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広島市土砂災害に思う

2014-08-28 23:55:21 | 防災、安全

広島土砂災害 死者72人 土砂災害防止法の改正必要

死者72人に達した広島市の土砂災害は、20日未明の発生から1週間が経過しました。家族や住居を失った被災者の姿には胸を痛めるばかりですが、国土の7割を山岳・丘陵地が占め、地質的にもぜい弱な日本で暮らす以上、今回の災害は人ごとではありません

宅地開発が許可制となるなど、土砂災害防止法に基づく「土砂災害警戒区域」の指定候補となる「土砂災害危険箇所」は全国に52万カ所以上あります。しかし、各自治体の予算・人員不足などにより、指定に向けた基礎調査は32都道府県で未了です。

被害が甚大だった広島市安佐南区・安佐北区でも指定が見送られていました。広島県は「危険箇所」が全国最多の約3万2千カ所。県の対応が不十分だったのか、体制が追いついていなかったのか、検証が必要です

広島県は平地が少なく、急斜面での宅地造成を余儀なくされています。筆者の実家も広島県にあり、今回の被災地とよく似た地形です。帰省のたびに裏山が削られ、地形が変わっていきました。そのたびに「こんな危険な場所に家が…」と感じていたものですが、同じような場所は全国に存在します

内閣府の「防災白書」は、過去10年間の土砂災害発生件数は年平均1000件以上で、昨年の伊豆大島や今回の広島のような、集中豪雨による土砂災害の危険性は増加傾向にあると指摘しています

危険を危険と認識することが、防災の第一歩。自治体まかせにせず、政府による抜本的な対策が急務です。しんぶん赤旗「潮流」より


北足立平和のつどい

2014-08-26 23:57:49 | 平和・9条

8月23日、北足立平和のつどいが開催されました。

私は足立区が自衛隊の求めに応じて18歳から26歳の区民の名簿閲覧を許している問題で、区議団として撤回の申し入れを行ったことを報告しました。

8月6日に開催された原水禁世界大会広島に参加した25歳の青年、西伊興在住の朝日将(しょう)くんが大会の報告をしました。

北足立9条の会、東伊興の吉田香代さんが9条の会の取り組みを報告しました。


夏休み

2014-08-23 22:46:56 | Weblog

先日、夏休みで映画「二十四の瞳」の舞台となった小豆島に行ってきました。

岬の分教場に貼ってあった高峰秀子主演映画「二十四の瞳」の一場面

分教場は壺井栄の文学館もありました。

小豆島には見事な千条敷の棚田が多数ありました。

小豆島には醤油工場がたくさんあり見学してきました。

山の中腹にある寺院まで歩きました。小豆島にも四国札所まわりの人がいました。

このお寺に行くには鎖場が三か所もありました。高齢者は登れません。

本堂前に鐘を打つように指示されていたので、長生き祈願で鐘をうちました。

 


補正予算編成に向けて緊急要望提出

2014-08-22 22:45:10 | 政策・提案

日本共産党足立区議団は、新年度予算編成に向けて、16万世帯にアンケートを地域配布し、区内各団体と懇談を重ねてきました。その中で、新年度予算では間に合わない緊急性を要するものについて、区長あてに緊急提案を行うとともに、各部の部長とも懇談し、その具体的な実現を迫りました。その概要をご報告します。

東京労働局の是正指導について

現在行っている全ての委託契約について、「同様の違反行為がないかチェックしすみやかに是正」することについて、現場の実態調査も行いながら点検すること。
 特に包括委託している現場や偽装請負の懸念のある現場(公園の包括委託、住区センターの住民委託における学童保育の巡回指導、清掃事業における車付雇上、教育現場における学習塾を介在しての事業や用務員・警備員等の委託、プールをはじめとするスポーツ施設への区に寄せられた苦情対応、保育園の給食委託、地域包括支援センターへの区からの要請・指示など)については、厳密に調査を行うとともに、その調査結果を明らかにされたい。
 介護保険・国保など、今後包括委託の実施・拡大を契約している事業についても凍結をし、あり方を抜本的に見直しされたい。


