針谷みきおの一言 集まり処「はんの木」情報 

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産業廃棄物処理施設から排出される悪臭

2013-10-04 23:55:55 | 環境・公害

10月3日、都庁に出向き、都市整備委員の大島よしえ都議の紹介をうけて、足立区入谷地区の産業・一般廃棄物の処理やビンカン、ペットボトルの収集・運搬などにともなう悪臭対策について要望してきました。

足立区入谷町会内には首都高速道路の近辺より西側が町のほぼ1/2の面積で、ほとんどの産廃処理施設があり、その数およそ56施設です。施設数が多く住民は悪臭、騒音、害虫等、環境公害に悩まされております。

今回改善要望をしている長岡商店の実態です。

施設の現状は建屋の出入り口を開けたまま処理している場合が多いので、悪臭、騒音等が周辺に広がっています。密閉した場合の対策案として排気ダクトを通して屋外への排出は一般的に工場には設置されていますが、廃棄物処理施設では設置されていませんので、建屋内への車輌の出入口対策や、建屋内の廃棄物集積場所、選別場所、圧縮場所、等悪臭発生位置に、排気ダクトを設置し、各ダクトを1本化して脱臭装置にて脱臭して屋外に排気するなどの対策が求められます。

 

 


放射能の海洋汚染(ビキニ事件)から解明

2013-09-30 23:15:19 | 環境・公害

安倍首相の福島原発の放射能は「ブロックされている」などという発言がうそであり、放射能汚染は深刻な事態にあることはすでに明らかになっていますが、9月29日、NHKEテレが「海の放射能に立ち向かった日本人ービキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)」という番組を放映しました。

1954年3月1日、アメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロはえ縄漁船・第五福竜丸が被ばくしました。船長の久保山愛吉さんが原爆症で死亡しました。被害は水産物にも及び、日本各地の港では放射性物質に汚染されたマグロが相次いで水揚げされます。

しかし、核実験を行ったアメリカは、放射性物質は海水で薄まるため、5キロ圏外ではすぐに無害になる、800kmをこえるとゼロになると主張、ところがこのとき、アメリカ国内では日本のマグロを輸入規制をする矛盾した態度をとりました。

当時、水産庁は漁業の危機をすくうため、日本独自に海の放射能汚染の実態を解明しようという一大プロジェクトが始動、海洋や大気、放射線の分野で活躍する第一線の専門家が結集、「顧問団」と呼ばれる科学者たちのチームが作られました。ビキニ環礁への調査船を派遣します。これが「俊鶻丸」です。

俊鶻丸の活躍でマグロの放射能が高い食物連鎖を確認、水爆実験の危険性を暴露しました。

さらにマグロの臓器に放射性物質が蓄積すること、それが水爆の破片である亜鉛であることも明らかにします。ところが政府はマグロの放射能の測定を中止します。アメリカの原子力委員会が最大許容量なるものを示し、日本に水揚げしているマグロはすべて超えていないとしたためでした。

これに対し27人の科学者が公開質問状を政府に提出しますが、アメリカ言いなりの政府はこれを無視します。60年間対米従属という姿勢は変わっていないのですね。番組ではさらに海流にそって、マグロから放射性物質が発見された場所も明らかにされます。拡散しているのです。

海流は30年を周期に日本の南の海洋をまわっていることも明らかにし、一度、海洋に放射能がでたら、薄まるどころか滞留してしまうということもわかりました。

番組では福島原発からの放射能汚染水が水深500m程度で大量していることも科学者が追跡していることを紹介、安倍首相が完全にブロックされているなどということがウソであることを見事に証明しました。

さらに俊鶻丸の科学者グループは日本科学者会議で放射能対策として「環境放射能研究所」を立ち上げて、原発も含む放射能汚染から国民を守るための活動を開始するよう提案していました。歴代自民党政権はこうした科学者の提案を無視し、原発の「安全神話」に取りつかれ何もしてこなかったことが明らかになりました。

