リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

バブルがマンション市場にシフト?

2017年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(金曜日)。曇りときどき雨のち晴れ。何とも落ち着きのない天気。起き出したカレシ
が「足がいてぇ」。きのうは23階まで歩いて上がって来たんだもんね。ほんとは降りる方が
きついんだけど、ま、カレシはこのところずぅ~っと運動不足だからなあ。まあ、こういうこと
があると35階とか40階とかに買わなくて良かったぁと思うよね。

最近のタワーマンションは狭い土地に40階建て、50階建てのもやしが生えているという感
じ。去年の夏からは永住権のない外国人がバンクーバーで住宅を買うと15%の特別税が
かかることになって、一時はいよいよバブルが弾けるかと騒がれたけど、目立った値下がり
がしないうちに市場はまた熱くなって来ているという話。海外から買いに来る人たちは投資
目的で豪邸を買うんだから、がっぽり税金をかけても売れなくなるのはン億円の豪邸で、こ
こで生活している庶民には何のご利益もないことぐらい見当がつきそうなもんだけど。

でも、今よく売れているのはマンションやタウンハウスなだそうで、マイホームを求める若い
世代と戸建てからダウンサイズするシニア世代の克ち合いで値上がりしているらしい。そう
なると、ミレニアル世代は築20年くらいの割と広くて手の届きそうな値段のものがあっても
戸建てを売ったお金で現金買いするダウンサイズ組に競り負けして、またマイホームが遠く
なってしまうな。子育て世代に好まれるタウンハウスは売りに出るのが稀だし、建設中のも
のは事前販売で売り切れていて、しかも15%の税金がかからないので外国人が買い漁っ
ては完成前に売買契約を転売して(売主が払う)不動産譲渡税を逃れているという話で、若
い世代は踏んだり蹴ったり。

金余りのアジア人が爆買いすれば目立つのは確かだけど、私たちが初めて家を買った80
年代初めの住宅バブルの要因がどっと家庭を持ち始めたベビーブーム世代の需要だった
ように、住宅の高騰が止まらない大きな要因は人口増加だろうな。移民の増加に加えて地
方や他の州からも人が集まって来て住宅需要を膨らませているのに、土地不足や用途規
制の壁に阻まれて供給が追いつかないんだと思う。開発業者は高くて小さくなった用地に
政府の要求に応えながら利益を上げられるだけの戸数を建てようとするから、マンションは
価格が高くなる一方で狭小になるばかり。まあ、腰を落ち着けて住んでいる限りは値上がり
はさして意味がないけれど。