地域包括ケアについて

 「医療・介護総合法」が6月に成立し、地域で医療や介護が受けられる「地域包括ケアシステム」を区が中心になってつくるという考え方が盛り込まれています。
 施設に入所できない高齢者も多い中、来年度からは第6期介護保険事業計画もスタートするが、地域包括ケアシステムの大きな柱である医療・介護の連携をどうするのか、研究・検討する会議がいまだ設置されていません。早急に、地域包括ケアシステムに関する会議体を設置してください。


少年団体の支援事業について
 

ジュニアリーダー・サマーキャンプなど貴重な体験のできる少年団体活動への補助金を突如削減したことに対し、緊急予算化などを緊急提案。

「子ども・子育て支援新制度」について
 

区は、来年4月から施行する「新制度」に関する条例は第3回定例会に提案する作業を進めており、住民や子育て世代の要求にこたえる中身になるのか、保育や子育てに対する自治体の姿勢が鋭く問われています。
 区は、矢継ぎ早に公立保育園の民営化を進めてきた結果、受託する事業者が全国各地に広がり、看護師の未配置や保育士の定着度が低く、園長までも次々に変わる事態まで起きています。新制度は公的保育を土台から掘り崩し、現行の保育水準・基準を後退することはあってはならないと考えます。
 早急に新制度にかかわるすべての団体(学童保育室など)や職員、地域住民を対象にした説明会を開催し、パブリックコメント等で広く区民の要望や意見を聞き、条例策定に活かすことを緊急に求めます。


足立区の戸籍事務の窓口委託ー法令違反の是正策

2014-08-19 23:50:23 | 区政情報

本日の区議会区民委員会に区は東京労働局から是正指導(7月15日)されていた法令違反の是正策を報告しました。以下の報告資料です。

 具体的には以下のようなフロー図が示されました。フロー図は上部の画像をクリックすると大きくなります。

東京労働局の是正指導書は次の内容です。

違反事項及び是正のための措置(要旨)

 (違反事項)

 足立区役所は、平成25年3月25日に富士ゼロックスシステムサービス株式会社(以下「富士ゼロックス」という)と業務委託と称する契約を締結し、平成26年1月6日から足立区戸籍・区民事務所窓口の業務を行わせていたが、実態は、

(1)受託者である富士ゼロックスが、発注者である足立区に対してエスカレーションと称した行為により疑義照会することが定められていること。

(2)足立区と富士ゼロックスの間で行うエスカレーションは事実上の指揮命令となっていることから労働者派遣事業に該当するため、左記条項に違反する。

(是正のための措置)

1 上記違反事項については、派遣労働者の雇用安定を図るための措置を講じ、是正すること。

2 現在行っているすべての業務委託契約について、上記と同様の違反等がないか点検を行い、労働者派遣法に違反する事項がある場合は、労働者の雇用の安定を図るための措置を講じることを前提に、速やかに是正すること。

3 上記の点検結果を、東京労働局需給調整事業部需結調整事業第二課あて書面にて報告すること。

指定期日 平成26年8月20日 以上

具体的な仕様書の変更内容は次のようなものです。

区議団の声明を紹介します。

戸籍の外部委託一部撤回についての声明
                        日本共産党足立区議団
 本日、足立区議会区民委員会で、戸籍窓ロ業務の外部委託の一部撤回が報告
された。
 足立区は、今年1月から全国に例のない大規模な戸籍窓ロ業務の外部委託を
行い、3月に東京法務局による「戸籍法違反」の改善指導を、今年7月15日
に東京労働局による「労働者派遣法違反(偽装請負)」の是正指導をうけていた。
その対応として、窓口の大半を民間事業者(富士ゼロックスSS)から、区の
職員に戻すこととなった。具体的には、今年10月から是正に着手し、来年4
月には14~5ある窓口の10前後を区の対応に戻すことになる。
 これは、戸籍窓口業務の前例のない大規模な委託を憂える広範な区民や労働
組合、国会・区議会が連携して区を追い詰めた結果である。
 これを機に包括的な区役所本体業務の外部委託は撤回し、区民の人権とプラ
イバシーを守る区政へと切り替えるべきである。
 しかし区は、見直しには言及するものの、国保・介護等新たな委託につきす
すむ姿勢を、区民委員会でも示した。
 今回は、改善・前進の第一歩であるが、引き続き撤回を求め、奮闘するもの
である。

