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国民的最低限保障(ナショナル・ミニマム)シンポジウム

2010-07-31 22:04:20 | 政策・提案
ナショナル・ミニマムー国民的最低限保障~貧困と停滞からの脱却~が大月書店から出版されました。本日、これを記念してシンポジウムが開催されたので参加してきました。



パネラーは
伊藤圭一  全労連調査局長、
増田正人  法政大学社会学部教授
黒川俊雄  慶應義塾大学名誉教授・桜美林大学名誉教授
小越洋之助 國學院大学経済学部教授
真嶋良孝  農民運動全国連合会副会長
筒井晴彦  労働運動研究者の6名でした。



はじめに本書のまえがきに次のような記述がありました。

アメリカが主導するグローバル化において、新自由主義政策がとられ、格差と貧困が広まっている。日本では「国際競争力強化」を合言葉とした多国籍企業の個別利益優先行動と大企業の膨大な内部留保の蓄積、それを擁護する国家の政策、このことによる雇用・就業不安や賃金・所得の低下と格差の拡大、社会保障の抑制などによって、労働者・国民の労働と生活の不安、ワーキング・プア化か進行している。

 本書はこのような状況のなかで、現在の日本において進行している貧困や停滞から脱却するために、グローバル化の視点を重視し、そのなかでの国民的最低限保障の意義、その重要性を提起している。




ILO(国際労働機関)が提起しているディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の具体化と、全国一律最低賃金制を軸とするナショナル・ミニマム(国民的最低限保障)の確立を柱とした「もう一つのグローバル化」を本書では展開し、問題を提起しています。

 多国籍企業の利益を擁護する体制としてのWTOの成立、その特徴と問題点を考察している。また、サブプライムローンの破綻で顕著になった「金融危機」の性格、新自由主義政策の破綻の経過を述べる中で、グローバル経済のメカニズムが労働に基礎を置かないという致命的問題点があることを指摘している。そして、労働者・国民のナショナル・ミニマム保障や内需拡大の意義、あるいはグローバル・ガバナンスの重要性を指摘している。ここでは、現在進行しているグローバル経済化という大変化の本質とそこでの課題について、国際経済論の分野から読者への平易な理解を促進することを意図しています。


 さらに、WTO体制下で新たな段階に入ったグローバル化への対抗策として「もう一つのグローバル化」の課題が重要なこと、全国一律最低賃金制を挺子(テコ)とするナショナル・ミニマムの法制化と、ILOが提起したディーセント・ワークの実現をめざし、その具体化として、自営業・独立労働を含む広義の労働者の保護や近年問題になっているとくに派遣労働の保護の視点について、ILO条約とその討議の検討を前提として問題提起している。なお、併せて解雇規制や企業の社会的責任についても指摘している。


 また、グローバル化が格差と貧困を広げるなかで、日本におけるその特徴について、とくに労働面でのワーキング・プア問題、それと密接に関連する非正規雇用化、男女格差を指摘し、その背後にある低賃金問題に焦点を当てている。ILOのディーセント・ワークの提起を意識しつつ、その解決の展望として、最低賃金の引き上げとともに、全国一律最低賃金制の確立と公契約法・条例の制定の意義を挙げている。


 今日の労働者・国民の生活不安の有力な理由に所得保障面でのナショナル・ミニマム保障の不在があるという認識から、日本における公的年金制度を分析し、国民的最低限保障の制度の一環としての最低保障年金制度の必要性と必然性をグローバル化におけるILOの「社会保護」の展望と関連して述べ、諸外国のその形態についてもふれている。なお、本章の末尾で、最低保障年金と関連して生活保護基準・最低賃金・基礎年金の関連について試論を展開している。

日本社会全体として展望のない閉塞感が広がっているとき、この現状打開のために、なぜわれわれがこの問題を重視しているのかについて、ぜひ本書を手にとって、ここでの主張を十分吟味してもらうことを願ってやまない。


増田 正人

黒川 俊雄

小越洋之助

真嶋 良孝

 


50万人立会いの結婚式

2010-07-30 23:46:24 | Weblog
昨日、第32回足立の花火大会が開かれました。今回は花火大会で結婚式をあげるという企画を区が提案したところ応募したカップルがあらわれて、花火の会場で50万人が立会人となる結婚式が行なわれました。



私も産業環境委員長として、花火大会が足立区の産業と観光のイベントとして大きな役割を果たしていることから、来賓席に招待されてはじめて、参加しました。結婚式で書面にサインして披露する新郎新婦。



