6月6日、西新井文化ホールで「戦争はいやだ!足立憲法学習会が開催され、650名が参加しました。
学習会は第一部で伊藤真弁護士が、憲法をわかりやすく解説。
すべての人びとが手をつなぎ「戦争立法」を廃案に!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/1d/53581eac87a32c109014af543733433c.jpg)
日本国憲法は戦争できない、教育内容に介入しない。政教分離。差別のなくし格差を是正し、福祉を充実させる。地方自治を保障する国として定められたもの。それは個人のための国家と指摘(下記のプレゼン資料参照)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/f8/b6ce42b02e7de218d457964680ab6024.jpg)
「民主主義をアクセルとすると立憲主義はブレーキ。多数決で決まった多数意見が必ずしも正しいとはかぎらない。多数意見にも歯止めが必要。
戦後70年の今年は重大な分かれ道であり、今進めている安倍政権の行きつく道は①監視社会②自由の抑圧③弱者が犠牲になる④徴兵制が可能。国際平和支援法では紛争当事者になる。歴史を知り、政府の言葉に惑わされない、憲法を学んだ皆さん方から慌てず焦らず諦めず、行動してください。」と呼びかけました。
第2部は4人の方が発言。職場での平和活動や中国帰国者女性の生の声、教科書採択の現状の取組など。
第3部は早乙女腰元さんが思想家であるルソーの「理性はゆっくり、偏見は群れをなしてやってくる」の言葉を紹介。今黙っていたら戦争立法を認めたことになる一人が一歩踏み出したら、一人を誘って次は2人で2歩踏み出すと倍々になり大きな力になるので頑張りましょうと激励しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/54/f7404f479d0d0798b73d82b1775468d7.jpg)
東京大空襲で亡<なった10万人の声なき声を受け継ごうと訴えました。最後に以下の集会アピールを採択して終了しました。詳しい講演内容は近日中にビデオ配信します。
集会アピール
憲法で禁止されている集団的自衛権の行使と海外での武力行使に道をひらく「戦争法案」(「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」)が国会で審議されています。安倍首相は、国会を無視して日米防衛ガイドライン改定の合意とあわせて今国会中の成立をアメリカと約束しています。
この国は先の戦争を反省し、憲法9条によって「戦後」ながく平和国家として歩んできました。自衛隊は存在しましたが、歴代政府は専守防衛を基本にする安全保障や武器輸出を禁止する政策をとってきました。ところが安倍政権は、中国の脅威を煽り、「日米は血の同盟」を振りかざし、閣議決定で憲法解釈を捻じ曲げて、いつでも、世界中どこへでも自衛隊を派遣して武力行使ができるようすることをもくろんでいます。「戦争法案」は、憲法9条を根底から覆し、「戦争ができる国」にするための「立法改憲」です。
安倍政権の暴走は「戦争法案」にとどまりません。戦争体制と密接不可分の「秘密保護法」がすでに強行されています。沖縄・辺野古新基地建設や原発再稼働の強行、歴史認識の改ざん、教育の国家統制の強化、社会保障や労働法制の改悪による貧困と格差の拡大が進んでいます。 TPP交渉、大企業減税もあります。
安倍政権の暴走はあらゆる分野で進行し、それによって苦しむ人びとを増やしています。「戦争いやだ!」「戦争法案を廃案へ」の合言葉で安倍政権の暴走をストップさせましょう。そして明文改憲策動の息の根も絶ちましょう。
「戦争法案」には世論の多数が反対しています。従来の枠組みを超えた大きな共同の運動が拡がっています。戦争いやだ!足立憲法学習会実行委員会は、足立区からさらに大きな共同の運動と世論づくりへ奮闘します。平和を愛し、戦争に反対するすべての人びとが手をつなぎ「戦争法案」を廃案へ!2015年6月6日
戦争いやだ!足立憲法学習会実行委員会