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遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

 

そのための、 隠すための 秘密保護法 がん登録法なのだろう.....  これから2年 安倍が首相にとどまるなら すき放題やるだろう  日本を壊して あとは...。

 

 



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ゲンパツを推進してきた文科省は 子どもよりゲンパツが大事

ツイッターから

■ 三陸わかめを名古屋の給食で食べさせてる。だから給食は信用できないんだよ @orangema_ma:ストロンチウムが検出されているワカメ。セシウムの300倍危ないとも… 測定もしないで 名古屋市の子どもに食べさせちゃったね。 pic.twitter.com/xOJbIQF6o1

■ 親より子供の方がストロンチウムに汚染している。給食が原因か? matome.naver.jp/odai/213674118… なぜ今★給食廃止★が叫ばれるのか? via twittbot.net

■  白菜やほうれん草に猛毒ストロンチウム 白菜・ほうれん草のストロンチウム吸収率が異常に高い。『神奈川県横浜市の保育園の給食のほうれん草から5.1 Bq/kg検出』

セシウムは減少するがストロンチウムは濃縮する

■ 価格が低迷する干しシイタケ対策として学校給食での利用拡大を目指し、15日に東京都葛飾区立の小・中学校全74校に干しシイタケを提供した。約2万9000人の児童らが干しシイタケを使った給食を味わった。林野庁によると「これだけの規模で干しシイタケを提供したのは全国で初」という。

 

セシウムは減少するが 猛毒ストロンチウムは濃縮する

■ 文科省、給食に国産シイタケを使用するよう通達!!

出典http://www.pref.osaka.jp/attach/4475/00019460/251211_1029-126kaisaiannai.pdf

「依然として一部の市区町村、学校において、使用を自粛する等の風評被害の拡大につながりかねない対応が見受けられる等の指摘がある。ついては、風評被害につながりかねない自粛等の取扱いをしないなど適切に対応すること。」
【本件連絡先】
文部科学省スポーツ・青少年局
学校健康教育課学校給食係
T E L:03(5253)4111(内線:2694)
E-Mail:gakkoken@mext.go.jp

■ 小学校の食育だよりに「さかなをたべよう!」という記事があり、その中に「12月から魚料理が増えます!」との見出しが。文科省の基準が「魚介類を肉類とおなじくらいの割合でとるように」となったからだそうです。 pic.twitter.com/rT4OgGpyr5

学校給食◆文科省基準改正「魚を多く」と、それに応じる兵庫県西宮市が話題に
http://matome.naver.jp/odai/2138573629976603401

■ まだサンマが給食に出ていたとは。削り節も素性が心配 @TRANOI_Yuko 【給食食材・神戸5地区】30日 ひじきご飯:削り節(九州)、サンマの甘露煮:焼サンマ(北海道、青森沖太平洋、加工地:岩手)

情報ありがとうございます、セシウム合計65.3ベクレル 食べちゃったんですね><;@Tachikawanavi 立川市が毎月公開している学校給食の放射性物質検査結果。9月群馬産しいたけからセシウムが検出されてます。@maee2011 pic.twitter.com/a1floVAI2U

NaIシンチでの結果っぽいけど、文科省はNaIシンチの測定で検出されたら使うなって言ってるんだけどな。

千葉市。れんこんから29ベクレルも出てるのに保育園の給食に使用。「100ベクレルを下回っているので煮物や根菜ハンバーグなどの献立に使用しております」と。他にもニンジン、豚肉などからも検出。urx.nu/69DS pic.twitter.com/d2IqKGUwuX
 


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おさかな どうしても 食べたいひとに ちょっと高くて うちは買えませんが.....

http://www.whitefood.co.jp/user_data/fishset.php

 

 「日本の原発停止でアメリカのウラン濃縮企業ユーゼックが経営破綻 」

http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11804046908.html

3月6日【Huffington post】http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/06/usec-chapter11_n_4909423.html

 

日本国政府が国民の切なる願いにもかかわらずゲンパツをやめられないホントウの理由

① 国内のゲンパツ利権 いろいろ いろいろ 官民含めて

天皇陛下さま まだ東電の株をお持ちでしたら すぐ売り払うよう 資産を運用している宮内庁に命じてくださいませ。

② 日本の核武装を目論むひとたち 中曽根さんとかね 自民党 そのうしろにいるひとたち 極右のひとたちも

ゲンパツ導入の動機のひとつだったようですよ。もしかして最大の動機.......知らぬは国民ばかりなり

③ アメリカさまのゲンパツ関連企業が困るので ..... 顔色を見て あるいは 命令

たぶん こんなところでしょう.....




 



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→ こちら

以下抜粋

なぜこんなものを作ってしまったのか…
莫大な金額に上る原子力発電所の廃炉費用、電力会社の積立金では賄えず使用済み核燃料をどこに保管するか、場所の選定だけで2,800億円の費用

クラウス・ドイズ / ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送) 2月18日

廃炉01


ドイツの原子力発電所を廃炉にするための費用は、天文学的な金額に昇ることになりそうです。専門家は原子力発電所の廃炉、放射性核廃棄物の処理費用としてこれまで準備してきた金額内に収まるかどうか、この点について懸念を深めています。

ドイツ国内の原子力発電所を全廃することは、すでに政策として決定されたことであり、計画では2022年までにすべての原子力発電所が稼働を停止します

再生可能エネルギーへの転換が電力料金をすでに押し上げている現状に加え、この政治決断に伴いさらに数十億ユーロ(数千億~数兆円)の費用が必要になります。さらには原子力発電所が稼働を停止した後、これらを解体し、すべての原子炉を廃炉にするため一体いくら費用がかかるか、具体的な金額は不明なままです。

専門家は、この目的のために電力会社がこれまでに準備してきた、340億ユーロ(約4兆7,600億円)と言う金額の中ではとても納まらないことを確信しています。

Gorleben01


ドイツ政府は、現在9か所の原子力発電所が現在電気を供給していると正式に公表しています。8基の原子炉については、福島第一原子力発電所の事故後稼働を停止しています。さらに16か所の原子力発電所が現在長期間を要する廃炉プロセスに入っています。合計で33カ所の施設について、原子炉の廃炉、放射性核廃棄物の処分を行われなければなりません。

解決すべき問題は、金額的なことだけではありません。いったいどこに使用済み核燃料を保管するのか、この問題も見通しが立っていません。

ドイツ連邦政府は、使用済み核燃料をどこに保管するのか、その場所を決定するためだけで、これから15年間に20億ユーロ(約2,800億円)の経費が必要になることを2013年4月に明らかにしました。

回復できない蓄え

Reactor 4


福島第一原発の事故が発生する以前から、ドイツ国内の電力会社は使用中の原子炉を将来廃炉にするための費用を積み立ててきました。しかし各企業はもっと長期間原子力発電を続けることを計画していたため、稼働停止から廃炉に至るプロセスはもっとずっと先に予定していました。ドイツの原子力発電Forum(DAtF)は、これまでの準備金がおよそ340億ユーロとなると見積もっています。報告書によれば、このうち180億ユーロが電力会社のEon、100億ユーロがRWEに、36億ユーロがファッテンフォール(Vattenfall)内に留保されています。

すでに原子力発電所の解体と原子炉の廃炉作業が開始され、中には予定を上回るペースで作業が進んでいる施設もありますが、それぞれが準備した資金で間に合うかどうかは疑問視されています。

エネルギーの専門家は、より高額に昇るはずの費用を正確に算定する必要があると述べています。

廃炉05


RWEは、ラインラント‐プファルツ州でミュールハイム・カーリッヒ原子力発電所の閉鎖を完了するためには7億5000万ユーロ(1,050億円)かかると計算しています。
ドイツの議会の原子力発電に反対する緑の党も、原子力発電所を廃棄するためには莫大な費用がかかることを認識しています。

さらに問題があります。実際にこの金額を支出しようとしても、電力各社が『積み立てた』340億ユーロは銀行の口座には無いのです。各電力会社とも、この金額をすでに投資に回してしまっているのです。RWEの場合、廃炉費用に充てられるべき現金は、オランダと英国の発電所への投資に回ったままなのです。

誰が負担するのか?


ドイツの原子力発電所を完全廃炉にするためには、一か所あたり数十億ユーロの資金が必要であり、その金額は当初の見積もりをはるかに上回ってしまいました。

そしてまだまだ問題があります。その高額な費用を、最終的に負担するのは誰なのでしょうか?

http://www.dw.de/scrapping-nuclear-plants-to-cost-billions/a-17439221
 + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

誤解しないでいただきたいのは、原子力発電所の廃炉をするから多額の費用を必要とするという事では無いという点です。年限が来れば廃炉しなければならないのは、原子力発電所にとっての必然です

その原子力発電所を野放図に国中に建設してしまったがために、ドイツの今の苦しみがあるという事です。

私たち日本人は『重要なベースロード電源』(ゲンパツ)という利便性の裏に、巨額の廃炉費用、引き受け手の無い使用済み核燃料という、果たして完全解決が可能なのかどうか、それすらわからない深刻な問題が潜んでいることを常に念頭に置く必要があると思います。そして(ゲンパツを)『ベースロード電源』として使えば使うほど、

この問題は拡大を続け、将来の世代の苦痛と負担も際限も無く拡大していくことになるのです



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アメリカに言いたいことは山ほどあれど..... トヨタが損害賠償するんだったら GE社の欠陥原発も損害賠償してほしい その前にゲンパツで壊れた日本の損害賠償.....

安倍さんへの批判は もっともです。

→ こちら

以下抜粋

タイムズの社説は、下請け原発作業員の苛酷な状況を指摘したあと、

 「原発を推進してきたのは。そもそも日本政府だ。なのに、フクイチの廃炉を東電の責任にしている。株主・銀行を守るために、税金を注ぎ込んでいる。こういう仕組みのおかげで、政府は廃炉作業の責任のがれを続けることができている」

  と述べ、

 日本政府に対して、「フクイチ廃炉」から逃げずに、真正面から向き合い、対処するよう、以下のような「最後通牒」(に等しき批判・要望)を行なった。

 「契約作業員の哀れな状況をみればわかるように、こういうやり方は、長くは続かない。 なにより、メルトダウンした原子炉にどう対処していいか分からず、被曝の脅威をどうなくしていくかも分からない状態にある。日本政府はかくも長きにわたり、核惨事の現場を直接コントロールしないで来た」

以上



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http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/880.html

記事元


KPFA in Japan: I’ve learned over 800 people have disappeared from Fukushima plant — “May have been killed or died during work” — “Gov’t actually in business with the Yakuza” (AUDIO)
日本でのKPFA(米国カルフォルニア州ラジオ局):私は800人以上の人が福島原子力発電所から姿を消していると知った-「殺されたかもしれないし、作業中に死亡したかもしれない」-「政府は実際にヤクザとのビジネスを行っている」(音声)


Published: March 19th, 2014 at 6:18 pm ET By ENENews
公開:2014 年3月19日、午後6:18 ET ENENewsによる


KPFA Flashpoints, Mar. 10, 2014 (at 3:00 in):
フラッシュポイント、2014年3月10日(3時):


