南斗屋のブログ

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裁判所の書記官の役割

2009年01月19日 | 交通事故民事
 書記官というのは、裁判所の職員で、文字どおり書記役をこなします。
 法廷では、裁判官の手前、一段下のところにいる人です。

 京都の家裁書記官が詐欺で逮捕されるという記事が、先日ニュースになっていましたが、
立場、知識フル活用 元京都家裁書記官再逮捕 巧妙手口で7000万円詐取か

書記官の事はなかなかニュースにはなりにくいので、書記官の役割を知る上では、参考になると思います。
(もっとも、書記官がこんな犯罪をするというのはまれです)。

 弁護士が、訴訟のことで裁判所に電話をする場合、担当の書記官宛に電話するのがルールで、裁判官には連絡はしません。

 裁判官の判断が必要な場合であっても、弁護士はまず書記官を通すことになっています。
 そして、その答えも、裁判官から直接連絡がくるのではなく、書記官を通して連絡が来ます。

 これは、裁判官には”判断”をすることに専念させ、書記官が諸般の事務を取り仕切るということだと思いますし、このシステムはその意味からは妥当だとは思っています。
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