まだ、明るいうちから友人らと記念撮影する新婦さん。



天気は昼間、かなりの雨が降りましたが午後6時頃から雲が切れて、明るくなってきました。土手の河川敷ではブルーシートが惹かれて準備万端ととのいました。



昨年の足立の花火写真展の入選作品①と②





真っ暗な夜空も花火が打ちあがるとこんなに明るくなります。
はじめのビデオは第2幕の「易しいあなたへ/淡い気持ち」の最後の部分です。ビデオの制度が落ちてしまってすみません。



雨をついて足立平和大行進

2010-07-29 22:03:10 | 平和・9条
核兵器廃絶の国際的な機運が高まる中で、竹ノ塚第5公園から梅島のベルモント公園まで約150名が平和行進を行いました。



あいにくの雨の中、午前9時から平和大行進の出集会が開かれました。日本共産党区議団は全員参加で、一人一人が自己紹介しました。



足立教職員組合の内沼書記長が子どもの未来と教育を守るためにも、核兵器廃絶の運動を広げて生きたいと決意を語りました。



今回、足立区の平和大行進は5月8日に北海道の礼文島かを出発して、8月に東京に到着する途中の行進で、毎年7月の第4木曜日に足立区では平和行進が行なわれています。



私も竹ノ塚第5公園から梅島のベルモント公園まで約1時間30分間、核兵器のない平和な世界を呼びかけて行進しました。



東京土建の池内政一さんはニューヨークのNPT会議に参加した足立の代表団6名の一人としてあいさつしました。
トップのビデオのあいさつです。

156項目の区民要望書提出

2010-07-28 23:42:12 | 交通網・都市整備

本日、区議団は第10回区民アンケートで寄せられたすぐに直してほしい道路公園など156項目の緊急要望書を都市建設部長に提出しました。


緊急要望書を提出する区議団と予定候補

ほとんど、どなたの要望かわからないため、ご返事ができませんので、区や警察など関係各機関に要望書を提出して回答します。新しい要望として次のようなものも政策化して提案しました。



 江北バス通りの電線の地中化

 西新井駅から池袋駅東口間の都バスが運行する江北通りは大型バスが運行するわりには道路幅がせまく、要望にもありましたので、電線の地中化を要望項目の中に明記しました。

「はるかぜ」竹ノ塚駅西口ー見沼代親水公園駅も新たな要望も

 竹ノ塚駅西口ー見沼代親水公園駅間は東武バスが運行していますが、舎人3丁目、古千谷本町3丁目の一方通行を活用してコミバス「はるかぜ」ならば運行可能と判断し、要望のあったものを具体的なルートも提案しました。(詳細は左記の図)
 その他については、関係機関からの回答がありしだいお知らせします。


ロコモ体操で健康回復

2010-07-27 21:54:02 | スポーツ・趣味
ほくと医療生協のロコモ体操の講習会がありました。私も腰痛があるので参加しました。
講師は生協北診療所で整形外科担当医(木曜日)東京大学大学院准教授、専門・スポーツ整形外科の渡會公治(わたらいこうじ)先生です。


講演する渡会公治先生

ロコモーーティブシンドローム(ロコモ)は運動器の障害で移動困難となり介護を受ける可能性のある状態をいいます。骨粗しょう症、変形性関節症、腰椎脊柱管狭窄症、大腿骨骨折後症候群などが基礎疾患です。
 昔から言われる年をとって足腰が弱ると歩けなくなりやがて立てなくなる現象ですが、こうした高齢者たちに運動、トレーニングを介入することによって骨密度は高まり、運動機能も向上することが多くの研究で示されてきています。



 私はスポーツ医学の立場からスポーツ選手にトレーニング指導をしてきましたが、加齢により運動能力の低下した中高年の足腰の痛みも同じ対応がよいと思うようになり北病院の時代から外来で患者さんに運動を指導してきました。トレーニングと言わずに身体の手入れとして日々の生活習慣の中に入れてしまう工夫が必要です。



立つトレーニング

立つためにはバランスと筋力と良いフォームが必要です。高齢者でも筋力は続ける中で少しずつ強くなっていきますが変形性関節症を抱えている人ではよいフォームでないとかえって痛みを増すことがあります。
もともと悪いフォームで日常生活を行ってきたことが変形性関節症の原因となっていることも考えられます。