なお、1954年59年前のリーダーであった気象研究所の三宅泰雄さんが「死の灰とたたかう科学者」という単行本を発行しています。岩波新書です。

なお、この番組はNHKオンデマンドでみることができます。


産業廃棄物処理RPF工場の見学会

2012-08-18 23:33:18 | 環境・公害

入谷町会環境部主催による地域の産業廃棄物処理工場(大谷清運KK)でRPF(固形燃料)工場を見学しました。

2009年7月24日、入谷9丁目に大谷清運KKがペットボトル・ビン・カンなどを処理する第2工場をつくるとしていましたが、悪臭の原因であるペットボトルの圧縮機を撤去すること。産業廃棄物処理施設としてはRPF成型機を使い、固形燃料をつくることを主とすること。合意書に違反した場合には操業停止することなどを約束し、地元、入谷町会と合意し、第2工場ができて3年が経過しましたが、この間、火災や悪臭、騒音などの問題が起きたため、急遽、町会の要請により、工場見学と悪臭対策などの報告をうけるため行われました。

工場側の説明は次の通りでした。

1、悪臭については煙突から出たと思われるが、猛暑のため工場内で締め切って作業をしていたが、作業員が耐え切れず、換気扇を回して外に悪臭を放ってしまったこと。さらに、オゾンやトライジェットという薬剤で消臭しているが、さらに消臭につとめる。

2、騒音については、大型の廃棄物がでたことや車の操作を誤って、コンテナを落下させたことなど謝罪しました。

3、火災事故については迷惑をかけたことを謝罪、消防署でも原因がわからないままとなっているが、幸い密封状態だったので近所に、飛び火することはなかったが、二度と火災が起きないように万全の対策をとる。「セコム」との警備契約をしたことを報告しました。

報告後、換気扇の場所をさらに高くすることや、工場の周りの植樹の剪定をすることなどの要望が出され、対策をとることを求めました。


足立区アスベスト訴訟の傍聴

2011-08-28 22:12:00 | 環境・公害

舎人で工務店を経営していた池内甚一郎さんが肺がんで亡くなりました。池内さんが亡くなった後、様々な調査の結果、アスベストによる肺がんではないかという証拠が多く出て、遺族である池内康子さんが労災保険の特別遺族年金申請を行いましたが、不支給処分とされてしまいました。

そこから様々な調査の結果、池内さんは「石綿肺」であることがわかってきたため、厚生労働省を相手取って訴訟を起こしました。8月26日、公判があり、傍聴と報告集会が行われました。

詳しくは東京土建足立支部の松舘さんがホームページでアスベスト労災認定の課題を明らかにしていますので、御覧ください。アドレスはhttp://www.doken-adachi.net/asbest/index.html

 今回の報告集会では3名の弁護士さんが報告しました。

鎌田弁護士の報告は「今日は重要なことが決まった。準備書面を読み上げた。証拠も日本で初めての意見書を提出した。3名の証人を認めた。裁判長が変わった。進行協議に基づいて、弁論をするが、判決も近づいてきた。平成18年にアスベスト新法ができたが、それに元ずいて、救済すべきであるという主張をした。レントゲン写真がないが石綿ばく露があることを立証した。また、同僚にもある。これからが大事な時であり支援してほしい。」というものでした。

報告を聞く参加者

橋澤加世弁護士は「医学上の問題点をついた。石綿肺について明らかにした。石綿肺については様々な判断ミスがあることを証明できた。」と発言しました。

  

水田敦士弁護士は「池内さんが亡くなった原因についての意見書でヘルシンキクライテリアを活用して、主張したが、池内さんの仕事の状態からしてアスベストを曝露している事例を多くだして行きたい。」と語りました。

  

土建国保組合の保健師岩井さんは「海老原先生から以来のあった石綿肺患者の中から、初診では肺気腫と診断された人が多いので、その事例を証明したいと思い、54名の患者さんを調べた結果「石綿肺」であることが判明していることも明らかにできたと語りました。

私も来賓として発言しました。ぜひ、認定のための証拠と証言がされたと思います。勝利に向けて大きく前進したと思います。これからも最大限応援していきたいと発言しました。

 

 


産業廃棄物処理施設の悪臭対策

2011-04-09 22:26:53 | 環境・公害

ペットボトル、びん、かんの処理施設の悪臭による苦情が多かった入谷9丁目にあるトベ商事が悪臭対策で成果があったとして、近隣住民に対策の説明会を行いました。

 

