せていたのに…

▼プロ意識も高く、体を鍛え、節制に努めていた宇津井さん。長い芸能生活で休んだことは一度もなかったそうです。社会にも目を向け、テロにも軍事報復にも反対するアピールに名を連ね、平和や憲法9条を守る集会に足を運びました

▼温厚で気配りの人は、誰からも愛され、慕われました。同じ事務所に所属する藤原紀香さんも忘れられない言葉をもらったといいます。「有名になればなるほど頭(こうべ)は垂れるもの。実り多き、稲穂のように」(しんぶん赤旗「潮流」より


ブラジルから創造的な選手が多く生まれるのはなぜか?

2014-03-17 22:42:06 | スポーツ・趣味

ブラジルから創造的な選手が多く生まれるのはなぜか。問われた同国代表の一員はこう答えました。「ぼくはプロになれなかったとしてもストリートサッカーを楽しんでいるはずさ。ぼくらのサッカーは自由なんだ」

▼サッカーという空気を吸っているといわれる国。そこで64年ぶりに開かれるワールドカップが3カ月後に迫っています。オリンピックと並び、世界が熱狂する「人類の祭典」は20回の節目を迎えます

▼W杯の年は各国のサッカー熱も高まりますが、それに水を差す残念な出来事が起きました。Jリーグの試合会場で「JAPANESE ONLY」(日本人以外お断り)の横断幕が掲げられたのです

▼掲げた3人の浦和サポーターは「ゴール裏は自分たちの聖地。最近は外国人も来て、統制がとれなくなるのが嫌だった」と説明しているといいます。浅はかではすまされず、Jリーグは「重大な差別的な内容」だとして、無観客試合の厳罰処分を科しました

▼スポーツの根幹を揺るがす問題に果断に対処したJリーグ。比べて当事者クラブの認識の甘さが気になります。これまでも一部サポーターに差別行為があったにもかかわらず、真剣に受け止めませんでした

▼多様な人種が集まるリーグで活躍してきた、あるトップ選手の言葉です。「世の中にサッカーが何かを発信できるとしたら、どんな国籍の人間でもサッカーでつながれる、というメッセージだと思う」。寛容で自由な社会をつくることこそ、スポーツの力なのですから。(しんぶん赤旗「潮流」より)


はだしのゲンは「決着した事実」をリアルに描いている

2014-03-15 23:21:33 | 平和・9条

昨日の文教委員会で論戦があった「はだしのゲン」をめぐる論戦ビデオレターです。

ビデオを見るには画像の再生ボタン(赤色)もしくは下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/qE7aovpl-ZM

南京大虐殺とは
 1937年7月、中国・北京郊外で起きた盧肩橋(ろこうさよう)事件を機に、日本車は中国各地で全面戦争を展開o8月には上海での大規模な戦闘に発展(第2次上海「事変」)しました。日本車は退却する中国軍を追撃。 12月13日、首都南京を陥落させました。

南京への追撃戦の過程や陥落後の掃討戦で、捕虜にした中国兵や市民を組織的に殺害。食糧の後方支援を欠いたため、住民から略奪し、民家への放火、女性に対する強かん事件も多数発生しました。期間は37年12月から翌年3月にまで及びました。

虐殺の模様は南京にいた外国人記者らによって世界に発信され、国際的な大問題に。米国のスティール記者は虐殺の様子をハンターたちの「ウサギ狩り」に例え、「そこでは人間が餌食なのだ」と発信しました。(「シカゴ・デイリー・ニューズ」38年2月4日、『アメリカ関係資料編』) 一方、日本では厳重な報道管制がしかれたため、国民に事実が知らされませんでした。

どのくらいの中国人が殺された

A級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判 (東京裁判)の判決(48年)は犠牲者数を20万人以上、BC級戦犯裁判の一つ、南京軍事法廷(47年)は30万人以上としています。一方、日本の研究者らは残された資料をもとに、十数万から20万人と推計しています。

 日本の軍部は終戦前後、連合軍の追及を恐れ、公文書類を徹底的に焼却しました。また、南京が占領下に置かれてから終戦までの7年半、中国政府は調査ができませんでした。これらの理由で、正確な犠牲者数を解明することは不可能となっています。ところが否定する人たちは、数が不確定なことを、虐殺の事実そのものがなかったかのようにすり替えているのです。

政府や当時の軍司令官は認めているの?