良いフォームで立つ

また、良いフォーームのためには柔らかい身体が必要であり、ストレッチをするよう指導しています。そして背骨ほぐしで。われわれは脊椎動物なのに、背骨を動かさない生活習慣に慣れてしまっているようです。私の考案した肘まる体操や腹ばい体操をやってもらっていますが好評です。また、身体を動かすことをことさらトレーニングといわずとも、背伸びをする、お辞儀をする。手足を伸ばし広げることを日々の生活の中で行うことを指導しています。



今日は様々なバリエーションを取り入れた体操を体験しましたが、ビデオに紹介したのは腰痛体操です。
みなさんも試してみて下さい。



壁体操スクワットです。部屋の角隅に立ち、足を90度広げ、平行に足の外側を置き、おしりと膝を壁から離さないようにして腰を下ろすというやりかたでスクワットを指導するのですが、これができない人が多いのです。逆にこれができると膝の痛みや腰の痛みが軽くなります。


理論学習もプレゼーテーションで詳しく行ないました。

NYからの贈り物

2010-07-26 21:52:01 | 平和・9条

国連のNPT(核兵器核散防止条約再検討会議)に参加してきた足立区の代表団としてNYを訪問し、核兵器廃絶の運動をしてきた池内政一さんが報告集をもって来てくれました。


足立区の代表団の人たち

池内政一(東京土建足立支部副委員長)の手記の要旨を紹介します。

NPT・ニューヨーク行動に参加して

 国や政党の枠を離れてニューヨークに、平和活動家と感動の交流をしました。
 足立原水協の仲間6名で参加しました。今回の参加にあたって、2005年の合意不採択、2000年での合意事項が全て無効となった議題に、2009年プラハでの「核兵器のない世界を目指す」とのオバマ大統領の演説で、平和運動に期待が持てました。



 自分の目や耳で、見て、聞いて、触れて、NPT再検討会議に応援できたと実感しました。      
 タイムズスクエアで初めて不慣れな英語で署名行動をしました。上手に説明しながら多く署名を集めた今井さんやグループのみなさんとの行動は、初めての体験でした。
 ニューョークでの食事では、サンドイッチの大きさにびっくりしました。


左から2番目は西伊興から参加した島田初代さん

 午後からタイムズスクエアで「核兵器のない世界」のための国際行動デーで大集会です。
1時間半ぐらいの式典の後、東京原水協の人たち約220人が参加し、紫の裃(かみしも)をつけて行進に加わりました。国連本部前のハマーショルド広場まで、一万人を超えた参加者でパレード、足立原水協の旗やプラカードを掲げて、ニューョークの市民を巻き込んだ大行進でした。国連前の庭で各県代表が1人ずつ、足立から青木理事長が代表で日本からの691万人余の署名をカバクチュランNPT会議議長と国連のドウアルテ軍縮担当上級代表に手渡しました。受け取った2氏は実物を見るため、署名を積み上げたダグ・ハマーショルド広場に訪れてきました。 


ニューヨークをパレードする日本原水協の人々
左から二番目は蓮波靖子新婦人足立支部長
                
 ニューョークでのパレード後、東京代表団の集会を行い、「平和な核兵器のない世界」ヘ
メッセージを送った集会で大いに盛り上がりました。


志位和夫委員長と記念撮影する池内政一さん

 ニューヨーク行動を良き教訓に、今後も平和の運動がんばります。池内 政一
 


オウム真理教進出阻止住民大集会パートⅡ

2010-07-25 23:10:48 | 区民運動
6月12日、住民総決起集会以後、施設の改修工事が中断していますが、オウム側があらたな建設工事会社を物色し、工事見積りを依頼するなどオウム阻止に向けて情勢が新たな段階に入りました。
そうした中で、オウム真理教そしのため、住民総決起集会が呼びかけられました。集会ははじめに、新たに結成された足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会代表の斉藤洋一さんが報告を行ないました。(写真)



その後、入谷町会会長、舎人団地自治会会長があいさつしました。入谷町会の市川眞会長は「工事が中断しているが、工事をさせなければオウムは来られない。先日、建設業者が見積りに来ているのを発見し、住民が通報した。警察と区が来て、「オウム」であることを知っているかと問いただしたら知らなかった。工事を請け負わないでほしいと訴えたら降りてくれた。こうした住民の運動が進出を阻止する力になる。みんなで監視し、建設工事をさせない取り組みを進めようと訴えました。



その後、近藤やよい区長があいさつ、定野総務部長が経過報告を行ないました。
近藤区長は阻止のために、法的な検討、行政の措置を専門家の弁護士にも依頼して検討している。皆さんと力をあわせてたたかうという決意を表明しました。

