昨日、日本共産党足立区議団が主催した「原発・放射能 これまでとこれから」と題する放射能問題の学習・講演会が北千住駅前のシアター1010(センジュ)のギャラリーで行われ、284名が参加しました。
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講師は日本科学者会議エネルギー原子力問題委員長で放射線防護学の第一人者の野口邦和さん。
ぬかが和子区議団幹事長の司会ではじまり、はじめに、主催者である区議団の針谷みきお団長があいさつ、区議会での活動を鈴木けんいち政調委員長がこれまでの区議団の取り組みと本日、区長に緊急申し入れを行ったことを報告しました。
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講演に立った野口邦和さんはプロジェクターをつかって、牛肉から放射能汚染が報道されたことから話に入った野口邦和さんは、放射能からどう身を守るのか、放射能をめぐる誤解や間違った認識などをわかりやすく解説、大気中の放射性物資の流出は減りつつあり、新たな爆発が起こらない限りは、生活も平常に戻りつつあるなか、今後は地表に落ちた放射性セシウムの監視や生活上のいくつかの注意点を詳しく話しました。
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いま、日本で起きていることは世界ではじめての事態である中、「ムダな放射線」はできる限り浴びないことが原則であり、そのために住民ができることもわかりやすく話しました。
会場からは「放射線の暫定基準値を足立区が0.25μSV/Hと定めたことをどう思うか」「牛肉だけでなく豚肉や鶏肉は大丈夫か」「ヨウ素剤の投与は必要か」「子どもを集団疎開させなくても大丈夫なのか」など29人から40項目をこえる質問がよせられましたが、野口邦和さんはそのほとんどを答えました。
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参加した角倉ナナコ(入谷)さんは「放射能についてわかりやすく、説明してもらい参考になりました。これからは放射線量を調べて、対策をとらせる運動が必要だと感じました」と語っています。
大島よしえ都議も参加。都議団が足立区など東部地域の放射線量の調査に基づいて東京都に申し入れを行い対策を求めたことを話しました。