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リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

癖毛に茶目ではダメですか?

2017年10月29日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(土曜日)。晴れ。季節外れに気温が高くて、日差しが奥まで差し込むと暑いくら
い。日当たり抜群のバルコニーでは色づき始めた最後のトマトといちごを収穫。次の週末に
は「雪混じりの雨」という予報だから、晩秋の最後の光芒というところか。今年は暑かった夏
の後に最低気温がすとんと下がったもので、黄葉・紅葉が鮮やかなんだそうな。たしかに、
窓から見渡す限りの樹木の海は黄色も赤も色づきが明るいな。あまりの紅葉の鮮やかさに、
場所の見当をつけて散歩がてら見に行った木があるくらい。

先日イギリスの有力紙The Guardianに、大阪府の高校で、生まれつき茶色っぽい髪の女
生徒が黒く染めるよう強制され続け、染め足りないと授業に出席させてもらえなかったりし
て不登校になっただけじゃなくて、染色液で皮膚のかぶれなどの健康被害も被ったと訴訟
を起こしたという記事があって、今や世界中のメディアに拡散。今ごろは世界中の人が「タリ
バンやイスラム国じゃあるまいし、先進国の日本で何で?」と思っているんじゃないかな。日
本のメディアによると当の高校は「生まれつき金髪の外国人にも黒く染めさせる」と言ってい
るそうで、人が持って生まれたものを否定するのは人権侵害なんだけど、日本では人権侵
害と騒ぐほどのことかと言う人もいるとか。たぶん人権の観念や意識そのものが欠如してい
るせいでそういう思考ができるんだろうな。

カナダやアメリカでこんなことがあったら、生徒たちがてんでな色に髪を染めて来てダメ出し
された生徒を擁護するだろうな。ワタシは赤ん坊の頃に髪が「庄内柿のへた」のようにカー
ルしていたそうで、父が蒸しタオルで一生懸命に伸ばしてくれたらしい。大人になってからは
カールしやすい髪で重宝したけど、高校時代には三つ編みにすると先っぽが自然にくるっと
輪になるもので、鏝をかけて来たと思われたことが何度もあった。左利きをさんざん注意さ
れもしたけど、なぜ右利きでなければダメなのかは納得の行く説明をしてもらえたことがな
いから、どうして黒髪でなければダメなのかを聞いてもムダかな。

規則は規則だという言う人もいるらしいけど、当の校則で「染色」を禁止しているそうだから、
髪を黒く「染めること」自体が校則違反じゃなかったら矛盾もいいところ。 そのうちに目も黒く
ないとダメってことになるのかな。日本人の目、ほんとは茶色なんだけど(ワタシの運転免
許証にそう書いてあるし)・・・。