外務省は「日本車の南京入城(1937年)後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」(同省ホームページ「歴史問題Q&A」)と認めています。支那派遺事総司令官・岡村寧次大将は「派遣軍第一線は給養困難を名として俘虜(ふりょ)の多くは之を殺すの悪弊あり、南京攻略時に於て約4、5万に上る大殺戮(さつりく)、市民に対す
る掠奪(りゃくだつ)、強姦(ごうかん)多数ありしことは事実なるか娼し」(『岡村寧次大将陣中感想録J』とつづっています。

旧陸軍将校の親睦団体・偕行(かいこう)社の機関紙『偕行』に掲載された「証言による『南京戦史』」も、「この大量の不法処理には弁解の言葉はない」と虐殺を認め、「旧日本車の緑につながる者として、中国人民に深く詫(わ)びるしかない。まことに相すまぬ、むごいことであった」と謝罪しています。

歴史学的にも確定した事実 

南京大虐殺は歴史学的にも確定した事実です。それを否定したがるのは、南京事件が日本の中国侵略戦争を象徴する出来事だからです。

都留文科大学名誉教授(中国近現代史)の笠原十九司さんは、安倍政権は閣僚の過半が、日本車の侵略と加害の歴史を否定する人たちです。13年4月10日の衆院予算委員会で、南京大虐殺は[なかった]と発言した西川京子氏を現内閣の文部科学副大臣に起用しています。

 また安倍首相は、第1次安倍内閣時代に自ら中国側に提起した「日中歴史共同研究」(06年開始)の報告書(10年公表)で、南京事件の事実を日中双方が認めたにもかかわらず、尊重していません。 憲法を変えて、日本を「海外で戦争できる国」にしたい安倍政権が、歴史の真実に目を閉ざせば閉ざすほど、日本は国際社会から孤立していくだけです。

当時の南京攻略戦に参加した兵士から三十編を超える陣中日誌には赤裸々にはだしのげんが漫画で表現している事実が記載されています。


最低賃金の引き上げを提案したオバマ米大統領

2014-03-14 23:22:35 | 労働・雇用

1月の一般教書演説で最低賃金の引き上げを提案したオバマ米大統領。11月の中間選挙を前に、この問題が大きな焦点になってきています

▼目指すのは、現在の時給7・25ドル(約750円)から10・10ドル(約1040円)への引き上げ。ただ下院は野党・共和党が多数を占めており、このままでは実現は困難視されています

▼そこでオバマ氏が進めているのが、企業経営者や自治体首長に直接引き上げ実行を呼びかける作戦です。世論で議会を包囲し、「変化をワシントンにもたらそう」(8日の演説)というわけです。2月には政府ができることとして、政府の契約職員の最低賃金を10・10ドルへ引き上げる大統領令に署名しました

▼その直後、衣料品大手ギャップが9ドルから10ドルへの引き上げを発表。マーフィー最高経営責任者(CEO)は社員向けの手紙で述べています。「(お客に接する)最前線の社員への投資は、私たちの事業を直接支え、何倍もの利益をもたらすでしょう」。労働者への投資は、やる気を引き出し、企業の成功にもつながるという考え方です

▼オバマ提案の背景には、富裕層や大企業がもうければいずれ庶民におこぼれがしたたり落ちてくるという「トリクルダウン理論」の破綻があります。後押しするのは、引き上げを求める労働組合のねばり強い運動です

▼ひるがえって日本。世界の動きを示して引き上げを迫った日本共産党の小池晃参院議員に「気持ちは分かる」と安倍首相。政府としての具体的行動が問われています。


3.13重税反対足立区民集会

2014-03-13 23:55:22 | 区民運動

本日、区内2か所で、確定申告とあわせて、区内の零細業者を中心とした重税反対足立区民集会が開かれました。私は区議団の代表として来賓のあいさつをしました。

集会の決議文を紹介します。

決 議 文
 私たちは、本日足立区内のニヶ所の会場で『3.13重税反対足立区民集会』を開催しています。
 昨年10月に安部政権は消費税増税の閣議決定を行い、同時に5.5兆円規模の企業向け減税や経済対策を決めました。

「企業偏重」とも思える企業優遇の施策は打ち出されているのに、8%への消費税増税を控え、消費税の持つ逆進性や価格に転嫁できない中小・零細企業の損税、根本的な欠陥についての対策は打ち出されておりません。