Steve Zeltzer, reporting from Japan: One of the things I learned in Osaka from the president of the day laborers is that many of the day laborers being brought into the plant, they’re not being registered and they’re disappearing. There were over 800 day laborers who have disappeared from contract by the union, which means they may have been killed or died during work.
スティーブ・ツェルツァー、日本からの報告:私は日雇い労働者の社長から大阪で学んだことの一つは、原子力発電所に連れて行かれる日雇い労働者の多くは、登録されていない、そして彼らは消えているということです。(日雇い労働者の)組合によって契約から消えている800人以上の日雇い労働者がいました、それは彼らが殺されたか、作業中に死亡した可能性を意味します。


KPFA Flashpoints, Mar. 11, 2014 (at 4:00 in):
フラッシュポイント、(4:00にて)2014年3月11日:


Zeltzer: The government now is in control of Tepco, which runs Fukushima plant, and they’ve allowed the use contract workers, through the Yakuza. So the government is actually in business with the Yakuza, allowing the Yakuza to bring in these workers, and we heard a report that many are not even being registered when they go into the plant so they’re not entitled to health care and also when they get sick and over-doses you can’t tell because they haven’t been registered, these are the contract workers at the plant. […] These workers are basically being used as cannon fodder. Some of them are not only day laborers but also immigrant workers who are being used as well to clean up the plant.
ツェルツァー:政府は現在、福島原子力発電所を稼働する東京電力の制御内にあり(コントロールされており)、彼ら(政府)はヤクザを通じて、契約作業員を許可しました。ですから、政府は実際にヤクザとビジネスを行っており、ヤクザがこれらの作業員を連れてくることを許可している、そして我々は次の報告を聞いた、彼らは原子力発電所に行くとき、多くの人は登録もされていない、だから彼らはヘルスケアを受ける権利がないので、彼らが病気あるいは過剰被曝量になっても、彼らは原子力発電所の契約社員であり、登録されていないため、告げることはできません。 [...]これらの労働者は、基本的には砲弾の消耗品兵士として使われている。彼らのうちの幾人かは日雇い労働者だけでなく、原子力発電所のクリーンアップに慣れた移民労働者もいます。



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http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2659.html

 

以下抜粋

欧州連合が予算を提供した公式の研究チームが、日本政府の発表より、はるかに日本の国土が汚染されていることを、精緻な科学的アプローチによって確定しました。チームは、当初「15%」と見積もっていましたが、日本に配慮したのか「日本の国土のうち9%以上」と、もっとも控えめな数字を出してきました。この広大な面積が、チェルノブイリ避難基準で言うところの「徹底的な放射能監視が必要な地域」以上のレベルになっていることが分かったのです。


(Natural Society 2014年3月1日)
EUの研究チームが、日本の数百万の人々が、実際にどの程度、放射能に被曝したのかを決定づけるために、非常に正確な計算を行いました。その結果、福島第一原発の核災害が起こった3月から5月のちょうど3ヵ月の間で、福島周辺の※20,000平方マイル以上の広大な地域が、放射性物質で汚染されているとの決定を下しました。(※20000平方マイルとは、正方形にたとえると、一辺が約226キロメートル)

最近になって、※カナダ沖の海水を検査したところ134が検出されました。(※当初、カナダの水道水から、と書いていましたが、カナダ在住の方の詳しい情報によれば「海水から」ということです)

残念なことに、日本の4300万人以上の人たちが、これらのガンを引き起こす要因となる被曝に晒されてしまったのです。日本で科学者のチームによって確定されていることですが、これらの放射性物質は、今日もまた太平洋へ注ぎ込んでいるのです。

このEUの調査研究は、2012年12月14日に下記のニュースアラート(欧州連合の研究報告)で明らかにされているものです。「New insight on the spread of contamination from Fukushima」)

報告書の中では、このEUの調査が、広く評価の高い循環モデルを使用して2種類の核種の大気降下物を計算したものであると説明されています。また、特に注目したのが、気体での放射であると書かれています。この研究調査では、降水、風向き・風速のパターン、放射性物質の土壌への粒子堆積の状態と放射性崩壊のような、さまざまな要因も考慮に入れられています。控え目な計算でも、※約34000平方キロメートル以上の地域が、2種類の放射性核種、セシウムとヨウ素によって1平方メートル当たり40キロベクレル以上、汚染されていると算定されています。(※約34000平方キロメートルとは、一辺が約184キロメートルの正方形)

1平方メートル当たり40キロベクレルとは、国際原子力機関(IAEA)によって「汚染されている」と見なされる「しきい値」になっている数字。それは、人の生命や動物にとって決して安全である数字ではないでしょう。

ただし、この「しきい値」は、政府系機関が地球を毒物で汚染する際、その責任を過小にするために放射線被曝の許容レベルを、自分たちの都合のいいようにいじくりまわした結果、出てきたものであるということに注意する必要があるのです。このEUの調査レポートの評価に基づけば、この汚染地帯に住んでする1000万人以上の人々が放射性粒子によって、実際に毒されているということです。残りの放射性セシウムは、アメリカ西海岸に吹き飛ばされていったと推定できます。その80%は海を渡って、沿岸に吹く風の巨大な放射性プルームになったと考えらます。われわれが経験している極循環は、(放射性プルームを遠くに追いやることについては)助けになっていないのです。

たとえば、ミズーリの雪の中で検出された放射線量は、最近、2倍になっていることが分かりました。このEUの調査研究は、単にセシウムとヨウ素の汚染状況を見ただけで、他の核種による汚染は見ていないのです。また、他の専門家は、20,000平方マイル(一辺が226キロメートルの正方形のエリアに相当)よりさらに広い地域が汚染されたと考えています。より現実的に見ている人々は、実際は、その数字の2倍だと言っています。

このことは、すなわち、多くの人々が、原子力産業が無責任な金儲けを続けるために、放射能汚染の正確なレベルが秘密の絨毯の下で取り払われてしまったと考えているということなのです。これほどのことが起こったにも関わらず、われわれの政府は、今まだ原子力に金を投じているのです。それは言語道断であり、 集団殺人なのです。

 

2012年11月29日IPPNWシュトゥットガルト医師ヨルク・シュミット博士の講­演より抜粋

首都圏の重篤な汚染   → こちら



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核開発技術による抑止力 → こちら

集団的自衛権で極限なら核使用 → こちら

→ こちら  対談 黒字が小出さん

以下抜粋

ヒロシマ ナガサキに原爆が落とされたわけ

42年にオッペンハイマー博士らがロスアラモスで研究を始めたと。で、43年にアメリカのオークリッジにウラン濃縮工場ができた。
そうです。広島の原爆をつくるための工場ですね。

ハンフォードにプルトニウムの生産炉ができた。
そうです。長崎の原爆の材料であるプルトニウムという物質をどうしてもつくらなければいけないということになりまして、そのためにハンフォードに原子炉をつくりました。

この原子炉はプルトニウムを作るためにつくられたんですね?
そうです。日本の皆さんは原子炉と言うと、発電のための道具だと思われるのかもしれませんが、もともと原子炉というのは、原爆材料であるプルトニウムをつくろうとして開発された道具です。

そして、45年7月16日ですね。これ、ポツダム会談の日ですよね?アラモゴルドという所で世界初の核実験が行われた。これ、プルトニウム型だったんですね?
そうです。

そして、その1ヶ月後、8月6日広島へリトルボーイが投下された。
はい、今度はウラン型の原爆でした。

ウラン型ですね。8月9日、長崎にファットマン。
はい、プルトニウム型が落とされた。

ということなんですよね。で、私達は、このアメリカがこの広島・長崎に落としたのは、戦争を早く終わらせるためには仕方がなかったんだと。こういうふうに言われてきたわけですが、小出さん、これ本音はウランとプルトニウムを2つ実験したかったんじゃないですか?

実験したかったというのは、もちろんそうだと思います。米国が長い年月をかけて、当時の日本の全国家財政をなげうっても足りないぐらいの巨額なお金をかけて、10万人を超えるような技術者・科学者・労働者を秘密都市に閉じ込めながらつくった原爆ですので。

10万人もの人が極秘に閉じ込められてやったんですか?これ。
そうです。....界を牛耳るためには、どうしてもソ連より先に日本を降伏させなければいけないという思いでやったのだと思います。

その結果、2つの都市でものすごい悲劇が起こったわけですが、第二次世界大戦後、プルトニウムを取り出すために原子炉を開発するわけですが、その後アメリカは原子力潜水艦にこれを乗せて使おうとしたわけですね?
そうです。

原爆 → 原子力潜水艦 → 原子力発電所


そして、その4年後に陸に上げて原子力発電所を開始したわけですから、原子力潜水艦が先で原発が後ですよね?
そうです。原子力潜水艦というのはですね、圧倒的に優秀な兵器です。潜水艦っていうのはもちろん、それより前にもあったわけですけれども。でも、原子力潜水艦より前の潜水艦っていうのは、ただ水面下に潜れるそれだけの物です。少し潜ってればすぐに浮上してこなければ酸素は足りなくなってしまうわけですから。

ディーゼルエンジンで動いてますからね。
そうです。ですから、わずかな時間だけ姿を隠しておけるっていうのが、もともとの潜水艦だったわけですけれども、原子力潜水艦になってしまいますと、例えばノーチラス号が北極海を潜って通り抜けるようなことができるようになる。真の意味での潜水艦になったわけですし、現在も核弾投を積んだまま世界の海に沈んで潜っていられるという画期的な…

今も潜ってるんですよね?
はい、そうですね。画期的な兵器だったわけで、米国としてはまずは発電なんかではなくて原子力潜水艦、ほんとに潜っていられる兵器をつくりたかったという方に力を入れたんだと思います。

で、1954年にノーチラス号に搭載されたのが加圧水型。ウェスティングハウスがつくったやつ。
そうです。関西電力が使ってる原子炉です。

それと同時にゼネラル・エレクトリック(GE)が沸騰水型をつくって、シーウルフ号に搭載したということなんですねえ。で、その4年後に陸揚げしたと。これ、だから私達の常識全く逆ですよ。
あははは、そうですか。

私、もうこれ知らなかったのでビックリしましたが、原子力の平和利用というのも端からウソということですね?
もともと、原子力と日本で言ってる言葉は、nuclearという英語の単語ですけれども、nuclearというのは、もともと原爆開発から始まっているわけですし、原子炉という物だってプルトニウムをつくるため、あるいは原子力潜水艦をつくるためと言って開発された技術だったわけです。皆さん、その日本では原子力と核が違う物であるかのように思い込まされてきてしまったわけですが、もともと同じ物だし一番初めはいわゆる、核兵器という形で花が開いてきた物です。

日本は核兵器を持つために 核開発を原子力開発と称した

2010年10月3日NHKがスクープドキュメント『核を求めた日本』という番組を放送しているのですが、この番組の中でですね、この外務省の官僚の方 ....村田良平さんという外交官です。この方が「日本の国益が脅かされるような緊急事態になったら核兵器を持つ」という選択肢も完全には除外しないと言ってるんですね。。
ええ、言ってるっていうか、日本っていう国がずーっとそうやってそういう方策で、方針でやってきたということですね。

「1969年2月に日本とドイツがですね箱根で秘密会談をした。」こういう文章が残ってるんですね。ここにですね、「我が国の外交政策ということで69年9月に核兵器については、NPT(核拡散防止条約)に参加すると否とに関わらず、当面核兵器は保有しない政策にするが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持するとともに・・・」で、そんなことが続いてまして、「経済的な利害特殊の計算に基づくものであるという趣旨を国民に啓発することとし、将来万一の場合における戦術核持ち込みに際し、無用の国内的混乱を避けるように配慮する」。

