近藤区政は6月区議会に鹿浜中と第八中学校の統廃合の手続きをする学校設置条例を提案するとしています。
しかし、区教委が25年12月に発表した両校の適正規模・適正配置計画では統廃合の手続きは統廃合の前年度27年度に行うとしてきたのに、突然、前倒しして強行しようとしています。これは現在、鹿浜、江北地区の学校をなくさないでという署名運動が急速に広がり、すでに5000名を超えました。これを恐れた暴走ではないでしようか。
上記の表をご覧下さい。足立区教育委員会が策定した鹿浜中学校と第8中学校の統廃合計画のスケジュールです。
説明文には「どのような学校にしていくのかをみなさんと話し合う時間が必要です。そのため期間を「約2年間」とします。」と書かれています。そのため、統合の手続き(条例制定)は平成27年度となっています。
ところが区教委は自らの計画すら守らず、突然、6月議会に統廃合の手続き条例(学校設置条例)を前倒し、強行しようとしています。
こうした計画変更は議会にも所管の文教委員会にも全く説明していません。こんなやり方を許していいのでしょうか。
地域住民が学校を「残してぽしい」としている理由は、
第1に子ども、父母、学校関係者など区民の意見をよく聞いてほしいということです。
具体的な理由としては、国と都の35人学級が進行し、今後、小中学校全学年の1クラスの人数の基準が30人になった場合、教室が大幅に不足します。人口推計を見誤った校庭もない新田学園のような失敗を繰り返してはならないということです。
第2に地域住民にとっても、防災拠点でもある学校がなくなると、災害時の避難所が不足したり、遠くなったり、たいへんになります。また、地域コミュニティの核としての学校がなくなり、地域住民のつながりが壊れてしまいます。
子どもや教育より経済効率を優先しているのが区教委の姿勢です。
昨年度、統廃合を強行した千寿第五小学校では、区教委の強引なやり方に地域住民が怒り、統廃合を無効とする裁判をおこし、現在、意見陳述が行われており、判決はでていません。まったく区民無視です。
ですから、区教委は住民説明会を実施することを拒否しています。教育長は「区民に聞けば賛成を得られることはない。」と言い放って強引に、統廃合を推進しようとしているのです。
いま、区議会が問われています。こうした区教委の暴走を止めることはできます。
それは住民の代表である区議会がチェック機能をはたして、統廃合にノーの判断を下せば、ストップできます。
区民のみなさんの声を区議会に届け、区教委の暴走を止めましょう。ご意見・ご要望をぜひお寄せ下さい。
区議会議員 針谷みきお
☎ 3855ー1587へ