リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

逃げて行く時間を追いかけて

2017年10月02日 | 日々の風の吹くまま
10月1日(日曜日)。晴れ。あぁ~あ、くたびれた。きのうは丸々1日、たぶんたっぷり9時間
は仕事に没頭。こんなワーカホリック的に仕事をしたのは1990年代以来かな。旗揚げして
最初の10年は毎日10時間以上仕事に打ち込んでいたもんだけど、今ではそれはやっぱ
りちょっときついから、何だか寄る年波を感じてしまうな。さざ波ならまだ何とかなるんだけど、
大波はやだなあ。それでも、がんばったおかげで最後まで行けたので、今日は見直しの作
業。何しろ訳上がりが1万語近くあるもので、見直して手を入れるのにも1日がかりだけど、
納期は明日の午後5時だから余裕たっぷり。

それにしても、今ごろは85%ご隠居さんのはずなんだけど、思惑の通りには行かないもん
だなあ。人生のものさしに「引退率」なんてのがあったら、何とか75%と言うところ。お得意
さん中のお得意さん2社だけにして細々と仕事を続けるつもりでいたら、お客さんの方は
「平常通り」。今年は去年の15ヵ月分も稼いでしまったから、早々と店じまいして「年末休暇」
といきたいところだけど、そうも行かないか。もしかしたら日本では景気が良くなっているの
かな。でも、入ってくる原稿の内容から見る限りでは景気が良さそうに見えるものはあんま
りないような。

カレンダーを見たら、いつの間にか10月。ついきのういよいよ9月だと言っていたはずなの
に、何だかバタバタしているうちにあっという間に過ぎてしまった感じ。ま、その前の8月が
猛暑やら森林火災の煙やらで、いつになったら終わるんだろうみたいな気分だったから、そ
の反動で駆け足で過ぎてしまったように感じるのかもしれないな。なぜか知らないけど、年
をとるほどに時間の足が速くなって、だんだん追いつくのが難しくなって来る気がする。でも、
時間というのは元々は人間が考え出したことだから、追いつく努力を止めたら、それこそ人
生そこでおしまいだから、何だかんだとぼやきながらも逃げて行く「時間」を追いかけている
わけだけど。

生活が便利になればなるほど、人生の立ち回りが不便になるという感じで、人間ほど自分
たちの便利さや快楽や安心を求めて作り出した概念やものに振り回されて、追いまくられて、
支配されて、くたびれている動物種はないんじゃないかと思ってしまう。そうやってくたびれ
るほどに更なる便利を求め、便利になるほどに更なる不便に悩まされて、何の因果なのや
ら・・・。