これ小出さん、つまり外交文章で難しく書いてますが、当面は持たないが、その能力は持っておくということを言ってるわけですね。
そうです。ですから、「政策として持たない。国際的な利害特質の計算の上で判断するだけなのであって、当面は持たないけれども、いつでも持てるように力を付けておけ」という文章ですね。

という事は、これ69年ですから、この方針があって核燃料サイクルが始まるわけですね。
まあ、日本は54年に一番初めの原子力予算というのが通ったわけですけれども、69年の外交政策委員会の報告よりずっと前から、実はもう核兵器を作りたかったのです。で、その流れの中で今、西谷さんが取り上げて下さった外務省の文章も作成されたし、あるいはドイツとの秘密会談なんていうのも行われたわけです。

これドイツと日本は、同じように戦争に負けて、日本はドイツに対して「おたくも大変やから核兵器作りたいでしょ?うちも作りたいですわ」みたいな会談ですか?
はい、ぶっちゃけて言えばそういう会談です。ただドイツの方はビックリしたんですね。「日本っていう国がそんなことを考えてたのか」と言って。

ドイツは戦争の反省があって、「ナチスドイツの反省があったから、もう持たない」と本心でも思ってたけど、日本の場合は反省してないってことですよね?
そうですね。日本の場合には、「なにくそ。今度また二等国に落ちてしまったけど、一等国に這い上がるためには何としても原爆を持ちたい。」と、日本は思ってドイツに働きかけたわけです。

なるほど。アメリカ・ロシア・イギリス・中国・フランスね。この5つが持って、日本は持てないのは二等国だと。だから、ドイツも日本も同じような立場だから一緒にちょっと相談して作りませんか?」ということなんですね。
はい。そうやって持ちかけたのだということがNHKで放映されたのです。

これ、小出さんの資料の中に、朝日新聞の1992年11月「プルトニウムの蓄積とミサイルに転用できるロケット技術が開発しておかなければならない」。これ、外務省幹部。これ、モロですね。
はい。実に的確で、これまでの日本の原子力開発というものがどう行われてきたのかということをほんとに短い言葉で表してくれたと思います。

本音が出てると。これ、だからあれでしょ。プルトニウムを持つこととミサイルの開発があれば、いつでも核兵器が作れるということですね?
そうです。その技術的なポテンシャル、力だけは持っておかなければいけいないということで日本が始まったわけですし、外交官という人達はみんなそうやって思っていたということです。

あの例えばですね、この資料の最後に書いてあるんですが、「北朝鮮やイランがこの原子力を開発しようとすると、これは核だ」と「日本やイスラエルがやれば原子力だ」と。これ、ダブルスタンダードですよね?
完璧なダブルスタンダードです。日本のマスコミが、その完璧なダブルスタンダードを昔もやっていたし、現在でもやっていて、今はイランという国がウランの濃縮をやろうとしているのですが、それを日本のマスコミが取り上げる時には必ず「核開発」と呼びます。

「北朝鮮とかイランは核開発してる。けしからん!」って言いますよね。
そうです。でも、イランにしても朝鮮民主主義人民共和国にしても「ウラン濃縮も原子炉も平和の目的のためにやってるんだ。それは国際的に認められた独立国の権利だ」と言っているわけですね。それでも日本のマスコミというのは、イランや朝鮮民主主義人民共和国がウラン濃縮、あるいは原子力をやる時には、「あいつら、核開発をしている悪い国だ」という風に必ず報道するわけですし、日本でウラン濃縮、あるいは原子炉をやる時には、「原子力開発」と訳して、あたかも先進国としてすごい立派なことをしているかのように報道するのです。

北朝鮮のロケット=実質的ミサイル 日本のH2 イプシロンは平和的なロケット というマスコミの詭弁

英語にすればNuclear Development(ニュークリア・デベロップメント)ですから、同じ単語なのにイランがやれば「核開発」、日本がやれば「原子力開発」。これ、ほんとになんか国民を騙してますよね。
はい。でも、そんなことたくさんあるわけで、先日も朝鮮民主主義人民共和国が人工衛星を打ち上げようとしてロケットを打ち上げた。きちんと国際機関 ICAO(イカオ、国際民間航空機関)という国際機関に通告してですね、通告通りちゃんとやったわけですけれども。それを日本のマスコミが流す時には「実質的なミサイルを打ち上げた」と、そういう報道になってしまうわけですね。一方、日本はH2ロケット、あるいは先日はイプシロンでしたけれども。それを打ち上げる時には「平和的なロケットを打ち上げました」という、そんな報道になってしまうわけです。「あまりにも酷いやり方だな」と私は思います。



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今、大変な事になっているウクライナと日本を比べてみました。pic.twitter.com/i2c564hDW6

 あなたは どう思いますか ??

日本人だけが放射能に異常に強いか…日本政府の脳みそが異常に弱いか⁈ 私は後者だと思うのですがねぇ〜



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放射能はクヨクヨしているときますと言ったあの山下氏 その後継者鈴木眞一 福島医科大学付属病院病院長 青山道夫 気象庁気象研究所 「ゲンパツ災害をコントロールしている」と言ってのけた安倍という首相.......世界中に恥を晒している そして世界中が日本国民が自国政府に顧みられていないことを知っている.....恥ずかしくて情けなくて......

→ こちら

スイスの決意 それは20年後に 原発をゼロにすること。日本で福島原発が大事故を起こした直後の決定である。

“福島原発では今日も新たに2回の爆発が同時に起こりました“津波の後 福島原発が、連続爆発してからというもの、スイス人は放射能に対してひときわ敏感になった。「“日本の汚染魚にノー!”韓国は福島産のすべての海産物を輸入禁止しました」バーゼルの研究所が昨年10月に発見をしたスイスのスーパーで売られていた魚が、放射能汚染をしていたのだ。太平洋産のマグロからセシウム134と137が検出された。福島原発事故由来の汚染である証拠だという。
「ご覧のようにセシウム134と137の両方を含有してました」
「どれくらいの量?」
「0.1から0.5ベクレル/ Kgです」
所長によれば 基準値以下のため、健康には危険はないということだわれわれのために別のサンプルも分析してくれる
「この魚は何ですか?」
「タラです」
「太平洋産タラ…バーゼル市内の店で買いました」
「セシウム検査をするために…」
(マルクス・ツェーリンガー バーゼル研究所放射能研究チームリーダー)
「二つのセシウムが同時に検出されたら、福島が汚染の原因だと言えます」
分析の結果 タラも福島の放射能に汚染されていた、行政の基準によれば、危険はない量とのことだが…しかし国境の向こうのフランスには、別の意見の専門家もいる。(クリラッド測定所)
ブルーノ・シャレロン 核物理学エンジニア
“放射能が無害”などという発言は、非常識だと彼は言う
「被ばくには“しきい値”というものは、存在しないのです」
「体が最少量のベクレルでも、ガンマ線やベータ線を外部や内部から受ければ後年それがガンになっていくキッカケになりえます」
だから 被ばくとは、闘わなければいけない、終わりのない戦争だ、それが地球の裏側では、3年前から猛威をふるっている。

日本…その日 マグネチュード9の大地震が日本の沿岸部を襲った。数十分後 巨大な水の壁が、太平洋岸一帯を飲み込む、犠牲者は2万人を超えた、5千人が行方不明だ、津波は 福島第一原発も壊滅させた、これが運命の瞬間である。巨大な波が施設を襲う、冷却用タービンは 水没して壊れ、原子炉はメルトダウンを始めた、次々に爆発が起こった。世界はチェルノブイリ以来、史上最悪の原発事故を目の当たりにした
原発から放射能雲が発生し、国土の大きな面積を覆った、政府は3万人の住民避難を決定、原発周辺に最初は20km、やがて30kmの閉鎖区域を設けた。....三年たった 福島周辺では、今でも津波の爪痕生々しい。見渡すかぎりの瓦礫の山 家や家具の残骸 壊れた車 トラック この地方全体が、巨大な除染作業の現場と化した。


放射能雲はいたる所を通過した たくさんの作業隊が表土を5cm掻き取り 巨大な黒い袋に詰めている 別の作業員がそれを積み上げる 処分法がないからだ。日本政府によれば“現場はコントロールされている”
しかし現地の住民は安心できず 自分たちで何とかする決意をした。例えば原発から20km の南相馬市 事故の翌日に避難を命じられた町だが、2012年4月 閉鎖区域から外された。住民は放射能という“毒”を自ら計測することにした。事故後 独立した団体が数多く結成された。
「仮置き場が見えますよ」
「放射性物質が貯蔵されてる所です」
「積み上げられて ゴミの山になります」
こうした団体の代表者は、ガイガーカウンター持参で住民のSOSに駆けつける 丘のふもとの立派な家に呼ばれた 家は市の除染を受けたばかりだ しかし家主は安心できずにいる。
「全部 測りましょうね」
日本政府の定めた許容基準値は、毎時0.23マイクロシーベルトつまり年間1ミリシーベルト 国際的な基準によれば、それ以上の被ばくは危険である。
「素敵なお宅ですね」
「放射能がなければ、もっと素敵ですよね」
家主は名のある陶芸職人だ 調査を始めると、たちまち測定器が鳴る 基準値の20倍…
「ここの除染は完了しています」
「放射性物質はすべて除去したと、行政は主張してますが このコンクリートの上など5マイクロシーベルトあります」
「普通は年間1ミリシーベルト以上放射能を受けてはいけません ここの年間の被ばく量は4.3ミリシーベルトです チェルノブイリなら避難地域に指定される量です 居住禁止のはずです ここは誰も住んではいけない場所なのです
彼は、妻と3人の子供を300km遠い場所に移住させた しかし自分は残るつもりだ。


大山弘一さんは 原発事故以来、ここに一人で住んでいる
「15年前にここに来て、チェーンソーで土地を切り開きました この家は自分で建てました 庭も家も全部、自分で設計しました」
大山さんの家計は、惨憺たるものだそうだ 補償はなく、顧客もないので、収入はゼロ しかし税金は今でも毎年取られる テラスの線量は強烈だ 基準値の40倍を超える。
「素敵な家ですから、売りに出してはいかがですか?」
「誰も買いたがりませんよ」
「どうして?」
「だって、放射能汚染してますもの 放射線管理区域内です ここの家を買う人なんていません」
南相馬はどこも、放射能だらけだ。政府は、地域の学校すべてに、モニタリングポストを設けた。保護者を安心させるために、リアルタイムの線量が示される。
0.13マイクロシーベルト/時 基準値よりずっと低い しかし数メートル離れた道端の数値は、0.8マイクロシーベルトまで上がる 学校前の公式数値の五倍だ。
(吉田邦博 市民放射線測定所(CRMS)代表)
「学校は除染されましたから」当然 数値も低くなっています でも10メートル離れただけで、数値は変わります 4倍から5倍に上がります 10倍に上がる所もあります 私に言わせれば モニタリングポストは、何の役にも立ちません 税金の無駄遣いです
「これは自然放射線なんですか?」
「もちろん違います 自然放射線だったら、0.05マイクロシーベルトくらいです」
地域のすべての学校が、行政によって除染された いわき市 福島原発の南40km  この日、小学校では、みんな熱狂していた 地元野球チームの人気選手を迎えたのだ そしてグラウンドの片隅では、気ぜわしい様子のお母さん3人… 彼女たちも公式数値をチェックするグループを結成したのだ 1メートルごとに、グラウンドを測定する。
(千葉ゆみ 主婦)
「そこの場所が、学校では一番高いです」0.18マイクロシーベルト以上です」
「グラウンドにしては高いですね」
「健康にはまったく害がないと、保証されている数値です でも原発事故前と比べると、3倍から4倍 高いですね」
グラウンドの次は校庭だ
子供の健康を心配して、お母さんたちは、天任せにはしない
「このタブレット GPS機能が付いていて 直接線量を記録するんです」
学校責任者は万事順調だと主張するが、動揺を隠し切れない瞬間もある…
「学校の除染は済んでますか?」
「はい、人が来て学校の裏の木やあそこの木を切りました でも、正式の除染はされてません」
「子供が遊んでも安全なのですか?」
「私、個人としての意見ですか?それならノーコメントです」
教頭の後ろには、モニタリングポストが2台も立っている 1台目の数値は0.09マイクロシーベルト 2台めはずっと高い数値を示している 毎時0.14マイクロシーベルトだ。
「長い話になるのですが、私の聞いたところでは 1台はある会社で作られたのですが、性能を満たしていないということで 文部科省が契約を解除したそうです」
「その後、新しい機械が設置されました 裁判になってると思います」
「同じ数値が出ますか?」
「こっちの方が良くないようです」
「性能が満たされていないそうです」
妙な話だ われわれは取材旅行中ずっと、隣り合わせのモニタリングポストに出会った 政府が設置したモニタリングポストは、隣りの計器より低い線量のことが多いこの差はどこから来るのか?


