リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

どこの国の不思議もお国柄のうち

2017年06月19日 | 日々の風の吹くまま
6月18日(日曜日)。雨。午前10時の気温が12度!夏至がもう目の前だというのに、夏は
ほんとに来るんだろうか。夏でも薪ストーブを焚いていた土地で生まれて14歳まで育った
ワタシが日が差さない、寒い、いつになったら夏が来るのかと愚痴っているから我ながらお
かしくなる。いつのまにか短いながらも太陽が輝く夏が「あたりまえ」になったということで、
人間、40年もひとっところで暮らしていたらそんなもんだろうな。

のんびりと小町横町を散歩していたら『日本で感じた不思議』というトピックがあって、ちょい
ちょい上がって来る「海外在住日本人」が一時帰国中の日本で(「ここがヘンだよ」風に)不
思議に思った事象に触れている。オフィスの窓はアメリカではまず開かないけど日本では
開くのが一般的なのか。(アメリカだって開くところは開くし、日本だって高層ビルでは開かな
い。ヨーロッパの某国ではどこでも開く・・・。)ふむふむ。デパ地下では若い女性店員が頭
のてっぺんから声を出しているが、アメリカではそういう声は聞いたことがない。(てっぺん
から声が出るハリウッド女優だっている・・・。)つまり、どれも日本固有じゃな、くて、世界の
どこにでもあることだというわけか。

店の名前に外国語(横文字表記)が多いのは、欧米コンプレックスじゃなくて、何の店かわ
かりやすくするため。ほお、それは思いつかなかった。ススキノのビルは上から下まで英語
風、フランス語風、なんちゃら語風の横文字名前の看板なのはそういうことだったんだ。(ア
メリカでは英語以外を理解できる人が少ないので英語表記が大多数なだけ。)つまり、アメ
リカ人は英語しか理解できないから英語で表示するしかないけど、日本の人は外国語でも
横文字でもちゃんと読めて何の店か理解できるから問題はないってことか。なるほど、これ
で謎がひとつ解けた。

ワタシにとって日本は「帰国」するところじゃなくて(郷に入るほど長く滞在しない)海外旅行
先の「外国」。これくらいの浦島花子になると記憶にない不思議なことにたくさん遭遇するけ
ど、過去に行ったあちこちの「外国」でそれぞれ感じた「不思議」とさほど違いがなくて、一瞬
えっ?と思って、そっか、ここではこうなんだ。日本語には「お国柄」といういい言葉があって、
要はそれを受け入れるかどうかの話で、つまりは「不思議」に対する違和感をどう処理する
かということじゃないかな。