リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

東京は雪、こっちは雨と風

2016年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月24日(木曜日)。曇りときどき雨。夜通しものすごい大風が吹いて、起きてみたらルー
フデッキのヒバやシーダーの鉢が吹き倒されて転がっていた。鉢は大きめでけっこう重いん
だけど、成すすべもなくあっちこっちにごろごろという感じで、風の力はすごいもんだと感心。
バンクーバー島からのフェリーが強風のためにトワッセンのターミナルに5時間も接岸でき
ず、乗客は船内で夜明かしを余儀なくされたというニュース。機械系統の不調でナナイモを
出たのがすでに1時間遅れで、ジョージア海峡を渡るのに2時間、目的地を目の前にして
延々5時間。ま、大型フェリーにはカフェテリアがあるので、温かい飲み物や食べ物には困
らなかったらしいけど、ジェット機だったら成田まで行ける時間・・・。

それにしても今年の秋はやたらと嵐が多いような気がする。10月には次々とパイナップル
特急が来て、とうとう雨が降った日数が28日という新記録を達成しちゃったし、今月は初日
から荒れてばかり。おかげで今度はダイニングエリアのラミネートの床板に膨れが2つ出現
して、またもや水漏れ不具合の保証修理を申請。東京では54年ぶりに11月に雪が降って
積もったそうだし、何か北太平洋の上空がすごいことになってるんじゃないかな。ある種の
サイクルなのかもしれないけど、考えたら1980年代前半には11月にマイナス10度なんて
寒波が居座ったりしていたっけ。

   
                 (2016年11月24日付「Japan Times」電子版から拝借)

でも、Japan Timesのサイトに載っていた「雪の浅草寺雷門」の写真はなかなか趣がある
なあ。(あまりすてきなのでちょいと拝借。)ほんの数週間前に私たちが浅草寺に行ったとき
は東京は30度くらいという季節外れの暑さで、境内はどこも大勢の観光客でごった返して
前へ進むだけでもタイヘンだったのに、大きな雪ひらがちらつく中、雷門の向こうに見える
仲見世通りは嘘のように閑散。風神さんも雷神さんも寒くて震えているんじゃないないかな。
この写真、何となく北斎の浮世絵のような感じもあっていいね。浮世絵の雪の風景といえば
広重の『蒲原の雪』。しんしんと雪が降る夜の風景だけど、これはいつもは喧騒としている
東京の珍しく静かな「雪の朝」の風景・・・。

一日中吹きまくっていた風が夜になって落ち着いて来たと思ったら、今度はまたもやじゃぼ
じゃぼ、ばちゃばちゃと盛大な雨。ほんっとに飽きもせずによく降るねえ、もう・・・。