東京に戻る
この倉庫は、契約解除された計器のメーカーのものだ 彼が社長の豊田氏(株式会社アルファ通信社長 豊田勝則)
「これが文部科省が発注したものです 省は600台 このリアルタイムの計測システムを注文し、福島県に設置しました」
ところが使用が始まった数週間後 省は計測値を補正するように要請した “計器の表示する値は高すぎる”という理由である 省の通知は厳しい口調だった。
「省から届いた通知です」
二〇一一年十月二十六日付け
「ここに“表示値が高すぎる”とあります 彼らは、6基のモニタリングポストを、現場で検査し 省のガイガーカウンターに比べて、私どもの計器の値は、はるかに高いと 従って、表示値の補正が必須であると 即座に調整を行なうように要請されました
しかし豊田氏の計測器は、国際基準に従ってアメリカで製造されていた そしてアメリカの製造者は、補正を拒否した。
「アメリカ側とコンタクトを取り、数値を下げてくれと頼みました “機器は国際基準に則している”という返答でした “なぜ日本の基準に合わせる必要があるのかわからない“と補正を拒否されました」

放射線量というのは不確定であるため20%程度の振れ幅が適用される しかしほとんどの国が慎重をきして、最高値を採用している 日本の官庁は、われわれの問い合わせに応じなかった 豊田氏との裁判を控えているためという口実である 国民の不安をあおるのを恐れて、危険を最小限に見せる 事故当初から 国のこの態度に、日本人は苛立っている 安全発言を告発するために、隠しカメラの使用を辞さないジャーナリストもいる 日本では普通ほとんど使われないそのため、このジャーナリストの顔を公開することはできない
“桐島 瞬”は彼の筆名だ
この3年間、原発内部を撮影するため定期的に作業員として働いている この日は、東京のある労働組合で、目撃したことを報告した 集まっているのは原発労働者クビになる恐れがあるので、顔は公開できない。


「海を見るとすごく綺麗だけど、原発内部は、メチャメチャです」
「これは?」
「一号機のタービンです 汚染水用のホース 破れたものです」
原発内の仕事は、キツくて危険だ 5千人の作業員はみんな志願者だ 桐島 瞬は写真をとることは、自分の義務だと考えている。
危険は承知です 48歳 もう若くないですから、構わないです 本当のことが知りたかったんです 何が一番大切か、考えました 危険を冒すほかない 原発内で起こっていることを、本当に知るために…」


彼は、私が福島原発に接近する手助けをしてくれることになった 2012年以来 閉鎖地域は、原発周囲の円状ではなく 放射能の広がりにほぼ沿っている 許可なしで入ることは、不可能だ 報道陣に許可の出ることは稀で、非常に規制されている しかし彼は通行許可を持っているのだ 私は彼の車のトランクに隠れて、 閉鎖区域に入ることになった。

「チェックポイントです しばらくジッとしていて!」
「こんにちは!申告することはありませんね?」
「はーい どうぞ!」
数キロ先 人目のない場所でトランクから出る だが顔を隠すようにアドバイスされた
「こうやって、日本人っぽくして、外国人だとわからないようにしました」
「日本人っぽく見える?」
「ああ これなら目立たない」
原発に向うと、ガイガーカウンターが鳴り始める 許容基準値0.23μを超えている明らかな証拠だ
「10.4」
「危険?」
「ああ 高すぎる」
「10.4? 高すぎる 危険だ」
「ほら ここを左折すると 1キロ半で原発だ」
双葉小学校の駐車場に案内してもらう 政府のモニタリングポストには、標準の50倍の線量 桐島 瞬は激怒する
バッテリーを地面に置いてある! ガンマ線はブロックされてしまいます 計器は、バッテリーと鋼鉄板の上に設置されてます ガンマ線は、センサーに届きません 公式の線量は少なくなります
その証拠に二メートル離れた草の中では、21マイクロシーベルト/ 時 公式線量の2倍に近い 校舎の裏では測定器は狂ったようになる。


「ほぼ40マイクロシーベルト 地面に置くと、単位が変わります ミリシーベルトになりました 0.32ミリシーベルト つまり 320マイクロシーベルトですね」
安全基準の1300倍を超える 日本政府は、双葉町が何十年も住めないと宣言した
「10年 50年は 帰れません ここに住んだら 許容基準の50倍の線量を浴びることになります 年間50ミリシーベルト以上… 不可能です あまり長居しない方がいい… 行きましょう」
「ここによく来るのですか?こんな危ないのに…」
「私は福島原発で長く働いたので、もういいんです でも あなたみたいな普通の人は こういう場所に長居しない方がいい」
閉鎖地域の線量は、 基準値をはるかに超える 原発の周りの村では、2011年3月の震災の爪痕もそのままに時間は止まってしまった しかし日本政府はいつか 住民を帰還させる希望を失わない そもそも家を捨てることを拒否した人も多い この農夫は原発から14kmの場所に住んでいる。


「私はレジスタントです 神風 牛のテロリストです」
吉沢正巳さんは、300頭の牛と一緒に暮らしている みんな被ばくをしている
「茶色い牛は日本特有で、黒いのとは全然違うんです 出荷できませんし、食べることもできません 譲渡も 売買も、よそに持ち出すことも、政府に禁じられています」
東電からは2千万円の賠償金を受け取った
「7.9マイクロシーベルト…」
「7.6マイクロ この辺りは高いです」
吉沢さんは 危険にもかかわらず ここに残る決意をした
人生の最後まで、群れにエサをやる 牛飼いでいたいんです 牛を売れなくても、もう関係ないです 原発事故があった… 仕方ないんです 原発が爆発してしまったんだから…何が起ころうと 最後まで、生き物たちの世話をするんです 残りの20年
しかも、牛たちは病気だ 事故から一年 皮膚に白斑が現われた。


2012年8月から、白斑が出はじめました 黒毛牛ですが、首や背中や体のあちこちに、白い斑点が出ています すこし減りましたが、こっちの牛にも出てます 被ばくをしているせいだと思います 皮膚や色素の変異みたいなものでしょう」
事故以来 200頭以上の牛が死んだ 原因は不明だ 政府は獣医を派遣して調査を行なったが結果は一度も送られて来ない
「この牛は突然死にました 健康に見えたのですが、突然元気がなくなって、原因はわかりません 子牛も一緒に死にました」 原因不明です 元気だったのに…」
一頭ずつ死んだ牛のために、慰霊碑を建てているしかし自分自身の体調については語りたがらない
「DNAの検査を二度ほど受けました 大丈夫だと言われました 少し心配な部分もあるけれど、 標準の範囲だと言われました 若い人ほど心配だそうです 私は来年60歳になるので…そんな年だから もう心配ないんです」


それでも われわれに 診断書を貸すことを承知してくれた 検査によれば、彼のDNAは損傷を受けていた 問診をした日本の医師は、手で書き込みをしている:
“やや高めですが心配ありません”
しかし別の医師はこの記述に憤慨した チェルノブイリ事故後 ウクライナで、長く働いた医師だ
「ある畜産家が検査でDNAの損傷を認められましたが 医師は問題ないと言っています」

(河田昌東 分子生物学者)

「それはお医者さんが言ったんですか?とっても危ないですね」

「上昇がどういう意味を持つのかは、わからないのです わかるのは、体内で何か大変なことが起こっているということです」
「DNAが損傷すると何が起こるのですか?」
「発癌リスクが非常に高まります」
「しかしチェルノブイリでは癌も増えましたが、他の病気も多く現われました」
「実は、癌はチェルノブイリ事故後に 現われた病気の10%に過ぎません 多かったのは心臓病です セシウムは体内に入ると、すい臓と心臓に溜まるからです それから体全体に広まることが、わかってきています」
福島では、こうした健康被害リスクが、011年3月以来、現実にある 原子炉建屋が次々と爆発し、高濃度の放射性プルームが放出されたから 甲状癌の蔓延を恐れて、日本政府は大規模な健康調査を実施している 0から18歳の36万人の子供が、 ホールボディーカウンター測定と甲状腺の超音波検査を受けなければならない しかし保護者にとって 検査は良識的とは言えない。


郡山市 原発から50Km ここも放射能雲が通過したため ひどい放射能汚染をしている 住民は子供の心配をしている
「見て まだ毛があるよ」
「うん 僕 毛があったの」
野口とき子さんは、二児の母親だ
十三歳のユメちゃんと 九歳のダウン症児 リンタロウ君 リンタロウ君は、原発事故直後に髪の毛を失った 医者によるとストレスが原因だ 
「一番危険だったのは、3月15日だったと思います 爆発後 何時間のタイムラグがあって 放射能が風に乗ってきたのが、15日だと思います それが15日の雪雲で、郡山市に降り注いだのです」
昨年 ユメちゃんとリンタロウ君も、県民健康管理調査に参加させられた 甲状腺の超音波検査を受けたのだ
「甲状腺検査を受けるためには、保護者はサインと捺印をします 結果は子供の名宛で郵送されます “野口リンタロウ様”とあります 封筒には“親展”とあるので、彼しか開けられません まだ小学校四年の身障者なのに!それで私たちが開封しました 結果は、20ミリ以下ののう胞があると、それだけです 数もサイズも図も無しです 最後に“A2判定”だとあります 次の検査は二年後だそうです 信じられません!のう胞があるのに 二年も待つなんて!ショックもありますが、 怒りの方が大きいかな…
とき子さんの子供は、二人ともA2判定だった 保護者に渡された書類によれば
検査結果は次のように分類されている。
A1判定=甲状腺に異常は見られませんでした
A2判定=のう胞 または結節がありますが 問題はありません
BとC判定は二次検査 または 手術を必要とする
この不十分な情報に 保護者は安心することができない すでに75人の甲状腺癌と疑いが、発見されているだけに、なおさらだ 通常の発症率の十五倍だ 各地で、真実を探るための協会が動き出した その一つ 三春村も 放射能雲の影響を受けた地域だ この日 学校の体育館で、たくさんの家族が順番を待っていた。