※解説ー今回の是正措置は戸籍業務の丸ごと委託(包括委託)の破たんを示したものということができます。

本年3月、法務省より、戸籍法など関係法令に違反するとして、是正勧告をうけ、その改善策として、窓口業務や判断業務は区の職員が行うということになりました。しかし、それは区職員と委託業者による二重行政となり、長時間待たされるなどの区民サービスの低下や税金のムダ使いが指摘されました。さらに、7月の東京労働局の是正指導によって、戸籍事務の丸ごと委託は戸籍法と労働者派遣法により、外部委託が二律背反(相互に矛盾する二つの命題が同等の妥当性をもって主張されること。)するものであり、丸ごと委託(包括委託)そのものが難しいことになったものです。

 足立区が推進しようとしている国保や介護などの包括委託は戸籍窓口委託で顕著になった労働者派遣法(偽装請負)違反から免れることができないことを証明したといえます。したがって、国保・介護など区役所本体業務の外部委託は撤回しかないことを区は認めるべきです。

針谷みきお


三浦綾子「銃口」特別企画展

2014-08-17 23:54:42 | 文化・芸術・映画

作家、三浦綾子さんの文学遺産を後世に伝える三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)では、遺作となった「銃口」の時代を今に考える特別企画展(11月3日まで)を開催中です。外国樹種見本林内にたたずむ同館を訪ね、松本道男専務理事に企画した思いを聞きました。 (赤旗記者ー山本眞直)

写真

(写真)「時代を考える機会を提供するのは文学館の使命」と「銃口」展を語る松本道男専務理事=旭川市、三浦綾子記念文学館

 「銃口」は、1993年に著した三浦さんの「遺言」ともいわれる長編小説です。NHKがテレビドラマ化するなど話題を集めました。

 作品は、治安維持法違反容疑で多くの教師が検挙された「北海道綴方(つづりかた)連盟事件」を題材に、戦争の時代ともいわれる「昭和」を描いています。

戦争への流れ教育現場描く

 松本専務理事は話します。「昨年末の特別秘密保護法の強行、その後の集団的自衛権行使容認という流れのなかで、三浦文学の愛好家などから、国民が戦争に巻き込まれていく様子を教育の場から描いた作品『銃口』を今こそ問うべきではないかとの声があがった。歴史の転換点ともいえる今、『銃口』の作品にそって戦前と今を考えてもらえたら、と開催に踏み切りました」

 「銃口」が問いかける「綴り方」とは今の「作文」のこと。1935年(昭和10年)のころ子どもたちが「見たこと、感じたことをありのままに書くことで、物の見方や考え方を育てる」ことを基本にした教育運動でした。

 しかしこれは「天皇の命令で命まで投げ出して戦争に勝つ」という「皇民化」教育とは相いれないとして当時の文部省ににらまれ、警察の監視対象に。強まる戦争への足音と歩調をあわせるように教室から教師らが次々に「治安維持法違反」として検挙されていきました。

 主人公の教師、竜太も宿直の日、人知れずに拘引され、長期間の独房生活を強いられ教壇を追われます。

自責の念から伝えたい思い

 展示は、文学館スタッフが「銃口」から選び出した3万語の文章を土台に、竜太の(1)少年時代(2)教師時代(3)治安維持法被疑事件容疑者として拘引された時期(4)戦場から再び教壇に立つとき―の4テーマで構成されています。

 「銃口」展の全国への貸し出し・移動展も検討中です。松本氏は「銃口」展の意義を改めて力説します。

 「三浦さんの作品のなかで『銃口』はとくにメッセージ性が強い。それは軍国少女だったという自責の念があり、戦争に突入するとき、世の中がどうなっていくのか、それを若い世代に伝えたいという思いがあった。当時は治安維持法、今は秘密保護法、集団的自衛権にもとづく教育がされる、その恐ろしさを『銃口』を読んでもらい、みんなで考えてほしい。それは文学館、文学者の使命だと思う」

3年前、私は夏休みに家族でこの三浦綾子記念館に行きました。さっそく、「銃口」を購入して読み始めました。