プロジェクターを使って説明されました。

対策の第一はペットボトル、びん、かんを処理している床面の改修を行い、ペットボトルなどからのジュース、コーヒーなどの残った糖分やエキスが化学反応を起こして、悪臭をはなつというので、床面の傾斜をつけて、排水路に流しきるようにした。

えひめA1-1という酵母菌、乳酸菌、納豆菌を主体に、糖蜜を用いて、独自の製法で発酵培養された環境浄化微生物資材をつかい悪臭の発生を防ぐというもの。

これは薬品ではなく、日常私たちが食用にしている原料ばかりなので、人にも自然環境にも優しい製品であると説明されました。成功例としては川口市と足立区の間を流れる新芝川の悪臭対策として、近隣住民が排水溝から流したところ、悪臭が改善されたという。

さらに、排水路にもマイナスイオンによるグリーストラップ浄化をおこなっているという説明でしたが、こちらもいくつかの成果があがっているという説明でした。

さらに開放して作業していたことをやめ、施設の壁面はすべて閉じて作業をするようにしたことで悪臭だけでなく、騒音も軽減されたとしています。

工場内は以前よりきれいになったと思われます。ただし、悪臭については、これから夏に向かっていくのでこれらの対策の効果の検証はこれからではないかと思われますが、近隣の方の話では悪臭は改善されていると話されていました。

 私も説明会に参加させていただき、質問もさせていただきました。臭気指数を測定して変化があるのかどうかをお聞きしましたが、数字的な調査はしていないということでしたが、社長さんも最後のあいさつで、数字的な成果を今後は示して行きたいと話していました。

 


産業環境委員会ーRPF(固形燃料)リサイクル

2010-11-05 22:18:34 | 環境・公害
閉会中の産業環境委員会は議案がなく、請願・陳情の審査と報告事項が審議されまました。私は委員長なのでこのように質問者を指名するので発言はできませんが、別の形で関与しています。



今日は報告事項でゴミの資源化について次のような報告がありました。

燃やさないゴミ資源化事業の報告

燃やさないゴミは約7割が金属、小型家電、電池などリサイクル可能な資源であることから、区内の施設にて選別し再利用事業者に引き渡す事業を開始、22年度はモデルとして区内3割の地域(鹿浜地区中心)の燃やさないごみを対象に実施するとしている。


入谷9丁目にできたRPFの固形燃料製造工場

◎金属類・小型家電類   → 再生金属(64%)
◎ガラス類           → 再生ガラス・造粒砂(道路・園芸等に使用される破石の代替     
材料)等(20%)
◎蛍光灯・電池類      → 水銀を除去した後に再生金属・セメント・亜鉛地金等(5%)
※除去再生した水銀は蛍光灯の材料として再び使用
◎紙・プラスチック・繊維類 → RPF(古紙及びプラスチックを主原料とした固形燃料)                    (11%)



このようにゴミの資源化率が73%となっていますが、廃プラスチックの分別収集をすすめれば、資源化はさらにすすみ、区民の意識向上も広がることは間違いありません。
今日の委員会で感じたことです。

地球環境フェア&講演会

2010-10-17 22:56:03 | 環境・公害
地球環境フェア&講演会が開かれました。はじめに、今年もっとも地球環境にやさしいエコ生活をした人を表彰しました。ビデオでは第一位となった家庭の取り組みを紹介しています。



その後、地球環境講演会が開催されました。講師は国立環境研究所交通・都市環境研究室の主任研究員 近藤美則氏とレーシングドライバー環境安全運転講師の井原慶子氏が講演しました。


講演する近藤美則氏 



近藤氏は会場の人に質問を交えながら、楽しく話しました。詳しい講演内容は以下のURLにあります。

http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/

交通手段の中で、一番CO2の排出が少ないのは、電動アシスト自転車であることを述べていました。
また、車では電気自動車がハイプリット車よりエコであること、今後の電気自動車への期待をのべていたような気がしました。