 

 

安部政権誕生以降、三本の矢から成り立つ「アベノミクス」を打ち出し、急速な円安が進みました。
輸出が停滞する一方で燃料や輸入品の高騰で1月の貿易は初の2兆円を超える赤字となりました。

賃金単価が上がらない状況での物価上昇は我々庶民の暮らしを直撃しています。この上、大増税が押し付けられれば、家計と中小業者を直撃して日本経済をどん底に突き落とすことは明らかです。

本来、税とは所得の再配分機能であり、大企業や高所得者に応分の負担を求めるべきです。本日のこの集会を皮切りに「大企業・大金持ちのために私達が犠牲になるのはもうごめんだ」と、この足立区で、日本全国で大きな声を上げて行きましょう。

1、庶民大増税・国税通則法改悪反対
2、不当で強権的な税務調査を許すな
3、納税者権利憲章を制定させよう
4、各種所得控除の廃止・縮小反対
5、融資の条件を緩和し、貸し渋り・貸しはがしをやめろ
6、中小業者の仕事確保に予算を増やせ
7、消費税率4月からの引き上げ反対
8、消費税率のさらなる引き上げを許すな
9、後期高齢者医療制度反対
10、最低保証年金制度をつくれ
11、 社会保障を充実させろ
12、軍事費を削って、福祉、医療、教育にまわせ
13、TPPを許すな
    右決議する。
2014年3月13日 3.13重税反対足立区民集会

 


日本共産党足立区議団予算修正案

2014-03-12 23:55:54 | 区政情報

3月4日、日本共産党は予算修正案を提案し、区民のいのちとくらしを守る区政の転換を求めました。提案要旨をお知らせします。

新年度予算案は2585億円(一般会計)の予算規模です。消費税の増税により区民に大変な負担増がのしかかり、消費の冷え込みも懸念される中、区民を応援し地域経済を活性化させる積極的な予算編成が必要でした。新年度予算案は区民のくらし・命を、地域経済を守る予算となっていません。
 日本共産党は、代表質問で予算の組替えを求めましたが、その意思も区民への思いやりも見られないため、予算修正案を提出しました。
 予算修正案の概要は左記の一覧表です。

お金の使い方を変えれば、区民の
要望は実現できますー日本共産党の修正案の概要ー

●給食費の補助復活・値上げストップ
(毎月平均460円の値上げ) 
          1億9568万円
●消費税増税対策ー緊急融資、プレミ アム商品券増発  1億6480万円
●高齢者医療(70~74歳)窓口負担 1割に戻す    1億3410万円
●放射能対策 学校給食食材検査
 原発ゼロ推進事業 1億3500万円
●すべてのがん検診の無料化                9068万円
●震災予防ー通電火災防止のブレーカー 遮断装置の購入補助  福祉避難所整備 2000万円
●障害者施策ーホームドア設置支援
●エコ住宅支援助成  7000万円●ブラック企業対策ー企業実態調査             2450万円
●学校開放・住区センター・地域学習セン ターなど団体利用を無料に
         1億2830万円
●少人数学級の拡充ー5100万円
●平和事業ー被爆者見舞金  491万円

※全部で60以上の新規拡充です
【財源対策】学校統廃合・戸籍など外部委託中止
3億2600万円の新たな財源が生まれます。
 日本共産党区議団は60項目の予算修正案を提出しました。


いじめの提言に沿った正規の教員を増やし少人数学級の実現を

2014-03-11 22:04:19 | 教育・子ども

3月7日、区議会予算特別委員会での私の質問を報告します。

●質問=この現状から区教委の学力向上対策が現場の実態や教職員の認識とかみ合った施策なのか検証する必要があると思う。
26年度は新規事業として、そだち指導員配置、教育養成講座(イーラーニング)、や中学校での補充授業を次長組織からの要請で実施することになった。
まず、学力向上対策として確認しておきたいが、昨年二期制に関して文教委員会で講演会を開催した。

講師の早稲田大学の浅田匡教授は文科省の付属機関である国立教育研究所や中央教育審議会の委員をしていた方であるが、授業時数を増やすことについて、次のように述べた「日本の学校は、授業時間ということを余りにも考え過ぎている、先生は授業の準備をしないといけないんです。授業時間がふえれば、それだけ準備の時間がかかるんです。その時間が確保されていなかったら手抜きになりますから、時間が幾らふえても学力向上にはつながりません」と答えていたが、この指摘について区教委はどう考えるか?