「ここの黒く見えるシミが、のう胞と呼ばれるものです」
この医師は甲状腺癌のスペシャリストだ ボランティアで検診を行なっている
「甲状腺の左側に結節があります サイズは 8.2×3.6ミリ…」
福島県の甲状腺検査は、信頼できないと、彼は言う そして権威機関の主張とは逆に、日本で癌が多発する恐れがあると言う
(西尾正道 北海道がんセンター院長)「15年か20年後には、大変な状況になる可能性があります 今の日本では 地上1mの線量が、年20mSv になる場所に人が住んでいます チェルノブイリの基準ならば、住民を移住させなければいけません 年間3mSv以上で移住でしたから しかし日本は年20mSv まで、居住を許しています このままでは大変なことになります
およそ100家族が、西尾医師の診察を受けに来た
「結果はいかがでしたか?」
「問題ないそうです」
「安心しました」
政府が沈黙する中 こうした協会が、人々にわずかな安心と希望をもたらす

(鈴木薫 いわき市市民放射能測定室事務局長)
「特別なことをやってるわけではありません 私たちのまわりは、放射能だらけです いつ次の爆発が起こるか、わかりません 私たちはそういう状況に生きてます そんな中で、子供たちを放射能から守るには…私たちは殺されかかっているようなものなので…何かしなければなりません とっても受身な姿勢ですが、闘わなければなりません


日本政府は信用ならないと評価されている その政府を相手に、闘うすべのない保護者たち 事故後 政府はこのアドバイザーを任命し、すべてが始まった このビデオはインターネット上でも拡散された 山下医師の発言は、日本中を震撼させた
「放射能の影響は、ニコニコしている人には来ません クヨクヨしていると来ます これは明確な動物実験でわかっています」
山下医師は、われわれの取材依頼に応じなかった その代わり、後任者に会うことができた 鈴木医師だ
“保護者が不安に思う必要はない”と 彼は言う
「二人に一人の子供は、医療措置を受ける必要がありません」
「のう胞があるのに?」
「はい 問題ありません」
甲状腺癌の数もまったく異常ではない と、鈴木医師は言う 一番危険なのは、不安をあおることだそうだ
(鈴木眞一 福島医科大学付属病院病院長)
「放射線は目に見えません 放射線による被害は、すぐには現われません ですから事故当初、みなさんが心配をされたのは普通です しかし、私の個人的意見ですが、放射線よりも放射線への恐怖の方が 日本人に大きな影響をもたらしています 放射線を怖がるのが、一番いけません わかりますか?」


だが疑いがあるのか、福島大学は 巨大な放射線影響研究所を建設中だ 2016年に開業予定だ 日本は、暗い時代の到来に備えているわけだ 不可能なモノの制御を、試みるため日本政府は 原発から60kmの福島市に原子力災害対策本部を設置した すべての関連省庁がここに集まっている そして原発を所有する東電もいる 広報班長の木野正登さんn事故当初から、本部を指揮している 彼の任務はまだまだ続くだろう
(木野正登 原子力災害対策本部(経済産業省))「もう三年近くここにいます 今のところ、後どれくらいここに、いなければいけないかわかりません 放射能がなくなるまでは 30年 40年かかるでしょう ですから、まだ長い間、ここで働くことになるでしょう」
原発を解体するのに40年 しかし目下、メルトダウンした原子炉を冷却しなければならない 常時 水を掛け続けるのだ 非人間的な仕事だ 漏水ばかりしている 何百人もの作業員が危険にもかかわらず  リレー作業を続ける 汚染をなんとか遮蔽しようと、応急処置をしている 毎日300トンの高濃度汚染水が、太平洋に流れている
「みなさん 環境の心配をされています 高濃度汚染水が海に流れていますから 当然です、特に漁業の方は心配されています 一日も早く、汚染水の問題を解決しなければなりません」
原発から海に漏れる汚染水が、 魚を汚染させている 昨年水揚げされたこのアイナメは、基準値の2500倍の汚染をしていた 漁業は沖合い40kmまで禁止されている いわき市のトロール船は、外洋まで操業に出なければならない 捕獲が許可されているのは、約四十種類の魚だけだ その一部は検査に出さなければらない 港では、県の役人が待ち受けている
「魚は研究所に持って行きます 放射能の検査をするためです」
この数ヶ月 県の検査結果は、魚を売ったり食べたりするのに安心な値になってきている
「食べるんですか?」
「もちろん タコ」
「生で?」
(鈴木みつのり 漁師)「もちろん 食べるよ 汚染ないもの 放射能ゼロだもの これも放射能ゼロ」
タコやイカは、放射能に敏感ではなく 漁を許されている数少ない魚種だ しかし漁師たちは、全面解禁を願っている
「常時モニタリングしていると、基準値超えの魚も見つかります 100ベクレル以上ということです でも検査のたびに、値は下がってます 政府は、とても慎重なんです だから、何百回も検査して、はじめて漁の許可を出します」
日本政府は、汚染の続く限り、漁業を監視・制限すると宣言している 日本気象研究所も、モニタリングに参加している 青山道夫は、2011年以来政府の委託で、太平洋の放射能の拡散を観察している そして安心できる見解を表明した
「福島原発から流出した放射能は、まず黒潮に乗ります そして東に進みます ただしそれほど東進しません 2011年冬から2012年春にかけて、汚染は東に流れました そこで冷やされて沈みます 深く沈んだ後、方向を変えて南に向います そして西に戻ります 日本に帰ってくるのです こうして一部は日本に帰ってきます 福島から2500~3000キロに、運ばれた放射能は水深400mまで沈んでしまっています」
青山教授によれば太平洋の生物には、まったく危険はないということだ


「絶対ですか?」
(青山道夫 気象庁気象研究所)「太平洋の魚はまったく問題ありません」

「危ないのは、福島原発に接する海域の魚だけです ここで育つ魚の遺伝子は、放射能でほんのすこし傷ついています けれど外洋の魚は、浅い所でも、深海でも、まったく大丈夫です 放射能が蓄積していも関係ありません」
「魚は食べて大丈夫なんですね?」
「大丈夫です 私も食べてます」
この青山教授の説は、東京のある科学者を困惑させた
崎山比早子さんは、この日、放射能情報センター(原子力資料情報室?)に招待されていた 放射線科学研究所の所長である崎山さんに
青山氏の説を話してみると…
「魚が高濃度汚染水の中を泳いでも、まったく問題ないそうです」
(崎山比早子 福島原子力発電所事故調査委員会委員)ほんとに!?」*崎山氏より海洋学は専門外と断りがありました
「そんなこと聞いたことありません 海洋学の青山先生ですよね?魚が出られないように、網は張ってあるけれど汚染水は自由に流れるから…セシウムは砂や泥について、水の底に沈むけれどそれを食べる魚だっているし、回遊してくるから もちろん影響はあります 影響がないなんて、あり得ません」
「(私は専門外なので)何故、彼がそんなことを言ったのか わかりません」
日本政府は大丈夫と言っているが、太平洋汚染の危機は現実ということだ太平洋の向こう側では、その危機感が広まっている

アメリカ…サンフランシスコ
毎週ボランティが達が、流れてくる津波の瓦礫を清掃する 環境を守ろうとする彼らにとって、 今回の汚染は大惨劇だ
「海は私たちの命です 地球の70%が海です 原発事故は、もちろん、海に影響を与えます 悲劇です 日本からアメリカまで、生態は被害を受けるでしょう」
津波による瓦礫の大部分は、今年の春、アメリカ沿岸に届くはずだ しかし科学者が一番心配しているのは、生態への影響だ
ニューヨーク州ストーニーブルック大学 この海洋学者は放射能汚染したマグロの切り身を保存している 太平洋産のマグロです サンディエゴ沖15~150キロの海域で捕獲されました分析の結果 福島原発由来のセシウム134と137が検出された
(ダニエル・マディガン ストーニーブルック大学生物学研究者)「このピークは、福島の放射能でなければ現われません セシウム134がとび抜けている以外には、目立ったところはありません」
カリフォルニア沿岸中で、科学者グループは動き出している ダニエル・ハーシュ教授は、リフォルニア大学で原子力政治学を教えている 福島原発事故は、地球規模の被害をもたらす大惨事だと言う
(ダニエル・ハーシュ カリフォルニア大学原子力政治学教授) 「放射能に、安全なしきい値のないことは、わかっています 海に流された汚染水によって、被ばくの危険は上昇しました どの程度かはわかりませんよ 福島原発事故は世界規模の事故でした 被害はグローバルに出るでしょう どのようなものかはわかりませんが、人類に現われる健康被害は膨大でないにしてもゼロということもありません」
太平洋汚染への不安からカリフォルニアでは、人々は警戒を怠らない

ヨーロッパはどうだろう?海は影響を受けなかったが、放射能雲は届いていた その大きさは?フランスの科学者達は、それを突き止めようとした
パリ近郊
「大事故… そう 大惨事でした」
IRSNは福島由来の放射能雲の通過コースをシミュレーションした これがその結果だ
「プルームは太平洋に広がり、北米大陸に向かい合衆国とカナダの間 そしてカリフォルニアのアメリカ沿岸に達しました そのまま北米大陸 特にアラスカに広がりました ボストンから大西洋に抜けます 北極圏からも広がっています そしてスエーデンから北欧に入ります 東欧に達し 南北と東西に流れながら徐々にフランスにも広がりました」
「フランス人に危険はなかったのですか?」
(オリヴィエ・イスナール  フランス放射線防護原子力安全研究所・放射線防護課副課長「ありません。十分に低いレベルでしたから ヨーロッパに住む人には 健康被害は出ません」
だが独立の立場の専門家は、そんなに簡単な問題ではないと言う 確かにヨーロッパの放射能汚染は、少なかったがリスクは現実だったと、クリラッドの専門家は言う
「フランスの住民も、福島の放射能をある程度受けました 呼吸と食物を通してです」
「幸い、 チェルノブイリの時の1000分の1程度でしたので 例えば安定ヨウ素剤の服用と言った勧告を行なう必要はありませんでした とはいえ、あらゆる追加被ばく量は、健康リスクを上昇させます ですから、長期的な目で見て、影響がないと断言することは不可能です」
「これは日本以外の世界中の人に言えることです」


ふたたび日本
南相馬市 福島原発から20km いわもとてるおさん 退職者 三歳の時から、地元の川で釣りをしている 祖父に教えてもらった彼の生活スタイルなのだ
「ナマズ」
「食べられますか?」
「いいえ」
「どうして?」
「放射能に汚染されてます たぶん1000ベクレル近く」
「危険ですか?」
「ええ 今の日本の基準が、100ベクレルです 太田川は900とか、1000ベクレル出てます」
いわもとさんは鰻釣りの名人だ 日本人の大好物だ しかし高濃度汚染しているので、もう食べられない 自宅に戻って、検査するために鰻を切り刻む
原発事故以来彼の趣味は終わった
「定年退職して、人生を、これから楽しもうと思っていました まさにその時 原発事故が起こったんです こんなこととは、関係なく生きたかった 放射能測定なんてこととは…」
「いつかまた川の魚を、食べられる日が来ますか?」
「私の生きている間は、来ないでしょう」
いわもとさんは自主的に、放射能測定を行なっている それが義務なのだと言う 未来の世代が、この悲劇を繰り返さないように 故郷の川と…これほど多くの人生を破壊してしまった悲劇