定野総務部長はオウム真理教の現状とこれまでの経過報告を行ないました。


参加者は体育館にいっぱい参加しました。

次に区議会各会派の参加者が紹介され、大島よしえ都議、私針谷みきおも紹介されました。



その後、区民から3名の人が発言・質問がありました。質問については定野総務部長が回答しました。また、次のような活動方針が提起され確認されました。
今後の活動内容
◎オウム真理教(アレフ)の進出阻止に向けて 
 要請行動  
 1 足立区議会への働きかけ    
  オウム真理教(アレフ)進出に関する陳情など
 2 国に対して働きかけ
  署名による団体規制法の強化や観察処分の延長など
◎抗議活動
1、宝樹社・アレフヘの抗議文の提出
2、のぼり旗等の設置による意思表示
3、工事再開時のデモ活動
◎住民協議会会員の募集活動


前回あいさつにたった私、針谷みきお

集会は最後に
地元、9丁目の班長が閉会のあいさつとオウム真理教阻止のシュプレキコールを参加者全員で行ないました。

足立平和行進ー竹ノ塚第5公園からベルモント公園まで

2010-07-24 22:38:25 | 区民運動

今年も核兵器廃絶をめざして北海道から沖縄をつなぐ日本平和大行進のいっかんとして足立平和大行進が7月29日(木)午前9時30分~竹ノ塚第5公園で開催されます。


昨年の竹ノ塚第5公園での集会

世界に2万3000発の核兵器「核廃絶を一日も早く」

そんな中、核兵器廃絶の気運が高まっています。5月にニューヨークの国連本部で開かれたNPT(核不拡散条約)再検討会議は、同会議議長も国連事務総長も、明確に核兵器廃絶の意志を示す発言で始まりました。
 核保有4カ国の妨害がある中、「最終文書」でも「核兵器のない世界を追求する」と宣言。

区民と共産党の運動が動かす



 足立でも、昨年12月に区議会として「核廃絶決議」を議決し、今年6月にはついに区長も「平和市長会議」に加盟する意向を明らかにしました。日本共産党は昨年、第4回区議会代表質問で私、針谷みきおが「平和市長会議」に加盟するよう質問するなど、核廃絶に取り組んできました。運動が確実に世論を動かしていると実感しています。


予算懇談会で出される区民の願い

2010-07-23 21:47:33 | 健康・衛生

足立区建設業協会、再開発協議会、足立区医師会と連日、2011年度予算編成に関する懇談会を開催して、要望をお聞きしています。

医師会との懇談で出されたのが、子宮頸ガンの予防接種への助成をというものです。
子宮頸がんは年間1万5千人がかかり、3500人が死亡しています。20~30歳代の女性のがんの第1位を占めるようになっています。



 ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因であることが分かって以来、予防ワクチンで「防げるがん」として、100ヵ国以上で予防ワクチンが承認され、30カ国で公費助成が行なわれています。
 わが国では昨年9月に正式に承認、12月から予防ワクチンの接種が始まっています。
 国としては公費助成を行なっていないもとで、自治体が独自に助成を行なうところが増え、すでに114自治体(7月7日厚生労働省発表)で行なわれています。 

 

 23区でも助成する区が増えていますが、足立区は行なっていません。足立区でも早く行なうようにと六月議会に陳情が提出され、6月15日の厚生委員会で審議されました。
 日本共産党は質疑の中で、足立区で独自に行なう場合約7000万円で実施できることも明らかにし、財源的にも実施は可能だと、早期実施を求め、陳情も採択を主張しました。
 他の会派は、公費助成の必要性は言うが、態度は継続です。「実績」と宣伝しているのになぜ、採択しないのでしょうか?


足立ジュニア吹奏楽団コンサート

2010-07-22 21:51:07 | 教育・子ども
区役所の庁舎ホールアトリウムコンサートが開かれたので参加してきました。今回は足立ジュニア吹奏楽団で小学4~5年生で編成し、今日は50名を越えるビックバンドでした。今回は6曲披露しましたが、ビデオは嵐の「ハピネス」です。



フルート、クラリネット、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、パーカッションといろいろな楽器がいっぱいで、楽しそうな吹奏楽団で楽器は原則貸与し、費用は月謝3500円かかるそうです。現在、新入学団員募集中だそうです。



練習会場が区立島根小学校で毎週水曜日に17.30~19.30/毎週土曜日9.00~12.00 とかなりハードですが父母で友の会を組織して支えていくそうで、家族ぐるみでの応援が求められそうです。



問い合わせ 足立区生涯学習振興公社 文化事業課 3850-7931 ギャラクシティ内