○答弁=おっしゃる通り授業の準備は必要だ。だが、足立区の子供の実態を考えれば基礎学力を身につけさせる。そのためにはそれなりの授業時数の確保は重要だと思う。
浅田先生は文科省の委員もしており、根拠に基づいて話をしている。子どもたちの学力が低いからと言っても、ある程度の授業時間を確保すると言ってもそれを保障する教員の教材研究をする時間を保障されなければ効果がないと指摘をしている。その認識を聞いたのだが、これについては教育委員会の幹部の方たちも話を聞いているので、認識は共通になっていると思う。

●質問=先ほどの二期制の講演会で文教委員長が少人数学級より、習熟度別少人数指導の方が学力向上に役立つのではないかという質問を浅田先生にしました。
かえってきた回答は「国立教育政策の研究では、習熟度別のいわゆる能力別ということなんですが、要するに同質集団になってしまうんです。これは教え合いというのがないんです。現状の学習理論では、いわゆる教え合い、あるいは学び合いという、つまり他者とどう相互作用するかが非常に重要だといわれているので、同質集団でやるほど余り効果がないんです。むしろ異質なほうがいい。そうすると、必ずしも習熟度別がいいとは限らないということです。なので、習熟度別も余り私は勧めません。

要するに普通のクラスの編成の中で、どうやって子どもたちの学力を上げるのかという点に関しては、日本の教師は世界ナンバーワンです。つまり40人の学級で、これだけの基礎学力をつけてきた国はありません。それなので、日本の教師は超優秀なんです。」と回答された。私も同感なんですが、区教委はどう思うか。

○答弁=以前にも話したが同じ早稲田大学の安孫子先生の長年の研究成果で、2011年に出した著書の中で、研究者としてこれまで習熟度別授業には否定的な見解を取らざるを得なかった。但し現実の実態であまりにも多くの学校でそれが実行され、成果を収めている。そういう実態を踏まえれば今までの見解を変えざるを得ないと述べているように、一定の学ぶべき内容によっては極めて習熟度別授業が効果を発揮すると言うことは、十分検証されている。そのような意味では足立区においての厳しい子供たちは、やはり習熟度別で徹底的な基礎を教えるには有効と考える。

●質問=その研究というのは文科省のエビデンス(科学的根拠)を得た著書なのか。私は違うと思う。これは個人的な見解、ある意味ではエビネンスのない教育次長の見解だと言わざるを得ない。文科省が公式にそのことを文科省のエビデンスがあるものと確認できたら後で教えてもらいたい。

塾が「習熟度別指導」を採用しているのは根拠があることだと思っている。塾は進学塾であれ補習塾であれ、私的な営利団体です。子どもや親のニーズに応えるサービスを提供するのが塾の目的だ。塾が「習熟度別指導」を導入するのは、親と子どもと塾自身の三つのニーズに応えるためです。「学校よりも進んだ内容で有名校をめざすニーズ」「学校よりも遅れた内容で学業の補習を求めるニーズ」そして「進学実績をアピールして塾の営業実績をあげる必要」の三つだ。

 しかし、学校はサービス機関でも営利団体でもなく、塾とは異なる責任と使命によって成立しています。学校は一人ひとりの子どもの学ぶ権利を保障し、一人ひとりの学びの可能性を開き、所定の条件のもとでもっとも高いレペルの学びを実現することに責任を負っている。だから浅田先生も日本の教員は世界1だと言っているのはそうした公共的使命を担って頑張っているからだ。さらに学校は、競争と差別を克服し平等で民主主義的な社会を実現するという公共的使命を担っている。「習熟度別指導」は「学校の塾化」に拍車をかけるものだ。

●質問=次にいじめの提言について聞く。足立区がかかえている教育課題、いじめの提言はすばらしい示唆をあたえていると思う。いじめや不登校対策はもちろんのこと、学力向上対策や教員の指導力向上でも役に立つと思うがどうか。