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http://causeiloveyou.tumblr.com/post/79262494547/3-11

以下転載

3/11 報道ステーション 書き起こし
【特集】福島県で震災当時18歳以下の子ども約27万人のうち33人が甲状腺がんと診断。原発事故との関連性は?真相を求めてチェルノブイリへ

甲状腺ガンのことを他に喋ると就職にも差し障るかもしれないから黙っていた方がいいと医師に口止めされた人がいた

証言してくれたお母さんの息子は年間85mSVを超える場所でサッカーの練習などしていた。診断は福島県立医大のみ可能。他の医院は検査しかできない。個人病院で診断を受けようとしたが断られた。他の病院では福島県立医大と同じ検査方法を取らないといけない。受診者は流れ作業のようだったと。県の審査に批判的な診療所を訪ねた母親。院長は県の審査が患者に直接説明もしないやり方であることに対してそんなやり方は「あり得ない」と。

県の検査は情報開示請求までしないと詳しい検査結果を知ることができない。県立医大側は渡すことも考えたが「渡すことによる不利益?もあるので実現しなかった」県の第三者委員会は甲状腺癌に関して「原発事故の影響は考えにくい」としている。通常100万人に2-3人と言われる甲状腺癌の発症が福島県では27万人中33人

これまでの甲状腺癌は自覚症状があって発見。今回はスクリーニング。数が多く見つかるのではという意見。チェルノブイリは4-5年で甲状腺癌が増えた。0-4歳が多かった。福島ではこの年齢層が見つかっていない。だから影響は考えにくいと福島県立医大教授。

チェルノブイリ取材。子供の甲状腺癌と原発事故の関係は?キエフにある専門病院。事故当時子供だった世代を中心に検査。異変は4-5年後から。急速に子供達の甲状腺癌が発見されるように。広島や長崎のデータを元に、甲状腺癌は早くても8年後からというのがチェルノブイリの時の常識。4-5年後ということで最初は無関係とされた。しかしデータを多く取り関係性を追った。ヨウ素の半減期が終わる前に生まれた子に発症率が高いことを医師が突き止めた

コロステン検診センター。最初は触診だった。十分ではない検査体制。事故後4-5年で高性能の機器。ならばそれ以前にも実は発症があったのではないか?福島で4-5年を待たずに見つかっている子供達の甲状腺癌は?ウクライナの医師は線量がチェルノブイリより遥かに低いし関係性は考えにくいとしているが、検証するためのデータが決定的に不足している。

内部被ばくデータの不足。初期の検査体制の不足。それを止める力が働いた。飯舘村で行われた初期検査で詳しい検査を勧められた子供に対策本部は拒絶。機器が持ち運べない。不安を与えるからと。初期の段階の住民被ばくを調べようとした研究者。浪江などで検査をしようとしたら 不安を煽るなと福島県の担当からストップ。 放射線量の被ばく量がわからないために、関係性を調べることが難しい。なぜか皆が「静かだった」と研究者

福島県は止めたことはないと言うが県立医大と二人三脚。毎日記者は情報の公開度が低い。独占している。被ばくの影響はないとすることが前提になっているのではと。県の担当は批判があることは知っているが何のメリットもないと否定。毎日記者。福島県の産業復興を県は考えてやっているのではないか。初期の検査をしなかった。あるいは「不安を煽る」として妨害した国や県の責任はどうなるのか。



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みなさんがいなかったら 綿しったいはこうしてここにいられなかったかもしれない、自分の身もかえりみず 放射能と戦ってくださったみなさん ほんとうにありがとうございました、おつかれさまでした。

→ こちら

夜、電話が鳴る。「明日、現場を離れろって言われた」。電話口から沈んだ声が聞こえる。「被ばく線量がいっぱいになっちゃって。次に戻って来るのは2年後かもしれない
いわき市に通いながら、東京電力福島第一原発で働く作業員の取材をしている。事故から3年。これまで何とか現場に踏みとどまってきたベテランも、5年分の被ばく線量の上限に達し、次々去っている。事故直後、作業員の結束は強かった。いわき市の旅館やホテルで共同生活をし、暗いうちに現場に向かう。水素爆発でめちゃくちゃになり、放射線量も分からない現場に、震えながら行った人もいた。「現場では被ばくのことなんて気にしてられない。みんな必死で作業をしている」。被ばくのことを尋ねると、口々に言われた。
避難生活をする家族と離れて暮らす地元の人も多かった。働き続ける理由を聞き、「俺ら故郷に帰ること、まだ諦めていないから」と言われたときは何も言えなかった。避難先で亡くなった家族のことや、新しい環境になじめない子どもの話を、泣きながら何時間も話した人もいた。


今、ベテランや技術者不足が深刻になっている。現場によってはベテラン不在で作業が長引き、被ばく線量が増え、疲労が蓄積する悪循環が起きている
平成23年12月の事故収束宣言後、コスト削減で待遇が悪化。競争入札が進み、仕事が安定せず、作業員が次々離れていった。長年働く男性は「被ばく線量がなくなったら次の人と交代。俺らは使い捨てだ」と吐き出すように話した。大企業は配置換えができるが、下請けや孫請けの作業員には次の仕事の保証はない。心を残しながらも、生活を考え去った人もいた。
昨夏以降、汚染水漏れや人為ミスが相次いだ。「被ばくをしながら必死に作業をしても褒められることはないが、何かあればすぐたたかれる」とベテラン男性。その場にいるとすぐ死ぬような高線量だという誤った報道もあり、何人もの作業員、「もうやめて帰ってきて」と心配する家族から電話がかかってきた。危険な場所で働いていることは家族に言えないと、つらそうに話す男性もいた。
 「作業は今後何10年も続くのに、報道されなくなった。忘れられるのが一番怖い」とつぶやいた作業員の一言が忘れられない。彼らがいなければ、事故収束も廃炉もない。被ばくと闘いながら現場で働く人たちの「福島を忘れないで」という思いを胸に、今後も伝え続けたい。

■原発作業員の被ばく線量限度 国は「5年で100ミリシーベルトかつ1年で50ミリシーベルトを超えない」と定めている。事故直後は一時250ミリシーベルトまで引き上げた。平成23年11月に元に戻され、同年12月16日の政府の事故収束宣言後は「緊急作業」ではないことになった。多くの企業は余裕をみて年間15~20ミリシーベルト、5年で70~80ミリシーベルトに上限を設定。事故から3年を前に被ばく線量が上限に達し、ベテラン離れが深刻になっている



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『オリンピックは汚染隠し』

福島第一原発事故発生から三年が過ぎたが、今でも緊急事態である。2020年日本はオリンピックを開催する。日本政府は世界を安心させようとした。

とあるホテルで放射能汚染の専門家に会えることになった 大きな研究所の責任者だ しかし大学やホテル、町の名は極秘だ 研究内容も放映できない、素性がバレる手掛りは、いっさい放送しない約束だ。

去年の十月初旬までは普通に話すことができました ところがその後 行政からの指示で、テレビに出たり マスコミと接触することを禁じられました オリンピック開催地の選考で、安倍首相は宣言しました」
「“福島はコントロールされている” その後に出た指令で私たちは調査結果をマスコミに発表することを禁止されたのです
「どのような調査なのですか?」


「福島第一原発事故後の現場のあらゆる基礎データです 私たちは現場でサンプル採取し汚染を検査しています 本当はコントロールなどされていません」
指示に従わなければ 予算は停止し同僚はみんな失業する それを恐れている。
「どっちみち日本のマスコミは、このテーマを避けてます」と彼は言い足した

われわれを案内するのは、京大防災研究所の山敷庸亮氏 山敷氏たちは海や河川の放射能汚染を調査している 東電や政府の主張では 汚染は原発に隣接する水域に限定されている 山敷氏たちは仙台湾の海水と土を採取する 福島第一原発からは、80キロ離れている 原発から遠い場所の取材は、われわれにとって初めてではない 調査結果は衝撃的だった。

『 阿武隈川流域一体 汚染 そして海へ 』

「汚染は直接フォールアウトがあった所や原発が水漏れしている所だけだと最初は考えていました しかし阿武隈川流域一帯が、汚染していることがわかったのです 私たちの試算では毎年10テラベクレルのセシウムが川から海に運ばれています 事故当初に原発から海に流出した量とほぼ同じです」

阿武隈川は原発から遠いだけに、この結果は衝撃的だ それでも河床は高濃度のセシウムに汚染されているのだ 原因は 雨や雪が降下した放射性物質を洗い流すことだ それが小川や支流に運ばれて、阿武隈川に集積する そして川から海に注ぐ つまり食物連鎖は 今後何十年もセシウム汚染され得るということだ  誰も注意しない汚染源から…

「この二、三年誰もこのテーマに注目しませんでした 国や地方行政は市町村の除染に夢中です でも海に汚染が流出してることには、注意を払いません この事実は無視されてるわけです」
日本政府は原発周辺の海では、漁業を禁止した。しかし80キロ北の海域は関係ない。

一週間後 京都近畿大学で河口の泥土サンプル分析結果を山敷博士が見せてくれた 海流や地形に応じて太平洋のセシウム汚染レベルは異なるが、場所によって汚染値は、はっきり上昇している
「状況はコントロールされてるのですか?

日本政府のトリック 危険100Bq/Kgから8000Bq/Kg 以下は危険ではない 』

「難しい質問ですね…調査結果はいったん置きましょう これは許容基準値の問題だからです 日本政府は基準値を改定しました 新しい基準値では8000Bq/Kg 以下は危険ではないんですよ でも事故前の基準値は、100Bq/Kgでしたから驚きです
「調査結果をもう一度確かめましょう どれも8000ベクレル以下でしょう? するとみんな大丈夫だと安心して、忘れてしまうのです でも私とってこれは、とても高い汚染値です」
「人々はもっと注意するべきですね」
「誰もこの結果に注目しなければ、政府は何もしません」

こんな簡単なトリックで政府は窮地を脱しているのだ 許容基準値さえ引き上げれば、問題は解決し 対策もいらない “臭いものにはフタ”というわけだ。

双葉町は 福島第一原発と目と鼻の先にある。特別許可を得て 数時間だけ滞在が許されるいわゆる“閉鎖区域”だ。ここに住むこととは、おそらく永遠に誰にも許されない。町のキャッチフレーズは、「原子力 明るい未来のエネルギー」。


それは別の時代のことだった 元双葉町町長 井戸川克隆さん、古いサムライの家系出身だ。五百年以上この地に続いた家系である。名誉 誠実 責任感が、家訓として代々伝えられてきた子孫の私は井戸川家の墓守です、ご先祖様の墓を守り世話をする義務があります。そして次の世代に伝えなければなりません、しかしこの状態では引き継ぐ人は誰もいません。一生の間 ご先祖さまに妻としての誇りを伝えたいと思ってました。それができないなんて胸が引き裂かれる思いです」
戦争、地震、津波を乗り越えた井戸川家の歴史が、今 双葉で終わろうとしている


誰も原発事故の責任を取らない恥知らずばかりだ…電気会社がこんなに勝手にふるまえるのは日本だけです。彼らは自分のことしか考えていません。政府はやりたい放題やらせ政治家は原発ロビーのいいなりです。それを世界中の人々に知っていただきたい

