Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Trinovid 8x42 BN のインプレッション(恐らく前編)

2013年07月29日 22時16分14秒 | 双眼鏡 関連
さて、Leca Trinovid 8x42 BN です。これは、1990年(だと思いますが)に上梓された 5m 防水のタイプで、私のライカ 2 台目になる 8x32 と同タイプのものです(事始めは Trinovid 10x25 でした)。
当時、双眼鏡では Birdwatcher 界に双璧として君臨していた Zeiss Dialyt 7x42 と10x40 に対抗すべく、ライカが満を持して、天体とマリンスポーツの7倍、" versatile " な 8 倍、鳥(殊に海鳥)の 10 倍と、一挙にトリオで投入しました。当時の Birdwatcher 誌上では Zeiss との比較論議がさかんに行われたものです。で、当時の私は、身体も小さいので 900g 近い 42mm ではフィールドで体力的に辛いので、日中なら鳥の見え方も 8x42 と然程変わらない 8x32 にしたのでした。
そういう意味では、今回、Zeiss Dialyt 7x42 と Trinovid 8x42BN を揃えたと言うことは、1990 年に欧州で勃発した Birdwatcher 用双眼鏡の「ツァイス・ライカ戦争(?)」を自ら再現していることになりますね(爆)。

閑話休題。インプレッションです。今出来の Ultravid などの見ていて疲れるような強いコントラスト、ノッペリとした色と異なり、必要十分なコントラスト、圧倒的な立体感が素晴らしいです。但し、周辺にもそれなりに気を使って、という感じです(笑)
周辺はオマケとして、魅力を中心部の像に一点集中にした Dialyt 7x42 の道を踏み外すような妖しさはありません(爆)
ただ、すきっと晴れないので、未だに星をじっくり見ての印象ではありません。

正にルックス通り、細身のモデル体型の妖女 Dialyt に対し、安産型で良妻賢母 Trinovid です。どちらも素晴らしい見え味です(女性なら、どちらか片方でさえ無縁ですけど、って、私なら当然の帰結です。でも、双眼鏡なら両方もてます)。


また、眼鏡使用者用の接眼部のスライドは、今では当たり前のことですが、やはりスマートで便利です。結論として、久し振りに Trinovid BN を使ってみて、何故に 8x32 を売ったんだろうと云う後悔とも呆れともつかぬ感慨を覚えます。なお、腕力、握力の衰えから、手持ちで 8 倍超は限界なようにも思えてきた今日此の頃、Dialyt 10x40 などを使えるうちが花であった、との感慨ももちました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。