○答弁=提言については教員の負荷の問題、こともたちのいじめ防止策等示唆に富んだ提言をいただいている。真摯に受け止め可能な限り実現をしていかなければとの認識だ。
●質問=次に学力向上策のうち、たとえば、補充教室を中学校の学力向上のために、全校に実施するよう要請した。ねらいは学力テストで低位のこどものつまずきを解消するために、放課後、これらの子どもに補充教室を実施することを要請、実施方法は各学校に委ねたと聞くがどうか。

○答弁=学力調査で低位ということでは必ずしもない。当然学ばなければならない内容が身についていない子供については、可能な限りやってほしいということだ。その一つが中学校の場合は業者テストを使ったりして必要な子どもをピックアップしたということだ。

●質問=ところが、いくつかの学校ではすべての子どもを対象にして、補充教室を実施するとした。これは平日、7時間目をつくるようなものということで、教員の多忙化に拍車をかけるような事態だ。区教委は是正に乗り出したが、意見が一致しない学校が生まれている。なぜ、現場で混乱が起きたのか。先日の質疑でも次長は「校長会を開き、何度も趣旨を説明したが、理解してもらえない校長が数名いた。」と答弁している。
こうした矛盾はなぜ、生まれるのか。区教委は学力向上を至上命題にして、学力テストでの到達率や正答率をあげるために様々な手立てを講じてきた。二期制を導入し、授業時数を増やしてきたが、校長の中には授業時数を増やすとともに、ドリル学習を全員にやらせたい。補充教室をやっても意味がないなどいろいろな考え方があり、区教委の方針に同意できていないからではないのか。

〇答弁=教育委員会がお願いしているのは、基礎の基礎を身につけるということだ。校長会の説明でも決して学力調査の順位ではないと申し上げてきた。最低限の学力が付いて70番なら胸を張って70番でいいだろうということも言ってきた。ご指摘のように37校中4校が7校時の授業に匹敵するような提案をしてきたが、即座に却下した。

課題がある子に朝晩、朝晩ドリルをやってあるいは小テストをやればその子は本当に参ってしまう。そのような子には1人の教員が寄り添うような形で、わかる喜びを与えていく。そのような意味での補充教室だということは繰り返し申し上げてきたが、残念ながら聞く耳を持たない校長には通じないということだろうと思う。

現場の声を聞かず、上からのトップダウンの押しつけ

●質問=認識を聞いているのではない。どうしてそのような校長が生まれるのかということだ。次長の言う、学力テストで低位のこどものつまずきを解消させたい。せめて高校に入学して中途退学になるようなことはさせたくないという気持ちは理解できる。問題は、現状の教職員や学校のかかえている困難の原因を取り除くことなしに解決しないと言うことだ。原因は、区教委の施策が現場の声を聞かず上からの方針を押しつけるやり方にある。その典型例が新任教員への教員養成講座(イーラーニング)だ。

早稲田アカデミーが塾講師のための作成した講習ビデオをスキルのない、新任教員に見てもらう、そこで教師としてのスキルを学べるように24時間いつでも学べる研修だといって取り入れた。私もビデオの一部を見たが、いわゆる教え方のマニュアルだと思う。この講座ではレポートの提出をしないと次のステップにいけないと聞くが、これは教員のあらたな多忙化をつくることになるのではないのか。

〇答弁=研修の一環と考えている。したがって教員がどこでどのような形で、自分自身勉強をし、その進捗状況を測るために必要と考えている。

●質問=先ほども言ったように学校現場は本当に大変だ。一瞬見ると好きな時間に見られるからいいというが、研修時間にカウントするということならば、初任者研修のどの科目のどの時間を研修に位置付けるのか決まっているのか。

○答弁=初任者2,3年目の教員については校内で研修を行うことが東京都より義務付けられている。その研修を校内やるときに事前にビデオを見るなりして、公開授業等をやるときの時間数にカウントできると考えている。

●質問=私が聞いた時には決まっていなかった。この制度を始めると言った時には決まっていなくて、後から決めたのか。

○答弁=研修については、指導室の研修係と担当指導主任と協議をし決めた。委員に話した時点ではまだ回答がなかったので話さなかった。

指導室と次長組織という二重権力が生まれている

●質問=そこが問題だ。この養成講座を採用するにあたって、教員を指導する指導室長の意見を聞かず、要綱は渡したと聞いたが、予算案がプレス発表され、私が聞き取りしたときまで、指導室長はビデオを見ていなかった。教員を指導する権限をもっているのは、指導主事のトップである指導室長でないのか。このように大事な決定をするときに指導室長の意見が反映されないのはおかしいのではないか。