『制御できない汚染水 環境に放出された放射能はチェルノブイリと同じ』


京都大学の原子炉実験所。小出裕章と会える約束だ。40年間 原子力物理を研究している小出氏は、事故発生当時から福島の状況を見守っている。なぜ福島がコントロールされていないか彼は説明してくれた
「一号基から三号基の溶けた燃料がどこにあるのか誰もわかりません。けれど冷却は必要なので建て屋に送水を続けています。溶けた燃料のせいで水は汚染されます。建て屋は割れ目だらけなので地下水が流れ込みます。東電はこの水を循環させると言ってタンクに一時貯蔵しています。けれど全部の水は回収できません。原発敷地一帯が放射性の泥沼のような状態になってしまいました。周辺の井戸水からは高濃度の放射能が検出されました。もちろん一部は海に流れています」

全面水浸しのフロア どこかこの下に溶けた燃料がある 最新ニュースによれば 井戸水から500万ベクレル/リットルのストロンチウムを発見していたことを東電は半年間隠していた 今でさえ毎日200トン以上の高濃度汚染した地下水が海に流れている さらに回収される汚染水40万リットルを毎日タンクに貯蔵しないといけない 総量は今では四億リットルを超えたひどい事故も多い 東電が経費を削減したタンクは放射能に耐えられず、始終水漏れをするからだ。

「政府は これまで放出された放射能は、広島原爆たった168発分だと言っています。チェルノブイリの五分の一です。しかし福島からは常に汚染水が海に流れています。私はこれまで環境に放出された放射能は、チェルノブイリと同じ量だと思います。しかも福島は現在も進行中です

『東電は遮水壁をつくらなかった 金がもったいないから』


しかし何故ここまで放っておかれたのか?われわれは東京で馬渕澄夫を訪ねる 事故当時の大臣で事故応対担当官だった 事故発生後すぐ 東電が事故の大きさを隠ぺいしていると疑った。
「汚染水が流出しているかと聞くと東電はしていないと答えました 地下水は? と聞くと心配する必要ないと東電は答えました 私は疑惑をもったので専門家に地下水の調査を命じました」
たちまち東電の嘘は明らかになった
馬渕が集めた企業や科学の専門家チームは、一日に10万リットルの地下水が、原発に向って流れることを突き止めた 原発で放射能汚染したその水が太平洋に流れる恐れがある。早急に阻止しなければなりませんでした

 「時間がない すぐに遮水壁を建設しなければ…」
事故発生から3ヵ月後の六月十四日 馬渕氏は記者会見を行なって、計画を発表する予定だった 原発地下に粘土製の遮水壁を建設する計画だ しかし東電が反対した。ZDFは記者会見の前日に書かれた東電の機密書類を入手した。

“現在有価証券報告書の監査期間中であり会計監査人が建設の見積もりの記載を求める可能性が高い“

さらには:

“…市場が厳しい反応を示すことになりかねない。市場は当社が債務超過に一歩近づくと評価するだろう。これは是非回避したい。“
裏で工作が行なわれ記者会見は立ち消えた原発には今も遮水壁はない。


「金を出したくなかったのですね」
「私はうるさく要求を続けたので間もなく解任されました」
「私を切れば 私だけでなく専門家チームも全員いなくなりますから」

舞台裏で糸を引く目に見えない強大な原発ロビーとは 企業、銀行、政治家、官僚、科学者、そしてマスコミから成る この“原子力ムラ“に反抗すると首相でさえ退任に追い込まれる  彼に浴びせられた中傷は、後にすべて嘘だったことがわかった 事故から3年たった今、彼は批判の声をあげる。

『原子力ロビーの策謀 それが 安倍を首相にすること』


「背景にあったのは原子力ムラの要求です 菅直人を早急に首相の座からおろせという陰謀でした」
「そう思っています」
そして原子力ムラは、この男を担ぎ出した現在の首相安倍だ。


2020年オリンピック開催地を選考する会場で、安倍は日本の新たな信条を世界に向けて宣言した

「福島の心配をされる方もいらっしゃるようですが 現場はコントロールされていると保証させていただきましょう 現政権は原子力ムラの人員を諮問委員会に登用しています 新しい原発の建設を推進する人たちです 彼らは今 反撃を始めています」

『牛の白斑 政府 殺処分を指示 証拠隠滅』  カネボウ白斑を思い出してください

畜産農家吉沢正巳さん 牧場には350頭の牛がいる 視界には原発も見える 閉鎖区域の端だ かつて畜産は繁盛していた しかし2011年3月の原子炉爆発で、すべては終わった 牛はもう売れない。
そのワケは…
「こういうところの草を食べてるから 放射能汚染した草を一年中食べている そのせいで 皮膚に白斑が出るのだと思います 牛は外部被曝と内部被曝の両方をしてるんです 犬だって被曝してます」
吉沢さんは生き物を見捨てられず、外からエサを入手して与えている
-寄付金も寄せられるが牛には足りない。牛たちを調査すれば、放射能の影響が突き止められる すでに影響は確認できると、吉沢さんは信じている。


「こんな風な…こういう斑点です」
「昔はなかったのですか?」
「40年牛を飼ってますが、こういうのは初めてです」
「原因は何でしょう?」
「獣医も皮膚病ではないと言いました」
「皮膚病ではないのに、こういう白斑が出るんです どうしてなのか、私にはわかりません 昔から牛を飼ってますが…こんなことは初めてです 放射能の影響を考慮せずには、原因は突き止められません」


近所の農家の家畜にも同じナゾの現象が現われている 行政から検査チームが派遣された その結果 緊急指示が出た。

「政府は 二度検査を行ないました 科学者がたくさん来て何もかも調べました その結果 殺処分せよという指示が出たんです 生かしておくと困ることになるから、だから殺処分しろと でも私は殺しません 政府が牛が生きていると困るのは、証拠が残るからだと思います だから牛を処分しろと」
しかし汚染しているのは、牛だけではない

双葉町に戻る かつては住民一万人 ほとんどが原発で働いていた 町は今では原発事故閉鎖区域だ 原子炉が爆発した時、多くの住民が高い被爆をした 井戸川町長もその一人だ。


「ちょうど病院を避難中で、患者さんや職員が車に乗ろうとしてました その時 凄まじい爆音がしたのです 最初の爆発です 直後に灰が降ってきました とても強い放射能だったと思います みんな死ぬのだと思いました」

事故後初めて井戸川夫妻は、双葉町の家に帰る 除草剤を持参した 二度とここに住めないと、まだ受け入れられないのだ 首都圏のこの学校が、つい最近まで二人の仮住居だった 原発事故被害者およそ千人と一緒に… 井戸川さんは死の灰を吸って以来、喉の痛み 頻発する鼻血 目や胃の痛み 疲労感に苦しんでいる
爆発後 行政は内部被曝の検査を実施した 放射性ヨウ素とセシウムが、何十万ベクレルも測定された しかしその影響については、何も教えてもらえない。


「福島医大は 事故の放射能で健康被害の出た人はいないと言っています でも直接被ばくをした私たちは未だに何の検査も受けていないのです 真実を知り きちんと治療してほしいと私は思います」
2011年に福島で行なわれた説明会のビデオを見れば日本政府が健康被害をどのように扱っているか はっきりわかる

福島の医療トップアドバイザー山下教授 彼を任命したのは日本政府
放射能の被害はニコニコしている人には来ません しかしクヨクヨしていると来ます これは動物実験でも証明されています
日本政府は非人間的です それがはっきりわかりました 私たちはバカにされているのです 色々な思いがありますが…非常に激しい怒りを持ってます」

『 除染 失業者 ホームレスをつかいヤクザに儲けさせる日本のシステム 』

(テロップ)仙台駅 福島原発から100Km
仙台駅  除染作業員がここで集められていると聞いた ようやく接触に成功するまで三晩かかった 取材を受け付けてもらうのはとても難しい 身の危険につながるからだ。


「もちろん危険ですよ ヤクザの儲けにかかわるから 彼らの商売に影響を与えるから…」
地方一帯を除染するという作業は、何十億という利権にかかわる 福島県の大きな面積がフォールアウトで、居住が不可能になってしまった 政府は除染をして、住民を帰還させようとしている そのために何百万m3 もの土を除去するのだ 県内いたる所で土が掘り返される 多くの労働力が必要だ しかし仕事は危険だ そこでヤクザの出番になるのだ。


「どういうビジネスなんですか?」

「ヤクザは現場の仕事には関係ない、ヤクザの手先が人を集めて福島に派遣するんだ」
「どこで? どうやって?」
「借金のある人や失業者が相手だ 稼ぐ口があると声を掛けてくる だが実際に給料をもらってみるといくらもない」
「どれくらい?」
日当四千から七千円 その10~20%がヤクザにピンハネされる
ホームレスは特に好んでターゲットにされる それにはワケがあると、今井誠司牧師が教えてくれた 彼は昔から仙台のホームレスの面倒を見ている 震災後ホームレスの数は、明らかに増えた 震災と原発事故で何十万人が、家財一切を失ったからだ

(テロップ 今井誠司・牧師・ホームレス支援者)
「ホームレスは住所も定職もないので、普通の仕事につけません ところが原発産業では働けるのです 除染ですとか 原子炉の収束作業です 危険で誰もやりたがらないので  一番弱い人間が使われるのです


ヤクザに雇われた彼らは、下請け会社を通して 危険地域に送られそこで単純作業をさせられる 住所不定で 家族もなく、次の仕事を逃してしまう不安から 福島で働いたことを彼らは隠す つまり原発産業にとって、これほど好都合なことはない
― と今井牧師は言う
実際に病気になっても何の証拠も残りません “福島には行ってない”と彼らは言いますから 嘘をつかざるを得ないのです 福島にいたという証拠は何もない ひどいです 金が一番大事で、人はどうでもいいんです 金だけの世の中です」
われわれの情報提供者も、ヤクザの手先として働いていたが、福島での仕事をやめたくて足を洗った しかし情報を洩らしたことは、非常に危険だ
「声や顔を出すのは、ものすごく危険だ」
「どんなことが起こりますか?」
「恐ろしい目に遭わされます 殺されなかったとしても ―酷いミセシメに遭うでしょう 身柄拘束して拷問とか…」
危険な仕事を請け負ったホームレスは、後に癌で死んでも闇に葬られる 原子力ムラに逆らった首相や大臣は 辞任に追い込まれる 事故の本当の規模は、科学者に圧力をかけてごまかす 何故こんなことが起こるのか?

