Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

2本の「二枚」

2005年11月01日 00時01分00秒 | 写真・カメラ
Summilux-M 35mm Asphericalを、Okadayaの客の間では、「二枚」と通称しています。レンズ構成が、現行品ではプレス成型の非球面レンズ1枚のみになっていますが、こちらは、研削非球面レンズを2枚採用していることから、そう呼ばれています(なお、現行品の末尾の表記は、「ASPH.」と省略されています)。
一昨日のOkadaya撮影会で、その二枚が偶々2本揃いました。キャノープロが4本目として使っていて現在はN氏が所有する3460###(製造番号です)と、私の3459###です。で、見比べるとライカにあり勝ちなコーティングの色の違いは当然にありますが、一番顕著な相違は前玉の嵌め込み部分です。私の3459千代ではネジが切ってあって黒い塗装なのです。一方、3460千代ではネジがなく塗装も濃いグレーに見えます。非球面は手作業で研削したと言われていますが、組立ても手作業で行い、しかも製品段階になってからでも、試行錯誤を重ねていたのでしょうか。
ライカ・オタク帝国の闇を垣間見た思いがしました。
マクロの着いた機材が無かったので、写真はありません。悪しからず。ただ、写真と言えば、2週間程前のOkadaya Blogの3461476は、当該部分がグレーに見えますが、ネジを切っている様にも見えます。やはり、3459千代も3460千代以降もそれぞれ複数本を見ないと解らないのでしょうね。全員集合を店主にお願いしますかねェ。まぁ、そんな面倒くさいことは、彼はしないでしょうね(笑)
なお、本当の手磨きは3459千代だけとの説もありますので、一昨日に見比べたのですが、見ただけでわかる筈もありませんし、この説の真偽の程は存知ません。写りの差で言えば、現行品ですら、半切程度に伸ばさない限りは解らない「節穴」ですので…