○答弁=そもそもイーランニングについては、たとえば初任の先生が教室に入るのに右足から入るのか左足から入るのか、そのようなことも解らず悩んでいる。そういう基礎、学習空間づくりを徹底的に初任の先生に学んでもらうという意図でやっている。また、内容については現場の先生にも見てもらっているし、我々も見ている。校長経験者も見ているし、私どもにも統括指導主事もおりますので、一緒に見て協議をしている。当然学校指導室長とも協議をして進めていることで、決して指導室がうんぬんということではない。

●針谷=指導室長が見ていなかったのは事実だ。確認もしている。私が問題にしているのは指導室長の意見も聞かずに、この政策をやろうと決めたことだ。次長組織の矛盾を昨年の予算委員会でも指摘したが、区教委の中に二重権力みたいなものが出来ている。次長組織と指導室という2つの組織から指示がされる実態がつくられている。
 しかも、区の学力向上対策の多くを学習塾の指導内容にたより、公教育の上において、教員を指導することは本末転倒でありと指摘しておく。これまで明らかにしてきたようにいじめの提言が言う多忙化の解消どころか多忙化に追い打ちをかける上からの押し付けばかりと言わざるを得ない。、

●質問=次に24年から区教委は講師謝礼など校内研修予算を削減したが、どうしてか。

○答弁=基本的には財源が厳しくなっている中で、どういったせ施策を生かしあるいは拡充し、どういった事を縮小しようかという流れの中で、小中連携がなかなか進まない原因が、小学校中学校相互が同一の日程調整がほとんど不可能な実態がある。モデル校での検証結果だが、小中それぞれの校内研修の時間を一緒に合わせて、そこで小中連携をすることを組み立てたので、当面小中連携が軌道に乗るまではその時間を使う。したがってその時間を活用するわけだから今まで使っていた校内研の予算はそれには適用しないということだ。

学校研修予算を削減をやめ、講師謝礼など予算増やせ

●針谷=これも学校現場の意見を聞かない実態の典型だ。いじめの提言では「各校の教師を一堂に集めて実施する研修よりも、校内研修の機会などを活用し、教師自らが考える機会を設定する。自校や他校で実際に起きた事例の情報を共有し、具体的な事例にそくしてどのような指導や対応が効果的かを教師どうしで話し合い、教師が主体的に考察することを資質向上のための方策の基本とする。」としているが、この指摘の通りではないのか。校内研修は充実させなければならないと思う。26年度は講師謝礼も含めて予算を復活すべきだがどうか。

○答弁=現時点で復活する余裕はないが、小学校でやっと基礎学力が充実あるいは取り組みが定着しつつあるので、次年度は活用力型のモデル校を設置して取り組みたいと考えている。そのモデル校の中で、外部講師等の活用も中身も検討していきたいと考えており、全校一斉の復活は考えていない。

●質問=それが先ほど次長自ら言ったいじめの提言は負の教育課題を解決するのに役に立つと言った答弁に矛盾することをやっているということだ。
提言は「教育委員会は「副担任講師配置事業」実施しているが、講師の場合、時間数や校務分掌上の制約もあり十分とは言い難い、具体的には、現在の事業をさちに発展させ、正規教員を区独自で配置する。」としているが、区独自の正規職員を配置する考えはあるか。

○答弁=本会議答弁の通り、教員の配置の任命権限は東京都であり、都に要望したい。

正規の教員を足立区独自に採用して35人学級の実現を

●質問=提言には要望につても書いてあるが、区独自の教員採用をと言っている。すでに品川区では正規職の教員を採用し新年度予算でさらに増員するが、品川区の独自採用教員は主幹教員や副校長になれ、都採用の教員と身分的な違いはない。問題は子ども重視の区政運営の立場に本当にたち、提言の内容をやるかどうかだと思うがどうか。

○答弁=指摘の提言はいじめに関する課題から出発し、その背景には教師の多忙化や指摘の点もあるが、それらも含めて学力の問題も含めて、区独自の教員の採用という方向ではなく、副担任やスクールカウンセラーの増員といった方法で当面、対応していきたい。そのことで提言の趣旨に応えたいと考えたい。

●質問ーまさに提言を無視だと指摘し質問を終わる。