『 政府 東電の野望 再稼動 新潟県 泉田知事は持ちこたえるか 』

(テロップ 新潟県 福島から西方220Km)
われわれは答えを求めて、福島の隣 新潟県に向った 世界最大の原子力発電所がここにある 日本が自慢する施設で、町の中心とは目と鼻の先の距離 福島事故の後は停止されているが、政府と東電は再稼動を望んでいる ふたたび原発を推進する最も重要な拠点だからだ われわれは県知事に会った これまでは与党自民党の支持を受けていたが、いつまで続くのか?彼は再稼動を拒否しているからだ
「現在の再稼動プランでは事故が起こった場合、銀行も株主も責任を取らないことになっています そのようにプランで決まってます 事故が起きたとき犠牲になるのは、またもや住民なのです 銀行や投資家が、被害を受けないのならば、彼らはまた危険をおかし、安全確保はないがしろにされます これはモラル・リスク・プランです」


ここでも何千憶単位の利益が、かかっている 東電社長は泉田知事の懐柔をこころみた
“福島の事故はコントロールされている” つまり事故が起きても、原発は制御できるというメッセージだ
「東電は真実を話しません」
「しかも今まで一切責任を負っていません “コントロールされている”というセリフは、まったく意味を持ちません 嘘を繰り返してるだけでなく対処しなければいけない問題とまったく向き合っていません 原発ロビーによる嘘や隠ぺいには、理由があります」と泉田知事は言う。


「日本には安全神話がありました 日本の原発は絶対安全で、他国のような事故は絶対起こらない それが神話でした 今再稼動のための議論を聞くと彼らが新たな安全神話づくりをしている気がします」

新たな安全神話づくり
双葉町元町長を怒らせる政策だ
「再稼動を言っている人々は、この風景を見ていません 特に安倍首相は何も見ていません 恥知らずとはこのことです
事故原発の持ち主東電は、現場をどのように評価しているのか? 本当に現場をコントロールしてるのか? “ウソツキだ!”という非難にどう答えるのか?
これらの質問を取材のため、東電に事前送信したところ、インタビュー予定はキャンセルされた…



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なんのことはない この記事は日本は原発の再稼動をして段階的に 30年もかけて原発をやめろといっている.....アメリカ政府の希望とおりということですね。

日本の過半数の国民はゲンパツの即時廃棄を望んでいると思いますが......


→ こちら


第一大破壊
いくつかの先進工業国が福島第一原子力発電所の事故とその後の惨状を見て、原子力発電に背を向けました。中には現在稼働中の原子力発電所も止めて、原子力発電の完全廃止に向け処理を進めている国もあります。しかしその国は日本ではありません。
「ドイツは福島第一原発の事故を受け原子力発電の全廃を決めました。アメリカでは原子力発電の継続に変更はありません。では日本はどうでしょうか?福島第一原発の事故が起きた日本では…」原子力発電に関する複数の著作のある館野淳氏がこう語りました。
「私たちは根本的な問題に関する公の、そして適切な議論をしていません。経済成長のために原子力発電による安価な電力供給が必要なのか?それとも原子力発電を無くし、安全な社会を築きたいのか?」

20年続いた経済停滞から抜け出そうと模索を続ける日本、その中心にあるのが東京です。多くのアナリストが2月9日に投票日を迎えた東京都知事選挙が、この問題に関する公開討論の場になることを望みました。では選挙の結果はどうだったでしょうか?結果としては原子力発電の廃止を熱心に訴えた、元首相を含む2人の候補が当選でき無かった事も含め、日本の原子力発電所を今後どうすべきか、その指針となるようなものは得られなかったのです。

アルジャジーラ抗議集会


しかし首相である安倍晋三氏はこの結果に満足し、選挙の翌日、数日のうちに「現実的でバランスのよい」エネルギー戦略を発表する用意があると語りました。複数のアナリストは、この政策にこそ現在停止している複数の原子炉を再稼働させる方針が盛り込まれるはずだと見ています。
しかし同時にもし安倍首相が、原子力発電所は安全になったという事を納得させられないまま、日本の原子力発電を福島第一原発の事故以前の状態に戻そうと急いだりすれば、国民から強い反発を受けるだろうと警告しています。「今回原子力発電の廃止を訴える候補者が落選しましたが、それが直ちに原子力発電の継続についてのコンセンサスが成立したということにはなりません。」
現在は退官した慶応義塾大学の政治学教授であった浅野史郎(元宮城県知事)氏がこう語りました。福島第一原発の事故で3基の原子炉がメルトダウンして以降、原子力発電に関して3年間四分五裂したままの国内世論が、今回の都知事選挙で一応集約されたようにも見えます。

これまでは資源の少ない日本が国際競争に打ち勝つためには、原子力発電が作り出す低価格の電気を必要なのだという政策がまかり通っていましたが、今やそうした政策の上に国民の新たな合意を築くことは不可能です。

アナリストは次のようにも見ています。基本的に、福島第一原発事故の惨禍がもたらした原子力発電の安全性に対する疑問は根強いものがあり、国民の間には心からの恐怖が存在します。同時に多くの国民の間には、原子力発電を全廃した場合に、日本経済は数十年間の間成長できない状態が続くのではないかという、未知の将来に対する恐れもあるように見受けられます。

原発止めろ
この問題に対しては、近年非常な勢いで国力を増大させた中国が東アジア地区における日本の影響力に挑戦する動きを見せ、緊急性のある課題が入れ替わったようにも見えます。

こうした状況に有権者の意向にはためらいが目立ちます。選挙では日本の経済成長政策、有名になったアベノミクスには、原子力発電の継続が必要不可欠であると主張する安倍首相が率いる自民党に投票する一方、世論調査では原子力発電所の再稼働に反対する意見が過半数を占めています。

こうしたこの国をどう前進させるのかという大切なコンセンサスを作れない状況は、原子力発電の停止によって不足する電力を火力発電で補う状況にもつながっています。このための輸入燃料費が、かつては多額の貿易黒字を誇っていた日本を貿易赤字国にしてしまいました。

目下において多くの日本人は、高額になりつつある電気料金については、省エネルギー対策を徹底して行うなどして対応しています。

そして、景気が低迷していた最中においてさえそうであったように、多くの日本人のための生活は比較的快適な状態を保っています。地下鉄は一分の狂いも無く発着を繰り返しています。国内は世界のほとんどの場所よりも安全な上、経済規模はまだ世界第3位の規模を誇ります。

16日抗議集会01


日本国内の高額の電気料金がきっかけで企業の海外移転が促進される懸念がありましたが、この点については、アベノミクス政策によって発生した円安と成長促進方針の下での企業収支の改善により、これまでは部分的に相殺される結果になったと経済学者は分析しています。

「人々はアベノミクスによる経済の全体的な底上げにより、目下のところはそれ程経済的に損失を受けているという感覚は無いはずです。」慶応義塾大学経済学部の野村興児教授がこう語りました。「しかしいずれ負担しなければならなくなります。」

 

現地の視察を行う安倍首相

現地の視察を行う安倍首相


安倍首相と経済界の彼の同調者もまた、次のように主張しています。福島第一原発の事故発生以来、国内に存在する稼働可能な原子炉48基をすべて止めてしまっているために、日本は毎年3兆6,000億円に昇る天然ガスを初めてとする火力発電用の燃料を輸入しなければならなくなっており、これはアベノミクスの経済効果に対する著しい脅威だと。

しかし、その安倍首相といえど、これまでは原子力発電所の再稼働を強行するわけにはいきませんでした。原子力安全・保安院に代わって設置された原子力規制委員会は、国内の原子炉について早計に安全宣言を行い、国民の猛反発を受けることを恐れています。原子力規制委員会は昨年7月に施行された新しい安全基準に、申請のあった原子力発電所が適合しているかどうか2014年1月に最初の決定を行うことになっていましたが、結局早くとも春までに具体的な決定が下されることはない、そうした見方が一般的です。


福島第一原発の事故現場で次々と発生した事故やトラブルは、人びとの原子力発電に対する懸念を一層深いものにしました。そして今後は福島第一原発の状況について包み隠さず公にすると誓ったはずの東京電力が、相変わらず事実の隠ぺいを続けたいたことが明らかとなった事も、その傾向に拍車を掛けました。

東京電力・役員


「正直なところ、どうすれば良いのかわかりません。」東京都知事選挙で、原子力発電の廃止を訴える候補の演説会場を訪れた、非正規雇用の会社員である35歳の男性、森川さんがこう語りました。「私は今回の選挙が原子力発電の無い日本への第一歩になれば良いと考えています。しかしそのために具体的にどのような方法を取れば良いのか、その点が解らないのです。」

このような考え方こそが、東京都知事選挙の結果に現れた日本人の複雑な心境を表現しています。勝利した枡添氏は、原子力発電推進の立場をとる自民党の推薦を受けましたが、枡添自身は漠然とした言い方ではあっても、原子力発電の段階的廃止を支持する発言をし、政権与党と一定の距離を置いたことが勝因の一つであるとアナリストは見ています。

明確に原子力発電の即時廃止を訴えた宇都宮氏、細川氏の合計得票数は190万票で、当選した枡添氏の得票数に迫るものでした。しかしその数字以上に、人々の脱原発への思いは強いという事を明らかにした選挙でした。放射性物質歩車の中でただ一人原子力発電の継続を公然と訴えた元自衛隊幹部の得票数は、上記の3人からは大きく離され、4位という結果に終わりました。

反原発デモ

しかしアナリストによれば、同時に今回の選挙において、かつて首相を務めた政治的に高い経歴を有する細川護煕候補と、細川氏を応援した史上まれにみる高い人気を誇った小泉純一郎元首相が掲げた、全原発の即時停止という高い目標には必ずしも納得していないことも明らかになりました。

選挙演説において、それまで原子力産業を後援する立場だった二人は、福島第一原発の事故を受けその方針を180度転換し、日本が原子力発電所を全廃しなければならない状況は緊急を要するものだと語り、もっと安全な再生可能エネルギーの開発の先駆者をめざせば、併せて経済成長への起爆剤の一つとなり得ると主張しました。しかし多くのアナリストは、与党側の候補者が当選をしたという事実は、有権者の多くは細川氏と小泉氏の主張は現実性に乏しいと感じたことを表していると語っています。

組織内部における意見の亀裂は、原子力発電の継続について一枚岩の結束を誇っているように見えた実業界でも表面化しました。原子力発電所の再稼働を公然と要求する数少ない団体であり、日本を代表する議会工作のための実業家団体である経団連ですが、内部では若い経営者による離反が始まりました。

放射線測定


こうした亀裂は安倍首相率いる与党内でも表面化しました。約50人の若手国会議員が、安倍首相の原子力発電の支持姿勢に、臆することなく反対の立場を明らかにしました。

一方では一般市民のこの問題に対する関心の低下ともみられる現象も起きています。首相官邸前の路上で毎週続けられてきた脱原発のための抗議行動は、2年前の数万人の規模から、現在数百人規模にまで減少しています。

結局日本人の多くが原子力発電について、福島第一原発の事故以前の状態に戻したいとする推進派の考えも、直ちに全原発を廃炉にするという理想主義的考えも、そのどちらも否定していると一部のアナリストは見ています。アナリストは安倍首相が政権に復帰して早々に廃棄した民主党政権による方針、全廃に向け日本国内の原子炉を段階的に廃止していくというプランを再び採用する他は無いと分析しています。

すなわち、現実的な選択肢とは、将来の原子力発電の廃止を確約した上で、最新の設備を持つ原子炉の再稼働を容認することです。

「安倍首相も細川氏も、世論の中心にはいません。」

と、一橋大学のエネルギー産業の専門家である橘川武郎(きっかわたけお)教授がこう語りました。「経済成長を促しつつ、段階的に原子炉の廃炉を進めていくことが原子力発電の問題を解決するための最良の方法である。その結論は変わらないのです。」

http://www.nytimes.com/2014/02/12/world/asia/nuclear-issue-in-limbo-as-indecision-grips-japan.html?partner=rss&emc=rss&_r=0
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【 首相官邸前の抗議行動・彼らは日本を変えることができるのか?】米国ABC( http://kobajun.chips.jp/?p=4405
という記事をご紹介した事があります。私は「変わった」と考えています。今回のニューヨークタイムズの記事では、官邸前の抗議行動の規模は縮小したものの、抗議の場が広がり続けている事が紹介されています。

人々は今、自分がいる場所から声を挙げ始めている。日本の民主主義にとって、大切な事が始まったと考えています。



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