燃料電池を体験

2010-06-24 20:34:32 | 環境・公害
環境フェアで燃料電池を体験しました。燃料電池とは水素と酸素を反応させて電気をつくり、エネルギーとして活用するというものですが、燃料電池で電気をつくるときには二酸化炭素を発生せず、電気と水と熱が発生するのでお湯が利用できます。


水素ボンベを使います。


燃料電池の生まれ
この原理は、1802年にイギリスの科学者デービーによって発見、1839年に、イギリスの物理学者グローブによって燃料電池が誕生(たんじょう)しました。本格的(ほんかくてき)な燃料電池の研究は、1960年代に入って宇宙(うちゅう)開発の時代をむかえたころに、特に有人宇宙船(ゆうじんうちゅうせん)用としてアメリカで研究が進められ、1965年にアポロ宇宙船に積みこまれて、実用化に成功し、現在はスペースシャトルで使われているそうです。


これが燃料電池の本体です。



家庭用燃料電池のシステムはエネファームという名称で実用化され、21年度から国の補助金も太陽光発電同様の補助金(限度額130万円)が支給されています。

エネファームとは、「エネルギー」と「ファーム=農場」の造語です。
水素と酸素から電気と熱をつくることと、水と大地で農作物をつくることはとても似ています。
自分のエネルギーを自分でつくるというエネルギーの考え方です。

発電所と使う場所が離れている従来のシステムでは利用できるエネルギーは35-40%だけ。実は発電時に出る熱を利用できずに捨ててしまっています。
エネファームなら、使う場所で発電し、その熱を給湯などに利用するので、エネルギー利用率は総合で70-80%になります。


環境フェア2010ーその1

2010-06-19 22:36:22 | 環境・公害
足立区環境フェア2010が区役所庁舎ホールと区役所前の中央公園などで開催されました。
私も産業環境委員長としては参加すべきという意見もあり参加しました。



私どもの提案していたベロタクシーもイベントとして好評でしたが、区役所内の一周というものなので都心で実際営業しているものとは比較になりませんが、広く区民に知らしめるという意味においては価値あるものだったと思います。



太陽光発電の陰に隠れていますが、世界的には太陽熱設備の方が普及されているというものでした。日本では今後の課題であると思います。



見難いですが太陽熱による利用が多いというグラフを紹介していました。



セグウェイという乗り物は電気で動くものですが、自転車より早く走行できるというもので、体重を前に掛けると走行します。時速20kmは出るというで試乗してみましたが、大変楽しい乗り物でしたが、道路を走行するにはまだまだ課題がありそうです。



水が霧吹きされて出てきます、昇華熱を奪うので涼しく感じられるものですが、今日ぐらい熱いと
ちょっと気休め的かな?



あだち再生館では様々なものがリサイクルされていました。


太陽光発電の検証

2010-05-26 23:05:41 | 環境・公害
太陽光発電の設置への助成制度が充実して1年、実態はどうか、導入した入谷地域のMAさんに聞きました。

限度額の110万円、工事費の40%を昨年10月に補助金を申請、12月工事をしました。
 補助金は国の補助金が7万円/KW、東京都が10万円/KW、足立区の補助金10万円/KWなので、あわせて27万円/KW支給されます。



限度額の110万円、工事費の40%を補助金で

 MAさんは4・2KWを設置したため補助金は限度額の110万円、工事費の40%を補助金で賄えました。
 補助金がなければ太陽光発電の導入はなかったといいます。



 太陽光発電設置後の変化は著しいものがあります。今回、設置後6ヶ月間のデータをまとめてもらいました。詳しいデータはグラフを見て下さい。

3月の発電(売電)13,488円 使用料(買電)9,365円




 太陽電池を使って家庭で作られた電力のうち自宅で使わないで余った電力を、1kwhあたり48円(従来の約2倍)で10年間電力会社に売ることができます。(11年目からは買取価格は24円に戻ります。)
 したがって、今年3月度だけでみると東京電力から買電よりも太陽光発電で売電した料金の方が高く自給率は百%となっています。



 こうみると地球環境に大きく役だっているだけでなく家計にも役だっていることがわかります。
 一人ひとりのつみかさねが地球を救うことを痛感しました。